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2016年8月30日 (火)

中国の人気ドラマが映す「中間層の不安」!

中国で人気急上昇中のテレビドラマ「小別離」は子供たちを外国に留学させている3家族の物語を描いています。そこで浮き彫りになっているのは、中間所得層の将来への不安です。

 

 魯引弓氏の小説を原作とするこのドラマは先週から放送が始まり、リオデジャネイロ五輪と時期が重なったにもかかわらず世間の注目を集めた。映画やドラマなどの文化情報サイト「douban.com」によると、このドラマの平均評価点は10点満点中8.2点です。

 

 このドラマには中間層に広がる不安感が反映されていると批評家たちは指摘しています。この層の人々は絶え間なく不安を感じており、子供たちが良い暮らしをするための唯一の方法は中国を離れ、よその国で夢を追い求めることだと考えています。ドラマが契機となり、試験偏重の教育システムや教育熱心な「タイガーマザー」、父親、教師を巡る議論が巻き起こっています。ドラマに描かれている家庭内の衝突は主に子供たちの試験の点数が原因です。

 

 ソーシャルメディアで拡散されたあるエピソードの中で、中学3年の娘が父親に向かってこう叫ぶシーンがある。「私に尊敬してもらいたい? あなたは私のことを試験を受ける機械のようにしか思っていない!」

 

 大学入試の高い競争率に対するストレスが、外国に子供たちを留学させるひとつの理由になっている。

 

 ドラマの中で母親がこの娘に言った言葉はこうです。「いま上位100番までの中に確実に入ることができなければ、良い高校には入れない。良い高校に入らなければ良い大学には入れない。良い大学に入らなければ、あなたの人生は終わる」と。

 

 中国では年に1度の入試を受けなければ大学に入れない。競争率がとても高いため、子供が集中して試験を受けられるよう親はあらゆる努力をします。昨年の夏には、四川省のある母親が娘の受験に影響が出るのを恐れ、父親の死を2週間近く知らせていなかったというニュースが大きく報じられたそうです。

 

 作家の黄佟佟氏はチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」で公開しているアカウントへの投稿で、このドラマは中間層の「集団的な不安」を反映していると述べていました。

 

 黄氏は「自分がいま持っているものはすべて壊れやすいものだと感じることはないだろうか。今のような暮らしは運が良かっただけだと感じることはないだろうか。子供たちは良い暮らしができるという確信はあるだろうか。これらは私たち一人一人が向き合わなければならない問題だ」と書いています。

 

中信銀行などが富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に通学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。中信銀行などが富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に通学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。硬直化した教育システムに不満を感じ、腹立たしさを募らせている富裕層の中で、子供たちを外国に留学させる親が増えています。教育省によると、留学するために出国した中国人の数は昨年52万人に達したそうです。2014年から14%近く増えています。

 

 中信銀行などが中国人富豪458人を対象に実施した調査によると、子供たちを外国の高校に留学させる計画を持っていると回答した人の割合は30%でした。中学校から留学させるべきだと考えている親も14%いました。

 

 米国では、外国人の中高生約6万人と小学生約6000人のうち、ほぼ半数が中国人だ(201511月現在)です。

 

 ツイッターの中国版「微博(ウエイボー)」で、あるユーザーはこう書いた。「このドラマを見ると悲しくなる。私もかつては試験の点数を巡って両親と口論をした。勉強、勉強で愛も気遣いもなかった」と。(ソースWSJ

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