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2013年11月26日 (火)

将来、遺伝子の選別でデザイナーベイビーが当たり前になって来るのか!

受精卵を選別したり遺伝子操作を加えたりして、容姿や能力など親の望む特徴を持って生まれる赤ちゃんの事をデザイナーベイビーと言います。卵子と精子を体外受精させる体外受精や、遺伝子の異常を調べる遺伝子解析などの技術の進展で、そうしたことが現実味を帯びて来ました。生命を商品のように扱うのは倫理的に問題だとの批判があります。ただ重い遺伝病を避ける目的では、異常のない受精卵を選んで子宮に戻す受精卵診断は1990年代から実施されています。

 

こうしたデザイナーベイビーのように、両親の唾液などに含まれるわずかな遺伝子情報を解析し、生まれてくる子供の目の色や背の高さ、がんなどの病気になるリスクを予測する手法の特許が米国で認められました。こうなると、倫理の専門家は予測を利用して提供者などから精子や卵子を選ぶと、望ましい特徴を持つ子供を産む「デザイナーベイビー」につながりかねないと批判しています。特許を持つカルフォルニア州の遺伝子検査会社「23アンドミー」は「遺伝子と健康に関する理解を高めるのが狙い。子どもを選別する生殖医療に応用するつもりはない」と説明しています。

 

特許は2009年に同社が米特許商標庁に申請し、今年9月24日に認められました。同社は唾液に含まれる遺伝子配列のわずかな違いを分析して病気のリスクなど240項目を予測する事業を実施するそうです。依頼者が自分とパートナー候補者の唾液サンプルを同社に送ると、生まれてくる子供の目の色や運動能力にかかわる筋肉のタイプ、乳がんや大腸がんの発症リスクなど確率的に予測します。

 

特許についてベルギ-・ゲント大の生命倫理の専門家は、今月3日付の英科学雑誌ネイチャー電子版で「子供の遺伝的特徴を選別することは倫理的な問題が大きい」と批判しています。23アカデミーは特許取得後、当初は望ましい精子や卵子を選ぶ可能性も視野に入れていたことを認めたうえで「当時とは状況が変わった。遺伝子予測を超えた事業に乗り出すつもりはない」との声明を発表しました。

 

しかし、一私企業がこうした遺伝子の選別につながることを特許として認めても良いのでしょうか。今は確立の予測だけすると修正していますが、当初は遺伝子の選別につながりかねない事業を視野に入れていたと言っているように、こうした事が私企業の倫理に任されていていいのでしょうか?いつ何時企業倫理を逸脱して儲けるための事業として始める保障はなく、何と言っても人間の欲望には際限がないため、このままいつまでも自制心が働いているか心配です。

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