クロマグロの小型化
このほど日本海で取れる黒マグロがこの25年間で大幅に小型化し、平均体重が大きく減少したことが分かりました。これはマグロの取り過ぎと言うこともありますが、漁業技術の向上で産卵期の若い固体まで取ってしまうようになったことも原因と見られ、規制を求める声もあがっているそうです。そうした現状にWWFは、マグロが過剰な漁獲にさらされ続けており、このままでは、2012年までに、クロマグロの再生産に必要な産卵個体群が消滅する、という予測を発表しています。
最近、回転寿司に行くと、以前よりマグロの皿が回ってくる回数と言うか、量が少なくなったと感じています。しかしこれは私が食べに行っている回転寿司屋さんの単なる個別の問題で、全体的に言える話ではないかも知れませんが、それでもやっぱり出回る量が減って来ているのではないでしょうか?現に日本海で取れるマグロが小型化しているということは、成長サイクルを上回る早さでマグロを取っている証拠だと思うからです。その結果、大型のものから順番に取れなくなっているのだと思うし、このまま取り続ければ再生産できないほど減ってしまうと言うことだと思います。
今ではマグロの漁法は群れごと一網打尽にする巻網漁が主流のため若いマグロまで取ってしまい、資源の保護と言うことを考えて漁業をしているのかとさえ思います。さらにソナーの性能が向上したため、より効率的に魚を取る事ができるようになったことも大きいと言います。地中海では再生産の可能な個体数、つまり繁殖が可能と考えられるクロマグロ個体群は、ほぼ漁獲され尽くされていて、これに相当する、4才以上で、重量35kg以上の個体は非常に少なくなっているそうです。また2007年の産卵可能なクロマグロ個体数を、50年前のそれと比較すると、1/4にまで減少しているそうで、とりわけ近年は減少が顕著だと言います。これは何も地中海だけでなく太平洋でも同じです。
しかし長崎県壱岐勝本のように一本釣り漁法を大切に守り続けているところもあるのです。一本釣り漁法ですのでマグロを一匹一匹竿で釣る方法で、人の力だけで、200kg近い本マグロを釣りあげるのですが、あくまで人間が竿だけで釣るので取り過ぎということがないのです。片や巻網漁では、魚を追い込んで、一網打尽に漁獲するので魚の獲りすぎを防ぐことができないのです。機械で取るのですからいくらでも取ってしまうからです。これでは海の恵みを平等に分かち合うということが出来ません。そう言った文化はいったい何処へ行ってしまったのでしょう。やはり規制がなければ、獲れなくなると分かっていても、無くなるまで取り尽くしてしまうのではないかと思ってしまいます。
それと日本海のマグロの資源状況が悪化したのには漁法だけでないようです。マグロの主食はスルメイカだそうですが、それが少なくなったと言うことも影響しているそうです。これなどもひょっとしたら、巻網で取らなくてもいいもの(目的外の魚等)まで取って捨てていると言いますが、そういったものが大量にあるそうで、そういった影響もあるかもしれません。持続可能な漁業と言うことをもっと考えて漁を行ってほしいと思わずにはおれません。
























