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2014年4月27日 (日)

木材から樹脂や合成皮革を。石油代替に道!

木材から自動車部品や合成皮革などに使う樹脂を開発する成果が相次いでいます。こうした化学品の多くは石油から作られていますが、木材に代替出来れば原料の調達先が増えることになり、温暖化対策などにもつながる可能性があります。バイオマス(生物資源)を石油の代わりに使う取り組みに弾みがつくことになります。

 

住友ベークライトは木材を高温高圧の水にさらし利用価値がなかった高分子熱硬化性樹脂に変えることができます。簡単には分解しないリグニンと呼ぶ高分子で、産業利用が難しく、製紙工場のボイラ-用燃料として燃やす以外にあまり用途はなかったのです。

 

木と樹皮の粉をセ氏200~300度、20~200気圧の水にさらし、リグニンを適度な大きさにほぐします。そして分子構造の一部を改良し、お互いにつなぎ合わせます。それで自動車部品に使う樹脂を試作したところ、従来のフェノール樹脂と同じ水準の性能だったそうで、自動車部品メーカーにサンプルを渡し、特性の詳しい評価を受けており、2018年にも事業化する計画です。

 

三菱化学は木材から合成繊維や合成皮革の原料を作る方法を研究しています。ヘミセルロースと言う木材成分を原料に変換する効率を引き上げる方法を見つけたのです。今のところ、新しい原料は実験室で1日数百グラムしか作れないのですが、年内に大型の装置を開発し、事業化できるかどうかを判断するそうです。

 

合成繊維などの原料は石油成分のナフサが元になっています。石油がシェールガスに切り替わると、石油成分が足りなくなると懸念されています。また産油量が少なくなると価格が高騰する恐れがあり、木材で代替する技術に注目が集まりそうです。

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構も昨秋、木材のあらゆる成分を使いこなすプロジェクトを立ち上げました。企業や大学など約20機関の中心になる日本製紙は、木材を3成分に分ける実験に着手しました。将来は樹脂や繊維の原料として化学メーカーに供給する工場も検討していくそうです。

 

このように石油の代替として木材から樹脂や合成皮革ができれば木材を有効に利用することができるようにもなり、また資源の有効利用にもつながるものと思われます。

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