北朝鮮核実験の準備完了か?
北朝鮮の3度目の核実験の可能性に国際社会が注視しています。 1、2度目の核実験の過程で、中国は北朝鮮に対する国際社会の圧力を事実上遮断してきました。 しかし今回は少し違うようで、 外務省報道官を通じて反対の立場を明らかにしたほか、共産党機関紙である人民日報の姉妹紙・環球時報を通じて強く警告したのです。 金正恩(キム・ジョンウン)という新しい北朝鮮指導者を手懐けようとしているのでしょうか?それにもかかわらず北朝鮮はまた核実験を強行しようとしているように見えます。
北朝鮮核問題に詳しい韓国の専門家は2日、北朝鮮が準備を進めている3回目の核実験では、過去2回のプルトニウムを原料にした核爆弾ではなく、高濃縮ウランを使った爆弾で実験する可能性が高く、2発同時に行うことも考えられると記者団に語っています。専門家は、高濃縮ウランの原料になる天然ウランの北朝鮮内の埋蔵量が、採掘可能分だけで400万トンに上り、約3千人が核開発に携わっていると推定しています。北朝鮮は2010年に米国の核物理学者にウラン濃縮施設を見せ、ウランによる核兵器開発ができる能力を誇示しましたが、施設の能力や稼働期間が不明で、高濃縮ウランの保有量の推測は困難と専門家は指摘しています。
一方プルトニウムについては、北朝鮮が過去2回の核実験に使用した分を除いても、核爆弾6、7個分を製造できる40キロ程度を保有していると推定。北朝鮮は08年にプルトニウム生産に使った寧辺の実験用黒鉛減速炉(5千キロワット)に付属する冷却塔を爆破しており、生産は止まっているとみていると言います。ちなみにウランとプルトニュウムの違いは簡単に言えば、広島に落とされたものはウラン235を使ったもので、長崎に落とされたものはプルトニウム239を使ったもので、ウラン235のほうが格段に技術的には難しく、プルトニュウムは原子炉さえあれば簡単に作れるそうです。
日本政府関係筋の話として、軍部の配置などから核実験の準備は完了したものと見ているそうです。場所は豊渓里(ぶんぐり)の核実験場と言われ、過去2回の核実験はプルトニュウム型と言われていますが、今回はウラン型の可能性が高いと言われていますが、その目的は国内的には体制引き締めと先軍政治の強調であり、対外的には核保有国(軍事強国)をアピールするためと見られています。また北朝鮮から韓国に向け妨害電波が流されたそうですが、何のために流したのか不明です。韓国の国土海洋省によれば、電波妨害は航空機のGPS機能を撹乱させるためであり、北朝鮮の開城(ケソン)の方角から発信されたと推測しています。
北朝鮮は特別行動を示唆しており、4月23日の朝鮮中央TVで、我が武力革命の特別行動はひとたび開始されれば、3~4分かそれより短い瞬間にこれまでにない特異の方法と手段で、すべてのねずみの群れ(李明博政権)と挑発の根源を焦土化してしまうことになると話しています。これが何を指しているかは核兵器の使用を念頭に置いて話していることは明らかでしょう。それと最近、北朝鮮の潜水艦が監視網から消えたと韓国政府が発表しています。
また北朝鮮はこれまで、最低でも65億8千万ドル(約5270億円)の費用を核開発に投じたと試算しており、中国産トウモロコシを1940万トン購入できる額で、北朝鮮の年間食糧不足量が40万トン程度とみられることを考慮した場合、ほぼ50年間の不足分を購入できる規模だとしています。
北朝鮮の核実験の動向をめぐっては、米NBCテレビ(電子版)が同24日、複数の米当局者が、2週間以内に「百パーセント」実施されるとの見通しを示したと報じた。韓国国防省報道官は30日の定例会見で、「北朝鮮の政治的な判断のみが残されている」と述べた。外交筋も「衛星などの情報では実験日の特定はできない。ただ、これまでの分析から準備は最終段階にあるとみて矛盾しない」としています。


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