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2014年11月13日 (木)

無人探査機「ロゼッタ」、世界初の彗星着陸に成功!

欧州宇宙機関(ESA)の無人彗星(すいせい)探査機「ロゼッタ」が切り離した着陸機が世界で初めて彗星に着陸しました。着陸したのは、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星。地球から5億キロ程度離れたところにあり、最高時速10万キロで太陽の方向に移動しています。宇宙探査における歴史的瞬間で、彗星の成分や行動の解明に向けた大きな一歩となります。

 

着陸機「フィラエ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の表面に着陸したことが明らかになると、ESAの飛行管制センターは歓声に包まれました。フィラエは今後、彗星の上にとどまり、ロゼッタも彗星とともに太陽に接近します。太陽に近づくにつれて彗星から噴き出すガスやチリの様子などを2015年末まで観測する予定です。

 

小型冷蔵庫ほどの大きさのフィラエは、比較的平坦な地域の直径550ヤード(約500メートル)ほどの楕円型の着地面に目がけて切り離されました。日本の小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワから瞬間的に着陸し、微粒子を採取した後すぐに離陸して地球に帰還したが、ロゼッタは小天体に着陸し、そのまま表面に長期間とどまるのはロゼッタが初めてになります。

 

フィラエは今後早期に表面上を撮影し、地球に画像を送信する計画。彗星の表面を至近距離で捉えた初めての画像となりますが、地球に届くまでは約30分を要します。

 

彗星は重力が極めて弱いため、フィラエには跳ね返りを防ぐために複数の銛(もり)が備え付けられています。着陸直後に銛が発射され、地面にフィラエを固定する仕組みです。上部には機体を押さえつけるためのスラスター(推進装置)も装備されていますが、今回は着陸前夜に作動不可能であることが判明し、銛のみで着陸制御を行ったそうです。

 

古代の氷や粉塵が成分とされる彗星は46億年前の太陽系初期からほぼ変化していないと考えられており、科学者らの関心の的となっています。と言うのも、地球にある水や生命は、彗星や小惑星の衝突がきっかけでもたらされたという説が根強いからです。ESAはロゼッタによってチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の有機物などを調べることで、こうした説が正しいかどうかを検証します。

 

つまり、水分や有機分子が含まれるため、ロゼッタによる探査を通じて彗星が地球に生命をもたらしたとする説を検証することも期待されているからです。ロゼッタは10年にわたり太陽系を旅した後、8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星と初めて「ランデブー」しました。今回、一番難しかったのは回転しながら回っている彗星に着陸することでしたが、見事に着陸し史上初の快挙となりました。

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