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2014年11月26日 (水)

オリオン座が無くなる?ベテルギウス超新星爆発あるのか!

「超新星爆発」は新しい星という名前に反して年を取った星が死を迎える時に起こる現象です。実は、冬の代表的な星座である「オリオン座」の一等星で「冬の大三角」の一つの「ベテルギウス」が、近く超新星爆発するのではないかと言われています。もし起きれば月よりも明るく輝く世紀の天体ショーになるかもしれないのです。それだけではありません。私たち地球に暮らす生命の起源についての手掛かりが得られるのではないかと期待されているのです。

 

ベテルギウスは太陽と同じ恒星で、燃えるような光を出すのは「核融合」反応を起こしているからです。恒星は、宇宙空間に漂う水素ガスが集まって生まれます。星の赤ちゃんである「原子星」はやがて核融合を始め、「主系列星」と言う一人前の星になりますが、太陽は今この段階です。水素の核融合で重いヘリウムができ、さらに炭素、酸素、ケイ素などの重い元素が次々につくられて成長していきます。

 

そして恒星がどのように終わりを迎えるかは、生まれた時の質量によって違います。ベテルギウスのように太陽の20倍もの重い星は「赤色超巨星」になり、星は外側に向かう核融合のエネルギーと、中心に向かう重力が釣り合って輝きますが、安定した鉄まで作られて燃料が燃え尽きると、外側への圧力により重力が大きくなり、中心に向かって落ちてきた物質同士がぶつかり合います。これが「超新星爆発」です。太陽のようなそれほど重くない星では鉄まではできず、星の外側の部分を放出したのち、最後は「白色矮星」と言う小さな天体になります。

 

死を迎える現象なのに「超新星」なのはそれまで見えなかった星でも爆発して突然明るく輝くからです。日本や中国では、突然やってきた客と言う意味で「客性」と呼ばれました。この超新星は、爆発後の残骸の様子から「かに星雲」と呼ばれ、現在も望遠鏡で見ることができます。ではベテルギウスはいつ爆発するのでしょうか。その直径は太陽の900倍ぐらいに膨れ上がり、「いつ爆発してもおかしくない」と言われています。表面がでこぼこし、この15年で大きさが15%縮小しているという報告もあり、爆発の前兆と考える人もいます。ただ、まだ良く分からないことも多く「遅くて100万年後」だそうです。

 

こんなことを言う人もいます。「実はもう宇宙から消えてなくなっているかもしれない」と言うのです。ベテルギウスは、地球から約640光年離れています。ベテルギウスの光が地球に届くまでに640年かかるのです。今見えるのは1370年頃、室町時代の光を見ているのです。だからもしその頃爆発していれば今見られるし、爆発が今起きても地球でみられるのは640年後なのです。

 

国立天文台の縣准教授は「爆発が起きれば冬の世空では赤い星が急に青白くなり、金星の250倍明るくなる」と説明しています。もし夏に爆発が重なると、昼間でもはっきり見えるそうです。明るい状態が4か月ほど続きますが、後はだんだん暗くなり、4年後には夜空では肉眼では見えなくなるそうです。640光年と言っても、広大な宇宙では近い距離で、ベテルギウスは、太陽を除けば地球からの見かけが最も大きい恒星です。

 

これまで理論で計算されていた星の進化の過程が、爆発の観察で証明されるかもしれません。私たち地球上の生命のもとになる元素は超新星爆発の反応で作られたとも言われています。その謎が解けたり、宇宙の広がり方がわかったりとノーベル賞級の発見がいくつも出るかもしれないと言います。

 

気がかりなこともあります。爆発の瞬間、強いガンマー線を放出すると言われており、ガンマー線は動植物の命や健康に有害な放射線の一種であり、「直撃すれば、地球上の生命はほぼ絶滅して使う」と言います。ただ、地球は放出の方向から外れていて、今のところ心配はないという事です。縣准教授は「誰もが超新星の第一発見者になれる可能性があります。こんなにわくわくすることはないでしょう」と、興味を持って星空を眺めるよう呼びかけています。あなたも第一発見者になる可能性があるのです。

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