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2014年3月16日 (日)

温暖化なのになぜ大雪?

地球温暖化が進んでいるはずなのに、今冬は各地で記録的な大雪となりました。米国も何度も強い寒波に襲われ、寒さと雪による死者が出ました。いったい何が起きているのでしょう。様々な説が飛び交っています。

 

「温暖化が起きていないとの説を信じてはいけない」。1月、米国のジョン・ホルドレン大統領補佐官はネット上でこう強調。むしろ、温暖化が続けば、今回のような寒波が増えると説明をしたのです。

 

北半球の上空を吹く偏西風は南北の温度差が原動力の一つになっています。温暖化で北極の気温上昇が加速すると温度差が小さくなり、偏西風を弱めるのです。風が強い場合に比べ、勢いを失った空気の流れは蛇行しやすくなるのです。極渦と呼ばれる冷気の渦が米国に大規模に南下し、寒波や大雪をもたらしたとの見立てです。

 

この考え方には賛否両論があります。米ラトガース大学などは過去の観測データなどを分析。北極の気温が上がると大気を伝わる波の動きが鈍り、地域によっては同じ天気が続いて異常気象が起きやすくなるとの研究を発表しました。偏西風の蛇行もやや大きくなるとしています。

 

一方、東京大学の中村教授は「ここ20~30年の間に、偏西風が極度に弱くなっていると言う観測事実はない」と指摘しています。同大の大本教授によると「コンピュータのシミュレーションでも、温暖化で偏西風が大きく蛇行するとの結果は出ていない」と言います。

 

気温が上がれば大気中の水蒸気量が増えるので、豪雨や豪雪が起きやすくなるとされています。今年2月の関東甲信越地方などの大雪も、水蒸気量の増加が一因だとする解説もあります。確かに数十年単位でみれば、短時間の強い降水は増えています。しかし、「ある日のある場所での大雨や大雪を温暖化と結びつけるべきではない」と言っています。

 

首都圏などの大雪は偏西風が日本付近で大きく蛇行し、くびれた部分にできる「ブロッキング高気圧」が居座ったのが直接の原因とみられます。蛇行の影響で寒気が南下、南岸沿いを進んだ低気圧は行く手を阻まれて「徐行」し、降雪時間が長引いたと言います。

 

事後解釈は詳しくできても、発生前の予測は心もとないのです。寒波は予想以上に長引き、未知のメカニズムがまだ潜んでいるのです。

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