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2015年12月28日 (月)

慢性的な深酒、知らぬ間に脳に打撃!

クリスマスなどホリデーシーズンの酔いを覚ますような話をしましょう。慢性的な深酒は知らぬ間に脳にダメージを与えている可能性があります。酔っぱらっていない人や、明らかに中毒になっていない人であっても、そうなり得るということです。

 

 アルコールに関連する脳のダメージは、不十分にしか診断されず、アルツハイマー病あるいはその他の認知症と混同されがちです。このほか、単に加齢のせいだとされる場合もある、と専門家は指摘します。

 

 現在では、脳の画像診断によって、長期にわたるアルコールの乱用が脳の構造を変化させ得ることが明らかになりつつあります。脳の中で学習、記憶、意思決定や社会的行動をつかさどる領域にある灰白質(中枢神経系の神経組織のうち、神経細胞の細胞体が存在している部位)の神経細胞を萎縮させると同時に、脳のある部分とある部分とをつなぐ白質(神経細胞体がなく、有髄神経線維ばかりの部位)の神経線維にダメージを与えているのです。

 

 アルコールの影響について長年研究しているスタンフォード大学のエディス・サリバン教授(精神・行動科学)は、「われわれの灰白質はみな、歳を重ねるにつれて少し減り、白質の統合性も少し失われます。しかし、アルコールを沢山飲む人の場合、これらの領域がより速いペースで衰えるのです。それは、まるで老化が加速したかのように見える」と話します。

 

 長期的なアルコールの乱用は、感情や不安を調節している脳の機能を変化させ、睡眠システムを破壊し、人体に幅広い影響をもたらします。「アルコール誘発性の神経認知障害」および「アルコール関連の認知症」と臨床医が診断するケースはますます増えています。

 

 では、どのくらいが飲み過ぎで、どのくらい長い間続くと問題なのでしょうか。研究者たちはその質問に答えたがりません。なぜなら、アルコールの影響は個人差が大きいほか、遺伝、年齢、性別、消費のパターン、そして全体的な健康状態にもよるからです。米国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)によると、深刻な健康問題が起こる確率が低いとされる飲酒量は、男性ならば1週間に14ドリンク、1日では4ドリンク(訳注=ドリンクは基準飲酒量。米国では1ドリンクは14グラムのアルコールでビール小瓶1本の量に相当する)を超えない場合、女性ならば1週間で7ドリンク、1日では3ドリンクを超えない場合です。ただし、これよりもっと少ない量で深刻な影響を受ける人もいます。

 

 一方、一部の研究では、適度に酒を飲む人々(一般的に女性なら11ドリンク、男性なら12ドリンクと定義される)の場合、心血管疾患、うつ、一部の認知的な問題を起こすリスクが、全く酒を飲まない人より低いことが示されている。ただし、そのリスクはアルコールの摂取量が増えると急激に上がります。認知症の専門家で、英エクセター大学医学部の上級講師(公衆衛生)を務めるイアン・ラング氏は、「低量のアルコールは脳への血液の流れを改善するのかもしれない。しかし、それと脳内の白質の減少とは表裏一体です。どこかに、有害な影響が恩恵を上回る『転換点』が存在するのかもしれない」と話しています。

 

 また、はっきりしないのは、重要な脳内接続がまだ形成中である10代ないし20代の深酒が、その後の生活における脳機能に持続的な影響をもたらすか否かです。

 

 一部の研究者たちは、戦後生まれのベビーブーマーが歳を取るにつれ、認知的な問題が急増する事態に備えています。ゲーリー・ケネディ博士は「悲しいことに、ベビーブーマーは1960年代に大量にアルコールにさらされていた人々がいて、彼らのアルコールに関連した死亡リスクや疾病リスクが、それ以前の世代よりかなり高くなっていると思う」と述べています。(ソースWSJ

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