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2014年7月23日 (水)

旧石器人の人骨、沖縄・石垣島で大量に出土!どこから渡来!

後期石器時代(3万5000~1万数千前)の人骨が多く見つかっている沖縄・石垣島の調査が考古学者や人類学者の注目を集めています。約2万年前の骨に残されたDNAやたんぱく質の分析から沖縄に来た人類の由来を探る試みが始まり、専門家からは「宝のような遺跡」との声も上がっているそうです。 石垣島東岸から約1キロの新石垣空港敷地内にある白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞窟遺跡。沖縄県立埋蔵文化財センターが2010年度から進める調査などで、旧石器人骨を中心とする十数~20体分の人骨約800点が出土したのです。 国内の旧石器遺跡は1万か所以上ありますが、人骨の発見は数例だけです。「これだけの規模で残るのは世界でもまれ」と日本人類学会の松浦会長は評価しています。骨は保存状態がよく、大学や研究機関がタンパク質やDNAの抽出を試みました。 東大総合研究博物館の米田教授がタンパク質を年代測定した結果、最も古い年代で2万6千年と判明。中国大陸や日本列島とは当時も陸続きではなかったとされています。米田教授は「この時代に人類が小さな島に渡り、限られた空間で暮らしていたと裏付けられた」と話しています。 これらの人々はどこからやってきたのか。国立科学博物館の篠田研究部長のチームが、母から子に受け継がれ祖先を辿ることができるミトコンドリアDNAを分析。東南アジアにみられる「B4e」や沖縄の人に多く、本土でも一部みられる「M7a」など3種類のDNAタイプを確認しました。 東南アジアなどから北上のほか、「M7aの祖先が3万~2万5千年前ごろ、当時は陸地だった東シナ海周辺に誕生し、沖縄に渡った」と篠田さんは推測しています。当時の生活にも謎が多い。米田教授の分析で、タンパク質は陸上の食物に由来する傾向を示しました。「海に囲まれていてなぜ陸の食物頼っていたのか。驚きの結果だ」と米田教授は言います。

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