最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 米で無人機の商業利用広がり、アマゾンは商品配送。映画撮影や農業にも。ただプライバシーが課題に! | トップページ | 新幹線、時速32キロから400キロへ!車体を軽量化。 »

2014年8月27日 (水)

チベット人の高地適応は遺伝子変異が8000年前に起きた可能性が高い!

チベットの高地民族が極度の高地で生活できるようになった主な要因としてEGLN1遺伝子の多様体を挙げる論文がオンライン版に掲載されました。チベットの高地民族は、この遺伝子多様体を持っているため、低酸素環境に応答した赤血球の過剰産生が起こらないようになっているといいます。高地に適応していない場合には、低酸素環境下で、命にかかわる合併症が起こります。

 

平均標高が4500メートルを超えるチベット高原は、世界で最も高い場所にあり、そこでの酸素濃度は、海面における酸素濃度の3分の2しかありません。そうした環境に適応していない者が低酸素状態に置かれると、ほとんどの場合、赤血球の過剰産生が起こり、そのために血液の粘度が高くなるのです。これにより、血流と酸素供給が損なわれ、命取りになることもあるのです。

 

今回、ジェフ・パーチャルたちは、チベット生まれで米国内に居住するチベット高地民族を被験者として、その高地適応の遺伝的基盤を調べました。この研究では、基盤となる遺伝子の候補についての高分解能解析が行われ、EGLN1遺伝子の多様体が新たに同定されたのです。この多様体は、チベット人全体の約85%に見られ、チベット人以外の場合の保有率は、わずか0.8%だったそうです。パーチャルたちは、チベット人とそれ以外の人々から採取した血液から細胞を単離し、EGLN1遺伝子にコードされたチベット型のPHD2タンパク質が赤血球の産生を効率的に抑制するのですが、その作用は酸素濃度の低い時だけ生じることを明らかにしたのです。

« 米で無人機の商業利用広がり、アマゾンは商品配送。映画撮影や農業にも。ただプライバシーが課題に! | トップページ | 新幹線、時速32キロから400キロへ!車体を軽量化。 »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 米で無人機の商業利用広がり、アマゾンは商品配送。映画撮影や農業にも。ただプライバシーが課題に! | トップページ | 新幹線、時速32キロから400キロへ!車体を軽量化。 »