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2014年8月24日 (日)

藻類を大量培養してバイオ燃料を作り車やジェット機でも計画!

企業や大学が水田や河川などにすむ藻類を大量培養してバイオ燃料を取り出す研究を加速しています。藻類から作った燃料を混ぜて乗用車やバスを走らせる公道試験も始まりました。2020年には旅客機のジェット燃料にも本格的に導入される見通しだといいます。価格を引き下げる量産技術が確立されれば、小さな藻が新たなエネルギー源となり、地球温暖化対策にも役立ちます。

 

ミドリムシは体長約0,05ミリほどの藻類で、二酸化炭素を吸収しながら光合成で育ち体内に油脂を貯め込みます。その油から脂肪酸メチルエステルと呼ぶ軽油に似た燃料を作るのです。試験では、メチルエステルを軽油に1%混ぜた燃料で走らせるそうです。

 

現在、いすゞ自動車ではバイオベンチャーのユーグレナと組んで、7月から運行を始めたシャトルバスをいすゞの藤沢工場との間を1日22往復して、燃料の性能を確認するため公道で走行試験しているそうです。またユーグレナは航空機向けの燃料の開発もJX日鉱日石エネルギーや日立製作所などと進めているそうです。航空機は灯油に似た燃料のケロシンを使いますが、航空業界は温暖化ガスであるCO2の排出量を減らすため、バイオ燃料の導入に積極的です。同社は20年に国内の航空会社が使う燃料の1割をミドリムシから作ったバイオ燃料にする目標を掲げています。

 

藻類のほかには、トウモロコシなどを原料とするバイオ燃料がすでに実用化されていますが、供給量を大きく増やすためには耕作面積をもっと広げなければならず、食料生産への影響も懸念されます。これに対して藻類はトウモロコシや大豆などの作物に比べて油の生産能力が数十~数百倍と高いのです。繁殖力が高く、国土の狭い日本でも一定量の生産が可能であり、下水や農業排水から窒素やリンなどの有機物を吸収して増殖するため、環境面でも優れているのです。ただ広く普及させるには、燃料としての性能向上はもちろん、藻の大量培養技術を確立してコストを引き下げる必要があります。

 

ユーグレナは屋外での大量培養に成功しており、今年から、さらに大規模な施設での培養技術の開発に取り組んでいます。18年には技術を確立し、20年から100平方メートル以上の培養施設を稼働させる計画です。これとは別の藻類を大量に培養させる試みも始まっています。筑波大などはボトリオコッカスと言う藻類を大量培養させるための実証施設を稼働させています。できるのは炭化水素と言うB重油に似たオイルだそうです。

 

このようにも類を使ったバイオ燃料の開発は米国やオランダなどで進んでいるそうですが、13年時点で、1リットルあたり510~740円と大幅に高いのがネックとなっています。

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