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2013年12月15日 (日)

中国の探査機が月面着陸に成功、米国・旧ソ連に次いで3カ国目。軍事転用に懸念!

中国国営新華社は、同国の無人月探査機「嫦娥(じょうが)3号」が14日、月面への軟着陸に成功したと報じました。探査機の月への軟着陸は米国、旧ソ連に続いて3カ国目で、1976年の旧ソ連以来。嫦娥3号に搭載された探査車「玉兎号」が地質調査を行う。新華社によると、嫦娥3号は月面の「虹の海」と呼ばれる平地に軟着陸した。15日には、嫦娥3号と玉兎号が互いに写真を撮り合うという。

 

嫦娥3号は重さ約140キロの無人探査車「玉兎(ぎょくと)号」を搭載。新華社通信によると中国国旗が掲げられている。遠隔操作などで、約3カ月かけて地形や地質構造、資源の分布などを調べる。探査機、探査車とも、その後も月にとどまり、地球には戻らない。ただ日米などは中国が宇宙技術を軍事転用することを強く警戒しています。また複数の地元メディアが「嫦娥3号の誘導技術は非常に先進的でミサイル開発に応用できる」などの中国の専門家の見方を紹介しています。

 

中国が宇宙開発の分野で世界の注目を集めるようになったのは、今から10年前、宇宙飛行士を乗せた有人宇宙船「神舟5号(しんしゅう)」の打ち上げに成功した時からです。

そのあとも4回にわたって有人宇宙飛行に成功し、着実に実績を積み重ねています。

また、中国は、アメリカや日本など世界の15か国で運営される国際宇宙ステーション計画には参加せず、中国独自の宇宙ステーションを建設することを目指しています。

これまでに宇宙ステーションの実験機「天宮1号(てんきゅう)」に有人宇宙船をドッキングさせることに2度成功するなど、建設に必要な技術の獲得やノウハウの蓄積を進めています。

 

さらに、月探査や火星探査について独自の計画を持っているほか、通信衛星や中国版GPS衛星などの整備を進めるなど、宇宙開発のあらゆる分野で急速に力をつけつつあります。

中国の宇宙開発に詳しい科学技術振興機構の辻野フェローは「中国は宇宙開発を通じて国威発揚と国民生活の向上を目指している。アメリカなどで技術や知識を学んだ人材が豊富で、いったん掲げた目標はたとえ失敗しても実現するまでやるという『有言実行』が中国の宇宙開発の特徴だ」と話しています。

 

中国が探査機の月面着陸に成功したことで日本は自前の有人宇宙飛行に続き、月面着陸でも先を越された格好となりました。新興のインドも急浮上しており、国際競争は激化しています。世界の宇宙開発で特に大きな位置を占めるのは米国、ロシア、欧州、そして急速に台頭してきた中国です。2012年のロケット打ち上げ回数は米連邦航空局の調べによると、ロシア24回、中国19回、米国13回、欧州10回となっています。これに日本2回、とインド2回を加えた6か国・地域が国際競争の軸になりつつあります。

 

月探査ではこれまで、月を周回して観測する探査機では日本の宇宙航空研究機構(JAXA)の衛星(かくぎゃ)やインドの「チャンドラヤーン」なども成功していましたが、着陸は米国のアポロ計画と旧ソ連の無人機だけでした。中国は有人飛行にも熱心で、宇宙ステーション建設計画を進めています。日本に急ピッチで迫っているのがインドです。11月に火星を回る軌道に向けて無人探査機を打ち上げ、来年9月に到達する予定です。日本は1998年に打ち上げた「のぞみ」が失敗しており、インドが成功すればアジア初となります。インド政府は第12次5か年計画で50以上の衛星を打ち上げなどのミッションを掲げています。

 

ロケット打ち上げビジネスでも中国に加えインドが日本のライバルとなります。JAXAは9月、今後需要拡大が見込める小型衛星向けを狙い、大幅に低コスト化した新型ロケット「イプシロンの初打ち上げに成功。打ち上げ費用は2号機から約38億円、さらに約30億円に下げる予定です。インドの「PSLV」ロケットは約25億円などと推定され、安さが特徴となっています。

 

正確な位置情報を示す測位衛星でも国際競争が激しくなる見通しで、米国の全地球測位システム(GPS)やロシアの「グロナス」のほか欧州が「ガリレオ」、中国が「北斗」の整備を進めておりインド版GPSの1機目も今夏打ち上げられました。日本もGPSの精度を高める準天頂衛星の初号機を10年に打ち上げ、10年代後半の4機体制を目指しています。

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