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2015年3月23日 (月)

火星に謎のダスト雲と珍しいオーロラを発見!

火星軌道を周回中の探査機メイブンから、二つのサプライズが届きました。大気の下層部で発生した珍しいオーロラと、謎のダスト雲です。NASAの研究チームが18日、月・惑星科学国際会議で発表しました。

 

同プロジェクトの主任調査員、ブルース・ジャコスキーは「ダスト雲に含まれる塵(ちり)がどこから来たかはわかりません」と述べ、この塵が2012年にやはり火星で発見された謎のプルームとは無関係であることを示唆しました。

 

火星のオーロラは過去にも観測されたことがありますが、今回観測されたものは、そのどれにも似ていません。クリスマス直前の5日間、高度50100キロの下層大気内で光を放ったオーロラは、北半球の大半を覆いました。火星の昼側において紫外線の波長で観測されたこの現象を、科学者らは「クリスマスの光」と名付けました。

 

地球のオーロラと同様、火星のそれも、大気中の原子に電子が衝突して発生します。しかし、火星には地磁気がないため、それらの粒子が大気のずっと奥深くまで入り込めます。ジャコスキーらは、太陽から吹きつける粒子の嵐がオーロラの原因であると考えています。

 

もう一つのサプライズ、謎のダスト雲は、主に高度150300キロ付近で発見されましたが、1000キロ以上の上空でも発見されています。火星がほこりっぽい星であることは周知の事実ですが、それがここまで高く舞い上がることは、普通であればありません。

 

このダスト雲の成分はわかっておらず、それどころか、これが恒久的な現象なのか、また正確にどこから来たのかは、さらに深い謎に包まれています。「火星の軌道高度で、塵またはデブリの層が発見されたのはこれが初めてです」とジャコスキーは言う。

 

月・惑星科学国際会議で発表したコロラド大学のレイラ・アンダーソンは、これらの塵は火星大気の低い方から来たと考えるのが最有力ですが、このような高高度まで舞い上がった理由はわからないと述べています。一方、ジャコスキーは火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」から塵が飛来した可能性を指摘しています。また、この塵によるメイブンへの悪影響はないはずだとも述べました。

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