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2016年9月13日 (火)

中国発のデフレ圧力が止まらない理由!

中国の生産者物価指数(PPI)が下げ止まる日は近いのかもしれませんが、中国からデフレの輸出が止まるということではないのです。

 

 中国の8月のPPIは前年同月比で0.8%低下しました。54カ月連続の低下ですが、デフレ傾向が始まった2カ月後の20124月以降では最小の下げ幅となりました。

 

 その主な要因はコモディティー(商品)価格が安定したことにあります。ただ、中国のPPIの低下は、単に商品価格の動向だけでなく、工業部門の過剰設備も反映しています。過剰設備自体が商品価格に下押し圧力をかけているのです。中国の工業生産が鉄鋼やアルミニウムなどの国際商品価格にどれほど影響を及ぼしているかを見ればよく分かります。

 

 香港金融研究中心のエコノミストらが、中国が11の周辺諸国に与えている影響を分析したところ、商品価格の変動とは無縁の国が中国のPPIの大幅な低下のあおり受けていることが分かりました。

 

 だから、中国のPPI低下が鈍化したことは朗報なのですだ。しかし、これを相殺する要素があります。人民元相場がこの1年で著しく下落していることです。人民元の通貨バスケットに対する実質実効レートは、前年比7%下落しています。元安で、例えば米国では中国からの輸入価格に低下圧力がかかり続ける可能性があります。米国では、先進国全体からの輸入価格は回復し始めましたが、中国からの輸入価格は今年毎月低下しているのです。

 

 また、中国の消費者物価指数(CPI)は8月にわずか1.3%の上昇にとどまり、消費者物価は依然として弱いため、政策担当者は今後もさらなる元安を容認するなど緩和姿勢を維持し続けるでしょう。

 

 中国のPPIはいずれプラスに転じるかもしれないが、その世界への影響が変わるとは限らないのです。(ソースWSJ

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