最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 10月までの世界の平均気温、130年の観測史上最高に! | トップページ | こんな人は要注意? スマートフォン依存症! »

2014年12月16日 (火)

2つの恒星合体で新たな巨大恒星誕生か!

双子の巨大恒星が1つに合体しようとしています。天文学者らは、その様子を観測できれば長年の学説である超大質量星誕生の秘密が明らかとなるのではないかと期待しています。

 

スペインの天文学チームはこのほど、恒星食を繰り返す連星系、きりん座MY星の観測結果を発表し、地球から見た2つの巨大な恒星がきわめて小さな軌道を周回しながら、ほぼ日替わりで重なり合って恒星食を起こしていることを明らかにしました。

 

アリカンテ大学の研究者ハビエル・ロレンゾ氏率いるチームは、スペイン南部カラール・アルト天文台にある2.2メートル口径の強力な望遠鏡で、2つの星の高分解能スペクトルを分析し、表面温度やサイズなどそれぞれの星の物理的特性を割り出しました。

 

2つの高温の青い恒星はそれぞれ、太陽の38倍と32倍の質量を持ち、互いの軌道を1周わずか1.2日以下という急速度で周回しています。あまりにも近づきすぎているため、研究チームは、この2つが近いうちに合体して、太陽の60倍という質量を持った1つの超巨大怪物恒星となるのではないかと見ています。

 

きりん座MY星は、これまで見つかった中でも最も巨大な連星系の1つであると報告されていて、互いの軌道を時速100万キロという驚くべき速さで周回し、あまりに接近しすぎているため、その外圏大気はすでに接触し、影響し合っているのではないかと考えられているのです。

 

きりん座MY星が連星であると分かったのは、わずか10年前のことです。それまで、長年きりん座MY星を観測してきたアマチュア天文家たちは、光の輝きが常に変化する1個の変光星であるという誤った見方をしていた。しかし今では、光の変化が実は、2つの星が互いの軌道を回っているせいで互いを覆い隠す恒星食を起こしていたためだということが分かってきたのです。

 

2つの星は、誕生してから200万年も経っていないと思われ、誕生時の姿は現在とほぼ変わらなかっただろうと天文学者は言っています。この連星が今後どうなっていくかは分かりません。しかし理論モデルを見ると、もし2つが合体するとすればそれは急激に、そして極めて大きな衝撃を伴って、膨大なエネルギーを発しながら起こることが予想されます。

 

宇宙物理学者らは、おそらくこのように急接近した連星が合体することで、超大質量星の誕生を説明できると考えています。天文学者らはそのような星の合体をかつて目撃したことがなく、きりん座MY星の様子を関心を持って見守っています。

 

きりん座MY星はきりん座の一部を構成し、今なら北半球のどこからでも、日が落ちた頃の北東の高い位置に確認することができます。きりんの後ろ足の先端に位置し、明るさは9.810.1等級。双眼鏡でも何とか見えるほどの明るさですが、家庭用の小型天体望遠鏡なら容易に観測することができると言います。もしあなたも機材があれば、この話を思い浮かべながら連想するとより楽しく見えることでしょう。

« 10月までの世界の平均気温、130年の観測史上最高に! | トップページ | こんな人は要注意? スマートフォン依存症! »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2つの恒星合体で新たな巨大恒星誕生か!:

« 10月までの世界の平均気温、130年の観測史上最高に! | トップページ | こんな人は要注意? スマートフォン依存症! »