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2015年8月 6日 (木)

探査機 あかつき目的の軌道に乗った!

ことし12月に金星を回る軌道への投入に再び挑戦する日本の金星探査機「あかつき」は、先月から行っていたコースの修正に成功したことが確認され、再挑戦に向けた準備がおおむね整いました。

 

5年前の平成22年に打ち上げられた日本初の金星探査機「あかつき」は、その年の12月に金星を回る軌道に投入される計画でしたが、メインエンジンが故障し当時の計画は失敗しました。「あかつき」は現在、太陽の周りを回っていますが、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、ことし12月7日に残された小型のエンジンを使い金星を回る軌道への投入に再び挑戦することにしています。

 

これを前にJAXAは、「あかつき」が進んでいるコースを僅かに修正することになり、先月中旬以降3回にわたってエンジンを噴射させる信号を神奈川県相模原市にある管制室から送っていました。JAXAによりますと、その後、「あかつき」から送られてきたデータを解析したところ、コースの修正に成功したことが確認されたということで、再挑戦に向けた準備がおおむね整いました。

 

「あかつき」での探査の責任者を務める中村正人プロジェクトマネージャは、「今回使用したエンジンは12月の本番でも使うものなので、予定どおりに作動しほっとしています。今回得られたエンジンのデータをしっかりと分析して準備を万全にしたい」と話しています。(ソース NHK)

 

金星探査機「あかつき」(PLANET-C)は、火星探査機「のぞみ」(PLANET-B)に続く日本による惑星探査計画で、金星の大気の謎を解明することが目的です。金星は「地球の兄弟星」と言われてきました。その理由は、金星の大きさや太陽からの距離が地球に近く、太陽系の創生期に地球と似た姿で誕生した惑星と考えられているからです。

 

ところが現在の金星は高温の二酸化炭素の大気に包まれ、硫酸の雲が浮かぶ、地球とはまったく異なる環境です。上空では時速400キロに達する暴風があまねく吹いています。なぜ金星がこのような姿をしているのか、それがわかれば、地球が金星と違って穏やかな生命あふれる星となった理由や気候変動を解明する手がかりが得られます。つまり地球環境を理解する上で重要な探査対象なのです。

 

「あかつき」は、金星表面からの距離300kmから8kmまで変化する楕円軌道に投入されます。この距離の違いを利用して、金星全体の気象現象や地表面を広い範囲で調べたり、金星から宇宙空間へと逃げ出す大気の観測や雲のクローズアップ撮影を行います。

 

また金星表面には毎秒100mにも達する「スーパーローテーション」と呼ばれる暴風が吹き荒れていますが、これまでこの自転速度の60倍にも及ぶ風速が発生する原因は気象学的にも理由がつかず、金星最大の謎とされてきました。「あかつき」では、雲の下の大気や地表の様子までを赤外線による観測を行ってその謎の解明に迫ります。

 

その他、これまで確証のつかめなかった金星での雷の放電現象や、火山活動の有無等を調査することもミッションに含まれています。この計画によって、日本は惑星探査の新たなパイオニアとなることを目指します。

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