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2013年12月31日 (火)

隕石はどこからやって来るのか!

今年2月にロシアのチャリャビンスクに大きな隕石が落ちましたが、今回の隕石は、火星の外側にある小惑星帯近くから来たと推定されています。地上に落ちてくる隕石は小惑星がほとんどで、もともと火星と木星の間にある小惑星帯を回っています。小惑星帯は本来なら岩石で出来た地球型の惑星があっても不思議ではない軌道です。

 

地球型の惑星は小さな天体が衝突、合体してできたと考えられていますが、小惑星帯にできませんでした。これはすぐ外側の軌道を回る巨大な木星のせいだと言います。木星の質量は地球の300倍以上で、強い重力を及ぼして小惑星帯の天体が大きくなるのを妨げたのだと言います。小惑星帯で最大なのは準惑星のケレス(直径約950キロ)で、ほとんどは小さく砕けた形で軌道を回っています。

 

小惑星は幅約1億5000万キロに広がっていて、その中に、特に木星の影響を受けやすい軌道がいくつかあり、そこに入り込んだ小惑星は、加速され軌道が外に膨らんだり、減速されて内側に落ち込んだりします。落ち込んだ小惑星が地球の引力につかまると隕石になるのです。彗星も隕石となり得ます。一方、塵でできた彗星の尾が大気圏に入ると、高温になり光ります。これが流星群ですが、途中で燃え尽きてしまいます。

 

隕石は生命の破滅をも招きます。6500年前に中南米に落ちた直径十数キロの小惑星は、恐竜を絶滅させた可能背性があります。そんな小惑星が衝突するのは1億年に1度程度で、1キロ程度の小惑星は百万年に1度、有名な米国のバリンジャー・クレーターをうんだ50メートル級の衝突は1000年に一度程度と考えられています。

 

地球の軌道近くまで入り込んでくる小惑星や彗星は「地球近傍天体」と呼ばれ監視されています。NASAによると約9700個が知られていますが「見えるのは50メートル程度より大きい天体」のため、ロシアに落ちた十数メートルの小惑星は直前になるまで分からなかったのです。直径10メートル級の岩石の隕石の飛来は十年に1個程度とされますが、今回のように約100万人の住む大都心近郊に落ち、多数の目撃者やけが人を出すことはまれななことだと言います。

 

隕石は過去の小惑星の情報を運んできてくれると言う意味でありがたい存在なのですが、地上に落ちてしまうと、地球の鉱物や有機物が浸み込んで本来の成分かどうかわからなくなってしまいます。そういう意味でも小惑星探査機「はやぶさ」のようなロケットが試料を直接持ち帰ってくることは重要なのです。

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