最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 上れない魚道が全国にいっぱい。管理されず土砂が堆積! | トップページ | 「竹島は日本領」江戸時代に定着 複数の学者、地図に記載 「日本海」表記も! »

2014年1月21日 (火)

培養肉と言う人造肉を食べる日が来ることは避けられそうもなく、牛にしろ魚等にしろ資源には限りがある!

元英首相のウインストン・チャーチルは1930年代に「50年後は肉を栽培している」と予言しました。マンガの神様、手塚治虫も50年代の作品で人造肉を描いています。チャーチルの予言は当たりませんでした。手塚治虫の予言もいつ頃か書いていないので予言が当たったかどうかは別にしても、長く夢想されてきた肉の培養が現実味を帯びてきたのです。

 

牛の筋肉から採取した目に見えない細胞が培養液の中で100京に増殖し、約2か月でハンバーガーが完成したと言うのがありました。昨年夏にロンドンで開かれた試食会で「触感はパサパサしているが、味は普通のハンバーガーと変わらない」と評判を呼んだのです。作ったのはオランダ・マーストリヒト大教授のマーク・ポストで、細胞を筋肉のような繊維状にする方法で、これまで水っぽくて食べられなかった人造肉の生産に道を開いたのです。昨年夏の時点で1つのハンバーガーの肉に約3500万円かかったそうですが、量産化すれば1000円未満に下がると言います。

 

「今の家畜による食肉生産では将来の需要を賄えない」とポスト氏は説明しており、別の方法で食肉培養を進める米モダンメドウのCEOも動機は同じだと言います。米調査会社インフォ-マ・エコノミクスの予想では、食肉需要は2040年に約5億トンと10年の1,7倍に増えるとしています。穀物や水を膨大に消費する畜産の現状が、研究者や起業家を動かしているのです。

 

スーパーで売っている魚はどれも漁獲高が右肩下がり。そういう意味でも、長崎県総合水産試験場の浜崎主任研究員の危機感は強い。イワシ、サバ、アジなど、海の広さから無限と錯覚しがちな海洋資源にも、枯渇の危機が静かに近づいているのです。浜崎らは12年、クサフグにトラフグを産ませる代理母養蚕に海水魚として世界で初めて成功しました。クサフグの親はトラフグの30分の1と小さいため、研究を主導した東洋海洋大吉崎教授は「餌が少なく済み環境負荷を減らせる」と強調、稚魚の成長が早いサバにマグロを産ませる次段階も見据えています。

 

途上国の飢餓に向き合うNPO法人代表の小暮さんは「20年以内に深刻な食糧危機が起きる」と危惧しています。一方で、牛乳の収穫量を増やそうと肉骨粉を牛の飼料に使ったためにBSE(牛海面上腦症)が起こったように、食の安全のリスクには予期しがたい面があるのも事実です。科学技術が生む未知の食品には抵抗感や怖さも付きまとうのです。

 

国連食糧農業機関(FAO)によると世界の穀物生産量は年間約20億トン。世界人口が100億人に近づく50年代にはそのすべてが食用でも賄えないそうです。限りある食料と生態系のためには「人造食」と言う選択肢から目を背けられないのです。

« 上れない魚道が全国にいっぱい。管理されず土砂が堆積! | トップページ | 「竹島は日本領」江戸時代に定着 複数の学者、地図に記載 「日本海」表記も! »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 上れない魚道が全国にいっぱい。管理されず土砂が堆積! | トップページ | 「竹島は日本領」江戸時代に定着 複数の学者、地図に記載 「日本海」表記も! »