マックンの独り言・環境と自然

2009年11月 3日 (火)

クロマグロの小型化

このほど日本海で取れる黒マグロがこの25年間で大幅に小型化し、平均体重が大きく減少したことが分かりました。これはマグロの取り過ぎと言うこともありますが、漁業技術の向上で産卵期の若い固体まで取ってしまうようになったことも原因と見られ、規制を求める声もあがっているそうです。そうした現状にWWFは、マグロが過剰な漁獲にさらされ続けており、このままでは、2012年までに、クロマグロの再生産に必要な産卵個体群が消滅する、という予測を発表しています。

最近、回転寿司に行くと、以前よりマグロの皿が回ってくる回数と言うか、量が少なくなったと感じています。しかしこれは私が食べに行っている回転寿司屋さんの単なる個別の問題で、全体的に言える話ではないかも知れませんが、それでもやっぱり出回る量が減って来ているのではないでしょうか?現に日本海で取れるマグロが小型化しているということは、成長サイクルを上回る早さでマグロを取っている証拠だと思うからです。その結果、大型のものから順番に取れなくなっているのだと思うし、このまま取り続ければ再生産できないほど減ってしまうと言うことだと思います。

今ではマグロの漁法は群れごと一網打尽にする巻網漁が主流のため若いマグロまで取ってしまい、資源の保護と言うことを考えて漁業をしているのかとさえ思います。さらにソナーの性能が向上したため、より効率的に魚を取る事ができるようになったことも大きいと言います。地中海では再生産の可能な個体数、つまり繁殖が可能と考えられるクロマグロ個体群は、ほぼ漁獲され尽くされていて、これに相当する、4才以上で、重量35kg以上の個体は非常に少なくなっているそうです。また2007年の産卵可能なクロマグロ個体数を、50年前のそれと比較すると、1/4にまで減少しているそうで、とりわけ近年は減少が顕著だと言います。これは何も地中海だけでなく太平洋でも同じです。

しかし長崎県壱岐勝本のように一本釣り漁法を大切に守り続けているところもあるのです。一本釣り漁法ですのでマグロを一匹一匹竿で釣る方法で、人の力だけで、200kg近い本マグロを釣りあげるのですが、あくまで人間が竿だけで釣るので取り過ぎということがないのです。片や巻網漁では、魚を追い込んで、一網打尽に漁獲するので魚の獲りすぎを防ぐことができないのです。機械で取るのですからいくらでも取ってしまうからです。これでは海の恵みを平等に分かち合うということが出来ません。そう言った文化はいったい何処へ行ってしまったのでしょう。やはり規制がなければ、獲れなくなると分かっていても、無くなるまで取り尽くしてしまうのではないかと思ってしまいます。

それと日本海のマグロの資源状況が悪化したのには漁法だけでないようです。マグロの主食はスルメイカだそうですが、それが少なくなったと言うことも影響しているそうです。これなどもひょっとしたら、巻網で取らなくてもいいもの(目的外の魚等)まで取って捨てていると言いますが、そういったものが大量にあるそうで、そういった影響もあるかもしれません。持続可能な漁業と言うことをもっと考えて漁を行ってほしいと思わずにはおれません。

2009年10月31日 (土)

森林再生請負人、宮脇昭と言うすごい人!

日本は森林が70%占めていて世界有数の森林国といわれている日本。その国土面積の約7割は森林です。そのうち人工林が1,000万ha、自然林が2,500万haと言うことで、約3割が人工林、残りが自然林と言うことになります。戦後の日本の森づくりは、急速な復興に合わせて早く大量に育ち、建築資材として役立つスギなどの針葉樹を中心にした単層林で進められてきました。しかし80年代以降、安い外国材の増加などが国内の林業を脅され荒廃する一方です。

しかし最近では、森林の二酸化炭素吸収効果が見直され森林の大切さも見直されています。そのほかにも「森林浴」や「森林セラピー」「里山」ブームなど人間に安らぎを与える空間としての効果もあります。しかしその中でも花粉症の原因の一つである杉は、花粉症の元凶となったこともあり、日本中の人たちが杉花粉症として苦しめられていて、国民病とも言うほどの弊害を国民にもたらしています。それと最近では動物と人間の生活圏が近くなりすぎて、作物を荒らされたり、獣に襲われたりしており、開発が進んで森林が少なくなったことで食べ物が不足し、自然からのしっぺ返しと思えるような出来事もあります。

それでも日本はまだ森林の割合が多いとは思いますが、じつは人口林が多く、死んだ森林が多いと言います。宮脇さんに言わせれば、日本の森林はほとんどが偽者の森林だと言います。宮脇昭(81)さんと聞いてすぐ誰か分からないかも知れませんが、50年かかると言われている森林の再生を10数年で蘇らせる人と言えば分かる方もいらっしゃるかもしれません。現在までに4000万本と言う世界一多くの木を植えた方人として知られています。そして現在、80歳を超えられてもなお元気に植林の取り組みに励んでいます。

今まで植林したところと言うと、日本では足尾銅山の不毛の跡地と、八幡平の松尾鉱山跡地での植林活動など780ヶ所にたずさわってきたそうです。海外では1990年からはマレーシアで、根が充満したポット苗を植樹する方法で、再生不可能とまでいわれている熱帯雨林の再生に成功、アマゾンでも1998年に再生に成功。1998年からは中国の万里の長城でモウコナラの植樹を行うプロジェクトを進めています。こうした業績は日本でと言うより、海外でその働きが高く評価されている方ではないでしょうか?

宮脇さんいわく、「木が立派に育つには根が勝負。同じ物を植えるのではなく違う種類を交ぜて植え、ある程度密度を高くするほうが、森林が早く再生する」と言っています。そして「その土地に元々生えていた「ふるさとの木」で森を再生するのが一番」だと言います。いまもこの独自の植栽法を実践し続けているのですが、宮脇さんはこうも言います。「密植・多様な樹種は競争もするが、それぞれ少し“がまん”してバランス良く成長する。植林後の手入れが少なくて済み、地域や国の経済にも貢献する」と。

針葉樹は植林から伐採のサイクルが約50年。担い手の高齢化による人手不足と需要の低迷で「50年周期の林業」は維持が難しいため、手入れが行き届かず、あちこちで森が荒廃してきました。しかし、広葉樹林は枝打ちなどの作業も基本的に不要で、維持コストが少なく、伐採までのサイクルは80年から100年と針葉樹の倍で、長い目でみれば幾世代と使われる北欧家具に象徴されるように、経済資源としても貴重です。さらに根が深く広く張る広葉樹林は災害に強く、自然災害が多い日本では最大の「経済効果」だとも言っています。

ここにきてやっとスギやヒノキなど針葉樹だけの植林を戦後の森づくりの中心としてきた林野庁が、カシ類やシイ、タブ、クリ、コナラなどの広葉樹も混植する事業に乗り出したとありました。林野庁が国有林で実施している通常の植林に比べ10倍の密度だそうです。こうした「鎮守の森」に代表されるその土地本来の植生を再現することで、災害に強く、地域経済にも貢献する森づくりを目指すとあります。

しかしこれだけ国内外で実績が高く評価されながら、林野庁も全国的にこの方法で取り組みを始めるのかと思いきや、まだそうではなく取り組みの一つとして取り入れる程度と言う事で、ちょっと残念な気がします。どうしてこう官庁と言うところは経済性・効率性だけで森林を見るのでしょう。日本の宝と思っていても宝の意味が違うようです。

2009年10月21日 (水)

シュレッダーごみがトイレペーパーに変身

シュレッダーゴミは年々増える一方ですが、このごみを新聞紙のようにリサイクルできないのかと思われるかと思います。一般的に古紙を製紙工場に戻してリサイクルする場合は、
紙を水などで溶かして繊維の状態に戻して、再生紙にするのですが、シュレッダーゴミの場合は紙の繊維を細かく裁断してしまうため、溶かしても薄い紙に出来ないのです。つまりシュレッダーで紙の繊維を細かく切断しなければ、再生紙のコピー用紙などのように、再生紙として何度も使える紙にリサイクルすることができます。

紙ごみは年間2300万トンも出るそうですが、そのうちシュレッダーゴミは36万トン出るそうです。ゴミ袋の数にすると1億2000万個分にもなるそうですが、これはCO2に換算すると年間198万トン出る勘定になるようです。ところがこれを30分でトイレットペーパーに変えてしまう機械を完成させた会社があるのです。見た目は少々ざらつきがいるそうですが、使用には全く問題ないということです。ゴミをトイレットペーパーに再生するには畳み1畳分のスペースと水20リットル+電気代だそうです。これでシュレッダーごみがトイレットペーパーに変身するのです。

作り方はカッターでシュレッダーゴミをさらに細かく刻み紙を溶かします。そしてホッチキスが付いていればそれを取り除き、それを薄く延ばし、乾かしてトイレットぺ-パーのサイズに裁断し、ロールに巻き取って完了です。書くと簡単そうですがこの機械が完成するまでに15年もかかったそうです。これを使えばA4サイズのシュレッダーゴミ40枚分で、トイレットペーパーが一つできるそうです。電気代はと言うと1個作るのに10円だそうです。今までなら捨てるしかなかったシュレッダーゴミがもう一度再生されトイレットペーパーになるのですからすばらしいことですよね。それに処分するにしても処分に困るようなものが再生されるのですからエコでもあります。

あるところでこの機械でどのくらいのトイレットペーパーが出来るのか実験してみたところ、10時間で48個のトイレットペーパーが出来たそうです。ここには5000人の従業員がいて、301ヶ所トイレがあり、一日に500個のトイレットペーパーを使っているそうです。金額にすると875万円かかるそうです。ということで、これがあれば10台でペイできると言うことが分かりました。もしそうならこれを日本中の会社が使えばシュレッダーゴミを自分のところで処理して、なおかつ節約もできると言うことになるわけです。

ある市役所に1号機が設置されたそうで、これで出来たものを無料で市民に提供するそうです。こう言う取り組みが広がればCO2削減にも一役買うことになると言うわけですね。

2009年10月 8日 (木)

珍しい秋の大型台風18号

今日の台風はすごかったですね。夜中の2時ごろには強風とその吹き抜ける音で目が覚めてしまいました。と言ってもそれまで寝ていたのかと言うとそうではなく、寝れずにうとうとしていたのですが、結局、起きてしまったのです。風が物凄いうなり声を上げて家を揺さぶっているので、音と揺れで寝ておれる状態ではなかったからです。また窓際の部屋に寝ていたので余計風の音が酷かったのですが、そのためわざわざ真中の部屋で寝たほどだったのですが、たいして変わりはなかったです。ただ停電はこちらではと言うか、同じ市内でも停電した所と、しなかったところがあったようで、幸い停電はしなかったのでその点は助かっていました。

6時頃になるとすでに青空が見えるほどだったので、台風の中心つまり目に入ったのかなと思っていましたが、どうも去って行った後だったようです。もちろんまだ強い風は吹いていたのですが、犬の散歩に出かけると公園の大木が見事に倒れていました。杉の樹ですが、大きい割りに根は細く、しっかり張っていたような感じがしない根っこでした。夏には良い日陰だったのですが残念です。またもう一箇所のところでもやはり樹が倒れていて、風の強かったことを物語っていました。だからあっちこっちに木の枝や葉っぱが散乱していましたが、みなさんのところは大丈夫だったのでしょうか?

でも10月の台風でこんなに大型のものは珍しいです。ここ10年では最大の台風だったそうで、大丈夫かとみなさん心配していたほどです。過去に10月に上陸した台風と言うと、平均回数では0,1回と言うのですからいかに珍しいかが分かります。だから本来なら、進路は高気圧の勢力が弱まっているため、日本のはるか東の海上を通り抜け、上陸することはないのだそうですが、今回は太平洋高気圧が弱まっていなかったので、日本へ上陸したそうですね。台風は太平洋高気圧の縁にそって進む性質があるそうで、今までなら秋には太平洋高気圧も弱まっているため、日本には来ないのだそうです。

今回の台風18号は近畿地方の南海上を進んでいるときには、最大風速が45メートルと非常に強い台風だったのですが、東海地方に接近したころには最大風速も40メートルとなり、強い台風に変わったのだそうです。気象庁によると最大風速が25メートルを超えると人は立っておれないそうで、樹木が根こそぎ倒れ始めるのだそうです。と言うことは私の家の当たりは最大風速が25メートルは吹いていたということです。30メートルになると、これは特急列車並みのスピードで、屋根が吹き飛ばされたり、木造住宅が全壊する恐れがあるということです。だから今回の台風18号の風はこれ以上になるということですが、この辺りではそれほど大きな被害は出ていないようでした。

ちなみの台風の大きさは3段階で、風速15メートルを超える強風域が、中心から半径500km以上800km未満なら大型台風、それ以上なら超大型台風と言うそうです。しかし今後は温暖化で台風も大型になると言われているのでちょっと心配ですね。

2009年9月30日 (水)

恐竜の起源と進化

獣脚類(一般的に言う肉食恐竜)が現われたころを見ると、その当時はパンゲア大陸と言って、今の北アメリカや南アメリカ、アフリカ、オーストラリア、インド、南極と、これら全てが一つの大陸として存在していた時代です。そんな時代に今で言う所の南アメリカ大陸で獣脚類が誕生したようです。今のところ最古の恐竜と言われているのは、2億2000万年前の後期三畳紀に生存していたエオラプトル、ヘルレラサウルス、スタウリコサウルスなどですが、これらのほとんどはアルゼンチンやブラジルの地層から産出しているそうです。

これ以外にも最古の竜脚形類サトゥルナリアとか、最古の鳥盤類と呼ばれるピサノサウルスもやはり南アメリカで発見されていますし、恐竜の祖先に近いラゴスクスと言う小型爬虫類の化石が見つかったのもアルゼンチンだそうです。と言うことで、恐竜の祖先も南アメリカで生まれた可能性が高いと言っています。そして原始的な獣脚類も、その他の恐竜たちとともに拡大して行って、まずアフリカ南部や北アメリカ、インドに達した(これらは全て陸続きの時代です)と考えられているそうです。というわけでこれらが最初の放散だったようですが、その分布は南半球の一部に限定されていたようです。

いつの時代の生態系でも通常は調和が取れていて、生物はそれぞれ、それらの生態系にあったところに組み込まれていて、そのポジションにあった特徴を持っていると考えられているのだそうです。だから環境の大変動があってある生物が絶滅すると、その隙間を埋めるように別の生物が急速に適応して広がっていくのだそうです。こうした現象を日和見適応と言うのだそうで、生物学での基本概念だそうです。では恐竜の場合はなぜ誕生し増えてきたのかと言うと、後期三畳紀に他の大型爬虫類や単弓類(爬虫類以外の羊膜類で哺乳類や鳥類なども含まれます)が次々と絶滅して行って、その空白地帯を埋めたのが獣脚類(恐竜)だったのです。

最初に現われた獣脚類の多くは小型のものが多かったそうで、後期三畳紀末から前期ジュラ紀初頭にかけて、全長が5~7メートルもある中型肉食恐竜が現われたそうです。ここで初めて獣脚類が生態系の頂点に収まっと考えられています。それはコエロフィシスと言って、ケラトサウルス類に含まれるものですが、その起源は北アメリカが有力だそうです。これらのものは東進してヨーロッパやアジアに分布を広げたものや、南下を続け現在の南極大陸まで到達したものもいたそうです。と言うことでコエロフィシス類の登場で、ほぼ全世界に獣脚類が広がったと言うことです。

つまり恐竜の起源は南アメリカのブラジルやアルゼンチンなどに起源があると言うことですが、北アメリカへ向かったものからも中型の肉食恐竜が現われたことで、いっきに恐竜の天下へと進んでいったと言うことなのでしょう。壮大なドラマを見ているかのようです。人類も多くの人類がいたのですが、現代まで残っておるのはたった一種類の人類である、ホモサピエンスだけとなっているわけで、またいつかこの人類の絶滅が起こり、穴を埋める生物が出てくるのでしょうか?


http://www.youtube.com/watch?v=Xw8VyPc2t0U

2009年9月22日 (火)

散歩中のハチやチョウチョ


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チワワのプッチと散歩中に撮った写真です。被写体を見つけると、プッチをほったらかしにして撮りまくっていました。近づき過ぎると被写体は逃げてしまいますし、離れすぎれば小さくて見栄えがしないしと、なかなか神経を使うのです。だから何とか撮れた時には嬉しいものです。でも帰って家のパソコンで拡大して見てからでないと、実際は分からないのです。拡大してみると結構ブレていたりすることが多いからです。それに被写体が小さなものもいるため、かなり近づいて撮らないと、それこそ遠くの写真で何を写したのか分からなくなってしまうこともあるからです。

家のそばで撮る被写体はどうしてもチョウチョとかハチなどが多くなってしまいます。でも黄色の斑模様のシッポを持っているハチはきれいな色をしているでしょ?このハチなどは長さは1センチほどしかありません。だから肉眼で見ているだけでは、このハチがこんなにきれいなハチだとは、なかなか想像できません。写真を見て改めてきれいなハチだと思ったほどです。

チャバネセセリかイチモンジセセリの求愛シーンなのでしょうか?夏の終わりから、このチョウをよく見かけるようになるそうですが、求愛行動をしているようなチョウをときどき見かけます。上がメスで、下がオスなのでしょうか?よく分かりませんが、たぶん求愛行動をとろうとチャンスを狙っているところではないかと思います。こうして見ると可愛らしいチョウでしょ?

もう一つシジミチョウもよく見かけます。このチョウも小さなチョウですね。写真を拡大して見ると大きく見えますが、結構小さなチョウです。もう一つはヒョウモンチョウかな?ちょっとはっきりしません。

2009年9月20日 (日)

東の大アラル海消滅!

20世紀最大の環境破壊と言われたアラル海の消滅問題は、1940年代のソ連時代におけるずさんな灌漑から始まったもの。アラル海は中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがる広大な塩湖で、1960年代頃でも世界で4番目に大きな湖だった。それがどのくらい大きな湖だったかと言うと、九州がすっぽり入ってしまうほど大きさです。そんな大きな湖にもかかわらず水がどんどん減って行き、3つの湖になってしまいました。そして2006年から2009年にかけてさらに急激に縮小。大アラル海の東の湖は、たった4年間で元の大きさの80%が失われてしまったそうです。結局、元の大きさの2割以下まで縮小してしまいました。

ところが今年8月16日に、NASAの地球観測衛星テラの画像から、大アラルの中心部の水が干し上がったことが確認されました。つまり大アラル海が2つに分かれたのち、東側の大アラル海が消滅してしまい、西側の小さな大アラル海だけになってしまったと言う事で、現在は西側の大アラル海と小アラルが残っているだけとなってしまいました。ついに大アラル海の消滅のときが来てしまったと思ったしだいです。世界第4位もの大きな湖が、50年も満たないうちにいとも簡単に消滅してしまったのですから、人間のおろかな考えが自然を破壊どころか消滅させてしまったのです。いつかまた第二のアラル海が出ないかと心配になってしまいます。

一方、カザフスタンは05年に小アラル海の水位を維持しようと、大アラル海との間にダムを建設しました。しかしダムによる分断が大アラル海の縮小を加速するとの指摘があったのですが、NASAも画像の説明で、最近の急激な縮小の要因にダムを挙げているそうです。建設当初にそう言う話もあったのですが、結局それを裏付けるかのような結果となってしまいました。しかしそのおかげか、小アラルの縮小が止ったようにも見えます。確かにダムが消滅を早めたかもしれませんが、もしダムを作っていなければ小アラルも消滅の運命から逃れられず、同じような運命を辿ったかもしれません。

ソ連時代には、湖の周辺は 200万 ha にも及ぶ樹木や灌木の林で果樹林もあり、ペリカンなど渡り鳥が飛んできたり、トラなどの哺乳類も生息していたそうです。しかし消滅する以前の大アラル海の塩分濃度が上がったときに、生息していた生物のほとんどは死滅したりいなくなってしまいました。かつては母船と小舟数隻で船団を組むなど大掛かりな漁業が営まれていて、年間 5、6万 tもの収穫があったそうです。 名産であったキャビアや缶詰、毛皮などの産業もほぼ全滅、結局、漁業も他の産業もすべてすたれ、沿岸の街も崩壊してしまったのです。

残ったのはスラム化した町やゴーストタウン化した町と船の墓場と化したかつてのアラル海です。乾燥化が進んでいるため、砂嵐によって埋もれてしまった所も少なくないそうです。さらに砂漠化した大地からは塩分や化学物質を大量に含んだ砂嵐が頻発するようになり、砂塵の影響で周辺住民の8割が腎臓・呼吸器に疾患を持っていると言われています。アラル海は、かつては砂漠の中のオアシスであり、気温・湿度が安定していて過ごしやすい環境であったし、多様な動植物がそこで生活していたのです。しかし湖が干上がった結果、雨は降らなくなり、気温の変動も激化、さらに砂漠化が加速し塩分と化学物質を大量に含む砂嵐が頻発するようになってしまったのです。これが環境破壊した結果の自然からのしっぺ返しなのです。

こうした過ちと言うのは、その後の教訓として引き継がれていけばまだ救われるのですが、最近あったアメリカ発の金融危機における教訓でさえもすでに忘れ、ウォール街ではまたわけの分からない新たなパッケージ商品がたくさん出回り始めたと言うことを聞くと、のど元過ぎれば・・・何とやらで、人間と言うのはすぐ忘れるというか、また同じ過ちを繰り返す動物だと言う気がします。となると20世紀最大の環境破壊と言われる今回のアラル海のことも、たぶんまた同じように大きな環境破壊が繰り返されるのではないかと言う懸念を抱いてしまいます。砂漠と化した元の湖に、「ロシアの石油会社の連中が、海の下に眠っているかもしれない石油やガスの調査に来ているんだ」と住民が言った言葉が、飽くなき金儲けのために、環境を破壊し続けていく人間の姿を象徴しているかのような光景に思えました。

http://www.youtube.com/watch?v=MD3UldIQaUo

2009年9月15日 (火)

風力発電の悪影響

エコの時代、そんな時代を代表るようなものに風力発電があります。ご存知のように風力で発電するのですが、代換エネルギーとして普及が進んでいます。長所としては運転エネルギーが不要だと言うこと、風さえ吹けば持続可能なエネルギーとして使えること、CO2などの温室効果ガス排出量の低減効果があることなどです。一方短所としては風力の強さが一定していないため電圧に変動があること、現在の発電方式に比べコストが高いこと、周囲に騒音被害を与えること、想定以上に風が強かったり、落雷などで破損することがあることです。

ところで風力発電のイメージどうかと言うと、それほどイメージが悪いようには思えませんがいかがでしょう。というのも自然エネルギーを使うと言うことで、公害の心配や温暖化効果ガスを出さないイメージがあるため、クリーンなイメージがあるからです。だから建設用地の確保と言ったときでも反対運動のようなものも起きていないと思います。さらに余剰電力が出れば電力会社がそれを買い取ってくれるとなればなおさらです。また世界的にもエコの風に受け建設に積極的になっていて、経済効果もあります。

しかしそんなイメージの風力発電もあまり知られていないというか、積極的にそのことを法律で守っている様子がないので、意外と知っているようで知られていないことがあります。人に優しいはずの風力発電ですが、それに住民が悲痛な声を上げているのです。健康被害を訴える声が相次いでいるからです。その原因は風車の出す低周波だとし、それが体へ大きな影響を与えていると住民は考えているからです。しかしその因果関係を証明せよとなると分からない部分があるので、声を上げても救済してくれないのです。

あるところの風車は秒速12mの風を受けると、一基で1500kWを発生するのです。高さは100mで、ブレード(羽根)が3枚付いています。そしてそれが直径80mの円を描いて高速で回るのです。遠くで見ている分には分からないのですが、近くに行くとグウォン、グウォンとモーターの大きな音がするそうです。さらに風を切る音がシューツとうるさいそうです。さらに鳥などがそこに風車が回っていると気が付かず、そこに巻き込まれてしまうのですが、鳥の大群が通るルートの地域で多数発生していることがわかっているそうです。それ以外にも生息地の喪失、繁殖の妨害、採餌地の喪失、などの影響も受けています。

ところで風車が出来てから、近くの住民にいろいろな症状が出てきたそうです。風車から350mの所に住む70代の女性は、目の奥が痛み、肩や背中が張ったそうです。さらに鼻血も出るようになったし、めまいがして歩けないとか、いらいらしてすぐ夫とけんかになるようになったとかいろいろあるそうです。別の70代の女性は、十基すべてが動き出してから、電灯の紐が揺れ、窓がガタガタ鳴った。手が震え、目が充血、夫も耳や頭が痛くなったと訴えています。68歳の女性は、町役場の駐車場で寝たこともあるそうです。

こうした体調の異変を訴えても、医師は今住んでいるところから離れなさいと言うばかりで、診断書には風車が原因だとは書かないそうです。因果関係が分からないからです。こんなこともあったそうです。落雷や強風で2基のブレードが壊れたそうです。もし近所に住んでいたらその壊れた破片が飛んできたらどうしようと心配だとも言います。これは何も出来てからだけの問題だけではなく、送電専用鉄塔の建設資材を運ぶ大型ヘリの爆音に悩まされていると言う人もいます。


こうしたことは海外でも起きていて、低周波による健康被害の特徴と一致するそうで、周知の事実なのです。こうした問題が生じる可能性については、環境省の文書にも明記されているのですから政府も知っているわけです。それにもかかわらず環境アクセスや、建設時の地元の同意は義務付けられていないのです。だから強制力がないということです。国もこうした実態が分かっているのですから、裁判では疑わしきは罰せずですが、公害等については疑わしは防止策を義務付けする方向にすべきです。薬害エイズとか、薬害肝炎の問題もすべて、因果関係を証明しなければ救済しないと言うことで被害を大きくしているのですから、因果関係が分からなくても既成事実であれば、それを規制するという方向に切り替えてほしいものです。

2009年9月14日 (月)

月の輪熊の悲惨な実態

テレビで見ました。月の輪熊の悲惨な実態を。こんな方法で漢方薬の薬となる胆汁を取っているのかと思うと、切なくやり切れません。相手が生き物だと言うことをまったく感じさせないその取り扱いに、いまだこんなことをやっているのかと唖然としてします。こんな酷い取り扱いをしていて、全く罪悪感がないとしたら、人間とは恐ろしい生き物です。もし熊胆がどうのようにして作られているかということを知れば、たとえ病気が治ったにしても、何とも言えぬ罪悪感のある、後味の悪い気分になるのではないでしょうか?

他に方法がないというならともかく、今では薬草から熊胆と同じ成分を抽出することが出来るそうです。そうであるなら何もこんな方法をとらなくても、早急にやり方を変えるべきです。現に一部の中国における漢方薬を売る所では、薬草に切り替えているところもあると言うのですから、他の薬局でも出来るはずですし、こう言う方法で熊胆が取られていると言うことをもっと国民に知らせるべきです。一般の中国人はこうを知らないと、中国人自身が言っているのですから間違いないでしょう。そしてもっと動物愛護の精神を持って接してほしいものです。

これは中国の話ですが、ウィキペディアではこのように記しています。「ツキノワグマやヒグマなど全てのクマ科はワシントン条約により規制されており、カナダ・ロシアなどの輸出国による輸出許可書がない限り国際取引は禁止されている。しかし現実には国内での生産量と流通量に隔たりがあり、中国などから密輸が行われていると推定されている。また伝統的に熊胆信仰が根強い韓国では、クマが実質的に絶滅状態であり、日本産の同国への違法持ち出しも以前から指摘されている。著しい例として、ブラックマーケットで400万円を超える値段が付いていたことがある。」と書いています。

アジア動物基金によれば、7000頭以上もの月の輪熊が、熊農場と呼ばれるところで飼われているのですが、生きたクマの胆のうに、麻酔もかけず直接チューブを入れ、一日二回胆汁を抜き取っているというのです。しかもその檻は大きな熊がやっと立っておれるほど小さなもので、熊の体の外にそのチューブが飛び出ているのです。こうして熊胆を取っているのですが、殺害される熊の数は減ったかもしれませんが、反対に捕獲されたクマたちは死ぬまで拷問のような苦しみを受け続けるのです。この3年間で500匹が保護されたのですが、救出された熊の中には痛ましい姿になったものも多くいました。いまだ7000頭もの熊がこのように虐待され続けているのです。

中国の熊の救出運動は、アジア動物基金以外にも「世界自然保護基金」、「国際動物福祉基金 」 、「世界動物保護協会」など世界各地の動物保護団体が取り組んでいるようです。しかしこうした熊胆をほしがる人がいる限りすぐにはなくならないので、もっと広く世に知らせるべきです。

2009年9月13日 (日)

花が犯罪も防ぐ

街の中に花が植えてあると良いですよね。殺風景な風景も花があることで彩を添えるし、樹木があれば緑で目が休まり、気分も落ち着きます。とこのように花や木には目を楽しませたり、人の気持ちを癒す効果があります。ところが最近ではちょっと違ってきているようです。不法投棄や空き巣などの犯罪を防ぐために、花を植える住民や自治体が増えているそうです。今まではもっぱら心の癒しの効果くらいにしか考えませんでしたが、そういう効果を考えて植えているところが増えたと言うことにちょっと驚きです。

こんな例があるそうです。以前は雑草の生えた空き地だったのですが、そのせいか不法投棄されたごみが絶えなかったそうです。さらには雑草の陰に隠れて、人を襲ったりする輩もおり、警察もこのあたりは危ないと言うほどだったそうです。そこで見かねた人が花を植えればゴミも消えて不審者もいなくなるのではと、花を植えて公園にしたのだそうです。すると今では小学生の待ち合わせ場所になるほどにきれいな場所になったのだそうです。その甲斐あって今では近所の人たちも手伝ってくれるようになったと言うことです。

ということで、花は見るもの、楽しむものですが、反対に言えば人の目がそこに集まっていると言うことで、先ほどの事例のように、花を活用する動きが広がっていると言うわけです。そんな花を活用している自治体の一つに練馬区があります。玄関先に花を植えているのですが、その鉢には「空き巣撃退、10万人の目撃警戒中」と書いてあるそうです。練馬区では地区に300個の鉢植えを無料で配ったそうです。それにはこう言う狙いがあるのです。玄関先に花を飾ると手入れに玄関先にでる機会が増え、近所への警戒の目になるし、通りがかりの人も花に引かれ目を向けてくれると言うわけです。そうなることで、空き巣を寄せ付けない街になっていくのではと期待しているのです。

その効果のほどはと言うと、05年以来、区内で約1万鉢を配り防犯パトロールなども進めた結果、練馬署管内の空き巣など侵入窃盗罪が03年に比べ三分の一に減ったそうです。さらに花壇の周辺と監視カメラの周辺を比べたら、ほぼ同等の効果があったそうです。監視カメラがあまり増えるのもどうかと思うので、こうした取り組みで監視カメラと同等の効果があったということは、あまり機械に頼らず、花などの自然のものを利用することで十分効果もあると言うことも広めてほしいものです。

さらにこれ以外の効果として、住民の関係を深める効果もあったいうことです。それは自分の街を良くする意識や、花に関心がある住民同士の交流に繋がると言う事です。だから花が住民の絆を深めたのです。こうした花を世話する人の輪が広まることで、犯罪も減れば一石二鳥です。反対に花をめでる余裕がなくなれば、見張り番の効果だけでなく、人間関係もギスギスしたものになり、住民同士のいざこざが増えないとも限りません。

2009年9月11日 (金)

マンモスの新事実

マンモスノリピーと言えば酒井法子容疑者ですね。拘留されて1ヶ月近くの日数が流れているのですが、いぜんテレビにその動向が流れ続けていて、世間の関心の高さを思わせます。保釈の可能性がある中、「気が落ち着くまで出たくない」と言ったと言いますが、あれだけ子どもを恋しがっていたにもかかわらず、すでに40日間以上も会えずにいます。それでも出たくないと言うことは、保釈を望まないと言うことなのでしょう?今日、湾岸署から東京地検に午後1時過ぎに移送され、追起訴が決まったようです。しかし保釈は希望せず、このまま裁判のときまで出ないのかもしれませんね。

ということですが、今日はマンモスはマンモスでも本物のマンモスの話です。それはロシアの北極圏で発見された1.8万年前のマンモスです。こうしたことは地球の温暖化と無縁ではなく、温暖化の進行によってシベリアの永久凍土が溶け、それまで凍土の中に閉じ込められていたマンモスが姿を現したということです。このまま凍土の融解が進むならば、数千年、数万年の時を超えて私たちに残されてきた貴重な資料の多くが失われてしまうかも知れないということなのです。

このマンモスは愛知地球博に出品されたものですが、今回はCTスキャンを使って頭部の様子をより詳しく調べています。このマンモスの大きさは長さが3.5m、高さは3mとそれほど大きくはありません。アジア象と同じくらいでその中でも中くらいの大きさだそうです。本来であれば解剖して調べるのが良いのですが、何と言っても貴重な象なのでそうも行かず、解剖が出来ないのです。まず断層写真を撮るのですが、何千枚とたぶん撮るのでしょう。それを仮想空間で重ねることで、マンモスの立体像が出来上がるのです。すごい技術ですね。日本でしか出来ないことだから日本に来たのでしょうね。

それによって分かったことは、頭部の骨は体重を支えるためカスカスになっていたそうです。それだと骨粗鬆症の人の骨のようですが、これは頭部ですので軽くしたということですね。さらにこめかみにあるものを発見しました。それは側頭線です。これは発情期になるとホルモンを分泌し、メスを呼び寄せるためのものだそうで、それから推察するにオスとメスはそれぞれ別行動をとっていたのではと推測しています。また4m、重さ90kgの牙は頭の奥から生えていて、牙の重さに耐えれるようになっていたそうです。

これとは別に、全身の赤ちゃんマンモスも発見されました。リューバと言うマンモスの赤ちゃんで、2007年に全身が完全な状態で発見されたものです。リューバ展というものがあったので、見た方もいらっしゃると思いますが、この象も画像診断することで解剖せずに内部を調査するつもりでいたのです。ところが一つ問題があって、凍土に太古の未知なるウイルスがあれば、それがリューバについている可能性があると言うわけです。結局凍ったまま運び、さらにビニールで囲み、そしてカプセルの中に4万年前の赤ちゃんマンモスをいれる状態で、カプセルのままCTスキャンで撮る事にしたのだそうです。

そしてついに架空空間にリューバの像ができたのです。これは人類初のことだそうです。何と3000万枚の断層写真を組み合わせて初めて、骨格や内臓などが見えたのです。極寒のマイナス50度の世界で生きるため、体温を外に逃さないため耳は小さく、頭のこぶのようなものは厚い脂肪の塊だそうで、食料がなくなったときの栄養になるもので、寒さ対策だったと言うことが分かりました。さらに食道や気道には泥がたまっていたことから、川で溺れ死んだと考えられています。

それとは別に、新たな疑問も出てきました。巨大な頭を支えるために巨大な筋肉が付いていたのですが、そのため頭が自由に回らないと言うことも分かったのです。ではどうやって極寒の地で食べ物を食べていたかと言う疑問が湧いてきました。その答えは現在の象にあったのですが、それは塩を獲るときに、前足を曲げ、牙を使って土を掘っているのです。ということでマンモスもたぶんそうやって食料を取っていたのだろうと考えているそうです。

というわけですが、マンモスの過去を知ることは人類を救うことになると言います。現在は、極地で体温をどうやって保っていたか研究しているそうです。


http://www.youtube.com/watch?v=B0vBfRu4f5w

2009年9月 9日 (水)

スーパー雑草を育てたGM大豆

オモダカって植物ご存知ですか?主に河川や湿地で生育している植物で、水田や沼地などに多く生えているようです。特徴はその葉が矢じりのような形をしていて、白い花を咲かすのですが、この花を「真夏の日差しの下に咲く純白の花には、涼風のようなさわやかさがあり、雑草にしておくのはもったいない」と言っている人がいました。そこで写真で見ると意外ときれいな花のような感でした。戸外の水田で見るとそんな感じがするのかもしれません。と言う事でこれは雑草で、日本を含むアジア、南北アメリカ大陸と広範囲に分布しているそうです。

雑草とはよく一口に言いますが雑草とはいったい何でしょう?大きく二つに分かれるようで、一つは生態的なもので「人里植物。人間や自然が撹乱した(踏みつけや耕作、土砂崩れ、氷河の移動など)場所に予期せずに生えてきたもの」で、もう一つは人間の意識的なもので、「望まないもの」。つまり人間が望まないのに勝手に生えてくるものです。つまり嫌われものの雑草ですが、しかしそれを利用している場合もあります。牧畜の牧草として利用されているものや、芝生として利用されている雑草もあります。それ以外に、道路の法面や住宅地のホコリ止め、海辺の工業地の緑地などにも使われているそうです。こうして見ると雑草も望まれないひねくれ者のような感じでかわいそうな気もします。人間が勝手にそう呼んでいるのですから。

ところがこの望まれずひねくれ者たちが、造反を起こし始めたのです。人間に逆らい始めたのは全ての雑草ではなく一部の雑草ですが、それは水田雑草と呼ばれる植物です。稲は植えてから刈り取るまでの間は、雑草があれば駆除されますが、稲刈り後から次の春までは、雑草は比較的刈り取られることがないのです。この水田という特殊な環境の中で育っている植物群のことです。水田雑草というのは、水田によく見られる雑草のこと言います。それは湿地性の植物や水草であること。熱帯系の要素が多いこと。季節によって大きく変化する絶滅危惧種が多いことなどです。

こんな雑草たちですが、望まれて育つわけではないので稲を作るときには除去されてしまいます。それに使われるのが除草剤ですが、ところがこの除草剤を使っても雑草が取り切れなくなっているほど急拡大しているということです。それは一つの除草剤に頼りすぎたため雑草がそれに対して耐性を持ってきたからです。さらに中には複数の除草剤が効かないスーパー雑草というものも現われたのです。しかも4種類の除草剤にも対応するものとか、人間の肝臓と同じような解毒作用のあるような雑草まで出てきているのです。ということは除草剤に頼りすぎたため薬に対する耐性を持ってきたということで、これなどは結核菌など抗生物質が効かなくなったものが出てきたのと同じ状況なのです。しかも急拡大ということになると、米の収穫が大きく減ってしまわないかと心配になります。

もともとスーパー雑草という話はこのGM大豆から出てきた話なのです。2004年にすでに超雑草という警告が出ていたのです。それによると、「GM大豆が貧しい農夫のための経済的な奇跡としてアルゼンチンに導入された7年後に、研究者達は、それが土中のバクテリアを損い、除草剤耐性雑草が手につけられなくなるほどふえて、環境への危機を起していると主張している。さらに1つの作物に頼り過ぎる事は経済的な破滅をもたらしかねない事をおそれている。GM大豆、はモンサントによって育てられ、売られて、同社の大成功談になっている。大豆生産は、モンサントの特許取得グリホサート剤除草剤、ラウンドアップ、に抵抗できるようにプログラムされて、2002年まで五年間で、75%増大し、収穫高は、173%増大し、収益でひどい打撃を受けていた農夫に50億ドル以上の利益をあげさせた。しかし、New Scientist誌のリポートでは、この作物に問題がでて、現在は農夫が従来のシステムより2倍以上の除草剤を使っている」と伝えています。

またこんなことを言っているおころもあります。「GM大豆は、その栽培のために使われる除草剤・グリホサートが雑草だけでなく、豆が窒素を摂るために利用するバクテリアも殺すから、一層多くの肥料を必要とする。また、GM大豆が導入されて以来グリホサートの利用が増加し、今やアルゼンチンの8種の雑草が除草剤抵抗性を示すようになっている」と。

この除草剤を作っているのはアメリカのモンサント社という会社があるのですが、ここは遺伝子組み換え技術を使った食物を作っていることで有名です。GM大豆と呼ばれるもので、いわゆる遺伝子組み換え大豆のことです。アメリカというのはモノカルチャーの国で、一つのものを大量生産するということに長けているのですが、こうしたやり方というのは変化に弱いということが言えます。自然界でも多様性があるから、生物がたやすく絶滅するということがないことを見れば明らかのように、財産を守るにしても財産三分法というものがあったり、株式投資でもハイリスクハイリターンとローリスクローリターンのものなどを組み合わせてリスク分散するというのは常識です。こうしたものに依存しているといつか大変なことになり兼ねない気がしてしょうがありません。

そんなわけで、GM大豆のように自社の利益になるよう他社を排除するようなやり方で、モンサント社の製品を使い続けなければならないようなやり方が、スーパー雑草を育ててしまったのです。もっといろいろな方法をとって特定に物に耐性をつけるような方法でなく、かつて日本で行われていたような、例えばクローバーですが、これなどは横に広がるので、雑草を抑える効果があるのです。しかし除草剤の普及ですっかり影を潜めてしまいました。水田では水が大事で、深くし水漏れを防ぎ、水温を上げるというようなこともしていました。こう言う地道な取り組みが大切で、特定の除草剤に強いGM大豆は結局、雑草も強くしてしまったのです。

2009年9月 8日 (火)

ライガーって何?

びっくりアニマルというのを見ていると、その中にライガーという動物がいました。ライオン(父)とトラ(母)のミックスだそうです。見た感じで一番びっくりするのは、その大きさです。体長が何と3,5メートルもある超大型の動物なのです。

顔の形はライオンに近いのですが、身体には淡い縞があり、雄には少量ですがたてがみがあるということです。また、身体はライオンやトラが平均200~300kg程度なのに対し、ライガーは450~600kgにもなるのです。しかしこの巨体にもかかわらず意外にも運動能力に優れているそうです。だからただ身体が大きくなっただけではないようです。性格はと言うと、温和ともどう猛とも言われているので、両面の性格を持ち合わせているということでしょうか?

ライガーというのはライオンとトラが混ざっていれば全てライガーというのかと思ったらそうでもないのです。逆に父がトラで母がライオンの場合はタイゴンと呼ばれているそうです。その特徴はライガーとは逆に、体色等にトラの影響が強く現れ、また小型化する傾向があるというのですから、簡単に言うと、父親がどっちかでライガーになったり、タイゴンになったりするということなんでしょうかね。

ややっこしいことに、ライオンが父、ライガーが母であればリリガーと言う風に、両親によって呼び名が異なる決まりとなっていると言うのですから、いったい何なの?って言いたくなってしまいます。ちなみに、ライガー、タイゴンともに、雄は全く繁殖力を持たないそうで、雌だけは稀に繁殖力のある個体が生まれるそうです。そんなわけでライオンやトラとの間に子供をもうける場合があるというわけです。しかし生まれた子は雄雌共に生殖能力がないので、子供が出来ないそうです。

そうですよね。人間の手でいろいろ操作しても自然界の掟でそれぞれの種を侵さないようにしているわけで、例え生まれてもそれは繁殖能力が伴わないようにしているわけです。人間が勝手にそれぞれの種を変えていってしまったのでは、種の境というものがなくなって、固有種というのがいなくなってしまいます。それを防ぐために交わっても繁殖能力がないようになっているのですから。そうでなければ自然界が滅茶苦茶になってしまいます。

そう考えると猫や犬というのは、人間が勝手に仕事や趣味に合わせて作り上げているわけで、その結果本来ならなかったような欠陥が出来てしまっています。例えば、今回犬の種類で、例えばブルドッグだったらぺしゃんこの鼻のため呼吸がしずらいということを認め、あまりぺしゃんこなブルはブルとして認めないというようにイギリスでは改めました。当然ですよね。生物の安全を無視してまでも、新たな品種を作るなんていうことはあまりも可愛そうなことです。

2009年9月 7日 (月)

イモリとヤモリの違い

この間、階段を上って廊下に出るとうぅん!何かいる!動いてる!何と見ると、トカゲのようなものでサササと歩いているではありませんか?何でこんなところに、良く見ると薄茶色色をしているのですが、頭がトカゲより三角形で大きめの頭で、腹のところが膨らんでいて、ポッコポッコと出るところは出て、引っ込んでいるところは引っ込んでいるので、女優さんのような体型といった良い過ぎで、気持ち悪いなぁーと見ていると足が吸盤のようになっているので、あぁーこれはヤモリだなと思いました。

意外とすばしっこいのです。実は爬虫類は嫌いなので、捕まえようという気にはなれませんが、そんなことをする前にどこか角の方に行って、何処かに行ってしまいました。やっぱり戸影(トカゲ)の仲間ですね。このヤモリと似ているものにイモリがいるのですが、これって小学校のときにテストに出ましたよね。どう違うというような問題だったと思いますが、よく似ているので混乱した記憶があります。

まずヤモリですが、トカゲやヘビと同じ爬虫類の仲間です。ヤモリを漢字で書くと家守(宮守とも書くようです)と書くように、家にいる蚊や蛾などを食べてくれるので家を守るということでこのように書くのだそうです。色は薄いベージュで腹も背中もこの色で、体は乾燥しています。目は爬虫類ですので独特の縦に細長い鋭い目つきをしていて、足の指の数は前後とも5本です。トカゲなどと同じなのでこれは陸上で生活します。

蛇足ですが、宮守(ヤモリ)の名前の由来は、漢の武帝が官女たちの貞操を守らせるため行ったというものです。というのはヤモリに水銀を食べさせ、赤くなったヤモリの粉を官女の体に塗ると、一生その色が取れなくなるというものです。ただ男性と交ると、その色が消えると信じられていたそうです。これが『守宮』の語源とも言われています。

一方、イモリはカエルと同じ両生類の仲間ですので、水と陸上の両方で生活していて、主に水中で生活しています。というわけで水の中では泳ぐことが出来ます。名前の由来は井戸の周りで害虫を食べてくれるところから、井戸を守るということで井守と書きます。色は背中が黒褐色で腹は赤い色をしています。鋭い人は赤色ということでピーンと来たかも知れませんが、実は他の生物に毒を持っているということを知らせるための警戒色なのです。だからイモリには毒があるのです。それもフグと同じ成分の毒を持っていますが、この毒は生物濃縮によるもので、毒を体内で製造したりするのではないのだそうです。つまり餌から毒を取っていて、それを濃縮しているということです。ただ毒の強さには地域差があって、その地域で食べる餌によって変わるそうです。しかしその毒はそれほど気にするほどではないようです。目は丸く足の数は前が4本で、後ろ足が5本あります。両生類ですので体はいつも濡れています。

いずれにしてもどっちも好きではありませんが、今まで一回たりとも家の中でヤモリを見たことがなかったので何でと思いました。そしたら、近所でヤモリを飼っていた人がいたのです。たぶんそれが逃げたか、離したかどっちかではと思いました。というのも、その家の一軒おいて両隣の家でそれを見ているからです。両隣の一軒が私の家だったからです。もう一軒の家ではその家の壁を歩いているところを、偶然、犬の散歩中に発見したからでした。寝ているときに出てきてはいかんよ!気味が悪いから!


http://www.youtube.com/watch?v=guu6a-klU2s

2009年8月30日 (日)

コケ緑化とは

コケを使って屋上や建物の壁の緑化に取り組んでいる人がいます。というか何でもそのコケを使って緑化していて、その中にはこんなものもありました。何と自分が仕事で使っているヘルメットも緑化しているのです。本人いわく、かなり頭が涼しくなりますよということで、見た目はかっこいい?かどうかは分かりませんが、軍隊が野戦で使うヘルメットのようにも見えます。でも外見はともかく夏は涼しそうだと言うのは確かに思います。これを建設現場などで使えばエコヘルメットにぴったしです。さらに自動車のボディ一面にコケを貼り付けている車もありました。見た目はよくありませんが、真夏に熱を吸収せずクーラーの効きが倍増しそうな感じがするし、見た目にも涼しいだろうと思いました。

これは㈱モス山形という会社です。コケを使った緑化で環境保全に貢献し、屋上・壁面緑化事業を通じて、地球温暖化への取り組みと、それによってエネルギー効率化やCO2削減を図るなどしてコケ緑化システムを提案している山形のベンチャー企業だそうです。コケの特徴は乾燥しても枯れず、水を与えれば一時的な仮死状態から再生し、土がなくても生育できること。ビル屋上などコンクリートの無機質空間に草花や木を植栽して緑化するのは困難だが、その点、コケは軽量で施工が容易。さらに自然の雨水だけで生育できるので維持管理がなく、ローコストで環境にやさしい緑化システムというわけです。

それでは建物にコケを貼り付けたものとそうでない建物の温度の差を見てみると、通常の建物では38度になっているときでも、コケ緑化の建物は29度と9度もの差があり、かなりの差があることが分かります。 それだけ差があると、夏のクーラーを使う頻度はかなり少なくなるというきがします。ということは電気代が安いということに繋がるとも言えます。しかもコケに水を撒かなくても良いのです。

真夏で枯れたようになっていても、それは枯れているのではなく仮死状態になっているだけで、ひとたび雨でも降ればすぐに芽を出し始めるからです。つまりメンテナンスの面でも手間がかからず、安上がりということが言えます。もちろん外壁ですので土も使いません。土は不要なのです。大気中の水分とミネラルがあれば大丈夫なのです。通常こう言う屋上緑化をすると一平方当たり、25000円かかるようですが、コケ緑化だと15000円ですむそうで、4割も安いことになります。

コケは通常湿地帯に生えているので、真夏に枯れてしまわないかと心配になりますが、このコケはスナゴケと言って砂地でも大丈夫なほど丈夫なコケなのです。先ほども書いたようにちょっとした水分があれば良いのです。今回、新たに開発しているものが、ボードにコケをスプレーで吹きかけるだけでできるもので、一般家庭でも使えるものです。それはまずコケを3日間乾燥させ、そのコケを5mmほどに小さく砕き、繊維接着剤を使って屋根や壁に吹き付けるというものです。そんなに小さくコケをして大丈夫かと思われると思いますが、1mmにしても発芽するそうです。このコケの生命力はすごいですね。3週間もすれば吹き付けたコケから新しい芽が出るそうです。

このように手軽に外壁を緑化でき、しかも後のメンテナンスもほとんど必要なく、ローコストで自宅を緑化できるのですから、こんな良いことはないように思います。後はその外観の好みという問題もありますが、エアコンのコストが下がり電気代も少なく済み、地球にも優しい、かなりエコな取り組みだと思います。

2009年8月22日 (土)

ちょっと変だぞ日本の自然Ⅱ(トノサマガエルがいなくなった!)

これ以外にも2000種の外来生物が日本で生育しているそうです。例えばアマゾンからの侵入者では、川底に1000匹もいるという、カミツキガメとかは、印旛沼付近では月に200匹も見つかると言います。この亀は80年も生きるので増えると大変です。さらには沖縄の川ではティラピアというナイル川に棲んでいる食肉魚ですが、繁殖力が強いので在来種がいなくなってしまいました。これ以外にもメキシコのソードテールなどいて、これだけ外来種が増えると新たなものが入れないほどで、もちろん在来種は全滅です。

他には、年間100万匹も輸入されている生き物とは何でしょう?ちょっと想像がつかないと思いますが、それはクワガタです。日本のクワガタやカブトムシが取れなくなって輸入されるようになったのですが、そんなに輸入して大丈夫かと思ってしまいます。アジアでは日本人だけだそうです。そんなにクワガタをこんなにほしがるのは。いったい何でしょうね。いずれにしても、ますます日本のカブトムシがいなくなりそうです。クワガタでこの数ですから、日本全体で入ってくる生き物と言うと、その数、何と、年に1065億匹以上というのですから、びっくりを通り越して恐ろしくなります。

最近、ある生き物がはびこっているそうです。阿寒湖にいっぱいいるし、釧路湿原にもたくさんいるそうで、今では北海道中にいるそうです。それはウチダザリガニと言います。ウチダと聞くと日本の生き物かなと思ってしまいますが、れっきとした外来種です。昭和の始めにアメリカの北西部から食料にするため、摩周湖に初めて放されたのだそうです。そのザリガニははさみが大きく、長い触角を持ち、体はがっしりしていて、15センチもの大きさになるそうです。もう駆除は出来そうもありません。

ところが2000年代になると川や湖など周囲の環境に大きな変化が現われたのです。何百羽もいた野鳥がいなくなってしまったのです。ウチダザリガニが水草を食い荒らしてしまったからです。そのため湖底は砂漠のように砂と石ばかりになって、水鳥の餌である水草がなくなってしまい、水鳥が20年で五分の一に減ってしまったそうです。つまり生態系が壊れてしまったというわけです。

釧路湿原の達湖部湖も同じ状態です。水草が減ったしまったため、アオコが出ても光合成が出来にくくなったところへ、少なくなった水草を食い尽くしてしまったため、水鳥がいなくなってしまいました。他のところでもこのような状態が現われるかもしれません。生態系が壊れるというのはこう言うこと何ですね。気がついたときには手遅れと言うわけです。そういう意味ではアメリカザリガニも、小さな昆虫や動物、水草などを食べてしまうので、これも特定外来生物になっています。これ以外にもウシガエル、カダヤシー(めだかそっくりの魚)などがいます。

今では松枯れの木が多いですが、これも特定外来種が関係しています。マツノザイセンチュウという虫です。これはカマキリに寄生し、松をカマキリが食べるとそこから寄生虫が松の中に入り、そのため松が枯れるということです。いっぽうカマキリは枯れた木が好物なのでちょうど良く、卵を産みカマキリもどんどん増えていくわけです。ともに共生の関係にあるのです。このため松に依存している他の生物が、枯れてしまうことで生活できなくなってしまい、他に影響が広がっていくのです。

植物ではシロツメクサというのも有名ですよね。これは物が壊れないように、箱にこの草を詰めて輸入したのですが、それがこぼれて日本中に広がって言ったと言うわけです。外来種が増えたのは明治になってから物の流れが速くなってきたときから、多くのものが入ってきています。江戸時代以前は、外来種が入って来ていても、時間の流れが緩やかだったこともあり、大きな影響も少なかったのでしょう。

ヒアリは南米産ですがこれも世界中に広がりつつあり、日本にも近づいてきています。これに刺されると火にあぶられたような痛みがあり、死亡もあり得るということです。今東南アジアから台湾に北上しているようで、温暖化が進んでいる日本に上陸するのも時間の問題という話もあります。

最後に田んぼで数を減らしているものがいます。トノサマガエルです。水が干え上がった田んぼで、トノサマガエルのおたまじゃくしの子供が大量に死んでいるそうです。それは水田の中干しという作業が行われるときに、おたまじゃくしの運命が左右されるのだそうです。中干しとは一度水田の水を抜いて田んぼを乾かすことですが、そのときに水がなくても生きていけるほど成長していれば良いのですが、トノサマガエルのおたまじゃくしは、まだそこまで成長していないため水が干されると同時に、ひからびて死んでしまうのです。例えばアマガエルはそのときすでに陸上に上がっているので、死なずにすんでいるのです。その原因は稲の新種が中干しをしっかりするものが増えたため、その期間が長くなったためです。そのため今ではトノサマガエルは6県で絶滅危惧種になってしまっています。

このように日本の現風景が徐々に変わりつつあるのです。外来種の9割のものは死んでしまいますが、生き残ったうちのそのまた1割が危ない存在になるのです。どの生物がいなくなっても生態系が壊れてしまうので、生物の多様性を保全することが生態系を守ることになるのです。また何百種類もいると1種類ぐらい死んでしまっても何ともないかも知れませんが、1種類でも減ってしまうと変化に弱くなってしまうのです。食物連鎖のうえに生態系も成り立っているわけで、バランスを崩せばその影響が人間にも回ってくるわけで、一番困るのは人間自身なのです。小さな変化を見逃さないことが大切で、それが未来へ自然を残すことになるのです。

2009年8月21日 (金)

ちょっと変だぞ日本の自然

最近、知らないうちに日本の風景が変わっていると言います。と言うと何が変わっているの?と思われるかもしれません。昔、慣れしたしんだ風景が、ある日突然今まで見たこともないようなものに遭遇するとあれ?と思うはずです。しかしいつの間にか入り込んで、あっちこっちに見かけるようになると、それも昔からある日本の風景と勘違いしてしまうこともあるかもしれません。例えば江戸時代に入ってきたものは、今いる人たちにとっては生まれてからずっと見ているものになるため、日本古来のものと思うでしょう。

そういうものは長い時間を掛けて日本の風土に慣れ親しんだものになり、日本の生態系にもごく自然に溶け込んでいます。しかし最近は急速に外来の動植物が日本に入ってきていて、日本の生態系を脅かすほどだと言います。日本本来の動植物が外来種の動植物に押され、姿を消しつつあるものが増えています。例えば狸は昔話に出てくるくらい親しみのある動物ですが、そんな狸も最近は外来種の動物に押されて減っているようです。

ある生き物が夜な夜な歩き回っている変な生き物がいるという話があります。それも山深い田舎の話ではなく、神奈川県のある町で駅から10分くらいのところにある民家です。天井らから何かが染み出て出来たシミがあったり、あるときはごそごそ何かが動く物音がしたりとです。そんなわけで天井裏を調べると、何と動物園で見かけるような動物がいたではありませんか。しかもそこには赤ちゃんまでいたのです。この生き物は、いまでは40を越える都道府県で生息が確認されており、特定外来生物に指定されて、駆除の対象になってします。

外見は見るからに愛くるしい姿の動物です。それはアライグマです。アライグマといえば食べ物を水で洗って食べる仕草が可愛いと評判にもなりました。しかし外見とは違って臆病ですが、気性は荒いようです。とくに6ヶ月を過ぎると野性の本能に目覚め、人間の手に負えなくなるようですので、可愛いからと安易に飼わない様にしましょう。アライグマは山奥というより、餌の豊富な人里にすむことが多く、そのため野菜などを食い荒らすので、被害が増えています。今まで5000頭のアライグマを捕まえていますが、繁殖力が高いため捕まえきれないのが現状です。

もともとは北米の森にいたのですが、飼っていたのが逃げたり、飼い切れずに捨てたりしたため増えたものです。特にアニメがはやったころに増えたようで、月に5000頭も輸入されたそうです。そんなわけで急に増えたのです。しかしこれだけ増えてしまうともはや駆除は難しいといいます。注意が必要なことは、アライグマ回虫の人間への感染です。この卵が口から入ると、成虫(長さが9 -22cm )になって脳に達し、急性障害を発生、死に至る恐ろしいものです。だから、もしそれらしき生き物がいたときには注意が必要です。とは言うものの、今のところ日本での発症例はないそうですが気をつけるに越したことはありません。

アライグマは人をあまり恐れないし、雑食なので何でも食べ、水辺のある都市を好んで棲むようです。そんなわけで食べ物が多い里山や郊外で棲みついていたら、可愛いと近づかず、気も荒いので気をつけましょう。

2009年8月20日 (木)

ハイエナの厳しい階級社会

ハイエナというと一般的には良いイメージはありません。それはサバンナの掃除人として、死肉をあさって食べるというのがそれです。そのため動物の中では嫌われものと思っている方も多いかと思います。それは「ハイエナみたいなやつだ」という言葉がそれを表しています。しかしそうだとしても、そういう動物もいなくては衛生的に良くないわけで、これはこれで自然界の役割分担の一環であり、必要なことでもあるわけです。そんなわけで嫌な役割分他を請け負っており、人間から見ると可哀想な動物ですね。一般的に哺乳類は集団生活をするものが多いように思いますが、ハイエナも集団生活をする動物です。それもかなり厳しい階級社会を形成しているのです。

ハイエナはイヌ科でもネコ科でもなく、ハイエナ科という独立した科に分類されます。リラックスしているときは尾が下がっていて、直立すると攻撃的なときだと言います。また尾先が背中越しに向けられているときは、仲間同士の社交的興奮状態で、逆に後肢の間から腹の下にぴたっと張り付いているときは恐怖を表しているのです。こうしてみると犬と種類は違っても、同じような習性があるのですね。これはちょっと以外でしたね。

ハイエナの狩りは、普通は夜に行われ、一般的には他の肉食動物が狩ったばかりのエサを横取りする、良くないイメージの動物というのは先ほど書いたとおりですが、実際には、サバンナのハンターナンバー1はライオンでもチーターでもなく、ハイエナだという話があります。ハイエナが2、3頭の小グループで狩りをするときは主にヌーを獲物とするときでだそうで、ヌーの集団から一頭を選び出し、それをしつこく攻撃するというのがハイエナの狩の特徴です。つまりハイエナの狩りの怖いところは執拗に追跡するところにあるとも言えます。

ライオンの顎の力は相当強いですが、ハイエナの顎の強さはそれよりも強いのです。それに集団の組織力がライオンとは違うのだそうです。そのため一対一では勝っても、集団になるとライオンもかないません。例え獲った獲物でも放り投げて行ってしまうほどです。それはしっかりとした階級が生まれたときから決まっていて、最も階級が低いハイエナから生まれた子供は、他の仲間からいじめられても決して親は手を出しません。それが群れの掟であり、階級だからです。女王から生まれた子供は生まれながらにして王子であり王妃なのです。それを分からしめるために他の大人に自分の匂いを嗅がせるのです。そして匂いで相手に知らせるのです。こうした厳しい階級制度があるため、組織力が格段に強いのです。

また縄張り意識も強く、同じハイエナでも、獲物を追って自分の縄張りに入って来たとしても、絶対にそれを許しません。グループ挙げて総力で侵入者を攻撃するのです。だから誤ってほかの仲間の縄張りに入ったときは、気がついた時点で全力で逃げるのだそうです。そうしないと逃げ遅れれば死んでだり、逃げおおせても耳を噛み千切られたり、唇の肉を食い千切られ歯がむき出しになったり、足をびっこにされたりとまともに帰れなくなってしまいます。

こんなに厳しい掟のある集団生活のハイエナですが、先ほどの女王の王女様は群れの中から結婚相手を選ばず、群れからはぐれた一匹ハイエナによく恋をするそうで、こうしたことはよくあることでもあるそうです。もちろん群れの雄は、二人?が結ばれないよう、その仲をじゃまして、どこまでも跡をつけてくるのだそうです。しかし怒った皇女がそのオス達を追い払い晴れて結婚、子どもを産み群れに戻って女王になるのです。

どこか人間社会の絶対君主制度の世界を見ているようで、置かれている立場は違っても、自身に力がないものは集団で身を守るというのは、どの世界でも同じで、変に人間的なところがあるのだと、妙な感じがしました。それにハイエナにそんな厳しい階級制度があるというところも人間にも通ずるなあと感じ入りました。いかに人間と言えども同じ哺乳類として元の行動は同じなんだと。

ハイエナとライオン
http://www.youtube.com/watch?v=BQwBm37djHw&feature=related

2009年8月16日 (日)

日本近海の台風も温暖化の影響?

今回の台風9号の特徴は直接日本に上陸しなかったにもかかわらず、大きな雨の被害もたらしたということと、日本の近くに発生したということではないかと思います。気象庁によると、台風9号は中心気圧990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、時速は20キロと決して大きいというか、むしろ小さい台風だったにもかかわらず大きな被害をもたらしました。10日午後6時までに予想される雨量は、近畿南部、三重県で500ミリ、四国太平洋側で400ミリ、三重県以外の東海で250ミリ、四国瀬戸内側で200ミリ、近畿中部、関東甲信で150ミリとなっています。

その台風9号は9日午後9時、和歌山県潮岬の南約500キロで発生しました。日本の近海で熱帯低気圧が台風に成長した理由は、日本の南海上の海面水温が平年より1~2度高い状態が続き、大気の対流活動が活発になったという条件がそろったためとみられる」と新聞は伝えています。それに対して、気象庁は、「日本の近くで台風が発生すること自体は珍しくないが、フィリピン付近で発生した台風と比べて成長する時間が短いため、規模が小さいのが特徴だ。気象衛星やレーダーが無い時代は発見しづらく、小粒ながら突然現れて大きな被害を出したことから「豆台風」と名付けられて警戒されていた。台風9号も似たケースだった」と言っています。

台風は日本の近くに来ると急に右に進路を変えますが、これは太平洋高気圧の影響があって、高気圧が弱ければ早めに進路を変更して東寄りのコースを取りますが、高気圧が強いと西寄りのコースになります。そのため夏は大陸へ抜ける台風が多く、日本へ上陸する台風は秋に多いのはそういう関係にあるということですが、どうも最近はそうでもないようです。というのは進路が今までのパターンと違っているケースが増えたため、コースが読みにくくなってきているようなのです。偏西風と高気圧、低気圧とのバランスが、変わってしまってきていると言うわけです。

特に風の被害というより雨の被害が大きくなっています。湿った太平洋の空気が高気圧と低気圧の間が谷間となって、あたかもそこが風の通り道のような形になって、湿った空気が誘導されたかのようです。海水の温度が上がっているため、湿った空気には大量の雨が含まれているようなもので、小型でそれほど強くもない台風にもかかわらず、大きな被害を出しているのです。これが今回の一番の元凶となっているのです。

このように日本の近くで台風が発生することは珍しくないと言いますが、こんなに近くで発生した台風で甚大な被害をもたらした台風はないように思うし、小さくても雨の量は多く、進路がめちゃくちゃということも、そうした影響かもしれません。こうしたことは水温が高くなったことが原因と考えれば、これまた温暖化の影響とも言え、こんなところにも影響が広がっていると考えると、これからどんな影響が出てくるかと心配になります。

地球温暖化で巨大台風が!
http://www.youtube.com/watch?v=I9uXheOquds

2009年8月 8日 (土)

温暖化に隠れたセミの習性

本格的な夏の襲来とともに、セミが一斉に鳴き始めています。最近では、クマゼミがどんどん北進して、アブラゼミがいる場所が少なくなくなったという話はすでに知っていますが、その原因が温暖化にあるということも知るところです。

現に大阪で、アブラゼミとクマゼミのどっちが多いかという聞いた感じでは、1950年代にはアブラゼミが主役(70%以上)で、クマゼミの割合は55%くらいと思っている人が多かったのですが、2000年にはクマゼミが60%くらいなのにアブラゼミは40%にまで下がってしまいました。北上ラインも2008年には石川県と関東平野のラインまで上がってきています。こうして見ると温暖化の影響は明らかな感じがします。

しかし最近の調査では、どうもそれだけでは説明のつかないこともあるということです。和歌山や福岡、鹿児島県の複数地点でセミの生息状況を調べたところ、場所によってはアブラゼミの方が多い所があったということです。しかしこれらの地域はいずれも大阪より南にある温暖な地域で、温暖化説で行けばアブラゼミが目立つということはないはずです。にもかかわらずアブラゼミが多い所があったということは、温暖化説だけでは説明がつかないということになります。それ以外の原因があると思われるのです。

例えば、大阪でクマゼミの比重が高まった原因は、温暖化の影響が大きいかもしれないがそれだけではないと言うわけです。それは都市緑化がゼミの分布変化に影響しているという考え方が出てきているそうです。大阪に限らずと都市では街角に樹木が植えられていますが、こうした都市緑化がセミの天敵であるヒヨドリなどの野鳥の増加を招いたからだという考えです。しかし野鳥が増えゼミが食べられるとしたらアブラゼミだけでなくクマゼミも食べられるのだから、アブラゼミが減ってきたという説明にはなりません。にもかかわらずアブラゼミだけがなぜ減って、クマゼミが増えているのでしょう。

さらによく見ると、それはセミが鳥から身を守ろうとするその行動に原因があるということが分かってきたそうです。アブラゼミは襲われそうになると近くの木に隠れるのだそうですが、クマゼミは遠くに飛び去っていくのだそうです。この習性の違いがその後の生存率に大きく影響していると言うわけです。つまり、都市では樹木がまばらにしかないので、鳥に狙われたときアブラゼミは逃げる場所がないのと同じで、結局、鳥に食べられてしまっているが、クマゼミは遠くに逃げてしまうので、樹木がまばらでも食べられる確立が少ないということだったのです。

それを裏付けるかのように、セミの死骸を集めて原因を調べてみたところ、市街地では、9割以上のアブラゼミが鳥に食べられて命を落としているということが確認されたそうですが、反対にクマゼミは郊外のほうが鳥に捕食されて死んでいる比率が1,2割高かったそうです。これ以外にも温暖化の影響がよくわからない青森などでも、市街地でアブラゼミの減少が報告されているそうです。これらのことも都市緑化がセミの分布に影響を与えているということを裏付けている根拠になっているそうです。

こうして見ると生物の生態系というのは複雑にいろいろなことが組み合わされて成り立っているわけで、このセミの例を見ても自然界の複雑さの一端が分かるような気がします。それだけに自然というものは大切にしたいですね。

2009年7月28日 (火)

竜巻が発生

ニュースで「27日午後2時ごろ、群馬県館林市を中心に突風が発生し、少なくとも21人が重軽傷を負ったほか、乗用車約30台と民家など約240棟が破損。前橋地方気象台によると、館林市での最大瞬間風速は午後2時10分ごろに毎秒16.1メートルを記録。今回の場合、車が横転したり、住宅の屋根が飛んだりした被害状況から、少なくとも毎秒30~40メートルの風が10秒間は吹いた計算になるそうで、竜巻による突風は幅40メートル前後、距離にして約3.6キロ、東西に移動したとみられています」とありました。その様子をテレビで見ましたが、酷い壊れようでした。
以前は、日本でも竜巻はありましたが、それほど大きな被害が出たという話は、そうは聞かなかったですが、最近では竜巻の記事が増えたような気がします。それは規模だんだん大きくなって人の目に付くようになったからではないでしょうか?最近の発生件数だけを見れば2005年が10件、2006年が24件,2007年が12件、2008年が29件、となっていて平均すると13個の竜巻が発生しているそうです。期間が少ないのでこれだけでは分かりませんが、2006年と2008年はそれ以外の年の倍以上の発生件数になっています。
竜巻で有名な国と言えばアメリカですが、そこでは年間1000件の竜巻が発生しているそうです。しかし以外にも単位あたりの発生件数で見ると、日本もアメリカの半分程度の竜巻が起きているそうで、極端に日本が少ないということはないそうです。発生している地域はというと温帯地方に多いそうで、温帯での発生が多いのは、暖気と寒気の衝突が多いため、急速に発達する低気圧が多いこと、あるいは大気の状態が不安定になりやすいことなどが考えられるそうです。
アメリカと日本の違いは竜巻の規模の大きさです。竜巻の水平規模は平均で数十m、大規模なものでは数百mから1km以上にもなるそうです。 その中心部では猛烈な風が吹き、ときには鉄筋コンクリートでも鉄骨の建物でも一瞬で崩壊することがあるようで、大型の自動車でも空中に巻き上げられてしまうこともあるそうです。移動速度はサイズにもよって違いますが、まれに時速100kmを超えることもあるそうで、まさに自動車なみの速さで通り抜けることがあるので、車でも逃げ切れないこともあるわけです。実際アメリカには竜巻ハンターのような人がいて、車で竜巻を追いかけ規模などを調べるのですが、命がけです。以前、スピルバーグの映画でそんな映画がありました。
アメリカには竜巻の大きさを表す基準(これは日本人が考案、藤田スケールと言う)があって、ランクがF0からF5まであります。一番大きなF5は秒速117メートルから142メートルで、これは家が跡形もなくなるほどの強さです。F4は93から116、これは家がばらばらになる強さ、F3は70~92で、家が倒壊し、車を持ち上げる強さ、これは今回の群馬の竜巻と同じ大きさであり、2006年の北海道佐呂間町で起きた竜巻のレベルです。しかしF3レベルの竜巻は国内では珍しいと言います。F2は50~69、F1は37~49、F0は17~32という基準になっています。竜巻もだんだん大きくなるかもしれないという話もありますので、日本でもこれからは注意が、今まで以上に必要になってくるかもしれません。

月別発生件数を見ると、1月から10件、10件、8件、10件、12件、19件、17件(?)、28件、53件、41件、27件、11件となっていますが、これを見ると9月が一番発生件数が多くなっていますが、例年9月が最も多いそうです。竜巻が発生するおもな要因としては、前線とか、台風、低気圧などが関係している場合が多いので、この辺に気をつけると良いのではと思います。ただ最近は、竜巻そのもののレベルが上がっているように思われるのではと思いますがいかがでしょう?ひょっとすると温暖化によって気候の変化が大きくなっているからかもしれませんね。竜巻は冷たい空気と暖かい空気がぶつかり上昇気流が発生したときに起きるのですが、そのときは必ず積乱雲があるというのでこれも一つの目安ですね。

ちなみに夏休みの実験ということで簡単に家で竜巻を作ることができるそうです。コップにお湯を入れドライアイスに掛けます。それにペットボトルの底を切ったものをかぶせます。そうすると水蒸気が発生するので、掃除機でペットボトルの上から空気を吸い込みます。すると竜巻が発生します。子どもには楽しい実験かもしれません。

http://www.youtube.com/watch?v=UVppfnXtPZ4&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=43VoMesUd2Q


http://www.youtube.com/watch?v=F64epWjf80o&feature=related


2009年7月26日 (日)

清潔すぎる日本人

最近は何でも抗菌グッズとか言うものが溢れていますが、こう言う風潮になった原因は日本人の清潔好きというものが大きく関係しているのではないでしょうか?確かにあまり不衛生では嫌ですが、こうした傾向というのは、だんだん豊かになるにつれ増幅されてきたものなのでしょう。そうは言っても、そもそも日本人は清潔好きということは言えます。昔のロンドンやパリなどに比べたら、はるかに江戸のほうがきれいだったと言うのを聞いたことがあります。それに風呂に入る習慣というのも江戸時代にありましたが、日本人ほど風呂好きという民族もいないのではないでしょうか?

しかしなんでもそうですが、過ぎたるは及ばざるが如しで、行き過ぎた清潔志向が日本人の免疫力を低下させたということが言われています。つまり除菌対策にあまりに神経質になりすぎて、かえって感染症やアレルギーなどに対する免疫力がなくなっているのではということなのです。以前、NHKの番組で、日本でアレルギ-患者が増えた原因は清潔になり過ぎたというのを見ました。農家などで牛舎の世話を手伝っている子供達には、アレルギーの子供達がいないというもので、反対に都会のアレルギーの子どもに、田舎で牛舎の手伝いをさせたら改善されたというものです。つまりいろいろな雑菌の中で育った子供のほうが免疫力が高く、清潔すぎる都会の子どもは弱いというものでした。

また今回のように新型インフルエンザが発生したり、大腸菌O157などの集団感染が起きたりすると、大量の消毒剤や殺菌剤が使われるのですが、より洗浄力の強いものが使われることで、返って環境を破壊するということもあります。例えば工業用の洗剤の原料であるノニルフェノールや、工業用界面活性剤に含まれるオクチルフェノールなどは魚類をメス化する環境ホルモンだったわけです。これ以外にも水道水には殺菌のため塩素が使われていますが、この塩素が源水中の化学物質と反応してトリハロメタンという発がん物質を作り出すというわけです。

さらに国民病とも言われるほど花粉症やアトピーの人は増えていますが、これも清潔志向が行き過ぎた結果だと言う人もいます。と言うのも、有益な身近な菌までを排除した結果、人の免疫力が低下し、なんでもない菌に感染するようになったのではないかというものです。極端なことを言うと、お腹に回虫がいたほうがアトピーになりにくいということからも、いろいろな雑菌と深く共生関係にあると言うわけです。そんなことを裏付けるかのように、以前、インドネシアのボルネオのジャングルに入り、住人たちの健康状態を観察した人がいたのですが、その人いわく、「住民たちは日頃、糞便の混ざった河水を食事の煮炊きなど生活用水として用いていたが、そうした不衛生な生活環境で、栄養も十分でないにも関わらず、住民たちは血圧状態がよく、糖尿病患者もいなかった。また、アトピー性皮膚炎や花粉症に発症する者も1人もいなかった」と言っています。

要するに日本人は有益な雑菌まで殺してしまいきれいになり過ぎたということです。無菌状態になったため、今までなら何でもないような菌にまで感染するようになってしまったのです。つまり清潔志向が裏目に出ているのです。そもそも私たちの体は細菌であふれています。細菌がいなければ私たちの体は病気になってしまいます。最も細菌が多く存在する場所は腸ですが、ヒトの腸内には約100種の微生物が繁殖しており、これらの菌はビタミンKを作ったり、体の代謝を助けてくれたりと、私たちの体にとって良い事をしてくれているのです。不潔にしてもいいというわけではありませんが、清潔にしすぎても良くないということです。

2009年7月25日 (土)

奇跡の絶景、グリーンランドのムーラン

グリーンランドと聞いてあなたは何を思い浮かべますか?私は世界でもっとも大きな島で、それも氷の島というイメージです。実はここは、この間、記事を書いたデンマークの領土でもあります。大きさは日本の6倍の大きさだそうで、島の大部分は北極圏にあり、80%以上は氷と万年雪に覆われています。また巨大なフィヨルドが多く、水深は1000mもあるそうで、氷の厚さは3,000m以上に達する所もあるそうです。だからもしグリーンランドの氷床が全て融けたとすると、現在よりも7.2mほど海面が上昇するというほどです。

しかしこう言う厳しい気象条件のところににもかかわらず人が住んでいて、氷のない海岸部だけに住んでいます。そしてそこに住んでいるのは、ほとんどがイヌイットの人々だそうです。ちなみにイルリサットと言う5,000人ほどの小さな町でも、この島では3番目に大きな町だそうです。というわけで本来なら世間の注目を受けるようなところでもないのですが、このような高緯度の地帯では温暖化の影響がもっとも出やすいところでもあるそうです。そう言う意味で、ここは世界でも注目されている場所でもあるのです。

そのグリーンランドの風景をテレビで見ましたが、海はダークブルーのきれいな色をしていて、氷河が町の前の海を一面埋め尽くしていました。そして氷河から流れ出した大きな氷山が、目の前を大きな音をたてて崩れて行きました。グリーンランドという意味は、流氷が流れてきている氷の町という意味だそうですが、日本の網走で見ることのできる流氷とは、見える風景が全く違います。直接氷河から流れ出たものなので大きさが違うのです。10年前は氷山も今と違ってもっと大きかったそうで、気温も4度も上昇しているそうです。そのため毎年、1500億トンもの氷河が溶け出し海に流れ出ていくそうです。

ここに4年前から調査している人たちがいますが、氷河が崩れるスピードが2倍になっていて、1日に40mも氷河が動いているそうです。そしてこの氷河から流れ出したものがイルリサットの町の前の海を氷で埋め尽くしているというわけです。さらに氷河と海の境目は、山のように高い氷河で遮られ、その高さは50mもあり、幅は8kmもあるそうです。この氷河がどんどん海に流れ出していて、温暖化の影響か、7年で14kmも後退してしまったそうです。そしてこの氷河のさらに上流に行くと、何と奇跡の絶景があるそうです。しかしその絶景にこそ、氷河崩壊の秘密が隠されていると言います。

ヘリでどんどん遡っていくと突然、真っ青な湖が姿を現しました。空の色のようなライトブルーのきれいな色で、大昔の海はみんなこんなきれいな色をしていたのだろうなと思ったほどです。その名もアイスレイク、見たまんまじゃんと思いましたが、これは夏場に溶けた水が行き場がなくなり溜まったものだそうです。そしてここから水が川となって流れ出しているのですが、真っ白な大地にライトブルーの川が流れ出している風景の何ときれいなことか!まさに奇跡の絶景でした。こんな場所があるんだとほんとにびっくりです。深さは6~7mもあるそうで、見た目は小さな川ですが、しかしその流れは濁流のようでした。

ところが途中で、これが突然消えてなくなってしまうと言うのです。というのも100mほど先の穴に繋がっていて、一気に吸い込まれて行ってしまうのです。この川をムーランと言い、フランス語で風車という意味だそうです。川の水が渦を巻いていて、1トンもの水が穴に流れ込んでいるのです。そしてこの水が氷の下の地表に流れていき、その上に乗っかっている氷河が、水の流れに乗って氷河が動いていると言うわけだったのです。そこで調査ではこの水がどこに流れているのか、あるものを流してどこに出てくるか調査しました。それはおもちゃのあひるです。風呂場などで浮かべているあれです。100個ほど流したそうですが、しかしいまだに流れ出てこないそうです。いったいアヒルはどこへ流れていってしまったのでしょう?いまだに謎だそうです。

最後に、ここは最近、温かくなったので、草が生えるようになり牧場があるそうです。だから牧場で取れた羊の肉がスーパーに並ぶそうです。以前はアザラシが主食だったのですが、そのうちアザラシに変わって羊の肉が、主食になるかも知れませんね。と言っても実際はならないと思いますが。それと1年のうち12月を除いて1年中漁ができるようになったそうです。だからここで取れた甘エビが日本にやってきていて、寿司屋で食べる甘エビの三分の一はグリーンランド産のエビだそうです。だからあなたが食べた甘エビはグリーンランドからはるばるやって来たものかも知れませんよ。

2009年7月24日 (金)

新ダーウィン:ワニは海を泳ぐ

ワニと言うとご存知、川や沼などに生息し最強のハンターとも言われ、大きなものでは6メートルもの大きさになります。ということで一般的には淡水で生活というイメージがあると思います。ところが最近、海で泳ぐワニというのが発見されています。今までの私達のイメージからするとちょっとそぐわないですが、川から大海原へ予想外の行動をとっていたのです。ワニが海を泳いでいる姿を想像しても変な感じがします。

オーストラリアにはカカドウ国立公園と言う所がありますが、今回の舞台はここのワニについてです。カカドウ国立公園はダーウィンの東約220kmに位置し、世界でも最大の国立公園だそうです。その面積は日本の四国とほぼ同じというのですから、その大きさが分かろうというものです。ここには台地や熱帯雨林の丘陵地、サバンナ、湿原地などからなっていて、アリゲータ川をはじめとして4本の川が流れていています。そしてマングローブの根が堤防となって、広大な干潟を形成しています。この辺りにはツルやシギ類、ワニが生息し、丘陵地帯にはエリマキトカゲも見ることができ、このほかにも貴重な動植が少なくないそうです。ここはもともとアボリジーニの地でもあったので、アボリジーニの文化遺産も残っています。1980年、湿地や水鳥を保護する「ラムサール条約」、1981年には「世界遺産」に登録されています。

今回の主役はイリエワニです。寿命は70年と言われており、死ぬまで成長する最大の爬虫類です。ワニの一番の武器といえば噛み殺してしまうことですが、その力何と2トンと言うのですから、噛みつかれたらまず逃れることはできません。カササギカンなどは丸呑みだそうです。カンガルーさえも食べてしまうほどで、何でも食べるそうです。縄張りの範囲は2kmだそうですが、ここには何十万頭ものワニがいるので、狭い川の中で縄張りがかち合って喧嘩しないのかと疑問になってしまいます。

2億年以上も前に恐竜と同じ祖先から枝分かれ、恐竜が死んだあとも生き続けているわけです。そしてワニは川の王者でもあります。恐竜とワニはどこが違うと思いますか?それは足です。足が哺乳類のように真っ直ぐ伸びているか、あるいは鍵型に曲がっているかが大きく違うのです。恐竜の足は真っ直ぐですが、ワニの足は鍵のように曲がって付いています。つまり「がに股」と言うわけです。ここが最大の違いになっています。恐竜は真っ直ぐついているので、速く走れるようになったのです。さらに言えば足の膝下が長いほうが速いのです。

今回ワニの生態調査ということで、GPSをワニの体につけて行動範囲を調べました。ワニは夜ライトを当てると光るので探しやすいのだそうで、16頭のワニにつけたそうです。11月は雨季の始まりで5ヶ月続くそうですが、普段は縄張りをあまり動かないのですが、この時期は13kmも移動したそうです。というのもワニの目当てはダムの下に溜まるボラだそうです。ボラが産卵のためにやって来るところを食べようと言うわけです。その数60頭もいたそうです。しかし上流はもともと食べ物が少ないのですがなぜ来るのでしょう?

恐竜が全滅後、強そうなのは哺乳類ばかりになり、他に見当たらなくなってしまったのですが、水辺だけはワニがいたから哺乳類は王座につけませんでした。たとえばチーターが獲物を取ってもワニは簡単に奪い取ってしまうそうです。ということでチーターも手も足も出ないのです。それなのになぜ上流へ?さらに川から海へ出て行ったものもいるそうです。んんー海へも?実は10年前からダ-ウィンの街では相次いで見るようになったのだそうです。10歳前後の若いワニが雨季になると続々海にも出て行くのです。

実はこれは縄張り争いの結果なのです。先ほども書きましたが縄張りは2kmですが、ワニが多くなると、狭い川だけではそんなに広い縄張りを確保できなくなります。縄張りをもてない若いワニが、縄張りを求めて続々海にも出かけるようになったのです。その結果沖合いの島にも行くものが出てきたそうです。名前がイリエワニというように河口近くに行くのは分かっていましたが、こんな遠くまでワニが行くとは思われていなかったのです。

それは人間がワニを乱獲し、9万頭もいたものが3000頭に激減したため、縄張りを探す必要がなくなったため、今まではそういう行動を取らなかったのです。しかし保護政策もあって数が増え、本来の行動を見せるようになったと言うわけです。しかし生存競争に勝ったワニは川で繁殖し、数頭の雌と1回で50個の卵を産むのだそうですが、卵がかえるまで巣の近くで母親が守っているのです。3ヶ月間見守り、口で赤ちゃんワニをくわえ川に持って行きます。ワニは太古の昔からこういう行動を取っていたのです。

ワニが海を泳ぎ、それもかなり遠くまで泳ぎ、若いワニは自分の縄張りを求めて行くというのが、ワニの本来の姿だったのです。意外でしたね。ワニに対するイメージが変わりました。

2009年7月23日 (木)

2009皆既日食総括

多くの人の心を動かした46年ぶりの皆既日食。この6分間の天文ショーを見た人は視聴率で言えば、50%いやいやもっと70%(全くの当てずっぽう)くらい行ったかもしれませんね。私の身の周りでもかなり見たと言っていますので、当たらずとも遠からずだと思うのですがどうでしょう?しかもあいにくの曇り空だったにもかかわらず、多くの人が見たのですから、いかにみなさんの関心が高かったかということだと思います。私のところも曇りでしたが、ちょうどその時間帯に雲の合間からうっすらと欠けた太陽を見ることが出来たそうです。そうです?実はその時間帯どうしても席を外せず、皆既日食を見ることが出来なかったのです。(・_・、)

あの皆既日食で見た太陽の表面温度は6000度、コロナの温度は100万度と言う想像を絶する温度、形が南北に長くなっているのは温度の違いのようです。そしてよく見ると筋が見えるそうですが、それは磁力線だそうです。白いコロナの中にある赤いものがプロミネンスと言われるもので、温度は1万度だそうです。拡大しなければ見えないような炎ですが、その大きさは地球数個分にも相当する大きさなのだそうです。そして謎の一つはこれは重たい物質だそうですが、それがなぜコロナの中に浮かんでいるのかが謎だそうです。さらにこれが完全に見えるのはこの皆既日食のときだけだそうです。それも明ける数秒前に多く見えるようになるのだそうです。そしてその後にもダイヤモンドリングが出ると言うわけです。誰が付けたのか知りませんがダイヤモンドリングという名前は多くの女性のハートも掴んだのではないでしょうか?

この太陽と月と地球が一直線に並ぶだけでも神秘的な感じがするのですが、これ以外にまだ神秘の謎があります。これだけでは皆既日食という現象にならないからです。そうなるためにはもう一つ神秘の力が加わらないと実現しないのです。それがそれぞれの大きさ(1:400)とその距離の関係(1:400)がぴったし当てはまった関係になったときだけこの現象が起きるからです。このいくつもの偶然が重なって初めて今回見たような現象が生まれたわけで、それがどれだけすごいことかということが、みなさん口をそろえて言われているように神々しく感じたということだと思います。

だから科学が発達していなかった時代には太陽が昼間隠れるということでいろいろな話ができたのです。ヒンズー教では悪魔が太陽を飲み込むという不吉なものとして、仏教では良い事の前兆として捉えられているようです。そう思うと古代エジプト文明とかマヤ文明のはるか昔にすでに、太陽の運行を計算していたと言うわけですから、それがどれだけすごいことかということが分かります。しかしこんなに進んだ科学がどうしてヨーロッパの中世になると暗黒の中世と言われるような時代になってしまったのでしょうね?また針が逆戻りしたかのようです。

話がそれましたが、今回の皆既日食が見えたところというか、この場所というのは、言うなれば、月の影の部分に相当するわけで天体の移動と共にこの影も移動していきます。その影が始まるところはと言うとインドが最初だったのです。そこからブータンを通り、中国の上海を通過し、さらに日本のトカラ列島の悪石島10:53を通って、屋久島10:57ときて、硫黄島へ10:25、そしてタヒチ島の洋上で終わったと言うわけです。この間が皆既日食の見えた所となっています。そして晴れてよく見えたところはと言うと、インドにブータン、流黄島ということでしょうか?あとは残念ながら雲が邪魔してよく見えなかったり全くダメだったりということです。

最後に屋久島ではご存知のように樹齢7000年という杉がありますが、このような杉が太陽をもとめて伸びています。しかし新たな杉の芽が出ても1年以内にほとんどが枯れてしまうそうで、その中で光を受け続けたものがすくすくと育ち大きな屋久杉となっていくのだそうです。それを思うと太陽の恵みの大切さを肌で感じることができます。つまり太陽とは命ということと同じなわけで、人間もその自然の一部であり、その自然の中で生かされていると思うと、今回の皆既日食はそれを肌で感じる機会となったような気がしました。太陽と月と地球という天体を動かす大きな力と、太陽という命によって地球の生き物すべてが生かされているということが、神々しさの秘密ではないかと思ったしだいです

2009年7月20日 (月)

環境先進国のロラン島

休みも終わってしまいましたが、最近はエコに対する関心もだんだん高まってきています。しかしだからと言って休みの間エコな生活をしてみようと実践したという人は少ないのではないでしょうか?というのも改めてエコな生活と言っても、何をしていいのかちょっと戸惑うからではないでしょうか?エコな生活をするぞとすでに身構えているようで、自然体でできるほど生活環境がそこまで進んでいないということなのではないでしょうか?

そこへいくと、ロラン島の人々は改めてエコ生活をするぞと、身構えて生活しているわけではなく、それが生活の一部になっているため、ごく自然に暮らしているだけでエコの生活になっているところが、日本とは違うようです。とは言っても、ロラン島と聞いてピーンと来る人はまだ少ないと思いますが、ここは世界でもエコ生活の先端を行っているところで、世界のモデル地域のような存在なのかもしれません。でも何でこのような小さな島なのに先端的なエコ生活というものを成し得たのでしょう。

ここに住んでいるニールセン北島さんによると、「長年、造船などの重工業と農業の島でしたが、80年代以降に重工業が廃れたことで失業率が悪化、一時は過疎化も進みました。しかし、90年代の中頃から自治体が立ち上がり、政策の中心を環境へと方向転換。2003年に風力発電機72基を有する、世界最大規模のロドサン海上風力発電パークが完成し、ロラン島全域で今では約500基もの風車を有していますが、実にそのうちの約半分が個人所有です。ロラン島では、こうした風力発電などの再生可能エネルギーによって、島の総電力需要を50%以上も上回る電力と70%以上の地域暖房をまかなっているのです」と言っています。つまり石油ショックを境に国を挙げて構造転換を図ったことが大きいのです。

デンマークは、ユトランド半島と443の島々からなる国で、ロラン島はそれらの中でも4番目に大きな島で、バルト海の島と言ってもドイツに近いのです。面積は1240平方キロメートル、人口は約7万人です。最も高いところでも25mしかない平な島です。しかし環境先進国として、クリーンエネルギーの活用に取り組んでいるデンマークには、風力発電機で世界トップのシェアを持つ会社があるし、洋上風力発電でもデンマークは世界最大の規模だそうです。 昨年9月には、風力発電の電力で水素を生成し、家庭の電気をまかなう世界初の「水素エネルギー・コミュニティ」が同国南部のロラン島に誕生しています。

そのためロラン島には、50mの発電用の風車が島のいたるところにあるそうです。そして海に出れば洋上風力発電があり、島民7万人が使う電力の2倍の電力をこれで作り出していると言います。ちょうどTVで取材した家を紹介していましたが、この島では昼間に電気をつける人がいないそうです。そのため部屋は薄暗いほどでしたが、窓際はかなり明るく感じました。家にある家具は全てリサイクル品で買ったものだそうで、新しいものもほしくはありませんかと聞いたとき、いつまでも使えるものは長く使うと言っていましたが、これがロラン島のエコ生活の基本だと言っていました。どこか昔の江戸時代のリサイクル社会を思い出してしまいました。そして料理をご馳走ということで、うなぎのバター炒めを出してくれました。これがここの名物だそうです。魚は一匹丸ごと使うことで魚を知るのだと言います。こう言う姿を見ているとエコ生活を頑張っているというより自然にエコしているという感じです。

さらに外に出ると豚が新エネルギー??だと紹介していた。というのは豚の出す糞尿をエネルギーにするのだと言います。これを集めて発酵させメタンガスを取り出すのだそうです。そして発酵させた後の残りは肥料にするのだと。まさに循環エネルギーを実践しているという感じです。森の幼稚園でも、遊びも、勉強も、生活も全て森の中でするのだそうです。遊び道具は全て自然なもの、斧だって使います。こう言う生活をしているためか伸び伸びと育ち、普通のところより病欠率が三分の一だそうです。小さなときに学んだ自然の大切さとか、生き物への接し方などを学び、大きくなってもこういうことを忘れない人間になると言っていたのが印象的でした。

こうした姿を見ると日本のエコ生活というのは、便利な道具を買っていくらエコポイントがつくという現状を見ると、ほんとの意味でのエコというのはすぐには来そうもないなと思ってしまいます。

2009年7月19日 (日)

46年ぶりの天体ショー

いよいよ天文ショーの幕開けが近づいてきました。その天文ショーというのは、日本で見られるのは実に46年ぶりとなるとなるもので、次回日本で見られるのは26年後になってしまうというほど珍しいものです。そんな天文ショーがいよいよ7月の22日に幕開けとなります。と言ってもこれは日本だけに限ればの話で、世界を見渡してみれば、どこかでこのようなショーを見ることができます。ちなみに次回は来年イースター島だそうです。

では日本のどこで見ることができるのかというと、どこでも見えるというものではなく屋久島や種子島、南部奄美大島東北部、トカラ列島など、日本本島以外でしかこれは見るとこができません。どうしても見たいという人はこれらの島まで行って見なければ見ることが出来ないのです。ただ、ショーの一部だけでいいということであれば、日本全国どこでも見ることは可能です。

この天文ショーは実は皆既日食と言われる現象のことで、皆既日食になると、太陽のまわりにはコロナが広がって見られます。また太陽表面から吹き出ている赤いプロミネンスなども観察することができます。また空は、夕方とか明け方のように暗くなり、明るい星ならば見ることも可能だそうです。ただし程度は日食の見られる程度によって、変わるので必ずしもそうなるということではありません。地平線近くでは、夕焼け(朝焼け)のように空が赤く染まって見られるそうですので、その環境にある方はご覧になってはいかがでしょう。

日食とは月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。太陽が月によって全部隠されるときには「皆既日食」と呼ばれます。そして太陽の一部しか隠されないときには「部分日食」と呼ばれます。今回は一部の地域でこの「皆既日食」が見られます。では皆既日食の場合、なぜ小さな月が大きな太陽を隠してしまえるのかと言うと、月を1とすると、太陽は400の大きさになり、月と地球の距離が1とすると地球と太陽の距離が400倍になるそうですが、距離と大きさが同じだからということということでしょうか?それでちょうど隠れる(???)のだそうです。日食は、見る場所によって、どのくらい深く欠けるかも違うし、日食が始まる時刻や一番大きく欠ける時刻・日食が終わる時刻も違うので、関心のある方は書きのところにある程度載っていますのでご覧下さい。
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html
皆既日食の写真はこちら
http://www.nao.ac.jp/Gallery/SolSys/Sun/index.html
YouTubeの映像はこちら 実際に見れない方はこれはお薦め
http://www.youtube.com/watch?v=xCwYoF_IA_s

2009年7月14日 (火)

幕張:恐竜2009ー砂漠の奇跡

モンゴルはかって旅行に行ったことがあります。そこから中国の内モンゴルにかけて広がっているゴビ砂漠というのがあります。私が行った時は砂漠には行っていませんが、モンゴルの砂漠も多くの恐竜の骨が出ていて、飾ってある写真を見たことがあります。砂漠と言えば、果てしなく広がる砂の海といった感じで、何もないという印象ですが、大昔にはそこは水と緑に覆われ、今とは全く違う世界があったのです。そしてそのとき生きていた恐竜達がいま地上に骨として蘇っていると言うわけです。だから砂漠は恐竜の宝庫でもあり、新たな発見が続々とされています。

今回は内モンゴルのエレンホトというところの郊外から発見されたギガントロプトルという恐竜についてです。この恐竜は白亜紀の地層から出たもので、鳥に似た新種の羽毛恐竜です。それまでの羽毛恐竜と言うと、全長が2、3mや、数十cmなどで小さくて軽いというのが常識だったのです。ところがこのギガントロプトルに至っては何と8mもあって、体重に至っては1,4トン、腰の高さは3,5m、大腿骨は1,1mと巨大なものだったのです。そのため発見したときにはT.Rex(ティーレックス)の骨ではないかと思ったそうです。化石の足の骨の成長線から推測すると、年齢は11歳ほどの亜成体の化石と考えられています。というわけで鳥型の羽毛恐竜がなぜこれほど大型化したのかは謎だそうです。

この大型の恐竜は肉食恐竜かと思えばそれがそうではないようです。顎の筋肉は発達しておらず、歯もなくし、頭部を軽くしているそうです。背骨はスポンジ状の構造がみられるということで、大型化するにつれ骨を軽くしています。鳥類的な特徴を備えているのですが、飛べるわけではなく、飛ぶためというより、現生鳥類が持つ特徴を生かして、大型化へと進化して行ったのではと考えられています。

このように今まで見たことのないような恐竜たちが続々発見されていますが、東京の幕張メッセでは、「砂漠の奇跡!!恐竜ミイラ化石と世界最大級の恐竜」というイベントが7月18日から9月27日にかけて開催されます。今回の目玉は、まずアメリカ合衆国のノースダコタ州に広がる「バッドランド」から発見された『ダコタ』の愛称で呼ばれている恐竜ミイラ化石です。皮膚や筋肉などの軟組織が類まれな保存状態で残されていたというものと、中国「ジュンガル盆地」で発見された、首だけで16.9メートル、全長35メートルに達するほど極端に巨大化した世界最大級の恐竜「マメンキサウルス」も展示されます。

もう5年近く前だったように思いますが、やはり幕張で開催された恐竜展がありました。そのとき恐竜展に行っているのですが、今回も夏休みに開催期間がかかっているので、できれば行ってみたいと思っています。なかなかこう言うものが一同に見られることはないので良い機会だと思います。

2009年6月30日 (火)

天然鮎が多摩川を遡上できない理由

前回、鮎について書きましたが、そんな鮎もダムや堰ができてから河口から上流に向けて遡れなくなって久しいのです。漁業組合や自然保護団体の声もあり、近年、重い腰を上げ堰には魚道が作られるようになりました。ところがその魚道は鮎のためになってはいなかったいのです。というのは魚道を作ったものの、形だけの魚道のため、実際には鮎が遡上するということが無いか少なかったからです。

そこで鮎が上流まで遡上ができるようにしようと言う試みが行われています。それは多摩川の鮎が、秋川渓谷まで遡上できるようにというものです。その取り組みをしているのが、東京都島しょ農林水産総合センターです。多摩川と言えば全長138キロメートルの大河川で東京という大都会に流れています。そこでは「多摩川へ遡上する稚アユの遡上数調査を昭和58年以降、毎年実施しています。20年度の多摩川への稚アユの遡上数は、139万尾と推定されました。過去最高の遡上数214万尾を記録した昨年には及びませんが、平成18年(127万尾)と同水準でした。これで3年連続100万尾を上回る遡上数となりました」と着実に増えており、取り組みの成果を書いています。

ここではどんな取り組みをしたかと言うと、多摩川には7つの横断堰があって、それが鮎の遡上を邪魔しているという大きな問題があります。そのため鮎が上流に辿り付けず、天然の鮎と言うものはいません。いわゆる養殖の鮎が泳いでいるのです。多摩川といえば江戸時代には将軍様に鮎を献上していたくらいで、名物だったのです。そんなきれいな多摩川だったのですが、昭和30年代になると水質が大きく変わってしまいました。それと同時に鮎もいつしか完全に多摩川から姿を消してしまったのです。そんな時代が長く続き67年から70年代に法律が変わったことで徐々に水質に変化が出てきました。

今の状態はというと、河口から12キロの放流鮎のいないところで魚を取ると、ぼら、すじエビ、うなぎ、それに鮎と様々な魚がいたそうです。鮎がいたということは養殖鮎でなく天然ということで、水質がきれいになりだしてから徐々に増えてきたというわけです。何処にいたかというともちろん東京湾の中、それもお台場(これ以外にも他にありますが)にいたのです。しかし小さな鮎が上流を目指すには人口堰が邪魔して上がれません。何と言っても高いものは高さ5メートルもあるからです。そのためそこで鮎の一生を終えるものも少なくないそうです。せっかく誕生しても河口近くの堰で一生を終えるなんて可愛そうですね。魚道があっても上れないのです。

どうして鮎が魚道を使わないかというと、鮎は流れの強いところを本流と思っているため、流れの緩やかな魚道を本流と認識できないのです。それにもかかわらず流れがほとんどないような魚道が結構あったり、それと流れがあっても1段目の段差のところにプールがなく、ジャンプできないような魚道もあるそうです。こう言う名ばかりの魚道が鮎の遡上の邪魔をしているのです。そこで鮎を捕まえ脂ビレを切ってから放流し、どこの堰で一番止っているか調べるため、釣り人に協力してもらい調べたところ、宿原の横断堰で鮎の9割が止まっていたそうです。そこでもっと上れるように上記のような不備を改修したいのですが、そうすると巨額の金がかかるため、アイデアをだし手作りで何とか代用する方法を思いつき、それで鮎が遡上できるようになったのです。

これでかなりの鮎が遡上できるようになると思われるので、多摩川で鮎の姿がますます多く見られるようになる日も近いかもしれません。そうすれば天然鮎による鮎釣の姿が見られるようになるかも知れませんね。

http://www.youtube.com/watch?v=QS1ubUpU4pQ

2009年6月29日 (月)

清流の鮎

「清流の女王、アユ」って言う言葉を聞いたことがありますか?今日はその鮎のことについて書きます。アユを漢字で書くと鮎と書きますが、もともとはアユルという言葉から来たと言います。このアユルとは落ちるという意味で鮎が秋になると川を下って行くからだと言われています。そして鮎という漢字になったのはこの魚が縄張りを作ってそこを独占するため、そこから魚が(縄張りを)占めるため鮎という字になったという説があります。そのほかにもまだありますが、ここではこれとします。

鮎は春に海から川に上り、上流で藻を食べ大人になります。そして秋になると産卵のため川を下り、下流で産卵して一生を終えます。稚魚は冬までに河口の海に下り春を待ちます。と言う事で鮎は1年で死んでしまうため年魚とも言い、藻を食べ良い香りがするので、香魚とも言います。そのため鮎の一番生き生きしているのはやはり夏です。そのため夏の風物詩としても鮎は良く取り上げられます。そしてこれを狙って釣り人がどっと川にやって来ます。それは6月であり鮎の解禁の時期ということです。

この鮎釣りのことを友釣りと言いますが、それは生きた鮎の鼻に鼻管と言うわっぱを通しこれとセットでした掛け針で他の鮎を釣るというもので、これを囮鮎と言います。鮎は自分の縄張りを持つという習性があるので、これを利用して囮鮎を縄張りにいれ引っ掛けるという釣法です。こう言う釣り方は日本独自のもので他の国では見られません。昔から釣られている独特の方法なのです。しかし近年の釣竿の進化で昔の竹ざおにより釣っていたときと比べ格段に釣り易くなっていて、プロもいるほど競技人口も増えています。とは言っても昔から鮎釣り師を生計の生業としていたのですから特別びっくりするほどのことでもないのですが。

というようなわけで、夏になると鮎は日本の風物詩の風景の一つとして、テレビでもよく放映されることがあります。特に滝を駆け上がるところの鮎の姿を映す場合が多いのではないでしょうか?鮎が川の上流へ上流へと上っていくのですが、そのとき必ず滝などの障害物が立ちはだかる所があります。そこをたくさんの鮎がピョンピョン跳び跳ねながら上流へ向かって泳いでいく姿はそれは良いものです。小さな鮎が大きな滝を何度も挑戦しては何とか登っていくのですから、つい頑張れと言ってあげたくなります。そんな鮎を見ると可愛いですね。

続く

2009年6月18日 (木)

メコンのイルカ、絶滅の危機

メコン川はチベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアをぬけ、ベトナムを最後に海に注いでいます。全部で6各国を通り抜けるまさに国際的な超一級の大河です。このメコン川と言う名称はタイ語から来ていてワニの川という意味だそうです。そんなわけでベトナムでは、船の先に目玉の模様が描いてあるそうです。つまりワニよけというわけです。昔はワニに襲われたので、ワニが近づかないように描いたものなのだそうです。しかし私はメコンにワニがいるという気がしていなかったのですが、今でもメコンにはワニがいるって言うことでしょうかね。

さて、この川にはカンボジアからラオスにかけて、淡水イルカがいるのですが、今回世界自然保護基金(WWF)は「メコンにいるカワゴンドウ(イラワジイルカ)の個体数が減り、絶滅の危機が高まっているとの調査報告書を発表しました。それによると、生まれたばかりのイルカが病気で死ぬケースが目立ち、有害物質による水質汚染が関連している可能性が高いと発表しています。そして個体数は64~76頭と推定され、近い将来にメコン川の淡水イルカは絶滅する」と警告しています。

さらにWWFによると、「2003年以来これまでに死んだ淡水イルカの数は分かっているだけで88頭。うち58頭が生後2週間未満の子どもだった。07年に死体で回収された11頭中10頭は病死で、首の回りに腫瘍のようなものがあり、ある種の細菌に感染しているものが多ったそうです。04年から06年に回収された21の死体について体内の有害化学物質の濃度を分析したところ、皮下脂肪には比較的高濃度のDDTやポリ塩化ビフェニール(PCB)が蓄積していることが判明、肝臓中では水銀の濃度が高かった。遺伝子の分析では近親交配が進み、遺伝的多様性が失われていることも明らかになった」と発表しています。

このイルカは、最大で体長三メートルにもなるそうで、かつてはメコン川とカンボジアのトンレサップ湖に合わせて数千頭が生息していたと言います。しかしいまではクラチエとカンボジア・ラオス国境のメコン川にしか見られなくなったようです。それにイルカと言うと人懐っこいと思うのですが、ここの川イルカは一頭も近づいては来ないそうで、海のイルカのようにジャンプしたり、水面に体を出すようなことはないそうです。ということは警戒心が強いと思われるのですが、やはり川沿いの住民による密漁が多いからなのでしょうか?そうではなくWWFの報告のように、環境汚染で子どものイルカが大きくならないうちに死んでしまっているのが現状です。

もともとクラチエには「水浴びしていた村の娘がイルカになった」という伝説があって、イルカを大切にする信仰があるそうで、あのポルポトさえイルカの乱獲を防いだというのです。これは人間の行いが思わぬところへ影響を与えているという例であり、それが大事にしているイルカを苦しめ、絶滅までに追い込んでいると思うと残念であると同時に、もっと自然に与える影響ということを考えなければいけないという一つの例であり、人類の遺産である貴重な自然や動物を失いたくはないものです。

2009年6月11日 (木)

スズメは減っても、銀座のカラスは増える?

最近街を歩いているとカラスが増えてきた気がします。その反対に、以前はすずめがたくさんいたのですが、そのスズメがむかしに比べるとずっと少なくなっていると感じるこの頃です。

少し前にこんな調査がありました。立教大理学部の三上修・特別研究員の 調査で、スズメの生息数を 全国レベルで調査したものです。それによると 国内のスズメの生息数が1800万羽に激減っていると言うものです。その原因として、餌場の田畑と、巣を作る木造家屋の減少などにより、最近20年足らずで 最大80%、半世紀前との比較では90%も減少したとみられるというものです。

調査は3県の調査結果をもとに巣の平均密度を算出し、国土交通省が持つ建物用地や森林などの面積データとの比率をもとに、巣が約900万個、個体数はつがいで約1800万羽と推定しています。減少率は農作物の被害面積や、有害鳥獣駆除数の推移などから推定したところ、個体数は90年以降 80~50%程度減り、60年ごろとの比較では10分の1になった可能性もあると結論付けています。

以上のことからも、私が感じていたことは多くの人が感じていたことであり、実際の調査でもその実態を裏付けるものとなっています。この数字をまだ1800万羽もいると捉えるのか、それとも90%も減ってしまって大変なことになっていると捉えるかで、共生の社会と言う看板がただの看板なのか本物の看板なのか、そういうことを真剣に受け止めなければならない時期にきているのではないでしょうか?これは何もすずめだけの問題でなく、一事が万事と言う言葉があるように、ほかのことにも通ずる問題でもあると思います。

カラスの場合はその反対に増えているのかもしれませんね。カラスの場合は人間社会に適応して生きていく術に長けているような感じがするのですが、それが都市化していっても減るどころか増えている原因の一因であるような気がします。しかしそれ以外に人間のなせるところもあるように思います。

カラスの繁殖時期は6月で、この時期、子どもを守るために人間を攻撃することもあるようですので気をつけたいですが、そのため子育てのために巣からあまり離れられないと思ったのですが、ところがそうでもないようですね。今回は銀座のカラスですが、以前に比べてカラスの数が増えているそうです。これらのカラスは何処から来るかと言うと明治神宮から来ているようです。もしそこからだとすると繁殖期にもかかわらず、巣を離れてやって来ているということなのでしょうか?

いずれにしても銀座には食べるものがたくさんあるから来るのです。新鮮な肉がそのまま捨てられていたり、牛の骨まで捨ててあると言うくらいですので、食べるに困らないと言うか他のところに比べておいしいもの、つまり高級品がたくさん捨ててあるようなのです。こういうものを平気で出しているのですから、カラスを呼んでいるようなものです。またゴミ出しの時間にも差があるので、収集に来るまでに食べる時間がたっぷりあると言うのもいただけません。ゆっくり食べてくださいと言っているようなものです。こう言うことを放置しておいて、カラスがゴミをあさって大変迷惑していると言っても、ゴミを荒らされないようにする以外にすることがあるように思います。

すずめにしてもカラスにしても人間の行いが自然や動植物にも大きな影響を与えていると言うことですが、カラスのように順応しやすい鳥はまだ良いのですが、そうでもないごく当たり前に目にしていたすずめがいなくなっていると言うことは、身近な動植物にも大きな影響が出始めている証拠です。人間も動植物もみんな共存できる方法はないのでしょうか?

2009年6月 6日 (土)

持続可能な社会

サスティナビリティー(Sustainability)をGoogle翻訳で訳して見たら、持続可能性とでてきました。これを今風に訳すと、経済的な成長だけではなく、環境や社会にも配慮し、経済、環境、社会がバランスよく、持続的に成長、発展していこうという考え方です。今の時代経済優先で、突き進みすぎ、時間の流れが非常に速くなり過ぎ、心の余裕と言うものがなくなっています。人間あっての経済であり、経済優先の社会ではチャップリンが描いたように機械に使われた社会と変わりありません。スローライフと言う言葉があるように、時間がもっとゆっくり流れれば普段見えないものが見えてきて、生活にも心のゆとりが出てきます。最近の犯罪の増加や、凶悪化はそういった流れのなかで出てきた現象ではないでしょうか?

最近話題になっているミツバチの大量死もそんなミツバチの社会での出来事ですが、その原因はウイルスではと言う話ですが、他にもミツバチの働きすぎもあるのではと言う話もあります。と言うのも人間に働かされ過ぎて、蜜を集めるだけ集めればまた次へ移動し、またそこで蜜を集めるだけの生活に疲れたと言うわけです。そう考えるとミツバチも哀れになってしまいます。ミツバチが生まれてきたのは何も人間のために蜜を集めるためではないのです。ミツバチを仲介者として、移動の出来ない花たちが、ミツバチに蜜を上げる換わりに受粉の手伝いをしてもらい、自分で行けないような遠くのところに花の子孫を増やしてもらっているわけです。つまり花とミツバチは共生の関係にあると言うわけです。

ところが人間に使われることで、本来の仕事で手にした蜜を人間に取られ際限もなく働かされているわけです。本来なら自分達がほしいだけ取ればすむ蜜を人間が死ぬまで働かせて蜜を取っているのです。その結果が過労死ですから、これは人間の大量消費社会に対するミツバチの警告とも取れるものなのかもしれません。その結果はミツバチの大量死により花の受粉が出来なくなり、回りまわって人間にその報いが回ってきたかのようです。つまり風が吹けば桶屋が儲かるのと同じ考えです。これは一つの例であって、ミツバチ以外にもめぐり廻って人間にその仕打ちが跳ね返ってくるものはまだたくさんあるのではないでしょうか?ミツバチだけの問題ではないと思うのです。

このように人間のサイクルに自然を合わせるのではなく、自然のサイクルに人間の生活をあわせるような営みが必要ではないかと言うことです。山に実のない木をたくさん植え、動物の餌を奪っておいて、餌がないからと動物が人里に下りてきて作物を食べれば、害獣だと言って追っ払ったり、射殺してしまったりしていますが、これでは悪循環です。動物にも棲める場所を確保し、人間もその枠組みの中で共生するような社会にしなければいけないのだと思います。もちろんそれは簡単なことではないと思いますが、その努力は必要だと思います。

江戸時代では街の中に川が流れていてその川を使ってみんなが川から恵みを得て暮らしていました。例えば1人が川を汚せば、そこで洗濯していたり、食べ物を洗ったり、ご飯を炊いたりしていたことが出来なくなってしまいます。一軒のために全てがダメになってしまうので町の人たちが全員で川をきれいに保つように努力していました。またいろいろなものが循環、利用されていて環境に優しい社会を作っていたのです。

私達は大量生産、大量消費と言う生活スタイルになれすぎ、大事なものを見失ってしまっているのでしょう。見えるところだけで物事を判断すれば間違いを犯します。大事なのは見えない元の根のところです。持続可能な社会に戻らなければいつかその仕返しが来るのではないでしょうか?

2009年6月 2日 (火)

捨てるゴミを燃料に

オカラって産業廃棄物なのですね。搾りかすと言っても栄養が豊富で20年前には食べていたと言うのですから、産業廃棄物として処理されることに何か違和感を思えませんか?ある業者のところでは一日1500から1800kの大豆を使って2万丁の豆腐を作るのですが、80トンのオカラができるそうです。豆腐を作るとき、大豆を絞るのですが、そのとき豆乳とオカラに分かれて出てきますが、オカラが一日当たり1~2,5トン毎日できるそうです。こんな感じで全国にすると80万トンのオカラができるというわけです。

しかし食用に消費されるのは全体の数%に満たない程度で、残りのほとんどは産業廃棄物として処分されているのが現状です。どうして廃棄物処分されるかと言うと、今では食べられないからです。オカラは非常に腐りやすく、夏では約2時間で腐敗がはじまります。だから畜産業者などに引き取ってもらいたくても、腐ってしまっては活用できないということもあります。結局処分するしかなく、その処理費用がかかってしまうと言うわけです。もしみんながオカラを食べてくれるとしたら、1日30g食べてくれれば処分しなくてもすむのだそうですが、簡単なようですが、なかなか難しい問題ですね。

ところがこれをエネルギーに変える会社があるそうです。その会社は静岡油化工業と言って、廃油をバイオディーゼル燃料にリサイクルする事業や、おからを飼料・肥料にリサイクルする事業を行っております。例えばこんな具合です。オクラ300グラムの中にいもの皮を入れて、これを3日間かけて発酵させるのだそうです。そうすると100リットルのエタノールが作れるのだそうです。このエタノールは完全発酵されていて、アルコールが99,5%なので煙も出ないそうです。

バイオエタノールを作る卓上油化装置と言うものもあるそうです。大きさは家庭用冷蔵庫を寝かし、その三分の二くらいの長さで高さは寝かしたよりももう少し高い感じに見えました。ここへプラスティックとかペットボトルのキャップ、食品トレーなどのプラスティク類を入れると、2分ほどで泡が水を通して出てきます。その泡が水で冷やされ2時間ほどで油が出来上がると言うものですが、これを使って1kgのもので800gの油が出来るそうです。家庭でもこういったプラスティク類と言うのは意外と出るので、ごみで油が結構できるのではと思います。

このようなバイオエタノールはE3ガソリンと言って安いのですが、と言うのもガソリンに3%混ぜたものを使うからです。そんなわけでエコということもあり21市町で使われているそうです。アメリカなどは20%、30%も混ぜて使っているようですが、そんなに混ぜているとは知りませんでした。こうした再生燃料とも言うものにはほかにもコーヒー粕から燃料用のペレットとして使われたりしていて注目されています。こうした再生エネルギーは2025年には全エネルギーの45%を占めるとも言われていて、これからさまざまなタイプのエネルギーが出てくることでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=QkYThh1znLs

2009年5月30日 (土)

遊牧民の定住化で草原の砂漠化

夏がもうそこまでやって来ていますね。となると黄砂もそろそろ飛来してくるかと思いきや、もうすでに飛来していたのですね。NHKで今年は黄砂が早いと言っていたようですが、3月17日には日本列島がすっぽり覆われ、東京の高層ビルも霞んでしまったそうです。調べてみると、黄砂が多いのは3月から5月ころだと書いてあったのです。と言うことは黄砂のピークはもう過ぎたと言うことですね。

黄砂はよく知られているように中国のゴビ砂漠とかタクラカマン砂漠、黄土高原などの砂塵が風によって吹き上げられ、偏西風に乗って日本などにやって来るもので、空が黄色くかすんで見える現象のことを言います。これが砂だけならまだ問題はないのですが、この砂に微生物や大気汚染物質が付いてくるのが問題なのです。つまり花粉症にかかりやすくなったり、花粉症を悪化させる原因になるのです。この黄砂が中国では毎年春になるとこの現象が発生するのですが、近年は状況が悪化し黄砂の量が増えていると言います。それは最近の急速な経済発展や遊牧民の定住化政策と言ったものと関連があると言うことです。

以前はゴビ砂漠とかタクラマカン砂漠とか黄土高原などで黄砂は発生していたのですが、その中心は今や中国・内モンゴル自治区の草原地帯に移っていると言います。しかも誤った遊牧民政策と言う人災だと言うのです。黄砂は今まで、北海道まで飛んでこなかったのですが、今世紀に入ってたびたび見られるようになったそうです。ゴビ砂漠や黄土高原は北海道より緯度が低いので、偏西風に乗っても黄砂が届かなかったのですが、北海道に届いていた黄砂は、以外にも内モンゴルからのものだったのです。内モンゴルは元来、草原地帯だったのですが、誤って定住化政策のため、緑豊かな草原が砂漠に変わってしまい黄砂が起こるようになったと言うのです。

と言うのは中国当局は内モンゴルやウイグル自治区、チベット自治区などで、遅れた生活条件を改善するため、遊牧民の定住化政策を進めています。その際、遊牧民に土地を分配し、それぞれの土地を作で囲う措置をとっているそうです。そのため羊も同じ場所でいつも草を食むようになり、草の根まで食べてしまうのだそうです。そのため草が生えなくなってきてしまったのです。そうなると草原は急速に砂漠化し、黄砂が発生すると言うわけです。さらに限られた土地で生産性を挙げようと羊をたくさん飼うため、草原の砂漠化に拍車がかかっていると言うわけです。

さらに中国政府が沿岸部と内陸部との格差解消のため、内陸部での再開発を推し進めていますが、辺境地域での開発を進めているため、環境保護を考慮せず、排煙や排水を野放図に流しており、もしその場所が砂漠すれば黄砂になったり、排煙が黄砂につけば有害物質付きの黄砂として飛んで来るようになると言うわけです。このように定住化政策が草原を砂漠化させ、無理な経済政策が公害を撒き散らしているのです。そして草原がどのくらい砂漠化したかと言うと、1960年には草原が82万平方キロだったものが、1099年には38万平方キロに激減しているそうです。つまり緑が消えた面積44万平方キロは日本の国土38万平方キロをはるかに凌ぐと言うわけです。

中国政府は政策の失敗ではなく、過放牧が砂漠化の原因だとして放牧を禁止し、遊牧民を草原から締め出しています。そして追われた遊牧民(7万人以上)は生きるために農業に活路を見出そうとするのですが、それによってまた草原が掘り起こされ、そこもやはり草がはえなくなり砂漠化していってしまいます。遊牧民には「草は耕すな」と言う言い伝えがあるそうです。これの意味をするものは耕したら草原が消えると言うことを経験で知っているからなのでしょう。遊牧民は3千年と言う長い歳月を草原で暮らしてきました。その生活の知恵と言うべきものを無視し、愚かな政策で遊牧民を囲い、さらに砂漠を増やそうとしているのではないでしょうか?

2009年5月29日 (金)

漂着ゴミの出所

日本の海岸に漂着ごみが流れ着く問題で、国が財政面で支援する「海岸漂着物等の処理推進法案」の作成が大詰めを迎えているそうです。これはごみ処理にあたる自治体への財政支援をはじめ、ごみの排出元と考えられる関係諸国への協力要請、不法投棄の防止に向けた啓発強化などが盛り込まれています。

そんななか、鹿児島大水産学部によるある調査がありました。それは2003年から2006年に行われたライタープロジェクトと言われるものです。それは漂着ごみの指標として簡易ライターを拾い集め、流出場所などを推定する取り組みです。と言うのもライターは国ごとに形や製造番号が違うため、何処から来たか類推しやすい上に、ものによっては店名などが書かれているものもあり、都市が特定できるものもあるからです。それに小さいためかさ張らないし、たくさん集めても場所をとらないなどの利点があるからだと思われます。

調査結果ら分かったことは、与那国島から沖縄、種子島での場所では、半分が中国や台湾製だったそうです。そして対馬になると韓国製が増えてくるようです。そのため、日本海側の山口県から福島県にかけて韓国製が多くなり、半分は韓国製だそうです。ところが能登半島以北の東北沿岸部では、今度は富山県や新潟県などの日本製が増えるのだそうです。と言うわけで韓国製は2割に減ってしまうそうです。それでは太平洋側ではどうかと言うと、9割が日本製だそうです。残りが中国・韓国製で黒潮に乗って流れてくると言うわけです。

もっと目を広げて太平洋になるとどうかと言うと、太平洋では日本製が一番多く、最大の加害者になっているそうです。東京から4500キロ離れたミッドウェイト島ではアホウドリの胃袋の中から325個のライターが出てきたそうですが、国が判別できた8割のうち、日本が58%ともっと多く、中国・台湾は19%だったそうです。また環境団体が同島で拾ったごみも日本製が目立ったそうです。

このようにウミガメや海鳥などが棲んでいる島には海流に乗ってゴミも運ばれてくるので、それを餌と間違えて食べてしまい、死んでしまう動物が後を絶たないそうです。軽い気持ちでポイ捨てをしてしまったものが、貴重な生き物を苦しめているのです。こんな例もあるそうです。東京で捨てたものが遠く1000キロも離れた小笠原諸島に流れ着いていたそうで、流れ着いたもののうち日本製が6割以上もあったそうです。

と言うことで川とか海にゴミを捨てることは、地球環境や生物に大きな負荷となって現れているし、ゴミの流れ着く自治体ではゴミを処分するのに大きな負担がかかっています。ということで、こうしたことをよく認識して行動したいものです。

http://www.youtube.com/watch?v=ca0AWFDilUA

2009年5月17日 (日)

未来を写す鏡、ツバル

21世紀の終わるころには、海面が今より59センチも上昇すると言われています。そして海面上昇で最初に沈む国と言われているのがツバルです。ツバルとは8つの島(実際は9つの環礁からなり1つは人が住んでいないと言う)からなる国と言う意味で、日本から南に5000キロ、5つの島からなる人口1万人の小さな島国です。海抜は最大でも5メートルしかない、海に浮かんでいるような島国です。ところで現在は5つと言うことは、すでに3つの島(環礁)が沈んでしまったと言うことでしょうか?

そこにバサフアと言う島があって、数本のヤシの木しかないような小さな島だそうです。しかし30年前までは、今の4倍の大きさのあった島だったそうですが、満潮になると島の砂はほとんど消えてしまうのだそうです。と言うわけで、この島はそのうちに沈んでしまうと言われている温暖化を象徴する島でもあるのです。これほどでなくとも、このように島の面積がどんどん小さくなっていると言うわけです。それ以外でも30人が住む小さな島ですが、かつては一つの島だったところが、一部が海に沈んでしまい、二つに分断されてしまった島もありました。

今まで温暖化で海面が上昇するのは、解けた氷で海面が上昇すると考えられていましたが、最近では解けた氷による上昇分は4割で、あと6割は熱膨張で上昇していると言うことが分かってきたそうです。ここツバルでは100年で17センチも上昇しているそうです。その異変は2002年、突然襲ってきたそうです。それにより島の多くが水浸しになり、中でもツバルから115キロにある、人口300人のラエラエ島では幼稚園のすぐそばまで海水が迫っていて、防波堤を築いていあるにもかかわらず乗り越えてきており、海岸のヤシの木がたくさん倒れてしまっているそうです。

これからさらに4つの島が沈むのではと心配されていますが、その前に主食の芋にも異変が起きているそうです。7年前から海水が畑から噴出してきて、芋が死んでしまったのだそうです。と言うのも島と言っても環礁にある一つの島ですが、もともと島の下はスポンジのようにカスカスのため、周りの海面が上昇したことで圧力が高まり、海水がしみだすようになってしまったのです。

さらに困ったことに、ごみの問題が出てきています。今までは自給自足の生活をしていたので、ごみと言うものがたまると言うことはなかったのですが、自給自足の生活が壊れてしまったので、物を買うようになり、そこからごみが大量に出るようになったのです。ごみは焼却すればなくなるかもしれませんが、しかし償却することで、温暖化の手助けをすることになってしまうことにもなり、ジレンマを抱えていると言うわけです。

とは言うものの、せめて海水から島を守るために、現在マングローブを埋めて波から島を守ろうと懸命の努力をしています。ツバルは地球の未来を写す鏡です。そんな遠くない将来ツバルのようにならないためにも、温暖化阻止のための取り組みを急いでほしいものです。

http://www.youtube.com/watch?v=kTOit50jsWw

2009年5月10日 (日)

軍隊アリ

エクアドルの東側に広大なアマゾンのジャングルがあります。このことは意外と知られていないのです。アクアドルにアマゾンがあってかな?と言う方も多いのではと思います。地図を見ればよく分かるのですが、アンデス山脈を越えるとそこはジャングルの海なのです。これはペルーでも同じで、山を越えればそこはアマゾンのジャングルになるのです。有名なエルドラドというのがあるとスペイン人などに信じられていたので、ペルーを征服したあとも、ここを目指して多くの探検隊がアマゾンのジャングルに消えたそうです。しかしそんな中の一人がアマゾン川を通り抜け、太西洋に出た人もいました。

話はそれましたが、エクアドルもアンデスを越えればそこにはジャングルの海が広がっていると言うわけです。このジャングルにいるのが最強の生き物軍隊アリのいるところでもあります。バーチェルと言う軍隊アリ。大粒のアリで20メートルくらいの幅になって、アリがびっしり行進しています。行進の途中にあるものを全て食べつくしていくと言う。途中さそりがいれば50匹以上が噛み付き、動かなくなるまで1分とかからないそうです。そしてそれを餌として持ち帰るのです。攻撃するときは連係プレーで相手をしとめます。まず全ての足を順次くわえ、最後は動けなくして横倒しにしてしまいます。そして腹から毒針を出して指して殺します。軍隊アリは何と目が見えないのだそうです。相手の匂いと振動で獲物を捕らえるのだそうです。だから擬態の昆虫で、ピクリとも動かない虫がいてもまったく手をさしてきません。

軍隊アリは4種類に分けられ、①メジャーと言う高さ1,5cm、長さ5mmの用心棒と言う役割の大あごを持った大型のアリと、②サブメジャーと言う運び屋で大きなものを運ぶアリ。③メディアと言う8mmの大きさで最高の戦士のアリ④マイナーと言う裏方のアリで、行く先々で橋や道を作る。さらにはメジャーの体についた微生物を食べ、体の掃除もするそうです。この役割に基づいて役割分担が決まっており、集団生活をしています。また巣を作るとき、マイナーのアリがお互いの足や手をかみ合って巨大な巣を作っています。つまりバリケードでありこの巣の奥に女王アリがいるのです。

ところがある周期で女王アリが出てくることがあるそうです。と言うのは巣の周りを片っ端から食べつくしていくので、最後には食べるものがなくなってくるのですが、そうなると巣を出て新たな場所に移動するのです。そしてそこでしばらく止まり、餌がなくなるとまた新しいところへ移動すると言うことを繰り返しているのです。だから一定の周期で女王アリが表に出てくると言うわけです。その時は100万匹もいた軍隊アリの巣が一夜にして空になると言うわけです。つまりさすらいの旅を繰り返すと言うことです。

つまり3週間で周りの食料がなくなると言われ、そのたびに引越しをするのです。と言うのも女王アリは3週間かけて卵を産むのでそれが過ぎると移動できるようになるからであり、ちょうどそのころ食料もなくなってくると言うわけです。そしてそれからは毎日移動するのだそうです。その生活が2週間経つとまた女王アリが卵を産むので止ると言うわけです。これを繰り返しているのです。移動のときいつ女王アリが来るか行進を見ていると、何と8時間後にやっと現れたそうです。でも先頭から見ていたわけではないので、この行列はいったい何時間かかって行進しているのでしょうか?長い行列ですね。何と言っても100万匹の行列ですから時間がかかるのでしょう。この行列の行進先に家があると、そこの人は家を出て通り過ぎるのを待っているそうです。退治なんてとても無理だし、かえって家の中にいるねずみやゴキブリを食べつくしてくれるので、いい掃除屋さんのようなものだそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=DXaaTQztoI0

2009年5月 2日 (土)

春って良いですね。

5月に入りましたが、いよいよゴールデンウイークの始まり、TVをつければドライブ情報ばかり、それも渋滞の話ばかりです。人によってはゴールデンウイーク中は西へ出かける人もいれば、東へ出かける人もいて、お出かけになる方面は色々だと思いますが、みなさんはどこかへ出かけられますか?カレンダーどおりでも5連休ですし、もっと長い人は8連休なんていう人も、いえいえもっと長いですよと言われる方もいらっしゃるかも知れませんね。いずれにしても連休の長さにかかわらず、高速道路1000円の制度を使って出かけられる方は多いと思います。何処も渋滞が激しいようですので、安全運転で運転して下さい。

ところで5月は、旧暦では皐月(さつき)と呼び、現在では新暦5月の別名としても用いる。「さつき」は、この月は田植をする月であることから「早苗月(さなへつき)」と言っていたのが短くなったものである。また、「サ」という言葉自体に田植の意味があるので、「さつき」だけで「田植の月」になるとする説もある。日本書紀などでは「五月」と書いて「さつき」と読ませており、皐月と書くようになったのは後のことである。また「皐月」は花の名前となっている。また、「菖蒲月(あやめづき)」の別名もある。なお、旧暦の五月は新暦では6月から7月に当たり、梅雨の季節である。五月雨(さみだれ)とは梅雨の別名であるし、五月晴れ(さつきばれ)とは本来は梅雨の晴れ間のことであるとありました。(Wikipediaより)

辞書では初夏は5月となっているのですが、現行の太陽暦でいけば5月は春と言うことであり、太陰暦で言うと夏と言うわけで、納得と言うか一応分かりますよね。でも一般的に5月と言うと初夏と言う感覚なのでしょうか、それともまだ春と言う感覚なのでしょうか?どちらで使っているのでしょうね。天文学的に言えば春分(3月21日頃)から夏至(6月21日頃)までが春と言うことで、二十四節気(陰暦の季節の区分)では立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)の前日までとなっています。いろいろあっても現行で行くのが一般的と言うか普通でしょうね。でもこれからはだんだん温暖化で暖かくなると昔の陰暦である1~3月の方に近づいていき、季節感が微妙に変わっていくのではないでしょうか?

季節の中で春の好きな人は多いかと思います。と言うのは植物がいろいろ芽を出し花を咲かせるようになるからで、生命の息吹を感じるときでもあるからであり、躍動感があります。ところで個人的なことですが、5月に入って私の曲「Falling Leaves in Canvas」がついにサウンドトラック部門でvery goodが一番多い曲になりました。さらに「追憶」もVG100個の大台に載ることができました。こう言うのを「春から縁起が良い」と言うのですよね。どうもみなさんありがとうございました。

http://players.music-eclub.com/?action=search_song_genre_do&genre_code=54&sort=rating

2009年4月29日 (水)

ミツバチ分封の巣を見っけ!

今日は大変珍しいものを見ました。と言ってもよく見る人もいるかも知れませんが、珍しいことには違いないようです。それはミツバチの分封と言う現象です。というわけで写真に撮っておきました。これは晴れた日の風のない日にあるそうで、あまり見ることはないそうですよ。そう言われてみると今日は穏やかな風のない日ですよね。ぴったし条件にあっています。最初私は今話題の失踪ミツバチかと思ってしまいました。しかし違うと分かったのですが、あまり見ないものを見たと言うことだから何か良い事がないですかね。

では分封ってどういうものか動物観察辞典で見ると、巣の個体数が何千匹かになると、働蜂は数匹の幼虫を王台の中で育て女王蜂にするのだそうです。そしてその幼虫が羽化して女王蜂になる前に、それまでいた女王蜂が雄蜂と働き蜂を引き連れて新しい巣を探しに飛びたちます。その途中で女王が枝に留まるとその周りに留まってハチの塊ができ、まるで生き物のように動いています。そして数匹の斥候が出て、新しい巣を作る場所を探すのです。これが分封です。

ハチの集団が木の枝や電柱などに固まっていると、初めて見る人ならいったいなんだ?と興味津々の人もいれば、スズメバチかなと思う人もいるかもしれません。虫の嫌いな人だと数千のミツバチとは言いませんが、集団でいるのを見ると気持ち悪いと言う人もいるでしょう。だから追っ払ってしまおうとする人がいるかも知れませんが、これはミツバチですので、追っ払おうとして巣を壊すようなことをしない限り、襲ってくることはないようです。だからもし見つけても無理に追い払うようなことをしないで下さいね。そっとしておいてあげれば、そのうちどこかに行ってしまいます。

働き蜂なのか斥候役のハチなのか分かりませんが、その中をよく見ると背中が黄色いものをつけたハチがいました。「斥候から戻った蜂は、固まりになった蜂をかき分ける様に奥へ入り新しい巣場所を、教える」ようですので、このハチがそうなのかどうか分かりませんが、すぐ塊の中に消えていってしまいました。こんなのもありました。急に羽を広げて尻振りダンスをしているように見えるのですが、これも新たらしい巣場所を教えあう為のダンスではないかと言います。こうしてみていると、ミツバチの行動もそれなりの理由があるのだなと、納得いたしました。巣の周りでは数匹のミツバチが飛び回っていますが、このハチなどは見張り役でしょうかね。でも近づいても何もしませんでした。

みなさんももしこのような場面に遭遇しましたら、そっとしておいてあげてくださいね。悪さをしなければ危害を加えることはまずないそうですので、くれぐれも悪戯しないようにしてあげてください。ミツバチは漫画や映画にも出てくるように可愛らしいハチです。しかし最近西洋ミツバチの失踪が話題になっていますが、日本ミツバチでもそれが起こらないとは限らないのではないでしょうか?もしミツバチが反乱でも起こしたら、食卓からいろいろな野菜も消えてなくなってしまうかも知れませんよ。

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2009年4月14日 (火)

ミツバチの集団脱走

いよいよ陽気も良くなった事で、ミツバチを見る機会も増えてくる事でしょう。私も花の写真を良く撮るので、ミツバチもそのときいっしょに撮ります。一口にミツバチと言っても西洋ミツバチとニホンミツバチがいます。そして日本にも12種類の西洋ミツバチがいるそうです。

アインシュタインがこんな言葉を言っているそうです。「もしハチが地球上からいなくなったら、人間は4年以上は生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」と言っているのです。ただなぜアインシュタインは人間が4年以上生きられないと言ったのでしょうか?どんな根拠があってわざわざ4年と言ったのか不思議ですね。

確かにハチがいなくなったら受粉が出来なくなるので、ハチミツはおろかスイカ、メロン、イチゴ、キュウリ、トマト数えきれないほどのものが出来なくなるのです。つまり人間の口に入らなくなると言うわけですが、でもまだほかに食べるものは多くあるので、いなくなると言うのが理解不能ですね。とはいえ天才の言う言葉ですので、不気味な感じはします。

と長々と書いたのは、最近ではなく、2007年頃から西洋ミツバチが大量にいなくなっているというのです。巣を見ると卵や幼虫だけでなく女王蜂までいるのですが、働き蜂がいないのです。集団脱走状態なのです。原因が分からないのですが、働かされ過ぎでストレスにより逃亡したと言う週刊誌もあるようです。人間でもあるまいし、そんな事があるんでしょうかね。最近言われているのは携帯電話説だそうです。電磁波があると巣に戻らなくなると言います。だからだそうですが、いかがでしょう。

このところ日本でミツバチの盗難が相次いでいるそうですが、東京でも宮崎や、さらにはほかの地区でも増えているようで、原因が分からないという事です。そのため巣箱を持っていこうとすると底が抜けて、ハチが攻撃するようにしたり、はては巣箱にGPSをつけて追跡できるようにするとか言っているそうです。しかし妙案がなく困っていると言っていました。

これって本当は盗難ではなくミツバチの集団脱走なのかも知れませんね。しかし巣箱自体が盗まれているなら違うかも知れませんが、欧米で集団脱走がはやっているという事ですので、日本でも何か関係しているかも知れません。今回の盗難騒ぎで、農林水産省でも新たな女王蜂を輸入すると言っているそうですが、輸入するほど盗まれているって、ちょっとおかしな感じがしませんか?

2009年4月12日 (日)

桜も、終・わ・り!

桜もそろそろ終わりですね。と言うことで撮りに行った桜の写真を載せます。

なにと言って変わった写真があるわけではありませんので、月並みな写真です。その中でもきれいかな?と思った写真を選んでみました。

何かだんだん温度が上がってきている関係からか、春と秋の期間が短くなってきたような感じがします。だから春になって桜が咲いたと思ったら桜の花が散るときと時を同じくして春も終わってしまうのかなと思ってしまいます。

それが証拠に天気がよければもう初夏のような暑さになっています。と思うとなんだかちょっと寂しいですね。あっという間に春が終わってしまうようで。つくしも出ていないうちに(もうでているのかな?)春がどこかに行ってしまうようです。

だからこのまま気温が高くなると桜でさえも花が咲かないうちに初夏が来てしまうのではないかと思うほどです。と言うのも桜も花が咲くためには寒い期間が一定期間ないと花を咲かせないからです。寒い日がなくなってしまって花が咲く時期を失せてしまうからです。

そんな日本の美しい四季が失われることのないように願いたいです。


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2009年4月 6日 (月)

名古屋城の満開の桜

桜も満開からそろそろ散り始めています。そんなわけで閉館近くに名古屋城を撮りに行った写真を載せます。今回変わっていたことは、名古屋城本丸再建工事で、去年撮ったところの桜がなくなっていたことです。そこにあるのは工事のための囲いの塀です。

何とも味気ない様子に唖然。いくら再建するためとは言え、多くの桜が切り倒されてしまったのか、抜かれてどこかに持って行っているのか分かりませんが、もう少し何とかならないものかと思ってしまいます。

本丸が出来れば本来の姿に戻るのですから嬉しいことには違いありませんが、それによって優雅な桜のある風景が消えてしまうと言うのは、もったいないようにも思います。そんなわけで去年お写真と比べると今回どうなったかよくわかると思います。

それと今回は天守閣から見た名古屋の風景をパノラマ写真で載せました。ちょうど名古屋駅前のツウィンタワーも写っているし、名古屋城内の桜も写っているので、名古屋の様子がよくわかると思います。

ただ写真が小さいので見ずらいかもしれませんが、満開の名古屋城の桜が見れます。

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2009年4月 4日 (土)

ソメイヨシノと言う桜

3日に桜が一斉に咲きましたね。と言うことで今日は絶好の花日になるところでしたが、残念ながら今日は天気が下り坂で午後から雨が降り出してしまいました。それでも午前中はかなりの人が花見に訪れて来たようで、信号待ちをしているときでもたくさんの人たちの姿を見ました。ちょうど土曜日とあって見に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのためこの時期になるといっせいに人々が花見で移動するようになるのですが、もともとこの桜はソメイヨシノと呼ばれる桜であることはご存知ですよね。そしてこの桜はオオシマザクラとエドヒガンザクラの雑種と言われていて、接木で増やされています。つまり自分では子孫を残せないのです。繁殖能力ないので、人間の手で人工的に増やされていると言うわけです。今風に言えばクローンと言うわけです。

そんなわけで、日本にあるソメイヨシノと呼ばれている桜は全て1本の樹から増えてきているのです。全部クローン桜と言うわけです。だから本来なら日本中が同じ気候で同じ温度であれば、個体差がないため日本中の桜がいっせいに花を咲かせると言うことになるのですが、南から順番に暖かくなるので下からだんだん咲いてくるわけです。だからこれを利用して開花予想と言うような桜前線と呼ばれるものが出来ると言うことですが、これがもしクローン桜でなかったらこう言うわけには行かなかったのです。

ソメイヨシノと言う桜はバラ科に属するのですが、一般的な感じで言えばバラ科に属すると言われるとバラ科?と思いませんか?実は私もそうだったのですが、それの園芸種になると言うわけです。そもそもソメイヨシノは江戸時代に園芸品種として確立したようですが、園芸家による人工的な品種改良作出説と、自然交雑した物を園芸家が挿し木によって増やしたという説とがあり、はっきりしていません。一般的に言われているのは江戸の染井村(現在の豊島区駒込)の植木職人によって作られ、吉野桜として売り出されたが、違うと言うことで、明治にはいり染井村の吉野の桜と言うことで、ソメイヨシノと名づけられたと言います。

ソメイヨシノの花芽は冬に最高気温が7度以下の低温の日が一定期間(2週間)続くと花芽が休眠から覚め、つぼみが成長を始め開花しますが、普通果実はできず(まれに出来るそうですが、まさにこれがさくらんぼ?食べても美味しくなそうです。また発芽することもないそうです)、そのまま花は散ってしまいます。そして植栽してから15年ほどすると花付きが良くなり、20~40歳の期間は見事に花を咲かします。そして60年くらいで寿命となるのですが、実際はどの位の寿命なのかはっきり分かっていません。しかし50年もすると台風などで倒木する恐れが出てくるので植え替えに時期に入るとも言います。しかし手入れしだいでは青森などでは樹齢120年と言う桜もあり寿命は短くないと言う話もあります。ようは手入れしだいと言うか大事に育ててあげるかどうかですね。

しかし最近の温暖化か年々気温が上がってくると、桜が咲かなくなる可能性があると言います。と言うのは、開花には最高気温10度以下の寒気に2カ月間さらされることが必要なためです。そのためこのまま温暖化が進むと九州などでは寒気が2ヶ月も続かなくなることも考えられるからです。そうなったときには日本中で見られていた桜が見られなくなると言うことになるかもしれないし、クローンであるため、環境の変化によりある日突然異変が起き、花を咲かせなくなるなんて言うこともないとは言えないかもですね。いずれにせよ環境も悪化しています。大事に育ててほしいですね。
桜の写真を載せておきます。

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2009年3月28日 (土)

南極の氷もあと850年

今から4000万年前、ニュージーランドは今よりもっと南極大陸に近く、1100kmも南にあったそうです。そしてニュージーランドの4000万年前の地層から発見された有孔虫の化石の分析から、水温は海表面で23-25℃、海底でも11-13℃程度であったことが判明したそうです。これは化石の保存状態が良かったため、より正確な温度記録が読み取れ、当時の水温がこれまでの記録より高かったことが分かったというわけです。このことから南極は今よりはるかに暖かく、また、海水の化学的な組成から地球上に氷が殆ど存在しなかったことが分かったそうです。それとこのようなことから4000万年前の温室効果ガス濃度は、21世紀末以降の予測濃度と同程度と言うことも分ってきたそうです。

またIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告によれば、温室効果ガスの濃度が現在の増加率で推移した場合、21世紀末までに地球全平均気温が1.4〜5.8℃上昇する可能性があると言っています。それと大気中の二酸化炭素の量が産業革命以前の水準と比べ倍になれば、三分の二の確率で平均気温が2から4,5度上昇する可能性があるとも言います。この2度と4.5度の違いは2度ならひどい影響がでるであり、4.5度なら壊滅的な影響が出ると言うものです。

ということで21世紀末にどのくらいの温度になるかと言うことで地球の将来の姿が大きく違ってくると言うわけです。しかし正確な予想を出すには200年から300年と言う長い年月のデータが必要で、まともなデータがあるのはたかだか30年くらいしかないのだそうだ。それならそうなるかどうか分からないではないかと言えばそうでもなく、温暖化を軽減する作用を持つものは何もないと言うことだから、上がる材料はあっても下がる材料はないというわけです。

結論から言えば三分の一の確立で気温は4.5度上昇すると予測されています。そして2度以下で収まる確立はほぼないと言われています。と言うわけで5000年持つといわれた南極の氷は今では850年しか持たないのではと言われるようになってきました。しかしこれを防ぐのがいかに困難かと言うと、南極氷を元に戻すには寒冷な気候が1万年続かなくては元に戻らないのだそうです。一度温暖化が始まってしまうと元には戻らないと言うわけですね。それに人間が排出した二酸化炭素は大気中に1000年とどまるそうです。だから今すぐやめても地球は何世紀も暖まり続けるそうです。結局はこれ以上悪化するのを食い止めることが大切だということです。

2009年3月19日 (木)

人工降雨が増えたら

50年以上で1回とも言われる干ばつが今年の冬中国を襲いました。最も被害が拡大した2月上旬には、460万人の飲み水が不足し、農地1073万haが干し上がったそうです。この干ばつの影響で全農家の16%で、冬小麦の収穫が半分にも満たない可能性が高いそうです。そのため中国で干ばつと言うと、ロケットを打ち込んで人工的に雨を降らせると言うことを日常的に行なっていますが、ロケット弾の中にヨウ化銀を入れて打ち上げています。中国が言うに、ヨウ化銀の量は年間1平方キロ当たりわずか0,5グラムしかなく環境への影響はまったくないと断言しています。しかしほんとに大丈夫なのでしょうか?

もともと中国の国土の三分の二が年間降雨量600mgと少なく、以前より人口降雨の研究に取組んでいて、1958年に初めて人口降雨の実験に成功しました。そして2000年以降各地で人工降雨が使われるようになったと言う経緯があります。これにより5~25ミリの雨が降って、干ばつ被害のあった地域の半分近くが当面の水分を確保できるなどの恩恵があったと言います。と言うわけでそれなりの成果を上げているのですが、しかし最近では人口降雨の材料となるヨウ化銀に対して疑問を投げかけられるようになってきています。

そんな中、日本でも人工降雨の実験が繰り返されているそうです。それは軽飛行機で雲に液体炭酸をまいて雲を発達させると言うものです。それによると3回行われ3回とも雪がちらついたと言うことです。特に3回目の時には雪も降ったと言うことでそれなりに成功しています。と言うわけでこの方法で雨を降らせることが出来れば、冬場の雨の少ない時期節水が楽になると言う期待があるそうです。

これらの実験から、液体炭酸を使えばヨウ化銀やドライアイスを使うより100倍から1000倍の降水量が期待できることが分かったそうです。と言うわけでさらに実験を進めれば中国やアフリカなどの渇水や干ばつ対策の役に立つと期待されています。

このような人工降雨の現状ですが、課題としては今中国で使っているヨウ化銀については、ヨウ素は少量なら薬としても有用だそうですが、大量に使うとヨウ化銀に弱いが毒性があり、特定の生物に濃縮して蓄積する可能性があると言うことのようです。それに効率も悪いので使うべきではないと言います。人工降雨を降らせると言うことは別の場所に降るはずの雨を横取りするようなものだから、大々的にすれば水紛争になる可能性もあり問題もあると言います。

このように考えると、技術が進歩してより多くの雨を降らすことが出来るようになった場合、中国で大量の人工雨を降らせたら、日本に流れてくる雲の量が変化し、異常気象の原因になると言うことはないのでしょうか?要らぬ心配が増えそうです。

2009年2月25日 (水)

ノアの箱舟の住民が減り続けている!

前回書いたタスマニアデビルに続き、コウテイペンギンも激減の恐れがあると言う記事もあります。これらの前にはホッキョクグマが消えると言う話も出ていて地球のあちこちで動植物が消えていく話ばかりが目に付きます。このまま行ったら地球上から多くの動植物が消えてしまいかねないと、憂慮すべき研究結果が多く報告されています。これらの多くの場合、温暖化による生態系の変化によるものであったり、人間による開発により生活圏が奪われていった結果起きている問題が多いのではないでしょうか?

コウテイペンギンの場合でも、南極大陸周辺の海氷上で生活しているのですが、海表面が縮小し、餌の魚類やオキアミなどが減って、繁殖が困難になってきていると言うわけです。もちろん環境の変化に適応すれば生き延びる可能性もありますが、最近の急激な変化についていけるほど時間があるわけでもないし、適応するにしても産卵時期をづらすなどして適応すれば良いかもしれませんが、そんなことはとても無理な話です。と言うことはこのままで行けば2100年までに激減すると言うわけです。その確率は36%だと予想しています。そうなれば現在生息するつがい6000ペアが、400ペアまで減ってしまうと言うわけです。

もう一つの北極圏でも、ホッキョクグマが春先になっても断食状態になって、餌をほとんどとっていない状態で暮らしていると言います。このようなホッキョクグマが20年で2~3倍に増えているそうです。普通は春になって子どもを生めば、まず餌を探しに出かけ冬の間に使い切った脂肪を取り戻すための狩をするわけです。しかし氷が早く解けてしまうため氷上で狩をするホッキョクグマは餌が取れないのです。そのため断食状態のクマが急増していると言うわけなのです。哀れなことに中にはアザラシがいないような硬い氷にも、穴を掘ってアザラシを探すホッキョクグマもいるそうです。1985年には断食状態にあったクマは10%だったものが、2006年には29%にもなってしまったそうです。この結果コグマの生存率も低くなってしまっているというわけです。当然ですよね。食べさせるものがないのですから。

このように時間が過ぎれば過ぎるほど、多くの動植物の棲む環境の悪化により、生存が脅かされる確率が高くなっていると言うことがよくわかります。このまま行けばノアの箱舟の住民が一人また一人と消えていくことにたいして、神様はどのように見ているのでしょうか?

2009年2月24日 (火)

タスマニアデビルにガンが蔓延、絶滅の危機が!

http://www.youtube.com/watch?v=fa1Bd-1rJ0w

タスマニアデビルと言う名前を聞いたことがあると思いますが、これは有袋類の肉食動物で、有袋類としては現存する中ではもっと大きなものです。この他にもフクロオオカミと言うものもいました。有袋類と言えばよく聞くものにカンガルーがありますがこれも有袋類の仲間です。と言うことでもうお分かりだと思いますが、この動物が棲んでいるのはオーストラリアのタスマニア島というところに棲んでいます。

もともとフクロオオカミも、タスマニアデビルもオーストラリア本島にも棲んでいたのですが、人類が持ち込んだと思われる犬が野生化したディンゴと言う犬によって、本島にいたタスマニアデビルは絶滅してしまいました。これはオーストラリアに白人が来る前のことです。そして生き延びたタスマニアデビルも現在はオーストラリアの下にあるタスマニアと言う島だけにしか棲んでいません。と言うことで現在では有袋類動物の肉食獣としては大変貴重な存在になっていて、2006年になってやっとオーストラリア政府はタスマニアデビルを絶滅危惧種に指定しています。

そのきっかけとなったのはフクロオオカミの絶滅だったのです。1800年頃に白人が入植しだしたのですが、1830年には羊を襲うと言うことで民間人が駆除しだし、さらには1888年に同政府によって駆除の奨励対象になり1936年にはフクロオオカミが絶滅してしまったのです。それをきっかけにタスマニアデビルも絶滅の可能性が高まり、やっと保護する機運が高まったと言うわけです。することが遅いですよね。フクロオオカミを絶滅させてからやっと保護しようとしたのですから。

つまり保護法が成立したのは1941年のことあり、1941年と言えば太平洋戦争が始まった年であり、その前まではフクロオオカミはまだ生存していたと言うことになるわけです。太平洋戦争以前には生きていたのですから、そんなに昔の話でもないのではないのです。要するにその少し前まではフクロオオカミを一生懸命殺していたのですから、人間なんて身勝手な生き物です。

と言うことで今までの流れを書いてきましたが、そもそもタスマニアデビルと言う名前がいけませんよね。デビル・悪魔なんていう名前を付けることが間違っているのですが、死肉をあさる姿が悪魔に見えたと言うわけです。そもそも死肉を漁るのは何もタスマニアデビルだけではないのです。野性動物の中には掃除屋さんと呼ばれているようなこのような動物がいるわけで、それを勝手に悪魔と呼んで駆除と称して殺戮を繰り返していたのですからやるせないことです。

そんなタスマニアデビルですが、今絶滅の危機が迫っているそうです。と言うのはタスマニアデビルの間にガンが広がっていると言うのです。タスマニアデビルの顔にガンができ、そのガンが出来ると半年以内で死んでしまうのだそうです。今まではナウランタブ国立公園には多くの野生のタスマニアデビルが生息していたのですが、これまでは感染例がなかったのだそうです。しかしこのガンの広がりのため、この5年以内に全ての個体にガンが広がると予想されています。しかし今回の感染の発見で野生の個体の保護にはほとんど時間が残されていないと言われています。このデビルガンの発生で、野生のタスマニアデビルの半数がすでに死亡しているそうです。そのためフクロオオカミのように絶滅するのではないかと危惧されているのです。

タスマニアデビルは氷河期に一度数頭にまで減ってしまったことがあったのだそうです。そしてそこから増えていったので、タスマニアデビルは遺伝子が似通っているということです。そのためタスマニアデビルに関してはガンが伝染するのではないかと言われています。もともと食物を食べるときや交尾するときにお互いが噛み合うため、そのときに腫瘍の出来た細胞を噛み伝染するのではないかと言われています。いま少しでも種を絶やさないようにするため、シドニーの動物園に隔離し保護しているそうです。

タスマニアデビルがこのまま絶滅することなく何とか生き延びてほしいものです。そうすればいずれ遺伝子治療でガンを無くすこともできるかもしれないからです。そして何とか種の命を繋いでほしいものです。

2009年2月 6日 (金)

森林の再生から学ぶ

日本は世界でも有数の森林国で、日本国土の約7割、正確には68%が森林だそうです。そのうち約5割が天然林で、4割が人工林、残りが竹林などだそうです。この割合がどのくらい多いかと言いますと、森と湖の国と言われるフィンランドが74%ですから、それに次ぐ森林率なのです。しかしそう聞いてもフィンランドに次ぐ森林国と言うイメージはありませんでした。たぶんそれは日本の森林がほとんどが山間部にあるのに対して、フィンランドでは平野部にあるため、受けるイメージが違うのだと思います。

したがって日本は森林率では世界でも2番目に位置するのです。そんな森林の多い国なのですが、戦後の国の政策もあって、植林すれば将来儲かると言われせっせと植林をしたのです。ところが安い外材が輸入されるようになると、一転日本の木材は高いため敬遠され、間伐さえままならぬ状態に追い込まれてしまったのです。その結果荒廃した森林が増えてしまったのです。

人工林と言うのは、手入れをしないと、光が入らないため大きく成長できず、どんどん倒れて行ってしまいます。そして残った木はやせた細い木ばかりになってしまうのです。そのために間伐して光が入るようにしなければなりません。だから間伐はコストがかかっても絶対行って行かなければならない工程なのです。しかし安い外材に押され、売れないため儲けることができず、間伐する費用さえも出せないほどです。また儲けが出ないから職員に給料をたくさん出すこともままならず、結局若い人も集まらないという悪循環に陥っていました。その結果、そこで働く人の平均年齢もどんどん高くなってしまい、ますます士気が低下していってしまったのです。

それに立ち向かい見事森林を再生した人がいます。現状はなかなか間伐のお金さえ出すことが難しいところが多いなか、知恵と工夫で克服したのです。費用は補助金と間伐した木の売り上げで賄ったりしたのです。間伐した木をワイヤーで縛っていたものを、それに変わる方法でコストを削減したり、特に間伐材を切り出す運搬道路に力を入れたそうです。変なところに道路を作ると雨などですぐ崩れてしまい補修費用がかさむため、何処に道を通せば一番良いか手探り状態で試みたそうです。この人いわく企業と同じで、いかにコストをかけずに知恵を絞ることが大事で、森林管理についてはコスト管理がなされておらず、大正時代と同じようなことをしていたと言います。

運搬道路は人が通りたいところに道を作るのではなく、たった一箇所道を通せるところを見つけるのだそうです。そうすることで道路の補修費用が浮かせるのです。さらに労働者の賃金を出来払い性から月給制にし、安心して働ける環境を作ってあげることが必要だと言います。さらに現場の人に責任を持たせてやる気を出させ士気を挙げることで、更なる創意と工夫で効率化を図るということです。そうすれば若い人も職場に魅力を感じるようになり集まってくるというわけです。

木も1年1年を生きて行くから大木になるのであって、それは人間も同じだというわけです。こうして15年で7割を生き生きとした森に再生したのです。点を増やし、線になれば面になるのは早いというわけです。これは人生においても共通して言えることです。人間も自然から学んできました。これからも自然から学ぶことはたくさんあると思います。

2008年12月 6日 (土)

イチョウって何で黄色?

イチョウは中国原産の落葉樹なんですね。よく街路樹などに使われており、紅葉の時期になると鮮やかな黄色で見る人の目を楽しませてくれます。高いものでは20~30mもの高さになるのですが、街路樹ではそこまで伸びる前に、上の方から切られてしまいます。だから樹としても見ていて哀れな姿に悲しい気分になります。

なぜそんな哀れな姿にされるかと言えば、想像ですが、葉っぱが落葉して道路に散乱するからだと思います。そして交差点などでは落ち葉で自動車がスリップする、と言うことは聞いたことがあります。しかし本当かどうかは分かりません。また道路に散乱するので清掃をしなければならないということで、住民から苦情もある様なことも聞いたこともあります。いずれにしても人間の都合でいいように切られているような状態です。それなら最初から植えなければ良いのですがね。

イチョウは太古の生き残りで、生きた化石だと言います。しかしそう言うと生き絶え絶えに生き延びているようなイメージですが、1億5000年前から生きているのですから、生命力が反対に強いと言うことだと思います。この木には雌雄があって実がなるのは雌株だけです。いわゆる銀杏と言うものですが、これが非常に臭いのです。この間もきれいに紅葉していたので、写真を撮ったのですが、下に落ちている銀杏の実の匂いには閉口してしまいます。汚い話ですが、強烈なウンコの匂いのようなもので、臭くてたまりません。またこの実を持つとかぶれるので肌の弱い人は触ってはいけません。かゆくて大変です。しかしこれを炒って食べると美味しいんです。

このイチョウは今から1000年以上前に、空海が唐から日本に持ち帰えったと言われています。何でイチョウと呼ばれるようになったかと言うと、漢字では銀杏と書きますが、鴨脚樹とも書くそうです。イチョウの葉がカモの脚に似ているところからきたそうです。鴨の脚は中国語で「ヤーチャオ」と発音され、それが訛って「イチョウ」になったと言われています。
 
さて、紅葉と言うと赤と黄色がありますが、何で色が違うのでしょう。赤く紅葉する植物は、葉で光合成をして糖を作り出し幹に送るのですが、秋になって気温が下がると、葉の付け根にフタができるため、行き場がなくなった糖が葉にたまり、気温が下がるとその糖がアントシアニンという赤い色素に変わって、葉が赤くなるのだそうです。

一方、黄色くなるイチョウは、ふたが出来る前に葉の糖を全て幹に送ってしまいます。糖のない状態で葉の葉緑素が壊れると、それまで隠れていたカロチノイドという黄色い色素が出て来て黄色くなるのです。イチョウが黄色くなる理由は、少しでも多くの栄養を幹に送り出し厳しい冬に耐えようとするためだったのです。
 
こうしてみるとイチョウってすごい木で、珍しい樹なんですね。何気なく見ていますが、他の樹とはちょっと違うんですね。そんな昔からあるすごい樹なのに人間にかかったら哀れなものです。自然は人間を慈しみ、育んでくれるものなのですが、そんな自然を大切にしない人間っていったい何でしょう。いつかそんな自然から裏切られるときが来るのではないでしょうか?

今日はそんなイチョウの大木の写真を載せます。こんな大きなイチョウを見ると自然てすごいなと思わず自然と言うものに畏敬の念を持ってしまいます。

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2008年11月29日 (土)

都会の晩秋を散策

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写真を見てそんな感じがしませんか?山の中の紅葉もそれはすばらしいのですが、こうした都会の秋というのはまた山とは違った味わいがあります。手軽な紅葉で大変好きな都会の紅葉の絶景でもあります。こんな景色を喫茶店の中から眺める事ができるのですから山ではこうは行きません。おしゃれな人も歩いているので余計センスのある紅葉ポイントとでも言うのでしょうか?あなたもご自分の街の紅葉ポイントを来年探してみてはいかがでしょう。

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081129182_2 追記 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは29日、女子の全6戦を終えて今季上位6人で争うファイナルの進出者が決まり、日本からはこの日のNHK杯を制し合計ポイントを全体3位の28点とした浅田真央、同24点の中野友加里と安藤美姫の3人が名を連ねた。GPは優勝が15点、2位13点、3位11点、となっている。 共同通信より

2008年11月26日 (水)

石山寺の絶景紅葉

紅葉もいよいよ終わりに近づいています。私の近くの山も、紅葉真っ盛りと言ってももう麓のところであり、山を登って行ったところでは終わっています。そんなわけで紅葉も平地のところにある紅葉という感じの時期になってしまいました。

そんな中、滋賀県の石山寺の紅葉は絶景と呼ぶにふさわしいそうです。この寺の敷地は10万平方メートルと言って、後楽園10個分の大きさがあるそうです。ここは大津にあるのですが、グーグルで見ると町の中に緑の空間がでーんとある感じで、上空から見立てもそのでかさが分かると思います。隣にゴルフ場があるのですが、その三分の二近くあるのではないでしょうか?ゴルフをしている人ならゴルフ場の半分と言っても大きさが実感できるほどです。

ここでの売りは当然紅葉のきれいさですが、それは行って人でないとどのくらいきれいな所なのか書くことは出来ません。ですのでそれ以外のことで書きます。それはここであの有名な源氏物語を紫式部がここで書いたと言われている所なのです。そして奇しくも今年は、源氏物語が書かれてちょうど1000年に当たるそうで、今年は記念すべき年なのです。そのため千年紀を記念するさまざまなイベントも開催されているです。だから今年出かけられる人はいつもの紅葉以外にも楽しむことが出来るのです。そして夜間には紅葉がライトアップがされているので、昼間とは違ったきれいな紅葉も見ることができます。

昼間の紅葉を見たら、夜はライトアップされた紅葉を見ながら、ふな寿司を食べてみたらいかがでしょう。フナ寿司はここの名物だそうですので、訪れたなら記念に食べてみたいものの一つですね。いい記念になるでしょう。旅の思い出は食べ物と言う事もありますから。ただフナ寿司は、好きな人とそうでない人とはっきり別れるようですが、お酒好きの人には絶対口に合うそうです。そんなわけでフナ寿司にはちょっと癖があるようですね。もしそれがダメな人は、ふな寿司パイと言うのがありますので、これなら誰でも食べれると思います。フナ寿司のダメな人はこちらがお勧めですね。

夜はもう一つお楽しみがあります。先ほども書きましたが、ここは紫式部が源氏物語を書いたところなのですが、この時期、遥かいにしへに紫式部も見て書いたと言われる満月にちかいきれいなお月様が見ることが出来ます。ちょうど紫式部が物語を書いていたと言われる部屋から、紅葉とお月様が見えるのです。ちょうど1千年紀と言う事ですので、紫式部がお月様を見ながら、何を思って書いていたか、遥か昔を思いながら偲ぶのに絶好の景色と時期で、良い思い出になりますよ。

このように、ここは関西地区でも最高の紅葉絶景ポイントとしても有名です。もしお近くの人は足を伸ばして行かれるのも良いと思います。ちなみに私は行けそうもありませんが・・・。そのかわり公園で見た紅葉の写真を載せておきます。一つ思い出しました。最近写真を載せても小さくなってしまうのですが、どうしてなのか分かりません。どなたかご存知の方教えていただけると嬉しいです。

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2008年11月21日 (金)

絶景日本遺産:「川見四季桜公園」

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週間ポストの最初のページの方に、絶景日本遺産というのが載っています。一度は訪れたい美しき列島の四季というものです。ちょうどポストを見ていたら、見たような風景が載っていたので、記事を読んでみると私が行ったとこと同じ場所でした。実はこの場所がそんなに有名な場所だとは知らずに出かけていたのです。だからこの記事を読んで初めて「あぁー有名なとこなんだな」と思ったしだいです。それが上の写真です。写真は2枚を合成したので、左右の隅が汚くなっていますが、この方が全体が良く分かるのであえて載せておきました。

ここは名古屋から東に車で約80分。豊田市北部の小原地区では秋にもかかわらず、何と約8000本の桜が見ごろを迎える。春と秋の2度咲く四季桜と呼ばれる桜で、エドヒガンとマメザクラの雑種と言われる。江戸時代後期に、地元の漢方医が尾張の寺から譲り受けて持ち帰ったのが始まり。その後村人たちが大事に育て、花見と紅葉狩りが同時に楽しめる贅沢な名所を作った。中でも1200本の桜に、1000本の赤い紅葉が混じりあう川見四季桜公園は見逃せない。とありました。(週間ポストより)

行ってみて、この解説の通りそれはきれいな景色でした。写真には写っていませんが、もう少し右の方には民家があるのですが、その民家の形が昔の瓦葺の屋根の形をしたトタン屋根で、それがまた風景にマッチしていました。しかし家の裏手が削られてコンクリートで固められていることと、家の隣にある倉庫がその風景を壊しているのが残念なところです。それと民家に引かれた電線がこれまた風景を壊している原因にもなっていました。これだけの風景にもかかわらず、こうした点に配慮が行き届いていないのが本当に残念です。

写真を見ると、山のふもとに駐車場があるのが見えますが、そこから後ろの山に向かって上っていくのです。上からは写真の景色が広がっていてこれもきれいです。登っていく所々でモミジが紅葉しているのですが、そのモミジに木と木の隙間から漏れる光がモミジに当たり、真っ赤に輝いて見えるのがまたきれいなのです。

山の上の方に行くと、そこのある四季桜と後ろにある遠くの山の紅葉とがいっしょになり、これがまたなんとも言えずきれいであるし、紅葉と四季桜が同時に見られる珍しい光景なのです。紅葉の赤や黄色、緑色に四季桜の淡いピンクの色が色とりどりに重なり合い、きれいなものです。

この山の隣には薬師寺というお寺があるのですが、これもまた大変風情のあるきれいな景色のお寺です。階段には枯葉がいっぱい舞い落ちていて、それを踏みながら上っていくと、中腹に少し広いところがあり、枯葉がいっぱい落ちていて、いかにも秋と言った風景です。木々の紅葉した黄色とあいまって落日の秋といった風情です。山の斜面には枯葉がたくさん積み重なっており、歩くとぐぐっと踏みしめる足の感触が、街の中では味わえない気持ち良い感触で、これも秋と言った風情を味わうことも出来ます。ちょうどそこに真っ赤な車がおいてあったのですが、紅葉と一体となってきれいなものでした。

近郊の方は一度出かけられると、他とは違った風景を楽しむことが出来ますよ。それも絶景日本遺産と言われるほどのところが、身近にあるのですから、ぜひ一度訪れてみると良いと思います。

2008年10月17日 (金)

富士山の雪化粧が消える?

富士山と言えば多くの日本人が一度は登ってみたいと思っている山ではないでしょうか?そんな私も以前富士山に登ったことがあります。と言っても登るつもりで登ったわけではなく、何となく登ってしまったと言うのが正しいのですが、と言うのは車で5合目まで行って、ちょっと1合くらい登ってみようかと行っただけだったのです。そしたら欲が出て、もう1合もう1合と言っている間に、頂上まで登ってしまったと言う訳です。

その時下りて来る人たちに、軽蔑されたような目でみられたような記憶があり、考えてみれば馬鹿な事をしたものだと思いました。頂上に上げると、火口の中に白い岩で名前を作ったものがたくさんありました。このときは夏で、しばらくすると天候が急変し、一転曇り雨が降らんばかりで寒くなってきたのです。あわてて下り始めたのですが、実は登山の格好をしていないので、サンダルで登ってしまっっていたのです。だから下山するとき、サンダルに砂利がいっぱい入って痛くて痛くて、降りるのに大変痛い思いをして降りた覚えがあります。

そんな苦い思い出のある富士山ですが、以前日本には永久凍土がないと思われていたのですが、その永久凍土が富士山に残っていたという話をお聞きになった事はあると思います。ところが最近の温暖化の影響か、この20年で富士山の温度が1度も上がったそうです。そのため富士山の南斜面にある地下の永久凍土が、温暖化のため縮小し、この約25年の間に標高差で約300mも山頂側に後退、北側斜面でも100m後退していることが、国立極地研究所や静岡大などの観測で分かったそうです。ということで、グーグルの衛生写真を見ると、それが確認できるので載せておきます。

という訳でこのまま解けていくと美しい富士山の形がドンドン崩れてしまいいつか美しい富士山が見れなくなるかもしれないというわけです。そんなことが言われてもう3年くらい経つでしょうか?そんなことを実証するかのように、富士山に登ってみると確認できるそうです。と言うのは20年前に撮った写真には岩だらけの風景だったところが、今見ると低木の木がいっぱい茂っているというのです。3700メートルの高さでも今まで生えていないような花が咲いていたと言い、確実に富士山が暖かくなっているというのが実感できると言います。

何とかいつまでも美しい富士山として、日本を代表する山として残ってほしいものです。ひょっとすると白い雪が富士山から消えてしまうかもしれません。やはり富士山と言えば雪化粧した富士山のほうがきれいですからね。

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%84%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B5&ie=UTF8&ll=35.362036,138.73003&spn=0.146991,0.307617&t=h&z=12

2008年10月 2日 (木)

台風と温暖化の関係

http://www.youtube.com/watch?v=I9uXheOquds

台湾で猛威を振るった超大型台風が、今週の木曜あたり、日本を通過すると言っていたので心配していましたが、急速に勢力も衰え進路が外れたようで、今日は昼から天気もよくなりました。ところで最近よく言われるのは、温暖化の影響で台風が大きくなって来たとか聞きますが、そうなのでしょうか?今回のように超大型の台風が来るなんて言うとちょっと心配になってしまいます。

気象庁の異常気象レポートによれば、「全球的な熱帯低気圧の発生数は現在気候実験において年平均78.3個であったのに対し、温暖化予測実験では年平均54.8個であり、30%程度減少したことが示されたが、地理的な分布に大きな変化はみられなかった。

また、熱帯低気圧の強度(最大風速)別の出現頻度を調べたところ、海上(地上)の最大風速が45 m/sを超えるような非常に強い熱帯低気圧の出現数については、逆に温暖化にともなって増加する傾向があることがわかった。熱帯低気圧にともなう降水も、温暖化予測実験のほうが強くなる傾向があった」と言います。

とは言っても「地球温暖化と台風の関係については、現時点では、地球温暖化の影響が台風の大きさや強さに及んでいると結論付けることはできません。」と国土交通省では書いています。

こんな発表もありました。「米国の研究者が31日、「台風などの熱帯低気圧は、海の熱を分散するうえで大きな役割を果たしているが、一方で地球温暖化にも重要な影響を与えている」との学説を英科学誌ネイチャーに発表した。」とありました。

コンピュータモデルで、熱帯的気圧の通過する前と後の「海面温度」、「水深」、「海流」を解析したところ、渦巻き状の風にかき回された海面の熱は、海底に押し下げられると同時に、地球の両極に向かって循環していくと言う。

西大西洋のハリケーンや西太平洋の台風、インド洋のサイクロンなどの熱帯低気圧は、その強い渦巻き状の風で、海面での蒸発を促進させ、通過後の海面水温を低下させることは、これまでにも知られてきた。

しかし、一般的な気候モデルは5日以上継続して吹く風のみ考慮しているため、ほとんどの暴風は除外されてしまう。このためフーバー準教授らは、熱帯低気圧の役割はこれまで見過ごされてきたと考えている。

2人は、熱帯低気圧による海面攪拌(かくはん)作用が「熱帯地域で高い気温を安定させ、海面付近の海水をかき混ぜ、温暖化の影響が極地でより大きく現れる極地増幅を引き起こす、基本的なメカニズムである可能性」を指摘する。

さらに論文によれば、海が運ぶ熱のほぼ7分の1は、熱帯低気圧に関係している。地球の表面の3分の2を覆い、大気中の熱を大量に吸収する海は、今後の気候変動を大きく左右すると考えられることから、今回の発見は重要だ。以上AFP newsから。

という具合にまだ研究は確かな説明が出来たわけではなく、更なる研究が必要だという事でしょう。しかし地球温暖化を意識してこれ以上環境悪化をさせないという意味では、温暖化防止策を講じるというのは良い事だと思います。しかしなんでもかんでも地球温暖化のせいにしてしまうと、変な政治活動や商業活動に利用されないとも限りません。まだ原因がハッキリしたわけではないので、その点は注意が必要ですね。

2008年9月27日 (土)

森の湿原でのんびりと!

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日ごとに秋らしくなって来るこの頃です。そんなわけで近くの湿原に散歩気分で行ってきました。久しぶりというほどではないにしても、いい秋晴れの日ということで、写真の湿原の空のように良い天気でした。

そこには小さな川が流れているのですが、水がきれいですね。まるで湧き出ている清水のような、透明で秋晴れのようにクリアでした。山ときれいな小川の水を見るといっぺんに疲れが取れるようで気分も爽快です。やっぱり山の新鮮な空気は美味いですね。

花のきれいなのはあまり目にしませんでしたが、代わりにチョウチョとトンボに出合いました。最近はトンボも赤とんぼくらいしか見かけることがなく、ちょっと寂しい気がしますが、今日もその赤とんぼと出会いました。じっとしていてくれたので、かなり接近して赤トンボを撮る事ができました。写真は少々小さいのであまり大きく見えませんが、可愛らしい目をきょろきょろしていました。

またちょうちょは野アザミの花の蜜を吸いにやってきていて、小さなほうのチョウチョは花の蜜を吸うのに一生懸命だったようで、近づいてもまったく動きませんでした。大きな方のチョウチョは体が大きい分あっちこっちで蜜を吸っているため、花の上でくるくる回りながら蜜を吸っていました。だから写真を撮るには良い角度でなかなか撮れず、ちょっと苦労しました。

というわけでこんな清々しい日を過ごしてきました。帰りにここによく来ているボランティアのおじいさんらしい人から、森についてちょっと話を聞かせていただき、のんびりした日を過ごさせて頂きました。良いですね自然があるということは。

2008年9月23日 (火)

エコ発電に役立った羽ばたく飛行機

鳥のように人間が大空を飛ぶというのは昔から人間の夢でした。鳥のように大空を自由に飛び回りたいというのが夢であり、多くの人がそれに挑戦しては失敗してきました。しかし鳥のように羽ばたかないけれでも、同じような原理で飛行機というものをライト兄弟が作り、初めて人間が空を飛んだのです。そして現在のようなジェット機の時代へと続いて来ました。ところが鳥のように羽を羽ばたいて空を飛ぶという事はいまだ誰も成し得ていません。あの天才のガリレオでさえも鳥のようには飛べませんでした。今もまだ人間が鳥のように羽ばたいて空を飛んだという事は聞きませんが、世界で初めて羽ばたいて飛ぶ飛行機というものを作った人がいます。日本大学の中里教授です。

鳥が羽ばたきによって揚力と推力を出していますが、翼の操作が大変デリケートであり、高度なコントロール技術を必要とします。例えば、どんな鳥でも翼の打ち下ろしと翼の打ち上げを繰り返しながら、適度に翼の迎え角を変化させたり、前後方向に移動させたりして飛んでいます。またスピードに応じて翼面積や羽ばたきの強さを自由自在に変化させるなど難しいことをしているのです。そのためこのような鳥の運動を真似た物を作るとなるととても大きく重たいものになり、とても人間の力だけでは飛べないのです。だから羽ばたき飛行はもはや実現不可能であると考えられてきました。

ところが中里教授は1998年から羽ばたきに適し、なおかつ適度な柔軟性のある大型の翼型翼を作り上げただけでなく、翼のフラッピング運動とリード・ラグ運動とを適度に行なわせるメカニカルシステムに成功したのです。そして8年間の苦労の末ついに2006年3月、巨大な羽ばたき機(翼長3.3m、1.2馬力エンジン搭載、総重量2.7kg)の水平および上昇飛行に成功したというものです。

とこれだけでもすごい事なのですが、これを応用したあるものも作ってしまったのです。それはエコ水力発電装置です。上下運動の鳥の運動から思いついたというもので、2枚の羽を上下に動かし、それを電気に変えるというものです。この材料は自転車の部品を使って作ったものなので、誰でも簡単に作れるものだと言います。見た感じは自転車の前後の車輪の部分に羽が二枚付いていて、それを川に入れると水の流れで羽が交互に上下するのです。すると真ん中にある車輪が回り電気を起こすというものです。これくらいの構造のものなら、日曜大工が得意なお父さんなら出来そうな感じがするほどシンプルな構造です。問題はそれをつなぎ合わせているパイプの強度がある程度ないと、水流の力で折れてしまったことがあり、それを注意するくらいでしょうか?そのときはパイプをグラスファイバーに変えて強度を上げ、なおかつ羽の重さを半分にして乗り切ったということです。後はこれを蓄電池に溜めていけばいいのです。

何か非常に手軽に電気を作っていました。エネルギーの元は水の流れですからタダです。装置だけ作れば後は維持費と修理の手間賃でしょうか?後は電気を使い放題というわけにはいきませんが、これもりっぱなエコ発電ですね。タダこれを一般の家庭でもというわけにはいかないところがネックですが、少なくとも街路灯の電気を賄うとか、公園の電気を賄うとか言うような方法で地域に還元できるのではないでしょうか?

2008年9月11日 (木)

溶岩パネルで緑化

今回の話は溶岩ブロックを使って壁面の緑化事業をしている日本ナチュロックという会社の話です。溶岩ブロックはコンクリート構造物やコンクリート製品の表面に多孔質なビオフィルムを覆うことにより、バイオフィルムの形成が早くなります。特に水路、河川等には様々な微生物が流れており、このビオフィルムの表面にそれらが付着しすくなるため、コケや小さな植物の生育環境を促進します。またツタ類の植物はビオフィルムやビオボードに根がからみやすく、水分を保持する環境を長期にわたって維持できるため、自然環境の保護、回復を促進さる効果があります。

1 構造物を壊さずにすむので工事費全体の経済性に優れ ている
   既存の構造物を壊さないで表面を覆う工法なので重機等を必要せず周辺の自然生             態系を守りながら環境保全、育成、回復が可能になります。
2 生物の多様性の保全、自然環境の保護回復をはかる
     独特の多孔質構造のため微生物、コケ、植物等の付着育成、ニ酸化炭素吸           収効果、水浄化効果、熱遮断効果があり、ヒートアイランド現象を緩和します。
3 どこにでも複合できる多様性
    軽量、薄型のため曲面構造物などにも簡単に覆うことができ、カットも簡単なので作                  業が敏速です。コンクリート製品、鉄、アルミ、木材等あらゆる物にも複合可能。

この佐藤さんという人は、4カ国から10種類以上の溶岩200トンを収集しヒートアイランド防止対策として研究しています。なぜ溶岩がヒートアイランド対策に良いのかと言いますと、溶岩には無数の穴が開いており水がしみこみやすいため、コケなどが生えやすいと言うことがあると言う事と、薄くスライスしても穴の数が変わらないため軽量なパネルが出来、ビルや道路サイドの壁面に簡単に取り付けることが出来る。取り付けると苔が生え出し緑化が進みヒートアイランド防止になるというものです。

ミニチュアモデルでの実験でもそれが裏付けられています。コンクリートの町並みと溶岩ブロックで固めた町並みを比べると、最高気温の36度のときにコンクリートの街並と溶岩の街並みでは9度も差があったのです。この差は非常に大きく節電にも貢献できると思います。また高速道路の緑化計画では道路の両サイドの壁面に溶岩パネルを使っての実験もしており、一般的首都高速の路線図とヒートアイランドで暑くなっているところは大体一致しているそうですが、35分の1の模型を使って両脇にセンサーを取り付け実験したところ、気温30度のときの道路中央付近の温度を測ったら、一般道路との差は何と11.3度も差があったそうです。これは両側の溶岩パネルが空気を冷やしその冷たくなった空気が道路中央の空気を冷やした結果だそうです。

このようにヒートアイランド効果が高いということで、これからますます溶岩パネルが使われていくことでしょう。さらに個人の住宅でも使われていて、壁面にコケなどの緑が生えていました。実際個人の住宅でも二階や3階部分はかなり暑くなっていたりします。こうしたもので節電も出来れば一石二鳥となる事間違いなく今後の普及が待たれます。

2008年9月10日 (水)

失われたサンゴの再生への道

サンゴ礁と言うとまず頭に浮かぶのはオーストラリアのグレートバリアリーフではないでしょうか?世界最大のさんご礁ですから海外旅行好きの人ならずとも、知らない人はいないくらい有名ですよね。でも日本でもこれに負けず劣らずすばらしいサンゴ礁があるというのは知らない人も入るのではないでしょうか?それは石垣島と西表島の間に広がる東西20km、南北15kmの海域にある「石西礁湖」と呼ばれているところです。石西礁湖は、日本最大、かつ北半球でも最大規模を誇るサンゴ礁と言われています。というわけでこの海域は、1972年に西表国立公園に指定されています。石西礁湖のサンゴ礁は、400種を超えるさまざまなサンゴが分布しているそうで、種類の多さで有名なところでもあります。そんなすばらししサンゴ礁が日本にもあるのです。しかし例え知っていたとしても意外と関心は低いのではないでしょうか?

このように世界的にも有名なサンゴ礁が今危機に瀕しており、温暖化とも密接に結びついているとも言いますが、それらはサンゴの生態系に深刻なダメージを与えています。それは西表島と石垣島の間の海峡2キロメートル四方以上のところにサンゴの死骸が何処までも続いており、生き物がいない状態、つまり死の海になっているというのです。しかも年々それが広がっているという状況だといいます。その状況を憂いサンゴの再生を研究している人たちがいて、画期的な方法でサンゴの再生に向け研究努力しているのだそうです。

それは卵から育てたサンゴを再生ブロックというコンクリートの塊の穴に着装し、船で現地に運ぶのです。再生ブロックには一個当たり3から4個の赤ちゃんが付いており、これを石西礁湖の海に沈めるのです。サンゴは空気に触れると死んでしまうので、慎重に運ばなければなりません。実はこの作業を2006年の6月に行なっており、このサンゴたちがどうなっているのか2年経ったところで調査に行くわけです。これがもし成功しておれば2cmくらいの大きさになっているという。ところが着装具が見当たらなかったのです。原因はサンゴの死骸に埋もれてしまい窒息して死んだしまったと考えられています。それは海流の流れに運ばれたサンゴの死骸が移動してきて、着装具を埋めてしまったからでした。他のところのブロックは赤ちゃんが18cmの高さまで成長していました。その違いはブロックの高さにあったのです。ブロックに高さがあったため、サンゴの死骸が流れてきても着装具が埋まらず助かったというわけです。

また宮古島の港では生活排水やサンゴの死骸などで濁っているそうでそれはここ10年くらいの事だそうですが、サンゴはもちろん魚も一匹もいない死の海になっているそうです。そこでここでもブロックを置いて着装具で育てたサンゴの赤ちゃんを、ここの港でも育てようとしています。このようにすっかり荒れている西表石垣島国立公園のサンゴを再生し、以前のようなサンゴのたくさんあるきれいな海にしようと努力している人たちいるんですね。その取り組みがもし成功すれば、サンゴが増える事で魚たちも海に帰ってくるはずで、さまざまな生態系が復活してくるというものです。そして以前のような多様な生物のいる海に戻ってほしいですね。世界のためにも地球のためにもきれいな海でいてほしいですね。

環境省が03年に航空撮影した画像の分析をしているのですが、そのとき前回の画像と比べたらサンゴが約67%減っていたそうです。 最大の原因は07年夏~秋に発生した白化現象ととみられているそうです。台風の大波でサンゴが破壊された場所も多かったといいます。また 石西礁湖ではサンゴを食い荒らすオニヒトデも増加していますが、今後、最も懸念されるのは海水温上昇に伴う白化の多発だそうです。気象庁によると、この海域の海面水温の年平均値は過去約100年間ですでに0.7度上昇していると言います。海水温の上昇が続けば、サンゴが回復する前に何度も白化が繰り返され、壊滅的な被害を受けると予想されています。

2008年8月11日 (月)

最後の公害、熱汚染に強力な緑化計画を!

以前東京駅のビルが東京湾からの風を妨げているため、皇居の奥まで海からの風が入らず、都市が暑くなる原因の一つになっていると言う話を書きました。いわゆるヒートアイランド現象と呼ばれるものですが、その東京駅の上に立つ大丸百貨店の解体工事が昨秋始まったそうです。デパート自体は北側のビルに移ったそうで、これが終われば皇居の森へ涼風が通るようになるそうです。これによって皇居手前のビル街の風速が3割増すそうで、ビル一つといえども風の通り道を塞げば如何に風通しが悪くなると言う良い見本ではないでしょうか?これはヒートアイランド現象を和らげる日本の「風の道」第一号になるもので、東京の都心の温度を下げることが期待されます。これを見習ってか大阪市も大阪湾から海風を中心街に導き、都市を冷ます計画に今回初めて予算がついたそうです。これをきっかけに多くの都市でもこのような計画が実行され住み良くなると良いですね。

このヒートアイランド現象というのは都市中心部の気温がぽつんと浮かんだ島のように高くなっているところからそう言われているもので、最後の公害と呼ばれているそうです。こうした原因はコンクリートの建物やアスファルト道路で、地表面を覆ってしまったことが大きな原因なのですが、建物や自動車からの排熱も高温に拍車をかけており、さらに都市の冷房がそれに拍車をかけています。結局は都市の緑化対策等を平行して進めていけばこれほど暑くならなくても済んだのではないかと思いますが、開発一本やりのツケがいま回ってきたとも言えるのです。地球温暖化だけでも大変な事なのに、人間の愚かさが作り出した都市のヒートアイランド現象がそれに油を注いでいるわけです。

この100年の間に、東京の平均気温は3度上がったと言われています。そのうち1度が地球温暖化で、2度が熱汚染の影響だと言われており、温暖化よりも熱汚染の影響のほうが大きいと言うわけです。暑いから冷房を使う、そうするとさらに熱廃熱が増えヒートアイランド現象が高くなると言う悪循環に陥っているとも言えます。熱汚染対策に初めて予算が付いた大阪でも、最低気温が25度以下にならない熱帯夜が、ひと夏に50日近くあると言います。これはただ暑いと言うばかりでなくエネルギーも余分に使うわけですが、もう一つ健康被害も深刻だと言います。それは熱中症です。昨夏東京では熱中症で病院に運ばれた人が1200人を超えたと言います。また環境省の調査では、夜の平均気温が30度を越えると半数が夜中に目が覚めているそうです。そのほか都心を襲う豪雨の多発も熱汚染と無関係ではないようです。とこのように熱汚染と言ってもただ暑いと言うだけではなくいろいろな問題を引き起こしていると言うわけです。

こんなヒートアイランド現象に熱心なのがドイツです。だいぶ前ですが03年に、ヨーロッパで異常気象による熱波で多くの人が亡くなったという記事がありました。これがきっかけで「風の道」はヒートアイランド対策として注目されるようになったのです。その結果気流や気温、排熱分布などを記した地図を作り、市街地に次々と風の道の線を引いたそうです。指定されるとそこでは建築が許可されなくなると言うほどきびしいものなのです。果たして日本でこのような政策が取れるものかと思うほどで、如何に日本が開発一辺倒の政策しかされてこなかったということが良く分ります。

この風の道のほか効果があるのは先ほども書きました緑の効果です。100ヘクタールとを越える皇居の森は、周辺市街地と比べ夏の温度が約2度低いと言う結果が出ているそうです。またビルの屋上の緑化実験では、芝生を敷いた場合とタイルでは温度差が20度もあったそうです。芝生を敷くだけでこの効果ですので、東京中のビルの屋上を庭園や花壇などの緑化政策を進めればもっと効果があるのではないでしょうか?だからもっとドイツのように日本も政府の強力な指導の元で、屋上緑化を進め真剣に都市のヒートアイランド現象をしずめる政策を早急に進めてほしいものです。どうもこういう環境政策というものがヨーロッパに比べ日本政府の対応が遅いのが気になるところです。ドイツのシュツットガルトでは公共のために私権を制限し、市街地の樹木は大きさを決めて伐採を禁じていると言うのです。その結果緑地率は6割を超えているそうです。このくらい強い態度で臨まなければいつまでたっても緑化を進めることは出来ないと思います。

日本の緑化は減り続けており、首都圏では都市化が進んだこの40年で琵琶湖3個分の緑が失われたそうです。政府自ら国会議員の宿舎を建てるために残っている緑地を伐採して、官舎を立てるなんて言っている様な国ですので、とてもドイツのような事は望むべきもないですが、シュツットガルトのようにもっと開発規制と言う手法を使ってでも緑を復元すげきではないでしょうか?その点、この秋から名古屋では敷地面積が300㎡以上ある新築の建築物に10~20%の緑化を義務付ける条例を施行し、守らなければ建築を許可しないそうです。こうした強制力を持った緑化対策をもっと他の自治体も進めるべきです。しかしこれとて新築と言う条件が付いているので、効果を発揮するまでにかなり時間がかかり、効果の即効性に疑問があります。もっと既存の建物にも緑化対策を迫る法律や条例を検討すべきだと思います。

2008年8月 7日 (木)

日本の山が危ない!

日本の山林は、安い外材が入ってくるようになってから使われることがなくなり、それに合わせる様に山の荒廃が進んでいき、間伐させもされなくなった山も増えました。しかしここへ来て、1960年代から植えてきた杉や檜が伐採時期を迎えているそうです。しかしご存知のように木材価格は低迷したままで売っても儲からないような状況にあります。

多くの山では林業公社が山林の所有者と契約し、無償で公社が山を借り、杉やヒノキを植えて管理しています。そして50年後に伐採してその収益を公社と所有者で6対4の割合いで分けるのだそうです。だから本来なら50年目のところで木を伐採して収益を分配するのですが、木材価格が低迷で伐採したところで手元に収益金が残らない状況です。

そんなわけで公社は伐採しても次に植える予算もないことから、このまま伐採してしまうと禿山ばかりになってしまうと言うのです。だからさらに契約を延長し伐採時期を延ばそうというわけです。しかし所有者の中にはまたさらに延長すると、自分の代では収益金が入らなくなってしまうので一度契約を精算するという人もいるわけです。

このように今日本の林業は契約を延長して先延ばしするか、あるいはここで一度精算して新たに契約しなおすか難しい選択を迫られています。今ある60年の契約を100年にするように説得しており、60%が延長に応じている状況だそうです。しかしまだ40%の所有者が延長に応じていないと言います。ここで一度精算すると言う事になると伐採しなくてはならず、そうすると公社も予算がないので、伐採した後次に植えるためのお金がありません。

そうなれば今の状況では4割の山が禿山になってしまうと言う事にもなりかねません。山林は緑のダムと言われるくらい水の保水に欠かせないものであり、山が荒廃すれば、水道水の摂取にも大きな影響が出るし、河口の漁業にも大きな影響が出て魚も取れなくなります。だからただ禿山になるだけではないのです。今後の進み具合ではこれも大きな問題になるのではないでしょうか?

2008年7月29日 (火)

雪冷房って?

雪冷房と言うと単に雪を置いて部屋を冷やすものと言う程度しか分かりませんが、実際にそれを実行している方がいるんです。しかし実際問題として、雪が解ける間の少しくらいなら冷やせるでしょうが、真夏の暑いときに雪がどれだけ持つか疑問ですよね。それに冷房の効果も最初は良く冷えても、時間が経つにつれ冷房効果もドンドンなくなっていくんではないでしょうか?私などはそう思いましたが、あなたはどう思いますか?

こう書くとご存知の方はすぐあぁーサミットで使った雪冷房の事ではないかと気づかれると思います。そうなんです。洞爺湖サミットの国際メディアセンターを冷房したのはこの雪冷房システムだったのです。ここは世界各国の報道機関の方が詰めているところで、サミットの話をここから自国に向け報告しているのです。そしてここには電子機器がたくさん置いてあり、それらの発する熱が通常の事務所のようなところと比べ、相当量の発熱となるのです。そのため雪冷房で国際メディアセンターを冷房するというのはそれだけ難しいのだそうです。部屋の温度は38~42度にもなり、実際ほんとに大丈夫かちょっと心配していたそうです。

雪冷房システムの原理はこうなっています。私が言ったように、ただ雪を大量において溶ける熱で冷房しても安定的に冷房することが難しく、また長時間冷房する事もできないのだと思います。そこで雪に縦穴を作りさらに横から横穴を掘り繋げL字にするのです。そして上から風を送ってその穴を通す事で空気を冷やすというものです。ただ単に自然に溶ける熱では不安定なので、そのような工夫がなされているのです。そしてこれをたくさん作ってすれば大きな冷房効果が得られるというわけです。そしてどんどん雪が解けていってもその穴も広がっていくので、氷のとける表面積が変わらないので、冷房効果も変わらないというわけです。

この原理を使ってメディアセンターの下に大量の氷を貯蔵したり、その他いろいろ工夫し冷房したそうです。具体的には、地下室の雪の量は何と7000tです。それに1000個の穴を開けて風を送ると2~5度になり、それに外気を混ぜて温度を調整するのだそうです。こうすることで電気を使うより500万円削減(1ヶ月かどうか聞き逃しました。)できたそうです。それと雪が1000トンと言われてもちょっと想像できませんが、雪を4月に入れているので3ヶ月間保存しなければならないそうです。そのために電気を使っては何にもならないと言うわけでどうしたかと言うと、断熱材を使ってこれを乗り切ったそうです。さらに部屋をより冷やすため、ダクトと言って冷風の出る穴を多くしてより冷やし、電子機器などの高発熱のものには吹き出し口をその近くまで持っていくなどの工夫をして対応したそうです。さらにそのダクトも何とダンボールでつくったそうです。それにアルミ箔を巻いて代用し、これまたCO2を鉄を使う場合より三分の一に減らしたそうです。

これ以外にも雪冷房の良いところがあります。それは普通冷房されたオフィスでは、湿度が43%と低く肌が乾燥、のどが渇くのですがそれがないのだそうです。だから女性はハンドクリームを塗ったりして防いでいるのです。しかしここでは湿度は70%以上もあり空気を乾燥させないのです。実際の温度は22,4度湿度73%だったそうです。だから各国の人たちの評判も非常に過ごしやすくよかったそうです。また雪冷房については特にドイツで関心を持たれたそうです。と言うのはドイツはエコにたいして非常に関心が高いため反響が大きかったそうです。

このようにこれを2020年までに全国に広めたいそうです。それは雪国では生活が結構大変で雪は厄介者だそうです。除雪などに莫大なお金がかかるそうで、札幌では年間59億円も使うそうです。雪の量は毎年1000億トンも積もるので、この雪を使って雪冷房マンションを作ったそうです。そしたら冷房費が2ヶ月で180円くらいしか、かからなかったそうです。またスノークーラーを使うと、新米をもみのまま温度5度、湿度70%で保存すると、5年経っても新米のままの味だそうです。雪冷房はこのような効果もあるし、雪は毎年1億トンもつもり、何度でも使えるためこれを有効利用したいということです。

非常に夢のある計画で良いですね。それで省エネにならると言うなら大歓迎です。しかし北海道は土地が広いから雪を貯蔵するところを確保できると思いますが、日本全国と言うと他の都市などでは貯蔵する場所の問題がありこれはなかなか難しい問題だと思います。それを解決できれば全国に普及するかもしれませんね。期待したいです。

2008年7月 6日 (日)

いよいよサミット開催 Ⅱ

ザ・ウインザーホテル洞爺の周りがいっそう騒がしくなっています。1万人少々の小さな町に2万人以上の警察官、実に町の人口の2倍以上の警察官が今ここに終結しているのです。右を向いても左を向いても、神奈川県警とかの他県のパトカーで町がいっぱいになっているのです。もちろんそれは陸に限った事ではなく、空には自衛隊の警戒哨戒機が毎日飛んで警戒しているし、海にはイージス艦までもが警戒に当たっているのですから、その物々しさと言ったら並大抵の警備ではないのです。こんな調子だから町ではサミットをきっかけに観光客が来るのではと目論んでいたものが、まったく当てが外れ観光客どころではなくこう警備が厳しくては死活問題だと言っているくらいです。

今回の舞台となるところは1泊最高級の部屋で130万円もするそうです。もちろん現在は一般客の宿泊はお断りしていると言うかできない状態です。温暖化について話し合う会議の象徴の舞台となるところですので、ホテルの中には間伐材を使ったものがたくさんあるようで、終了後も再利用するとか、建物の外壁のところには植物が植えて省エネの一端を担っているようです。さらには太陽ソーラを使ったり、地下には氷が溜められ冷房に使い省エネのアピールをしています。もちろんこのホテルからのすばらしい眺めもウリで、きれいな自然のある地球を大切にと言った設定になっています。もちろん警備がしやすいと言う事も大きな決め手になったということです。

そんななか国内外の非政府組織(NGO)や市民グループのデモ行進「チャレンジ・ザ・G8サミットピースウォーク」が札幌市で行われたりしています。先進国が好き勝手に世界を動かすことに反対しているわけで、反グローバリズムや貧困、格差の反対を叫んで、サミットが開催されるたびにデモが行なわれています。もちろん反対しているのは途上国の人ばかりではなく、先進国の人たちもいます。今回もいろいろな国の人たちが反対を叫んで日本にやって来ています。結果はご存知のように入国拒否と言う形で阻まれているのですが。

もともと今回のサミットは温暖化の問題が主要テーマだったはずが、食糧危機や、原油の高騰問題、サブプライム問題などのテーマが加わり、温暖化問題というものがぼやけてきてしまっているようです。その結果サミットに対する期待が薄れて来ていると言われています。参加国も始めはG7と言っていたものがG8になり、今回はそれに新興国5カ国(中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ)が加わり、最終的には22カ国となり、過去最多となったのです。しかし参加者が増えて議論がまとまりにくくなっていると言う事にも繋がるわけで、先導役が不在となり決まるものも決まりにくくなっていると言う事も出来るわけです。

それはアメリカと言う強力なリーダーの存在感が薄れたと言う事でもあり、実際ユーロに対してもドルの価値が7割に減ってしまっているということが象徴しているかのようです。ドルの一極支配の終わりの現れで、新興国の台頭と相まって多極化が進んできていると言う事の現われです。したがって先進国が中心になって物事が決まらなくなったと言う事であり、それが今まではNGOが反対していた事でもあります。それが良いか悪いかは別にして、数だけ増えて何も決まらないリーダーシップ不在の状態と言うわけです。だからG8もこれが最後になるのではと言う話も聞こえてきます。

日本は環境立国として環境技術などが進んでいると自負しているが、二酸化炭素削減目標と言う具体的な方策を決められずにいるうちに、排出権取引の枠組みを決める問題でもいつの間にか主導権がヨーロッパに移ってしまい、日本の強みを発揮できないまま内向きな発言に終始、世界の潮流から取り残されつつあるようで、今後の取り組みに日本が不利益を被らないとも限らない状況にあるようにみえます。福田首相に議長国としての顔が見えず存在感がないと記事に載ったばかりであり、何とか環境立国日本としての力を発揮し、世界の環境問題に貢献してもらいたいものです。

2008年7月 5日 (土)

いよいよ洞爺湖サミット

いよいよ7日から洞爺湖サミットが始まります。今回洞爺湖を一望できる美しいホテルで開催され、日本でのサミット開催はこれで5回目となります。会議の内容は地球温暖化防止に向けた対策が主要議題となり、メンバーは主要8カ国で、他に主要排出国の中国とインドを加えた国際会合も開かれます。この問題をめぐっては、各国の利害が交錯するだけに調整は難航すると見られ、どんな話し合いが行なわれるか省エネ技術で世界をリードする日本の役割は大きいと思うし、同時に日本の行動が試されるときでもあります。

しかし日本は世界トップレベルの環境技術を持っているというにもかかわらず、このたび発表された世界自然保護基金(WWF)と独保険大手アリアンツのG8各国の温暖化対策ランキングをみると、1位が革新的な政策を導入したとして英国が選ばれました。日本は5位ということで、最低はエネルギーの大量消費を続ける米国ということです。順位は上から順番に英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシア、カナダ、米国の順です。ただ、各国とも「対策は立ち遅れている」としています。 このランキングは過去の温室効果ガス排出量などの指標と、エネルギー効率や再生可能エネルギー導入などの個別政策について独自の基準で評価したもので、基準の取り方で順位は変わるものですが、それでも日本の取り組みが遅れているのではないかと言ういう懸念はあります。

日本の評価が低い理由としては「日本は、高いエネルギー効率や原発の使用で国民1人当たりの排出量は平均値より低いが、総排出量は増えており、削減に向けた強制力のある政策がない」ことなどを指摘しています。また「いくぶん努力したが世界に十分な貢献をしていない」と低位にとどまった理由を述べています。高い技術を持っていてもそれが宝の持ち腐れになっていては十分な環境改善に役立てる事はできません。その点の取り組みが不足していると言う事だと思うのです。そういった指摘に答えるべく、今回のサミットで日本の行動をどのように世界に示すのか試されるともに、日本の国益を守ると言う事を同時に両立していかなければならないところに議長国としての難しさを含んでいると思います。何としてでも洞爺湖サミットを自分の手で開催したいと言っていた福田首相の手腕が試されます。

2008年6月26日 (木)

産業廃棄物を資源に!

最近牛糞が売れるようになってきたそうです。いまどき牛糞なんて聞けばぎょっとするでしょうが、酪農家の家に行けば多くの牛を飼っているので、その牛の糞も半端ではないそうです。それはそうですよね。30頭40頭と多くの牛を飼っていいればいるほど毎日排泄されるものですから、ケボケボしていればすぐ溜まって困ってしまう事になります。こんな事を書くと今日は汚い話だと思われるでしょうが、でもこれも牧場や酪農家では現実に毎日行なっている事です。そのおかげで牛の肉が食べられたり、牛乳が飲めたりするわけですので仕方のないことだとは思います。

今まではこれらを処分するのに困っていて、自家用の堆肥として田んぼに使っているのですが、その時期が終わってしまうと引き取り手を捜すのに苦労していたそうです。確かにそうですよね。いまどき牛糞を使っているところなんて、聴いた事もなければ見かけたこともありませんからね。その処分に困っていたと言うのは想像に難くありません。ところが最近、畑作農家から譲ってほしいと言う依頼が相次ぐようになったと言うのです。えぇーいったい何で好んでそんな臭いものをほしがるようになったのだろうと思いませんか?

というのは化学肥料はピンポイントで効果があるから効率が良いのですが、最近の原材料の高騰で肥料代がぐんと高くなってしまったのだそうです。だからその代わりに牛糞で済まそうというのです。それならかなり安く肥料となるからです。というわけで今まで酪農家の人たちは牛糞を処分するのに困っていたのですが、それがお金になるようになったのですからえらい違いです。

今までは牛糞にわらやおがくずを混ぜ、堆肥化したのちトラックに積んで近隣の希望者に分けていたのだそうです。それをトラックいっぱいで4000円前後と、市販の牛糞堆肥(15ℓで600円程度)より超が付くくらいの破格値で宅配していたのですが、最近は欲しい人が増えてきたため、牛糞に値段が付けれるようになってきたのだそうです。配合肥料より3割安いそうです。だから今まで宅配していたトラックの燃料代が出るようになってきたと言うのです。

一方焼酎ブームで消費量も急速に伸びていますが、こちらも蒸留後の搾りかすの処理が事業者の悩みの種だそうです。こちらも粕はクエン酸やミネラルg分が豊富で牛などの餌になっていたのだそうですが、配合飼料の普及とともに需要が低迷していたのだそうです。だからやむなく海洋投棄されていたのですが、昨年の改正で海洋投棄も出来なくなり、かすを飼料や肥料、メタンガスにする施設を作ったのだそうです。しかしその負担が大きく悩みの種だったのですが、やはりこちらも燃料や原材料の高騰で、市販の飼料が高くなり農家が困っていたので、引く手数多だそうです。焼酎の搾りかすの飼料は配合飼料よりも3割ほど安いのだそうです。だからみんな飛びつくようになったのです。

これって江戸時代のリサイクル社会と似ていませんか。江戸時代は人間の排泄物だったので、ちょっと事情が違うし量も比べ物にならないと思いますが、それでも牛の糞も半端でない量で、なおかつ使い道がなかったものが多少なりとも需要が出てきて、それが利用されるようになったということはありがたいことです。また焼酎の搾りかすも捨てていたものが肥料として売れるようになって来たのですからありがたいことです。今回は食糧危機や原材料の高騰から値上がりしてきたのですが、当分飼料も肥料も価格は下がりそうもありません。糞やわらなど農業廃棄物からいかにリンを回収して土に戻していくか、その技術を確立していくことが日本の農業にとって良い事であり、日本のためでもあります。こうしたことから段々リサイクル社会になっていけばすばらしいことだと思いませんか?

2008年6月22日 (日)

ゴマフアザラシの赤ちゃんを救う

ゴマフアザラシと言うと日本の動物園や水族館で最も飼育されているあざらしです。動物園などで目にした方も多いと思います。このアザラシが今温暖化の影響を受け、ゴマフアザラシの赤ちゃんが生命の危機に直面しているそうです。このアザラシの生育区域は主にオホーツク海やベーリング海で、冬から春にかけて流氷とともに移動・回遊します。今現在オホーツク海だけで20万頭いると言われていますが、一時は狩猟で数を減らしたときもあるそうです。出産時期は3月から4月で流氷上で1頭生みます。授乳期間は2~3週間で、赤ちゃんは白からクリーム色の産毛で生まれてきます。というのは流氷上ではその色が保護色になっているからです。そして2~3週間で抜け落ち親と同じ色になるというわけです。寿命は動物園で30年くらいは生きているのでそのくらい生きるようです。写真がないので分りにくいかもしれませんが、今回のゴマちゃんの赤ちゃんを助けている時の顔を見ると、何とも可愛らしい顔をしていて、大きな目に見つめられるとそれはそれは愛くるしい顔をしています。今回そう言う可愛らしい赤ちゃんが流氷がとけてしまうため、海に落ちてしまい、北海道・紋別の海岸に流れ打ち上げられるのです。そのままになっていれば必ず死が待っているのですが、それを一人の飼育員の女性が助け海に返しているのです。

そんなあかちゃんが4月になると急に増えるのですが、海岸で鳥に襲われているところを助けたり、工事現場の人から電話が入ったりして救助に行くのです。そんな赤ちゃんアザラシの中に今回の1頭がいたのです。助けられたときにはやせ衰え、腰の辺りがくぼんでいたそうです。普通なら脂肪を蓄えふっくらしているのに、すっかり体力が弱っていたのです。その姿を見たら可哀想で涙が出てきました。普通なら3月ごろになると流氷でオホーツクの海が埋め尽くされ、そこで出産し2~3週間で子育て期間が終了するそうです。そこで赤ちゃんは2~3週の間産毛が生え揃うまで待っているのです。それまでは海に入れないのです。入れば寒さにやられてしまうからです。無事毛が生え揃ってから海に入って魚を取り出すのですが、流氷の氷が薄いと、それまでに氷が割れたりして海に落ちてしまうのです。そして今回のようなケースになってしまうのです。それでもたどり着いた赤ちゃんはまだいいほうかもしれません。たどり着く前に死んでしまっている赤ちゃんが多いかもしれないからです。

この100年で0,9度も温度が上がってしまい、流氷面積は40%も減ってしまったそうです。そんなわけで温暖化の影響がホッキョクシロクマばかりでなく日本のこんな身近なところで既に始まっており、遠くの北極のシロクマも対策を打たなければならないのですが、北海道に流れ着くゴマフアザラシの赤ちゃんを救うことのほうが、寄り身近なところで手を差し出しているのです。助けられたときには8,15キログラムと正常な赤ちゃんの半分程度しかなかったそうです。ほっけをミンチにしてペースト状にしても食べず、体温を測ろうとしてお尻に体温計を差し込むと真っ黒な便が付いてくるし、明日は何としても食べ物を食べさせなければ死んでしまうというような状態でした。2日目にそれでもとあざらしの大好きな魚シカをそのままやって見ると、何とか飲み込んでくれその日は5匹食べてくれやっと一安心すると言った状態でした。その後も5匹の赤ちゃんの保護連絡が入り途中で1匹は死んでしまいました。

ゴマフアザラシはオホーツク海の南で体を大きくし、暖かくなるとサハリンの北へ移動し過ごすのだそうです。そしてまた流氷とともに氷に乗ったりして南下してくるのです。そんな日本の北のオホーツクの海で生活しているアザラシの赤ちゃんですが、2週間目にしてやっと良くなり、3週間目で腰のクビレがなくなりました。こうなればもうあとは海水に慣れさせ、自分で餌を取ることが出来るようになれば、オホーツクの海に返してやることが出来ます。赤ちゃんの中には海の水に入るとパニックになるものもいるのでまず慣れさせ、生きた魚を水槽に入れそれを取って食べることができるようにし、やっと生まれ故郷のオホーツクの海に帰すことが出来ます。今回はそれら全てに合格し体重も来た時の体重の2倍になり、50日間の救命活動も終わりました。オホーツクの海に返すときは沖合いまで船で運んでやり、沿岸で放して網にかからないように気を配ります。そしてついに広い生まれ故郷の海に帰っていったのです。その時の姿をTVで見ていたら、嬉しくて涙だ出てきてしまいました(・_・、)(ちょっぴりですよ)。人間は温暖化を対処することが出来ても動物にはそれが出来ません。また元気になって帰ってくるのだぞと願わずにはおれませんでした。

2008年6月15日 (日)

循環社会の復活:雨水の有効利用

21世紀は水の世紀と言われており、世界の水不足が現実のものになりつつあります。そして2025年には世界で30億人の人が水不足に陥ると言われているのです。水不足になると言う事は今まで食料生産できていた国ができなくなると言う事で、もしその国が食料輸出国であれば輸入国に転落すると言う事です。それは取りも直さず食糧供給国が減り食料価格が上がると言う事に繋がり、そうなれば物価上昇で食料が手に入らない人も出てくるということです。そうなればさらに逼迫し食料の争奪戦へ進んで行くことになり、最終的には食料戦争が勃発と言う最悪のシナリオも考えられるわけです。

そんな水資源に悩む中、水の有効利用を考えている人がいました。水についてはいろいろな方法を考えている人がいましたが、今回は雨水の有効利用を考えている人のケースです。雨水と言えばそのまま流してしまえば大水のときに洪水が発生しますが、溜めておいてそれを有効利用して水資源になると言う事に気づいたのだそうです。それは屋根に降った雨水を一箇所の集め、タンクに溜めこれを利用すると言うものです。何だと思われるかも知れませんが、それでは実際にそれをしているところを知っていましたか?分っていても実際にそれを実行していると言う人はいないのではないでしょうか?

これを墨田区の町内では実際に使っているそうです。満タンになると200ℓと言う事でちょうど風呂一杯分に相当する量だそうです。と言うのは墨田区は下町で昔からの建物がたくさん残っており、路地も狭く曲がりくねっているため、火事のときに消防車が入ってこれなのだそうです。そのためこれを家庭の軒先に置いて役立てようと言う事なのです。さらに路地尊には10トンの水が溜められるようにもなっているそうです。自分の町は自分で守るのだそうです。災害時にはこれらを沸かせば飲料水にもなると言うわけです。このような取組みをしているところというのは他にはあまりと言うか例がないのではないでしょうか?あるかも分りませんが聞いたことがありません。

他にはこのシステムの利用先1号として、両国国技館があるそうです。この屋根に降った雨水を地下のタンクに溜めると1000トンの水を溜める事が出来るそうです。その水を使って冷房に使ったりトイレの水に使ったりしているそうですが、これにより年間使用量の2割を溜める事ができ、200万から300万円の節約ができたそうです。このような方法で多くの家庭で雨水を溜めていけば、かなりの水を無駄に川に流しているだけのものが、再利用することでかなりの節約ができるわけです。だから家を建てるときにこのようなシステムになっている屋根の家を作り、今までのところは雨どいを改良するなどして積極的に普及してほしいものです。それだけで小さなダム1つや2つくらいの水がすぐ溜まるのでしょうから、塵も積もれば山となるを地で行くのうなものです。それこそ循環社会の一環ではないでしょうか?

2008年6月 1日 (日)

炭素繊維を使って水を浄化

あなたは炭素繊維と言うと何を思い浮かべますか?私は飛行機や釣竿に使われているのを思い出しますが、このほかには建設・土木分野や、スポーツ、自動、エネルギー、医療、電子機器分野など多くの分野で使われています。炭素繊維とは、アクリル樹脂を特殊な窯で1200℃の高温で蒸し焼きにしてできる超微細な繊維状のもので、軽くて、強く、腐食しない丈夫なものです。これは日本が生んだ新素材として注目されているものです。その炭素繊維を使って炭の特性を活かし、ヘドロで汚染された川や湖の浄化に利用しようと活動している人がいます。

今回の話に入る前に、静岡県の浜名湖にある猪鼻湖で、2年前に水の浄化に取り組んでいました。そのとき炭素繊維を使って湖の水をきれいにしたのです。それは1本7ミクロンの太さの炭素繊維で、これは髪の毛の10分の1の太さに当たり、これを1200本の束にしたものを使って実験したのです。これは3000度の熱さにも耐え、軽くて丈夫な繊維で、水を浄化する作用があることが分り、これを使って実験を繰り返したのです。

これを湖に沈めて実験すると、24時間後には水がほぼ透明になり、重さは元の重さから100倍の重さになっていたのです。炭素繊維は汚染物質を引き寄せ、これを微生物が分解し水をきれいにしてくれるのだそうです(ちょっと聞き過ごし意味不明?)。炭素繊維の束を引き上げてみるとホヤと呼ばれる貝の一種?がびっしり付いていました。ホヤが微生物(バクテリア)を食べに来て付いたのだそうです。水質の浄化度は実験をする前と比べ6倍もきれいになっていたそうです。ほれは大変嬉しい事ですが、地元の人がもっと喜んだ事はウナギが取れるようになったことだそうです。

今回は汚染された水の浄化を中国と共同プロジェクトでする試みです。さっそく現地の太湖という中国で3番目に大きな湖の様子を見に行きました。それを見たときあまりの汚染度合いに小島先生とレポーターはびっくり、TVを見ていた私もその汚染のものすごさにびっくりしてしまいました。以前から太湖の汚染の酷さをTVで見たり聞いたりしていましたので、そうとう汚れていると言う事は知っていましたが、まさかここまで酷い所とは私も見て初めて知りました。アオコが異常発生し、と言っても緑色のペンキが塗ってあるかのごとく異様な水の状態で、耐え難い臭いが立ち込め、それがマット状に分厚く堆積、水の表面を覆っており、触るとヌルヌルしているものですが、これを見たら観光客も観光どころの話ではないしょう。

そしてこのアオコが市民の生活も直撃しています。今まで取れていたエビや魚も3分の1に激減し、臭さと相まって生活にも悪影響が出ているのです。特に去年は酷かったそうです。そんなわけでやっと国も重い腰を上げ、今回の共同プロジェクトとなったわけですが、もちろん中国の企業も今まで水質の浄化に取り組んで来たのです。しかし上手く行かなかったのです。だから日本の水質浄化技術が注目され、今回のプロジェクトとなったと言うわけです。

次に向かったのは水の都、東洋のベニスと呼ばれる蘇州の町です。年間30万人の観光客が訪れ日本人もたくさん行っているところです。そこの水路を視察すると油の膜がたくさん浮かんでいました。ここでも中国での水の浄化が上手くいかず、汚染度は中国のランクでは4~5のランクです。これは中国の汚染度合いを示すランクで言うと、まずランク表には1~5分類にプラス劣5類という分類があるそうです。今回の汚染度合いはその中でも4~5ですので最悪とその一歩手前といった状態でした。当然水の中は何も見えない状態で、底にはヘドロが溜まり暗黒の世界になっているのです。それが夏になるとさらに酷くなり、中国で黒い花と呼ばれるヘドロがコールタール状になっていて、浮かんではまた沈んでいくそう言う状態です。リトマス試験紙でその汚染度合いを測ると、レベル10。これはどのくらいのレベルかと言うと新鮮な尿と同じ状態だと言うのですから、想像を絶する汚染状態と言う事になるのであって、汚染3兄弟?のアンモニア、メタン、○○○(忘れてしまいました。m(_ _)m)と3拍子揃っているということです。

今回、水路に炭素繊維を設置、ロープに吊り下げて、1メートル間隔で100メートルに100束を設置したそうです。その実験の結果どう変わったか、1ヶ月後現地で確認してみると、その日はちょうど雨が降っていて、水の透明度に変化がありませんでした。ちょっと不安になりながらも引き上げてみると、それに臭いがありませんでした。さらに驚いたことには繊維の周りに魚の卵がびっしり付いていたではありませんか?これを見て水質がよくなったことを実感。現地の人も繊維の周りに魚もいっぱい泳いでいるのを見て、これは魔法だと言って、驚いていました。実験の成功の瞬間でした。

世の中には人のためになるすごい事をしている人がたくさんいるんですね。あらためて小島先生たちの取り組みのすごさを実感したしだいです。

2008年5月30日 (金)

環境省による日本への温暖化影響予測

環境省が温暖化による日本の影響を予測しています。どうも温暖化と言うと他の国の出来事のようなところがあり、発展途上国や経済力の弱い島国に焦点が当てられてきました。ところが環境省の調べでも日本にも深刻な影響を及ぼす可能性があることが分ってきました。これは温暖化を研究すると東京大、茨城大、名城大など14研究機関で作るプロジェクトチームにより、日本が受ける影響を予測したものです。それによると今世紀末には気温が1990年比で4.8度上昇、海面は36センチ上がり、高潮時には137万人が浸水被害に遭うと予測しています。それにより自然環境だけでなく、農業や人の健康にまで幅広く及ぶ可能性があるというものです。

この中でもっとも深刻なものは水の問題です。気温が2度上昇する2030年には太平洋沿岸や山岳地域で集中豪雨が相次ぎ、今より洪水被害が年1兆円増大すると予想されているのです。台風などによる高潮で東京湾、大阪湾、伊勢湾と西日本を合わせて50万人が浸水被害を受け、海面の上昇により沿岸の憩いの場が失われと言うものです。さらに豪雨の発生頻度や強度が増し、都市部では今の設備では対応が出来ず被害が今より拡大すると言います。反対に雨不足によって長期の渇水に見舞われるところも出てくるそうです。特に九州南部や沖縄県では水資源の逼迫が予想され、北陸、東北地方の日本海側では積雪量が減少し、農業用水が不足する恐れがあるというものです。それが今世紀末にはさらに拡大するそうです。

農業については、2050年ごろの米の収穫量は、現在に比べて北海道で26%増、東北地方で13%増となる一方、近畿、四国では5%減となるそうです。2081年~2100年には減収地域は中国、九州地方にも広がっていくそうです。気温の上昇によっては2060年ごろには全国でも収穫量が落ち込む見通しです。他の穀物や果樹についても生産に適した地域が北に移り、農業に大きな影響をもたらそうです。

森林については気温の上昇や降水量の変化で、ブナ林以外の森林にも影響が出るそうです。松枯れが広がり、特に岩手県の内陸部では、アカマツの森林地帯やマツタケの産地に壊滅的な被害が及ぶ可能性があるそうです。ハイマツやシラベなどの森林も生育に適した地域が減り、今世紀末までに9割前後減少する見通しだと言う。また山地にある湿原も温暖化による積雪の減少と乾燥化によって面積が減少するところが出てくるとそうです。このように森林に深刻な影響が出ると予想されるのですが、その中でも世界遺産の白神山地のブナ林が今世紀末にも消滅する可能性があるそうです。

最後に人体への影響ですが、温暖化により気温が35度を超えるケースが増え、熱中症患者が急増すると見られ、また高温になることで、高温のストレスで死亡するリスクが2倍から5倍も高まるそうです。またテング熱を媒介するネッタイシマカの分布可能地域が、静岡県や神奈川県まで広がると予想、今世紀末までには千葉県南部まで拡大。同様にヒトスジシマカも東北地域全域と北海道の一部に広がるそうです。

このように広範囲に日本への温暖化の影響が出ることが予測され、一部の地域の国の話ではなくなってきています。特に食糧問題とも絡む米の収穫問題や、その他の穀類の収穫量の減産は単なる温暖化だけの問題ではなく、食料争奪戦とも関わる問題であり日本の食糧問題をどうするかと言う政策にも影響を与えるものです。

2008年5月25日 (日)

水の消費大国日本

世界的な水不足が問題のなっていますが、仮想水と言う言葉を聞いたことがありますよね?これは輸入した食糧をもし国内だけで生産したらどれだけの水が必要かということを計算をしたものです。これを計算すると具体的な数字として分るので、いかに日本が大量の食料を輸入しているかと言う事が理解できると思います。決して水が豊富な日本と言えないのです。

一般的に日本は水不足になっていないと思っているかも知れませんが、日本の年間降水量は1718mmと世界平均の約2倍の雨が降っているのですが、国民一人当たりに換算すると世界平均の3分の1程度しかないそうです。だから自給生活をするとなると本当は水が不足して、今のような豊富な食料を作りたくても作れないのです。水不足を実感出来ないのは食糧を輸入することで大量の海外の水を使って作っているということと同じなのです。いま地球温暖化などの影響で世界で使える水が今後減少すると予測されています。限りある資源を大切に使わねばなりません。仮想水の考えを使って、水資源を有効に利用することが世界の水資源の節約に繋がるということになります。

・食料1キログラムを作るのに必要な水の量

牛肉 20600ℓ     豚肉 5900ℓ     鶏肉 4500ℓ     米 3600ℓ     

卵   3200ℓ      大麦 2600ℓ     小麦 2000ℓ     とうもろこし1900ℓ

・一食作るのに必要な水の量(ペットボトルの数は1.5ℓ入りのボトルの数)

チーズバーガー1050ℓ(700本)  牛丼1890ℓ(1260本)  月見そば750ℓ(500本)

牛乳1杯 110ℓ(73.3本)  ポテト 25ℓ(16.6本)   ビール1杯 52ℓ(34.6本)

親子3人の昼食に並んだメニューを国産だけで作ると、合計4トンの水が必要です。

この中で水の使用量が多いものは牛丼です。餌となるトウモロコシなどの農作物を作るのに水が必要となりその分も含まれるからです。また牛を一頭育てるには6540トン、牛肉1kgでは約20トンの水が必要となります。また米は水をたくさん使うように見えますが、1kgでは3,6トンで、単純に牛肉と比較すると約6分の1ですむ計算で、意外とお米って地球に優しい食料なのかななんて思います。

日本の食料自給率はご存知のように39%しかありません。先進国中最低の水準です。輸入に依存する食料の中で依存率の高いものと言うと、小麦や大豆が高いのですが、穀類は水の消費量が多いのだそうです。しかしアメリカでは大規模農園で効率よくトウモロコシなどの農産物を収穫したり、広大な牧草地で牛を育てたりするので日本よりも少ない水で効率よく生産することができます。牛1頭育てるには日本では6540トンの水が必要ですが、アメリカなら3700トンですむと言う具合です。だから上手く使い分ければ水を節約することも可能だと思います。日本は水の消費大国なのです。

現在水に苦しむ人々は中東やアフリカを中心に世界で5億人の人々が苦しんでいて、灌漑がうまく整っていないなどで水が上手く利用できない地域を含めると、世界人口の67%の人々が水に苦しんでいると言われています。そして温暖化によって今世紀半ばまでに利用可能な水資源は、現在よりも10~30%減少する地域もあると言われています。だから仮想水を上手く利用して世界の水の節約に繋げることが大切です。我々が牛乳1杯を残すだけで大量の水が無駄になると言う事を知れば、食事を作りすぎたり残したりすることができなくなると思います。出来るところから節約してみたらいかがでしょう。

2008年5月15日 (木)

CO2と温暖化はやはり関係が深かった!

スイス、フランスを中心とする国際ティームは、南極で掘り出した65万年前~80万年前の氷から、二酸化炭素の詳細な分析に成功したとありました。これまでは65万年前のデータが得られていたので、今回さらに15万年前までさかのぼったことになるわけです。当時の大気中の二酸化炭素濃度は、172~260ppmの間で上昇と低下を繰り返しており、地球の寒暖の変化と一致したそうです。したがって二酸化炭素濃度の上昇と地球温暖化が、深く関係していることが改めて裏付けられたとありました。

南極大陸にはほぼ全域が氷床という厚い氷に覆われていて、その厚さは平均1900mにもなるそうです。今まで南極をイメージすると雪原が何処までも続き、犬ぞりで探検隊が走っていると言うイメージですが、そこには雪原が見渡す限りの平原になっていると言うイメージです。何でそんなイメージかと考えたら、どうも北極の探検隊のイメージがあるからなのかなと思いました。と言うのは南極は平原ではなく大陸ですので、山脈もあります。だから山あり谷あり平原ありと、普通の大陸に雪が降ったものが積もって氷になっている状態ということになります。最も氷が厚いところでは4200mにもなるそうです。

この南極の氷を調べることで地球の過去の様子が分かるのですからすごいですね。と言うのは南極に降り積もった雪の中には地球上のチリとか花粉とか宇宙塵などさまざまな物質が含まれており、これが雪とともに降り積もっているため、年代別に降り積もっている状態と同じというわけです。だからそれを順番に調べていけば過去のことも分かると言うことです。そして今回氷に鉄パイプを打ち込んで、3270mの長さの氷柱を取り出したというわけです。

この氷柱のうち、65万年前より古い最深部の200mを初めて解析すると、二酸化炭素濃度は67万年前の172ppmが最も低く、現在の半分以下だったそうです。そして二酸化炭素濃度は気温が上がると上がり、気温が下がると下がっていたことが分かりました。地球は約10万年周期で寒暖が訪れており、現在は比較的暖かい時期の間氷期にあたるそうです。こうした気候変動に現在の二酸化炭素濃度の急上昇が影響する恐れもありますとありました。

今回のこのような調査結果ですが、日本の南極観測隊も、南極大陸を覆う氷床を深さ3028.5mまで掘削し、約100万年前(実際は72万年前だった)の氷とみられる「世界最古の氷」の採取に、成功しているのです。2003年から、標高3810mに設置されたドームふじ基地で掘削を開始し、直径約9cm、長さ約50cmの円柱状に氷を切り出し続けました。 そして2006年1月、深さ3028.5mに到達したのです。結果はこの氷床には約72万年前の空気火山灰などが閉じ込められていたということで、世界第2位の古さと言うことでした。今回は目標の岩盤までの掘削は届かなかったのですが、岩盤まではあと20mくらいと言われているので、次の調査で岩盤まで掘削に挑戦するそうです。

2008年5月 7日 (水)

温暖化難民

最近の中国やインドの経済発展を見ると目覚しい発展しています。このまま発展していけば、日本も遠くない日に追い抜かれると言われるほどです。しかし1人あたりのGNPでみるとまだまだ低く、中国で940ドル(2002年)、インドで480ドル(2002年)と低い水準であり、まだ貧困の域を脱していないというのが実状です。貧困という問題を見ると、世界には、1日1ドル以下での生活を余儀なくされている人は11.7億人いると推計されています。そのうち3分の2にあたる約8億人がアジア・太平洋地域に居住しているそうです。と言うわけでアジアは世界最大の貧困地帯と言われています。

そんな中、アジア開発銀行は温暖化がアジア地域に深刻な影響を与えると発表しました。東南アジアの穀物生産は2050年までに半減する恐れがあるほか、水不足に苦しむ人約12億人に増加すると言われています。また温暖化による海面上昇でバンコクや上海、ジャカルタなどで洪水被害が頻発しバングラデシュ沿岸部などでは気候変動難民が生まれるとしています。世界の温暖化ガス排出に占めるアジアの比率は現在29%だそうですが、30年には42%まで増え食糧生産や生活基盤に重大な悪影響を及ぼすと言います。

今まだそこまで行かなくても現在温暖化によって、伝統的な生産様式、生活様式が環境の変化で行き詰っています。たとえば今水が不足気味なのですが、水が不足してくると直ぐに衛生状態は悪化し、農業生産にも影響してきます。そうなると、村社会は崩壊し、都市は荒廃し、国民の中には難民になってしまう人も出てきます。そうなると社会は不安定になり紛争は激化し、若者は過激思想に接近し、結果アフリカのように社会は混乱し、民族紛争が絶えず起こり戦争の耐えない国になってしまいます。そんな状態が今のアフリカで起こっているような紛争ではないでしょうか?それはさらに難民の中には他国に流れる人も出てきて、更なる紛争を他の地域にももたらす原因となってしまいます。

このようなことがもしアジアの地域で起これば多くの難民が発生し、これと同じようなことが起こらないとも限りません。だから少しでも温暖化を防ぐ方法を取らなければならないのです。先進国と呼ばれる国々は過去150年間にわたり化石燃料を使い続け、二酸化炭素を大量に排出し続けました。だから先進国が率先して削減に取り組む事はもちろんですが、途上国でも最近の経済成長で生産が伸び、それに伴って二酸化炭素の排出が増えて来ているのも事実です。ですから途上国も将来には責任があります。だから先進国の責任だけを糾弾していても問題は解決しないのです。共に手を携え削減に取り組むことが地球を救う事になると同時に、人類をも救うものだと思います。

2008年4月 5日 (土)

ハイブリットイグアナ

ダーウィンの進化論の元となったガラパゴス諸島をご存知ですね。これらの島々は、1535年にパナマのスペイン人司教がペルーに向かう途中、乗船していた船が嵐に遭って偶然発見されたものでした。ここはもともと無人の島だったのですが、1959年にエクアドルがガラパゴス諸島の総面積の97.5%を占める地域を国立公園に指定しました。その頃には1000人から2000人ほどの人がいたそうです。そして1986年には、周辺の18万平方キロメートルの海域も海洋保護区に指定になり、1978年には国連教育科学文化機関によってガラパゴス諸島を世界遺産に指定されました。さらに2001年12月には海洋保護区まで世界遺産に拡大されたというのが主な流れです。

ここガラパゴス諸島はエクアドルの領土ですが、スペイン語の赤道を意味する「elecuador」が国名の由来となっているそうです。そしてエクアドル本国からはガラパゴス諸島まで970kmも離れています。絶海の孤島といった呼び名にふさわしいところです。しかし近年ガラパゴス諸島の人口は約3万人にまで増え、諸島を訪れる観光客も1990年には年間4万人だったものが、2006年には年間約15万人にまで増加し、2007年、ガラパゴス諸島は環境悪化が懸念されるとして、「危機にさらされている世界遺産」のリストに登録されてしまいました。と言うのはガラパゴスにしかいないような固有の動植物が、外来種の植物や、ヤギ、猫、犬、牛などの家畜の侵入によって駆逐されかけていて、風景がすっかり変わってしまったところもあります。また、海洋保護区も密漁や開発などによる、人間の被害もあって危機に直面しているからです。

その象徴と言うべきものがイグアナです。イグアナにはリクイグアナとウミイグアナの二種類がいます。リクイグアナは山吹色の皮膚に覆われ、硬いとげのあるサボテンを食べていて、ウミイグアナは海中の海藻を食べています。海にもぐれるのは世界でもこのウミイグアナだけで、元々陸にいたイグアナが乾燥した厳しい環境のこの島で食べ物を求めて、海に進出したものと考えられています。尻尾は泳ぎやすいように平たく、流れの速い海流にも流されないよう身体を固定するために、爪は鋭くなりました。ところが10年前のエルニーニョで半数が死んでから、両方の特徴を持つイグアナが現れたのです。DNA分析の結果、父親がウミイグアナ、母親がリクイグアナの「ハイブリッドイグアナ」だったのです。餌の海藻が少なくなったため、島の内陸部に移動したウミイグアナがリクイグアナと出会ったと考えられます。本来はちゃんと棲み分けができていたものが、環境の変化によって出遭うことのなかったもの同士が出遭った結果でした。ウミイグアナの爪を持つハイブリッドイグアナは、木登りが出来ないリクイグアナ(だからサボテンが落ちてくるのを待っているだけ)を尻目にサボテンに登り、リクイグアナのようにとげだらけのサボテンを食べています。もしこれが続けば淘汰され、ハイブリットのイグアナだけになってしまうかもしれません。

こちらはホッキョクシロクマのような地球温暖化と直接的な因果関係はないかも知れませんが、結果は同じような結末になっています。しかし直接の原因はエビの乱獲でエビが減少し、餌となるウニが異常繁殖したため、海藻を食べ尽くしてしまい、それがウミイグアナの餌である海草が少なくなったとも言われています。そうなればここでも人間が直接的な原因となっているわけです。ダーウィンが進化論を唱えるきっかけとなった場所で、こんどは人間が進化?を引き起こしているとしたら皮肉ことですね。

2008年4月 3日 (木)

ハイブリットシロクマの誕生

http://www.youtube.com/v/DdqPnx3gaJ4&hl=en

http://www.youtube.com/v/Tl1T4vQZvTY&hl=en"

ハイブリッドと言う言葉を聞いた事ありますよね。辞典によれば雑種とか、異なったものを混ぜ合わせることと言う意味です。使われ方はこんな風です。ハイブリット車、ハイブリットコーン、ハイブリット発電、ハイブリットIC、ハイブリット犬と言う具合です。使われ方としては両方の良いとこ取りと言った感じで使われているのでしょうか?ところが最近こんな言葉も聞くようになりました。ハイブリットシロクマです。聞いたことのある人もいらっしゃると思いますが、私は残念ながら今回初めて知りました。「素敵な宇宙船地球号」と言う番組で見た方が多いのではないでしょうか?その番組でこのハイブリットシロクマの話をしていたのです。

北極の温暖化に伴いシロクマの生活圏が脅かされるようになり、氷上での狩が出来ず陸に取り残されてしまうようになってきましたシロクマ。今までよりも早く氷が解けてしまうため、夏場に向かって、冬の寒さを凌ぐための栄養を取る狩が出来なくなっています。そのため若い白熊が、やせ細った姿で海岸を歩き、鳥の卵を食べて命を食いつないでいる、といった光景を目にするようになったそうです。

片や灰色熊のグリズリーも北極圏が暖かくなったことで、生活圏が広がり北上し始め、シロクマの生活圏にまで押し寄せるようになったのだそうです。だから今までであれば、シロクマとグリズリーの生活圏は別々に分かれていたのですが、生活圏がダブるようになってきたのです。その結果白熊と灰色熊(グリズリー)の接近が起き、結果ハイブリットグマが生まれることとなったわけです。

このシロクマと灰色熊(グリズリー)は人間で言えば人種のようなもので、種が非常に近いためハイブリットが容易に生まれるのだそうです。だからこのハイブリットシロクマはオスもメスもどちらも子孫を残せるそうです。種が近くないと子供は出来ても、その子供が大人になったときに、子供を生めないという事になるのですが、ハイブリットシロクマにはそれはないそうです。つまり子孫を残せるという事です。

ハイブリットシロクマの特徴は両方の良いとこ取りなのでしょうか?ハイブリットとは最初にあげた例のように、多くは両方の良いとこ取りになっています。ということになるとハイブリットシロクマも両方からいいところを貰って進化したという事なのでしょうか?まず大きな違いは、目がパンダのように周りが黒くなっているのです。パンダシロクマになっているのです。そして爪はグリズリーの爪で、土を掘りやすいように大きくなり、なおかつ湾曲しているのです。そして肩は掘るための筋肉が付いているので盛り上がっています。

新しい機能が増えたのでシロクマは陸でも食べ物が食べられるようになったという事なのでしょうか?これは生き残るために必然的にハイブリットになったのか?どうなんでしょう?この先ますますハイブリットシロクマが増え、このままホッキョクグマは消滅してしまうのでしょうか?もしこれが人間の手による温暖化によって、このように変化していったとしたら哀れであり、また温暖化が自然の摂理に基づいて温暖化しているのなら、これは仕方のないことだと思います。人間の行いに振り回されているのか、自然の変化にしたがって適応しているのか難しい問題だと思いますが、間違っても人間の手で止むを得ずハイブリットになったという事でないことを祈ります。もしそうなら哀れです。

それなのにカナダではシロクマの狩がいまだに許可(エスキモーの動向の元で)されているのだそうですね。このハイブリットシロクマの発見に繋がったきっかけが、ハンティングを楽しむためにシロクマを殺していた結果分った事なのです。シロクマが絶滅すると言っているときに、いまだに人間の狩の楽しみのために生き物を殺しているなんていうことは、カナダの良識を疑います。即刻このような悪趣味な狩は中止にすべきものだと思います。人間が狩をして生きていた時代とは違うのです。もう趣味で無益な殺生をする時代ではないのです。ましてやスポーツハンティングだなんて言っている人の気が知れません。人間としての自覚の問題だと思います。

2008年4月 1日 (火)

今年の夏・北極点の氷初消滅

今まで北極海の氷は少しづつ解けていたのですが、昨年海水温度が過去100年間の平均値を5度上回ったそうです。その結果アラスカ側の氷はますます解けてしまいホッキョクグマはさらに狩に出かけられなくなり絶滅への道へと進んでいます。今回人工衛星の観測で北極点の氷を調べたところ、北極の氷は出来て間もない氷(1年未満の薄い氷)であることが判明したそうです。したがって今年の9月ころには北極点に砕氷船でも行けるのではないかと言っています。今年の夏が平年並みの熱さなら氷が解ける可能性が高いということです。そうなれば北極点での氷の初の消滅と言う事になります。

こうした現象は地球温暖化の影響だけでは説明できないそうです。というのも温暖化以上の早さで氷が解けているからです。その原因の一つにベーリング海峡からの温かい海水が入り込んでいるからだそうです。今までですと北極海に氷がびっしり詰まっていたので、ベーリング海から温かい海水が入りにくかったのが、北極海の温暖化とともにだんだん氷の隙間ができ、今まで動かなかった北極海が動きやすくなった。そして北極海にも海流が時計回りで回っているのですが、隙間が出来て動きやすきなったこともあって、温かい海流がベーリング海峡から流れ込み、それが温暖と相まって北極海の氷の解ける速さが早くなったと言うわけです。そして白い氷が溶ければますます海が暖かくなりさらに氷が解けると言う悪循環が始まったというわけです。

実際1997年の写真と2007年の写真を比べてみると明らかに氷で覆われていた区域が減少してるのが分かります。特に減っているのはやはりベーリング海峡のあたりを中心に広がっており、アラスカの上では氷は見えません。さらにシベリアの上のほうも氷が解けています。こんな状況であれば砕氷船で行けるようになっても不思議はありません。それに氷は1年未満の薄い氷ときているのですからなおさらです。アラスカからシベリアにかけて氷が解けていると言う事は北極海を時計回りで流れている海流のせいなのでしょうか?海流の速度は従来の2倍の速さになったそうです。氷が消えれば太陽熱を反射していたものがなくなると言う事ですので、海がさらに熱を吸収してますます氷が出来にくくなってしまい、北極の温暖化はますます進むというわけです。

そんなわけで今年の夏、北極点を覆う海氷が初めてなくなるだろうと海洋研究開発機構は予測しています。北極海は地球上でもっとも温暖化が加速する場所であり、もしそうなれば北半球の気候に大きな影響が出ると言います。もちろん日本の冬にも大きな影響が出るということです。

2008年3月28日 (金)

エコポイントⅡ

前回企業内でのエコポイントの話を致しましたが、今回は自治体における森林保護のエコポイントについての話です。大阪府や東大阪市では生駒山の森林保全のため、ボランティアや企業の協力で、森の森林貯金箱CO2という取り組みをしています。森林1ヘクタールが年5トンのCO2を吸収すると言う計算で、苗木を1本植えれば2キロ吸収、100平方mの間伐をすると50キロ吸収などとポイントを決め、貯金量に応じてミズノなどの協賛企業が提供するハンドタオルや携帯ストラップと交換することができると言うものです。

これは「生駒の森運営協議会」が、京都議定書発行2周年を迎えるにあたり、二酸化炭素の吸収源となる森林整備の必要性をアピールするため、スギ・ヒノキ林での間伐ボランティア活動を行なっているものの一環です。これは二酸化炭素の吸収源となる森林の整備を促進するとともに、府民のみどりの象徴である生駒山系を豊かな森林にすることを目的に設立したものです。しかしその協賛企業には地元の企業なのでしょうか?あまり聞きなれない企業の名前が多く含まれていました。反対に言えば大企業の名前が意外と少ないと言う印象を受けました。だからちょっと寂しい感じはします。そう言う点ではまだまだ大企業の取組みが進んでいないのかなと言う印象を受けます。その点これに関しては地元企業の方のほうが熱心に環境保護という問題に取り組んでいるのかなと思いました。

変わったところでは音楽家の坂本龍一さんもこのような取組みをしているそうです。「モア・トゥリーズ」と言う環境保護団体を設立していて、坂本さんのCDの製造販売で生じたCO2を30トンと仮定して、それと同じ量を森林整備で吸収したものと相殺すると言うものです。相殺費用はCD1枚当たり60円で半分をレコード会社が負担し、残りはCD価格に上乗せすると言うものです。その狙いは都会の人から森へのお金の流れを作りたいと言う事だそうです。有名人がこのような取組みを増やしていけば世間の関心も段々上がりさらに効果が高まると思います。

このように森林の保全を図りつつ環境に配慮した取り組みをするということは非常に良い取り組みだと思います。安い外材の輸入で国産の木材が競争に太刀打ちできず、すっかりさびれてしまった林業ですが、森林資源としてみたときに、先進国の中で日本ほど森林の比率の多い国はないと聞いています。そのくらい緑の多い国なのですが、実態はと言いますと先ほども書いたとおり安い外材の輸入ですっかり森林も荒廃してしまいました。森林と言うのは余分な枝を払って太陽の光が地面まで届くようにしないと良い木が育たないそうですので、地球温暖化の関心の高まりを機会に、エコポイントのような取組みをして少しでも森林を守ると同時に、二酸化炭素を減らせるならばこんな良い事はないと思います。ただ単にボランティアをするのではなく取組みをすることで、その効果が目に見えるというところが良いと思います。さらにこのような取組みが増えれば、参加企業も増えポイント自体が多くの人にとっても魅力あるものになり、その輪は広がっていくと思います。このように地球温暖化の取組みも貢献度を数字で分りやすく表示できればで、一般の人にも取り組みやすくなっていくと思います。

2008年3月26日 (水)

エコポイント制度

エコポイント制度とは、消費者がレジ袋の使用を拒否したり、エコプロダクツを購入するとポイントを取得でき、それをためて好きな商品や寄付などに活用できる制度です。このような奨励制度や手当てを通じて自転車通勤を応援する企業が増えてきたそうです。と言うのも京都議定書の目標達成の大きな障害になっているものに運輸部門があり、その中で大きな比重を占めているのが自動車というわけです。その自動車の占める割合は66%も占めており、ここで二酸化炭素量を大きく減らすことができればその影響は大きいと言うわけです。
そんなわけで日本青年会議所では地球温暖化防止作戦というものを始めたのです。それは自家用車の走行距離一日1.5km分を自転車に切り替えた場合、年間約155kgの二酸化炭素の削減になるとして自転車通勤の利点をうたったものです。このような産業界の意識の高まりとともに各企業の中でも温暖化防止に少しでも役に立つよう、従業員にも地球温暖化防止の意識の高まりを促すことにもなる、このような取り組みをする企業が増えているそうです。これならば多くの個人も関係しているし効果も大きいのでうってつけな方法だと思います。

自動車部品最大手のデンソーでは、2006年の12月にエコポイント制度の「DECOポン」を導入したそうです。例えば自転車で2.5km以上通勤すると月に20点、自主的なごみ拾いは1回5点とポイントが溜まるようになっていて、これが溜まると有機農産物などと交換できるそうです。この制度のおかげで社員の間でも環境意識に変化が出てきたそうです。もちろんこれにかかる費用は会社が負担するので従業員に負担はかかりません。この制度のおかげで今では自転車通勤者は約1,000人もいるそうです。もちろんマイカー通勤者はまだ25,000人と多いですがその効果は出ているそうです。この制度の自転車通勤だけで二酸化炭素の発生を年間2万4,000kgも抑制できるとの試算もあるそうです。

この制度のもう一つ利点は車から自転車通勤に変わったことで二酸化炭素の削減に貢献することはもちろんですが、自動車の渋滞緩和にも貢献していると言うことです。そしてスロースピードになったことで会社までの道のりの景色の見えなかったものが見えるようになったということです。今までは車であっという間に通り過ぎていて、目に入ってなかった風景がよく見えるようになったと言うことです。そのため季節の移り変わりを肌で感じることができるようになったのです。一度あなたも自転車で走ってみると自動車では見えなかった景色や季節の移ろいを、肌で感じることができるのが分かると思います。

そんなわけでこのような奨励制度や手当てを通じて自転車通勤を応援する企業や自治体が増えてきているそうです。例えば名古屋市役所では5キロ未満の自転車通勤手当を2倍の4,000円に増額し、反対に同距離のマイカー通勤者の手当てを半額の1000円にしたところ、自転車で通勤する職員が1,800人と2.2倍に増えたそうです。ましてや首都圏で自転車通勤するとなれば環境に易しいのはもちろん満員電車にも乗らなくてもすむし、自転車ですのでメタボリックにならなくてもすむではありませんか?いいことずくめの自転車通勤だと思います。ひょっとしたらすでにあなたの会社でもこのような制度があるかもしれません。もしあったなら今年は自転車通勤でいかがでしょうか?

2008年3月23日 (日)

絶滅の鳥を一人で救う人の話

シマフクロウってご存知ですか?世界でも最大級のフクロウで羽を広げると180センチ以上にもなる大きなふくろうです。生息地域はロシア沿海地方、南樺太、満州、北海道、国後島などに棲んでいます。今回は北海道に棲むシマフクロウについてです。この鳥はアイヌの人たちから神の鳥として崇められてきた鳥で、現在は生息数が減少して絶滅が危惧されている鳥なのだそうです。そしてこのような大きなフクロウはワシミミズクとシマフクロウの二種類しかいないそうです。今回はこの絶滅の恐れのあるシマフクロウを保護し個体の増加に力を注いでいる人の話です。

この鳥は魚をとって食べているため川の流域が生息区域なのですが、近年森林の伐採などでシマフクロウの生息区域も狭まられ、だんだん減っていると言うことです。そんなわけで明治のころは北海道全域にいたものが、今では根室などの一部にしか生息していません。だから一時はその数70羽しかいなくなってしまったそうです。今では努力の甲斐あって120羽まで回復してきたそうですが、それでもまだまだ少なく自然に繁殖するようになるには少なくとも1000羽以上いないと難しいそうです。そんなわけで今はやっと絶滅から何とか持ちこたえている状態と言うことでしょうか。

したがって自然の環境に頼っているだけでは絶滅から身を守るには不十分であり、積極的な保護活動をしなければ救えないと言うことだと思います。つまり川の流域の環境がだんだん悪くなっているため餌となる魚を取ることが難しくなっているため、それに変わるものとして6年前に人工の池を造ってそこへ魚を放流(500匹ほど)しているそうです。つまりダムや森林の伐採などで魚が少なくなっていると言うことでしょう。その甲斐あってそこの魚を食べに来ることもあるそうで、役に立ち努力が報われているそうです。そのおかげで初めてシマフクロウが魚を撮る瞬間を映像に撮ることに成功したそうです。一回に大きさ20センチほどの魚を三匹くらい食べることが確認されたそうです。

また本来はこの鳥は枯れ木の幹の穴に巣を作っていたそうですが、森林の伐採などによる減少で巣作りが出来なくなってきていたため、手作りの巣箱を200個くらい作り設置したところ、それを巣の代わりに利用していると言うことも確認されました。巣の中には親鳥が卵を放棄していたものもあり、親代わりに雛に育てたこともあったそうです。餌は鶏肉を食べさせ生後一週間で野球ボールくらいの大きさに、一ヶ月でバレーボールくらいの大きさになって育っているように見えました。だから成長は早いのだそうです。

このように保護活動を一人で始めてきたのですが、毎日幼鳥の成長具合を調べるために森に出ては確認などもしているのだそうです。そしてあるときなどは木の枝にいる幼鳥を見つけるとそっと捕まえて足に認識証を付けて繁殖具合や生態を調べているそうです。そのとき幼鳥はカチカチと言う音を立てて警戒し親鳥にもそれを知らせるので、足環を付けるのを素早くしなければならないそうです。子どものフクロウが親離れするのは冬からするそうですが、このころに交通事故にあって死ぬフクロウが多いのだそうです。と言うのは川に沿って低空飛行で近づいてきて魚を取るため、ちょうどそこに橋があると走って来た車とぶつかってしまうのだそうです。そんなわけで橋のところには長竿の旗を立ててフクロウが低空飛行しないように邪魔することで、車に引かれないようにしているのだそうです。

このような活動を一人でして来て今ではシマフクロウの研究の第一人者として活躍しています。広い原野の北海道でそれも一人で保護活動をしてきたということを考えただけでも大変だと思うのですから、実際にしてきた苦労と言うものは私たちの思う以上の苦労をされてきたのだと思います。褒められるというようなことを考えてしてきたわけではなく、ただシマフクロウを守ってあげたいと言う一心からの気持ちだからこそ、その姿に清々しくも人のすばらしさを知る思いなのです。人間とは他方で人間以外の生き物を殺しているにもかかわらず、他方でこういう人が人間の手から守っていると言う相反した行動をとり得る相矛盾した生き物ということです。こういう人がいると思えば、同じ人間同士で殺し合いをしている人間もいると言ったぐあいに、人間っていったい如何したいのでしょう?

2008年3月 9日 (日)

温暖化による日本の影響

地球温暖化がこのまま進むと日本の気候が大きく変動すると言う。たとえば台風や熱波などの異常気象が頻発するようになり、大気中の湿度が高まり豪雨も多発するようになると言います。沿岸部などでは洪水の被害が広がると予想されているのです。そうなると狭い日本ですので、これら被害から逃れる事が出来ない人がほとんどではないでしょうか?ましてや農家や漁業を営んでいる人たちにとっては死活問題になることもあり得るわけです。これは21世紀末の平均気温が20世紀末に比べ最大4.7度上昇したときの話です。

気候変動の影響を最も受けるのは農作物ですが、気温上昇で西日本を中心に米や大豆などの収穫量が減少すると言われています。りんごやミカンなども害虫の被害が広がり、気温の比較的低い北海道や東北地方が栽培に適した場所になるわけです。このため作付け時期を変えたり高温に強い作物を植えたりしなくてはなりません。そうすればその費用も余分にかかるようになります。そうすれば日本全体で今までの収穫量を維持できるかどうかも分かりません。収穫が減れば更なる輸入に頼らざるをえなくなり、ただでさえ少ない自給率がますます低くなり、食糧問題にも大きく影響を及ぼすのです。

人の健康被害ということでも影響は大きくなります。例えば夏に気温が35度以上になると、猛暑日が増え熱中症になる人が増えます。特に老人の場合は室内にいても熱中症に掛かり最悪死亡する人も出てくるかもしれません。以前フランスで熱波が襲ったときに老人の方が多く亡くなられたと言うニュースを覚えている人もいるでしょう。そのときはクーラーがあるかないかが死に至る分かれ道になったほどです。さらにはマラリアを媒体する蚊などの生息域が北上し、感染症の被害が広がる恐れもあります。現実台湾などではマラリアを運ぶ蚊の退治に躍起となっており、それこそ一軒一軒家を回って蚊の発生しそうな所を徹底的に消毒しています。そうなったら大変です。これ以外にも夏の気温上昇で花粉の発生量が増えアレルギー患者も増加します。今でもアレルギーの人が多いと言うのにさらに増えたら日本中の人が花粉症になってしまうといったことにもなってしまうかもしれません。

また海面が上昇すればもっと深刻な被害が出ます。1メートル上昇すれば東京や大阪などの沿岸部を中心に約2400平方キロ、人数で約410万人の人が被害を受けると言われています。経済被害にすると約110兆円にもなるという予想もあります。娯楽産業でも影響が出ます。平均気温が3度上昇すると、関西や中部地方にあるスキー場は雪不足に陥り開業が難しくなるそうです。沖縄ではサンゴが死滅してしまう白化減少が進行するため、観光客が減ってしまう事も考えられると言います。

このように温暖化の影響は日本にも確実に出てくるのですが、これらの現象がいっぺんに出てくるのではなくじわじわ出てくるので、気が付いたときにはもう手遅れと言う事も考えられます。だからこれらの事を見据えた対策と言うものを取らなければ、今の日本とは違う日本になってしまい、四季の美しい日本ではなくなってしまうかもしれません。今の美しい日本の姿を次の世代の人までバトンタッチできるように、打てる対策が手遅れにならないうちに取って行ってほしいものです。

2008年3月 5日 (水)

青潮による逆襲?

この間東京湾の青潮のことをTVで見ましたが、バクテリアが有機物を分解するとき大量の酸素を消費するので酸欠状態になった魚が大量に死んでしまうという現象を見ました。それは浚渫して東京湾を埋めるために掘った穴が原因の一つだったという事です。自然をむやみに破壊するとその報いを受けるという事でしょうか?あるいは人間の浅はかさを証明するものなのでしょうか?ということで青潮とよく似た赤潮に付いても書いてみました。

赤潮とはどんな現象かと言いますと、 赤潮は、プランクトンの異常増殖により海などが変色する現象で、水が赤く染まることが多いので「赤潮」と呼ばれていますが、じつはその色はプランクトンの色素によって、色がオレンジ色だったり赤色や赤褐色などに変化するのです。ではプランクトンがなぜ異常に増殖するかと言うと、今までは水の富栄養化が主な原因とされていて、その原因は生活水に含まれるリンが問題視されていましたが、最近は護岸工事による干潟の減少が問題だと考えられるようになってきました。干潟にはアサリやシジミなどが棲んでおり、そこに棲む微生物やプランクトン等を餌として取り込み、海洋への栄養塩や有機物の流入を食い止めているという、自然の浄化槽の役割を果たしているのです。しかし、護岸工事などにより干潟が大幅に減少し湾内の富栄養化が進行したせいで、プランクトンが大量発生すると考えられています。これが赤潮の発生するメカニズムです。人間の生活排水が原因の一つというわけです。

それでは青潮はと言うと、富栄養化により大量発生したプランクトンが死んで海底に沈殿し、その死骸がバクテリアによって分解される過程で、海中の酸素が大量に消費されるところが赤潮と違うのです。その結果、酸素濃度の極端に少ない水塊が形成されます。普通この水塊は潮流などで周囲の海水と混ざって分散するが、内湾ではこの力が弱いところへもって、東京湾などでは浚渫工事に伴う土砂の採集跡が海底に窪地として残されているため、その水塊がここに溜まってしまうのです。そうすると酸素濃度が極端に少ない水塊の中では嫌気性細菌である硫酸還元菌等が大量の硫化水素が発生し、それを大量に含んだ水塊が風によって上昇すると、表層付近の酸素によって硫化水素が酸化され、硫黄や硫黄酸化物が生成されるのだそうです。するとその微粒子がコロイドとして海水中に漂い、太陽光を反射して海水を乳青色や乳白色に変色させるのだそうです。その時TVも言っていましたが青潮は独特の腐卵臭を伴うのです。だから現在三河湾では青潮が発生しないように海底の窪地の埋め戻しが行われているのです。

このようにあさりやシジミが干潟を浄化する手助けをしていたわけですが、ヤマトシジミが川上流から流れてくる草木や落ち葉などの有機物を餌にする機能を持っていて、海の環境に一役買っていることが裏づけられました。川に運ばれるもので有機物が最も多いのですが、その中にはセルロースが含まれていて、多くの生物はこれを餌にできないそうです。そのため大量に海に流れ込むとバクテリアが酸素を消費して分解するため、海底が貧酸素化して伊勢湾や三河湾で問題になった青潮が発生する一因になっていたわけです。このセルロースを分解できる酵素を持っていたのがヤマトシジミだったのです。

つまりバクテリアが食べる前に干潟でシジミが分解し、水質悪化を事前に防いでいたわけで、これら生物が棲む干潟の大切さが科学的に裏付けられたのです。干潟と埋め立てるだけでなく、埋め立てるために海を浚渫し、その土で干潟を埋めてきたのです。高度成長時代に何もか考えずに海を浚渫し、干潟を潰して工業用地にしてきた付けが今頃になって回ってきたようなもので、これはささやかな自然の逆襲ではないでしょうか?こういった無秩序な開発がいつの間にか地球を痛めつけて、それをお金に変えてきたわけですが、後から自然を取り戻す事が如何に大変か、今になって掘った穴を埋めています。しかし開発のための計画が今も進んでいる事を考えると懲りない面々の人間だという事でしょうね。こうしてドンドン自然を破壊し尽くさなければ欲望と言う金欲は止まらないと言う事でしょうか?それが証拠に日本の海岸線で砂浜や干潟が残っているところがどれだけあることでしょうか?行く末は自然のもっと大きな逆襲が待っているのかもしれません。

2008年3月 4日 (火)

鎌倉のリサイクル

2004年度と2005年度に人口10万人以上50万人未満の都市でごみのリサイクル率が一位だったのが鎌倉市なんですね。初めて知りましたが、こういうことは結構皆さんご存知なのでしょうか?私が遅れているのかなと思ってしまいますが、鎌倉ではどのようなものをリサイクルしているのかと言いますとアルミ缶やペットボトル、使用済みの食用油から植木の剪定材まで20種類以上のものを収集しているそうです。私はこの数が多いのか普通なのか良く分りませんが、でも20種類は決して少ない数ではないと思います。

リサイクルと言うとまず頭に浮かぶものにペットボトルがありますが、これなどはリサイクルするほうが手間隙がかかってしまい、かえって環境に優しくないと言う話もあるくらいです。だから何がほんとで何が嘘なのか分らないというところがあります。でもここ鎌倉市では引越ししてくるとごみだし方法の講習を受けることになっているというほど徹底しているそうです。以前てんぷら油の話を書きましたが、ここでも食用油を回収してバイオ燃料にしているそうです。ここは去年の4月からスタートしたそうですので、滋賀県の取り組みが他にも浸透してきているのだと思います。

このように本来処分しまう油を回収してバイオエネルギーとして再利用すると言うのは、振動エネルギーと考えは同じで、利用されていないエネルギーを別な形にして再利用しているわけですので、究極のエネルギーと言っても良いと思います。バイオディーゼルは税金がかからないため、鎌倉市の場合で言いますと1ℓ100円と軽油より安く、また車を改造する必要もないので良い事だらけです。そしてそれを市の収集車などの燃料として使い、ガソリン代も減らせるわけです。

ここまでは他の市と同じようですが、鎌倉市の場合はここからが違うのです。植木の剪定材を堆肥にしているなど20種類以上のものをリサイクルしているそうです。例えば剪定材について言えば、土の改良材として市民に無料配布しているそうです。これは喜ばれると思います。今家庭菜園をしている人も多いと思いますが、今後はますます老人も増えるので、こうした堆肥をほしいという人はいると思います。堆肥も買えば決して安くはないですからね。リサイクルとはこういうものだと思います。ただ集めて分別しているだけでは長く続かないと思います。これは排出権問題にも重なることなのですが、単に権利の売買だけが先行しても困るわけです。

鎌倉市のようなきめ細かい分別には経費がかかりますが、リサイクルは鎌倉市に収入をもたらしているのです。最近の資源高に加え、町内会などを通さず業者に直接委託することで2006年度は8,900万年余りの売り上げがあったそうです。このような賢い自治体が増えるといいですね。そうすれば日本もリサイクルでも誇るべき国に慣れると思います。

2008年3月 3日 (月)

皇居の森

東京砂漠といわれるように、東京には家また家と、家がひしめいています。ここをグーグルアースで上空から見ると、ぱっと眼につくところがあります。それは皇居と代々木公園でねす。こうして見るとやはり東京には緑がないというのがよく分ります。以前代々木公園にある明治神宮へ行ったことがありました。そのとき東京のど真ん中にこんなに広い森があるんだと思って、びっくりしたことがあります。どこか田舎にある森にでも入ったのかと思うほど深い森なのです。それが東京のど真ん中にあるのだということがとても信じられませんでした。もちろん車の騒音なんて聞こえませんでしたし、都会の汚れた空気とは違って清々しい空気を感じたほどでした。ちょっと抽象的過ぎましたが、森に入ると木の匂いや草の匂いなどが混ざった山の匂いがするんです。それを東京と言う大都会で感じたときには本当にびっくりしました。

それと同じように皇居には東京で一番大きい森があるのです。皇居の森には樹齢300年近い巨木群があるそうなのですが、それがそろそろ衰退期を迎えつつあり、このまま手を加えないと次の世代の森を育成するのに障害になってしまうそうなのです。この吹上げの森には江戸時代から育成し続けたケヤキやムクノキ、スダジイ、タブノキがあるそうなのですが、これらの木が寿命を迎えつつあるというわけですが、皇居が孤立した環境にあるため果実の運搬者であるネズミ類がおらず、後継の木が育ちにくいというのです。だから巨木が倒れた跡に成長の早い別の樹木が進入し、森の様相が変わってしまう可能性があるというのです。そのために森全体の実態の把握が必要で、それにより樹木に合った管理をする必要があるということと、植物も貴重な絶滅危惧種であるヒキノカサと呼ばれるものなどの保護すべきものと、増えすぎないようにするものとを見極めていかなければならないということです。そうしないと都会の真ん中にある貴重なこの森が失われてしまうとも限らないからです。

私も機会があればいつか皇居の森に行って、都会の真ん中にある豊かな森を見てみたいと思います。明治神宮の森でもすばらしいと思ったのですから、それより大きな皇居の森なら、それこそ自然の森のようにたたずんでいる事でしょう。だからこのすばらしい遺産を自分の目でも見ておきたいと思います。というのもこの皇居の森には一般の人でも申し込んでおけば入れるそうなのです。だから見る機会があれば自分も見てみたいなと思うのです。また皇居は江戸と言うところでもあったのですから、歴史のうえでも興味ある場所ですよね。

2008年2月25日 (月)

陸封アユってご存知ですか?

2月も終わりに近づき3月の足音が聞こえそうです。だから最近の日差しも強くなってきたなあと感じるこのごろです。だから部屋から見たとき日差しが眩しく感じます。早いところでも「ツクシ」も出たそうですし、川の土手にはもう菜の花がところどころで花を咲かせており、春がもうそこまでやって来ているんだと感じます。寒いときがあるから春が待ち遠しいと言うか、冬があるから春が引き立つのであって、秋から一足飛びに春が来たのでは、春の待ち遠しさと言うものも違ったものになってしまうでしょうね。だから四季と言うものがはっきりしている日本の自然と言うものは美しいし、人にも日々の生活にメリハリをつけてくれ、自然のある生活と言うものを大事にしているのだと思うのです。

しかし近頃では温暖化の進行でこういった四季にも変化が現れてきていて、一番影響を受けているのは高地の気温の低いところで生活している動植物だと言われています。いわゆる高山植物といわれているものですが、段々気温が上がってくるためさらに高いところに移動すればいいのですが、山の高さには限度があります。結局暖かくなって生きていけなくなってしまいます。また高い所で生きている鳥といえば雷鳥でしょうか?やはり鳥も結局行き場がなくなってぐんと減ってきていると言います。こんな具合にもっとも影響を受けるのは生活区域の狭いところで生きている動植物が一番早く影響を受けるのではないでしょうか?

また川に目を向ければ鮎と言う魚がいます。魚釣りの好きな人にはどんな魚か分ると思いますが、1年魚の魚で夏に海から川の上流めざしさかのぼり秋には産卵し一生を終え稚魚となって海に戻って行きます。そして翌年稚魚となった魚が川を遡るのです。しかし日本の川にはダムが多く途中で堰き止められているため上流まで遡ることができず、養殖の鮎を川に放流しているのです。ところが最近では放流していないのに上流の川に鮎がいるそうです。普通は川を遡らなければ上流まで行けないし、ダムもあるためそれこそ上流まで行けないはずなのに、鮎がダムより上にいるそうなのです。鮎は一年魚ですからその年の内にみんな死んでしまいます。だから翌年には川を遡上してこないといないはずなのです。

結局それはどういう事かと言いますと、秋に産卵し孵化した稚魚たちは海に戻るのですが、ダムで堰き止められていて海に戻れないため、ダムを海に見立ててそこで冬を越すのです。ところが今までですと寒くてダムの水の中では越冬できなかったのです。しかし近年温暖化で鮎の稚魚の棲める温度である5~6度を下回らないことが多くなってきたため、このような現象が目に付くようになって来たのだそうです。こういう鮎を陸封アユと言うそうです。こういうダム育ちのアユが春になるともっと上流に遡って行くようになったと言うのです。

こういうことは釣り人にとってはまた漁業組合にとっては喜ばしい事かも知れませんが、温暖化の影響でこういう結果になっていると言うことは、このケースは良いかも知れませんが、まだ目に見えないところで悪い影響が出ているとしたら、あるいはこれから出てくるとしたら、今回のケースを喜んでばかりいてもおれないような気がします。こんな身近なところでも温暖化の影響が出てきているのです。いかがでしょう?

2008年2月22日 (金)

排出権取引って、クリーンorダーティ

温暖化問題の高まりで二酸化炭素の削減と言うことが叫ばれておりますが、それと言うのはいったいどういうものだったか簡単に書いてみました。京都議定書の中で温室効果ガスの削減を義務付けられているわけですが、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガス(GHG)による気候変動防止のため、先進国平均で2008年から2012年の温室効果ガス平均排出量を1990年レベルより約5%削減(日本は6%削減)することが定められています。そしてこの削減目標を達成するための措置として、「排出量取引」、「クリーン開発メカニズム」、及び「共同実施」が盛り込まれ、削減目標達成においての重要な手段となっています。

そして目標達成のために使える手段の一つとして排出量取引と言うものがあり、これは途上国を技術や資金面で支援して温暖化ガスを削減し、その見返りに排出権を取得し、先進国側が削減したものとして計算できると言うものです。それには既存の設備改善、風力や水力など自然エネルギー発電などがあり、国連による有効性の審査と承認が必要となります。2月15日現在で世界で941件が承認され、発生予定の排出権は二酸化炭素換算で年1億9370万トンになるそうです。

例えば芋の搾りかすは二酸化炭素の21倍の温室効果があるメタンを発生するそうですが、今までそれを棄てていたそうです。そこでその搾りかすを回収すれば排出権が生まれるので、これをクリーン開発メカニズムの排出量取引を活用して、自国の二酸化炭素の排出量を減らしたことにすると言うものです。つまり今までは粕として池などに棄てていたものからメタンガスを取りだすと、水もきれいになるし、燃料もできるし、発電も出来ると言うわけです。そしてこれを現地企業は排出権として、提携した企業に売却するわけです。生み出された排出権を二酸化炭素に換算して年100万トンとすると、1トン1,000円で売却できれば現地企業側は年10億円の収入になります。先進国の企業側は国連に手続きをし、手がけた報酬として排出権を買い取り、自分の国でその権利をほしがっている企業に販売すれば、利益を得て自国の二酸化炭素の削減にも貢献したとなるわけです。

この金のなる木を特産品として売っているのが中国やインドなどだそうです。国連が承認したCDM事業のうち中国は約50%の排出権を抱え、次にインドの15%だそうです。だからこの両国は二酸化炭素の排出大国でもあり、同時に排出権の輸出国でもあると言うわけです。さらに中国においては排出権を1トン1200円以上で売るよう価格統制をし、排出権売却益には再度課税し、環境対策資金に当てると言う抜け目のなさだそうです。だから中国ではCDMについて空から月餅が降ってきたと言うそうです。

CDMの仕組みはこんな感じですが、何か変な感じもしないわけではありません。排出権取引自体がビジネスになると言うのも、環境問題と言う取り組みとしてはこういったやり方しか良い方法がないのかもしれませんが、それ自体をお金のやり取りに置き換え、ビジネスにしてしまうと言うことは、環境とは少々かけ離れた事のようにも感じられるのです。だから中国の人が言っている言葉がそれをよく言い表しているようにも聞こえます。その言葉とは先ほども言った「空から月餅が降ってきた」と言う言葉です。環境問題がお金で汚れたような感じがしますが、あなたはどんな感じがしますか?

2008年2月20日 (水)

ウグイスそれともメジロ?

この間庭を見ていたら木の枝を飛び回っている小鳥を目にしました。今ツバキが咲いているのでその蜜を吸いに来ているのです。体の色がうぐいす色だったのであぁうぐいすかと思ったのですが、目の周りが白くなっていました。どうもウグイスと言うとうぐいす色の鳥と言う先入観があるので、ついそう思ってしまうのですが、実際のウグイスの色はうぐいす色をしていないのだそうです。それに目の周りが白くもなっていません。実際の色は茶色に近いくすんだ緑というか、茶色に薄く緑がかかっていると言う感じです。

私も以前はメジロを見てウグイス?なんて思っていたときもありました。でも意外とそう思っている人と言うの多いのではないでしょうか?そもそもウグイスは神経質な鳥のため人間のいるところには出てこないそうです。そう言われると私も実際のウグイスを見たことがありません。ただ人の言葉伝いに聞いているだけですので、そのときに違って覚えていればそのまま覚えてしまうわけです。何でこういうことになってしまったのかと言うと、例えばウグイス色と言ったときどんな色をあなたは思い浮かべますか?黄緑色を思い浮かべませんか?鮮やかなきれいな色ですよね。この辺に原因があるのだと思いました。

実はうぐいす色と言うのは辞書で見ると「鶯の背の色、緑に茶と黒のかかったもの」と出ているのです。その反対にメジロの色はと言と言うと、これが黄緑色なんですね。どこでこんな勘違いが発生したのでしょうか?それはうぐいす餅とか言うようなものがありますが、こういったものから勝手に連想して、うぐいす色とはこう言うものなんだと思っていたのかもしれません。だからメジロを見てウグイスなんて勝手に思っていたのかも知れません。メジロは目の周りが白いからメジロと言うのだということを知っていれば、間違えることはなかったかもしれません。私の場合はウグイス色と言うものをそもそも間違えて覚えていた事が、メジロとウグイスを取り違えた理由だと思います。

メジロは先ほども書きましたが、そもそも警戒心の強い鳥で藪からなかなか出てきません。だから声はすれど姿が見えないと言うことになるのです。しかしその鳴き声は大変きれいで、ご存知のようにホーホケキョと鳴きます。私も山に行ったときにその声を聞いて写真に撮ろうとしましたが、どこにいるのかまったく分らず、一回もその姿を撮った事はありません。だからましてや人家近くの人に見られるような所には姿を現さないのです。片やメジロは人家の近くでも平気で現れることが多く、春近くになると花の蜜を吸いに庭先にもよくやってくるのです。メジロは花の蜜が大好物なのです。だから早春の梅の花によく来ているのです。そのときの鳴き声はホーホケキョではありません。チーチーと鳴くそうです。しかし残念ながら私はその鳴き声を聞いたことはありません。

今回見たのは庭先のツバキの花にメジロが来ているのを見ましたが、実はツバキとサザンカの違いが良く分らないのです。と言うことで参考までに少し書いてみます。ツバキは春早く花が咲きますが、サザンカは秋に咲くのだそうです。サザンカは漢字で書くと山茶花と書くように山に自生しており、白い花が咲きます。しかし園芸品種も沢山あり、赤を含めて色々な色の花があるようです。そしてツバキの花は匂いがありませんが、サザンカは匂いのあるものがあります。またツバキの花はポトリと落ちるのですが、サザンカの花は散ると言うように、こんな違いがあったのです。

これからもし春の庭先に目が白く体が黄緑色をした小さな鳥が来ていたら、それはメジロですので見てみて下さい。間違ってもホーホケキョとは鳴かないはずですので。もし鳴いたとしたらそれはひょっとして新種のウグイスか突然変異のメジロかもしれません。いずれにせよ可愛いきれいな鳥です。もし来たらミカンなどを上げてもまた来るかも知れませんよ。だから上げてみたらいかがでしょう。柑橘類も好物だそうですので。庭先でメジロがミカンをついばんでいるなんて風情がありますよ。写真でも撮ってみたらいかがでしょうか?

2008年2月19日 (火)

海が母なら山(森林)は父?

地球は水の惑星と言われるように海の占める割合が大きいのですが、その比率は7(海):3(陸)で、陸というのは地球の三割しか占めていないのです。そして陸地のうち森林の占める割合はやはり3割を占めています。そしてその3割しかなかった森林(原生林)は、文明が始まってからすでにその8割が消滅していると言われています。その原因は人口増加と貧困による森林の農地化・牧草地化による伐採が、減少の最大の原因と言われています。だから世界で原生林が残っているところと言うと、アマゾンとカナダの北極圏よりの地域、それにシベリアのツンドラ地帯の針葉樹林くらいしか残っていません。えぇーって言われるかもしれませんが世界地図で眺めるとその程度しかないのです。

また森林を亜寒帯林、温帯林、熱帯林の3種類に分けてみると、そのうち熱帯林が約半分の47%を占め、寒帯林が33%、温帯林が20%となっています。こうして見ると現在大きく残っている森林は熱帯林のアマゾンと寒帯林のシベリア地方の針葉樹林と言うことが分ります。この森林を如何に残すかが地球にとっても大事な事なのです。こんな例えがありましたので載せておきますと、地球の直径が100cmの球だとすると、地球の表面積はおよそ畳2畳分になり、富士山の高さは0.3ミリで空気の層は1ミリ程度。スペースシャトルは2~3センチの高さのところを飛んでいて、森林面積はちょうどB4のくらいの大きさだそうです。

そして今、2000年~2005年に減少した森林は年平均で約730万ha。これは1分間につき東京ドーム3個分,1時間では179個分に相当する森林面積が減少していることになるそうです。ものすごい勢いで森林が消えている事が分ると思います。よくアマゾンなどで森林を焼き払っている写真が載りますが、それがアマゾンの森林消滅の大きな原因だと思っている方もいらっしゃると思います。しかし焼畑は古代より世界的に行われてきた伝統的な農法で,その本来の手法は自然と調和した「環境にやさしい農法」なのだそうです。だからこれが熱帯林破壊の原因ではないのだそうです。ただ自然のサイクルを無視した火入れ開墾が大規模に行われているところに問題があるのだそうです。つまり違法伐採です。

こう言った森林は地球の呼吸を一手に引き受けて、空気をきれいにしてくれいるのです。森林の樹木は光合成によって二酸化炭素と水から酸素と養分を作り出します。まだ森林が存在しなかった40億年前の原始の地球には、大気中に98%もの二酸化炭素が含まれていました。現在は0.03%です。豊かな森林は二酸化炭素を酸素に変える自然の工場なのです。また森林は降った雨を溜めて徐々にその水を川に流します。山が自然のダムになっているのです。だからいっぺんに雨水が流れず川の水が枯れずにすみ、水量を一定に保つ役割も持っているのです。

それと同時に山の栄養分も一緒に川に流れるので、川に棲む魚などの生き物の栄養にもなっているのです。 その土は、半径6000万kmの地球の表面わずか1m堆積しているだけなのだそうです。そして1cmの土を積もらせるのに森林は100年以上もかかります。そしてこの貴重な土は川の流れによって少しずつ下流に運ばれ、途中、川の氾濫などによって平地に堆積し、農作物を育てる豊かな土壌となっています。だから川をコンクリートで固めてしまうと、土は途中にたまることなくどんどん流されていってしまいます。

しかし近年世界の森林面積はますます縮小するばかりです。特に熱帯雨林の違法伐採はこの15年で日本の国土の3倍強が失われたそうです。そんなわけでアマゾンの違法伐採を日本の地球観測衛星「だいち」が一役買っているそうです。夜でも曇りでも地上を観測できるのでブラジル政府も期待しているそうです。アマゾンはこの30年間で66万平方キロの広さが失われたと言いますが、過半は違法伐採だそうです。だからこういう形で違法伐採の役に立つと言うことは日本人として嬉しい事ですね。

2008年2月18日 (月)

伏流水のある環境

最近散歩していても川の水がきれいになったなあと感じますが、あなたの近くの川はいかがでしょうか?そうは言うもののそんな感じがするのは一部の川かもしれませんし、きれいになったと思っても川の上流のほうだけかも知れません。自然保護の考えの高まりで、以前に比べ川をきれいにしようと言う試みは増えていると思います。例えば竹墨を使って川の水をきれいにしようとか、微生物を使った浄化の取り組みをしているところなどたくさんあります。

しかし多くの川ではまだ川の水は見た目きれいに見えますが、川の中には水草?と言うか、よくどぶ川に近いような川に水草?が生えているのを見かけます。これは川の水の栄養価が高くなりすぎて、それを好む水草が生えていると言う事だったと思います。しかし子供の頃には川にそんな草は生えていなかったのです。見た目の水はきれいになったかもしれませんが、そこが違うのです。水の中の栄養価が高いと言うことは、雨水以外のものが川に流れ込んでいると言うことです。そう言う生活排水などの規制がもっと徹底されなければ、なかなか本当にきれいな川にはなっていかないでしょう。

最近では小学校でもビオトープと言う取り組みがなされているところが多いかと思います。子供たちに自然の大切さを学んでもらおうということで、そう言う施設を学校内に作るのだと思います。ビオトープとはbio(いのち)とtopos(場所)というラテン語とギリシャ語の造語で、ドイツで出来た概念です。日本語にすると生物が棲む空間と言うことです。つまり人工的に生物たちの棲息場所となるよう環境を整備した場所ということでしょうか。こうした取り組みが行われていく中で、川にホタルを呼び戻す運動になったり、川に空き缶をポイ捨てしない呼びかけになったり、という自然環境との接し方を考えるきっかけになっていったと思います。

新聞にこんな記事が載っていました。今から15年前ほどは、3月に川にもぐると数千匹もの越年鮎の群れを見たそうです。しかしそういった姿を見ることが段々少なくなってきたそうです。特にここ5年ほどはそう言う姿を見ることがなくなったそうです。原因は何かと言うと、伏流水が少なくなったとこに原因があると言うのです。例えば四万十川では冬の朝によく朝霧が見られたそうです。これは暖かい伏流水が冷えた空気と接触して出来るそうで、これが少なくなってしまったからだと言います。以前は川に潜ってみると伏流水がいたるところで湧き出ていたものですが、最近ではそれが少なくなったそうです。それは砂利の隙間から伏流水が湧き出るのですが、これが森林の荒廃もあってか?大量の砂や泥で埋まってしまったことにあるそうなのです。伏流水は冬はヒーター、夏はクーラーの役目をしているのだそうです。だから川の生き物も暮らしにくくなって、少なくなったのかもしれないと言うことでした。

だから自然環境と言うのは複雑にいろいろなものが組み合わさって出来ているので、一つどこかが狂うと生き物が段々減ってきてしまうと言うことだと思います。ただ単に川の水がきれいに見えるだけではダメだということです。生物の棲める環境がないと言うことは環境が悪化して生き物がいなくなった状態と言うことです。だから効率や利便性だけを追求してしまうと、例えば川の土手がコンクリートで固められてしまうと、水の流れが直線的になってしまってしまい、水辺に草が生える事ができず、いきおい土もないので魚が棲むところさえないような状態です。もし水辺がコンクリートでなく土のままであるなら、当然草が生えているし、水辺の土に穴が掘られそこで魚などが入って棲みかになっているでしょう。多少でも川がくねっていれば水の流れによどみが出来、流れの速い所を避けてそこで休む事もできます。また草が生えている事で草の陰で身を隠すこともできます。

川で魚が棲めるようになると、食物連鎖が始まっていろいろな生き物が川に寄ってくるようになります。例えば冬ですとカモが魚を食べに飛んできますし、もう少し大きい鳥では、サギが来てやはり魚を取っている姿を見ることができます。夏にはきれいな川しかいないと言う、カワセミが来ていることがあるのです。また水辺に草が生えれば花が咲いて、その蜜を求めてチョウチョが来ますし、小さな虫なども来ます。ハチもミツバチも飛んできます。きれいな川になるとこのような自然のビオトープが復活し、その周りに豊かな自然体系が復活するのです。そうすれば四季折々の顔を見せる川がそこに出来上がり、そこで住む私たちも季節感を味わいながら生活をすることができるのです。そう言う自然との共生と言う環境があって初めて、人間が人間らしい生活をすることができるのあるし、生活に潤いをもたらすことが出来るのだと思います。

新聞の記事を読んでこんな事を感じました。

2008年2月15日 (金)

北極・温暖化の象徴 白熊

すっかり地球温暖化の象徴的な動物になった感のあるホッキョクグマ(白熊)ですが、体が大きい分凶暴な感じもしますね。でもこの間TVでホッキョクグマの可愛らしい仕草の映像を見ました。それは雪の上に腹ばいになり、腰だけ浮かせ後ろ足でのこのこ前進している姿です。あの大きな体の熊がそんなことをするのかと思うと可愛らしくさえ見えてしまいました。そして最後は腰砕けの感じでバタッと雪の上に腹ばいの状態でバタンキューでした。こういう映像は大変珍しく、こういう場面はなかなかお目にかかれないそうです。何でそういうことをするかと言うと、ホッキョクグマは体温が高いのでそうやって体を冷やすのだそうです。

ホッキョクグマは北極圏に住んでいますが、北極がこれ以上暖かくなると、生きていくことができません。北極圏では、この100年間に平均気温が2度以上も上がり、北極を覆う海氷の厚さが、約40%も減少したと言われています。これが餌場である氷を溶かし白熊を絶滅に追いやっている原因の一つでもあるのです。 現在、北極圏には、2万~2万5,000頭のホッキョクグマが生息していると言われていますが、北極は、地球温暖化の影響が、地球上でもっとも顕著に表れる地域と言われています。だから北極の自然を代表する最大の肉食獣、ホッキョクグマが北極の温暖化の象徴でもあるのです。

ホッキョクグマの生息域の南限にあたるカナダのハドソン湾では、海を覆う氷が溶けるのが一週間早まると、ホッキョクグマの体重が10キロも減り、健康状態も悪くなったことが確認されています。と言うのは冬の間はほとんど何も食べずに数カ月を過ごし、再び海が凍るのを待ち食料を取りに出かけますが、そのとき海の上に張った氷の上で狩をします。氷にあいた穴に、アザラシが息継ぎのために顔を出す瞬間を狙って、アザラシを取って食べるのです。だから氷が凍っている期間が短くなると、アザラシが食べれず、その分狩の時間が減り食糧不足となってしまうのです。特にメスグマの場合は、北極の気温が1度あがると、体重が22キロも落ちることがあるそうです。ほとんど何も食べずに数カ月を過ごし、再び海が凍るのを待ちます。また子グマの生存率はたったの44%。その原因は、やはり食料不足や母乳に含まれる脂肪分の不足と見られています。カナダのハドソン湾西部では過去10年間に生息数が15%減少したそうです。

実は「アース」と言う映画を見たのですが、その最初と最後にホッキョクグマが出てくるのです。たぶん地球温暖化の象徴として、絶滅の心配されている白熊を始めと終わりに使ったのでしょう。最初に親子の白熊が春とともに穴から出てきて海に行くところを映すのですが、どんな動物も子供と言うのは可愛らしいものですね。でもすでに氷が割れ始めており母熊に漁が出来なければ親子は飢え死にしてしまうと言うところから始まるのです。温暖化が始まっていて北極の氷が割れるのは早まっていると言うことを言っているのです。このままのスピードで氷が溶けると狩をすることができなくなり、2030年には絶滅してしまうと言うのです。そして映画の最後には、ホッキョクグマ(白熊)が氷の解けた北極海で一人泳いでいるところの映像が映り、段々小さくなっていって終わりと言うものです。まるで白熊の絶滅を感じさせるようなシーンの撮り方でした。温暖化の悲哀を味わっている北極圏を代表する、白熊の哀れさがよく出ていたと思います。

2008年2月 9日 (土)

新型インフルエンザ

新型インフルエンザウイルスとは、動物、特に鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で増えることができるように変化し、人から人へと効率よく感染できるようになったもので、このウイルスが感染して起こる疾患が新型インフルエンザです。

新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。人間界にとっては未知のウイルスでほとんどの人は免疫を持っていませんので、これは容易に人から人へ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があります。20世紀には、新型インフルエンザは、10年から40年の間隔で3回出現しています。1918年のスペインかぜ、1957年のアジアかぜ、1968年の香港かぜがそれですが、いずれも世界的に流行し、スペインかぜの時には4000万人が死亡したと推計されており、日本でも2300万人が感染し、39万人が死亡したと記録されています。というわけで香港かぜ以降、既に30年以上が経過しており、新型インフルエンザの出現を警戒すべき時期に入っているのだと言います。

このように現在は新型インフルエンザがいつ発生するかもしれないという状態なのです。もし新型インフルエンザが発生するとなると何処で発生するかと言うと、中国の広東省だと言われています。そこではとり、ぶた、人間のトライアングルができており、そこから人間にとって未知の新型インフルエンザが発生するとTVで放送していました。そしてそのインフルエンザにかかった人がくしゃみをすれば、一回のくしゃみで10万個のウイルスが飛び散るのだそうです。そのうちの1個が人の口に入ればもう感染してしまうのです。そして一人かかればそれからすべての人にかかるまで感染していくのだそうです。

もし感染すると、体内で新型インフルエンザの遺伝子を放出して増殖をはじめ、その後12時間は免疫細胞と戦っているが、その後は爆発的に増えるのだそうです。そして肺に進入するとナチュラル免疫細胞が自己防衛を始めるのですが、それが過度に働きすぎて肺に穴があいて最後は死亡に至るわけですが、新型インフルエンザにかかったかどうかは血液採取して初めて分かり、それからワクチンを作るので時間がかかってしまい、ワクチンが間に合わなければ8日後には死亡してしまうそうです。

1個のインフルエンザウイルスが6時間後には100個に12時間後には1万個に、さらに2~3時間後には10万個になると言いますからその感染力は物凄いの一言です。例えば1人が新型鳥インフルエンザを13人にうつしたとすると、そこから4300万人に感染するのはあっという間だそうです。さらに感染が広がり続け、数百万人の人が死亡するに至る間で時間がかからないのですから、パニック状態に陥ってしまっても不思議はありません。

だから国も鳥インフルエンザウイルスに対するワクチンをプレパンデミックワクチンとして1000万人分を備蓄していますが、新型インフルエンザウイルスに対する感染防止の効果は、必ずしも高くないかもしれませんし、より効果の高いプレパンデミックワクチンは、新型インフルエンザウイルスが発生しないと製造できないのです。今後新型インフルエンザが発生する可能性は100%だと言います。しかしそれがいつなのかが分からないだけなのです。

2008年2月 8日 (金)

北極の白い虹

北極に虹が出るって言うのを聞いたことがありますか?北極圏の風物詩となっている虹とは違います。これは垂れ込めた雲の切れ目から地平を這う太陽が顔をのぞかせる時に出来る虹色の光の柱ですが、北極の虹と言うのは白い虹で、太陽が輝く氷のない海面から霧が立ち上るときの短い時間にあらわれる虹なのです。気象学的には「フォグボウ」、霧の弓と言うそうですが、これが実は北極の温暖化のシンボルと言われているものなのです。

北極の氷と言えば、今年観測史上最小の大きさになったと報じられたばかりで、22世紀には北極圏の夏の氷は消滅するであろうと言われていました。しかし日本の冒険家で世界的に有名な植村直樹さんが北極点を目指した1996年には、まだ北極は氷で覆われていました。それが今では22世紀どころか2050年には氷が消滅してしまうかもしれないと言うところまで来ているというのです。

現に今まで年に0.6%の割合で氷が減っていたものが、1998年には一気に25%も減ったのだそうです。そして今回の観測で海氷面積が05年から2年で約20%も減ったのでした。20%と言ってもどのくらいの大きさか分からないと思いますが、何と20%と言うと日本列島3個分の大きさになるそうです。その日本三個分の大きさの氷がたった2年で消えてしまったのです。そう考えると氷の消滅速度が実感できるのではないでしょうか?

アメリカのアラスカ州にある北米最北端の町にバローと言う小さな町がありますが、太平洋の海水がベーリング海を通って、このバローの町を通過し北極点に向けくるっと回っているのだそうです。だから今この海水の熱で北極の氷が溶け出しているのだそうです。水深約50メートルの深さで海水が2度上昇しており、2度と言っても大気中の温度を10度上げる暖かさだそうです。それは5年間で厚さ50センチの氷を溶かせるほどなのです。これによって今まで氷の白さによって太陽の熱を反射していたものが、氷が解けて海面が黒っぽくなったことにより、太陽の熱を吸収するようになり、海水温をさらに上げると言う悪循環が始まったのです。

つまり北極が地球温暖化の加速器となってしまったと言うことです。だからこのままで行くと、今まで2100年ごろと言われていた北極の氷の消滅時期が、2050年になってしまうかもしれないと言う話になったのです。温暖化の影響で北極海は氷が解けやすい海になってしまったので、ますます北極の白い虹が出る機会も増え、そしてさらに北極温暖化の象徴とも言うべきホッキョクグマの生育環境はますます悪化し、絶滅の危機が早まるということになるのではないでしょうか?

2008年2月 6日 (水)

てんぷら油で一石二鳥?

そういえばこの間てんぷら油を使って自動車を走らせる取り組みをしている人のことをTVで見ました。てんぷら油と言えば奥さんが家庭で使うあの油です。だから何もてんぷら油のマジックで自動車を走らせようと言うのではありません。あくまでまじめな取り組みなのです。だから使い古した天ぷら油を精製すれば、あなたの車も天ぷら油で自分の自動車を走らせることができるはずです。

そんな取り組みを一人のガソリンスタンド経営者が始めたのですからすごいですね。てんぷら油で自動車を走らせると言う取組みはこのお人が初めてではない?ような気がしますが、この人のすごいことは、町のいちガソリンスタンドの経営者なのに、その取り組みが評価され地方の自治体まで動かし活動の輪が広がっていることです。そしてその輪がさらに広がろうとしているのです。 その輪が広がっていけばすごい事になりそうな予感がします。

以前みかんだったと思いますが、やはりそのエキスを抽出してそれを自動車のディーゼルガソリンに混ぜ、燃料にして走らせている町の番組を見たことがあります。それは今回とは違って、走っているとみかんのいい匂いがしたと言うことです。どこかのくさいディーゼルエンジンの匂いとかとは大違いで、それで走れば町中がみかんの良い匂いでいっぱいになって、ないかつ経済的なりいいじゃないなんて思ったことがありました。今その取り組みがどうなってしまったのか分かりませんが、このように結構いろいろな取り組みがあるのだと思います。

だいぶ前置きが長くなりましたが、てんぷら油と言うのは使われている量が結構多いと思います。例えば家庭で使われているものもそうですが、商売屋さんで使われている天ぷらとか結構あると思います。でもその使った残りを処分するのもまた大変なようで、家庭はもちろんのこともっと使う量の多い商売屋さんなどは、その処分に苦労しているそうなのです。市販のてんぷらを固める凝固剤を使って、固めてから捨てていると思いますが、しかしこの活動ではそれをしなくてもいいのです。

その仕組みはこのようなものです。ガソリンスタンドの経営者の人が各家庭に灯油を配達に行くついでに、家庭で残っている天ぷら油をもらって来るのです。その天ぷら油を自宅で精製し、天ぷらのねばねばした成分を取り除くとさらさらの油になり、それがバイオディーゼル燃料の代わりになるのです。こそしてそれをディーゼルエンジンの燃料に一緒に混ぜればいいのです。一定の量までなら混ぜても許されているからです。匂いもありませんし、自動車の性能もほとんど変わらないと言います。

つまり配達のついでに家庭に残っている廃天ぷら油を回収することで、ガソリンスタンドの人はわざわざ回収する手間が省け、なおかつ家庭で使った廃棄する天ぷら油を何もせずとも一緒に持って言ってくれるので手間が省けると言うことなのです。これで一石二鳥と言うわけです。奥さんに聞けば天ぷら油の処分に困っていると思いますよ。それを残して置いておけば持っていってくれるのですから大いに助かると言うと思います。ほんとは一石二鳥ではなく三鳥何ですけどね。だって廃棄していた燃料がまたリサイクルで自動車燃料に早代わりするのですから、こんな良いことはないじゃありませんか?

これに目をつけたのが彦根市で、このリサイクルシステムを彦根市全市で取り組もうと始めたのですから。全市の家庭や商売屋さんから出る天ぷら油を指定のところまで運んでおけば市が回収していき、ガソリンスタンドへ持って行って精製し、それを市の公用車の燃料として使用すると言うものです。三方丸く収まるって言うか、三挙三得って言うわけじゃありませんか?さらにある運送会社も地球にやさしいということでバイオ燃料にし、配達のついでに家庭の廃食油を回収する手伝いもするようになったそうです。また大手家電メーカーもその趣旨に賛同し、自社の自動車燃料に使うようになったということです。

こういう取り組みが全国に広がっていけば、資源の有効活用としてこんな良いことはないと思います。皆さんもそう思いませんか?もしあなたの市でもこういう取り組みが始まったら協力して、一挙両得でなく三挙三得になり、かつ地球にも優しいこの取り組みに参加してみたらいかがでしょう。