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2013年11月15日 (金)

大型恐竜ティラノサウルスの新種に、流血王(ライスロナクス)が発見される!

ラプトレックス・クリエグステイニは、約12500万年前(中生代白亜紀前期)の中国北東部周辺に生息していたと考えられる小型の肉食恐竜。T・レックスに似た特徴を多く持つことからその祖先と考えられ、「ミニT・レックス」「ミニ・ティラノサウルス」と呼ばれています。体格は、体長およそ3メートル、体重はおよそ70キログラム。体に対して頭部が大きく、鋭い歯と発達した後脚、短い前脚などT・レックスがもつ主要な特徴のほとんどを兼ね備えています。

 

その発展系であるティラノサウルスは、古典ギリシア語テュランノス「暴君 +サウロス(とかげ)の合成語で、「暴君の爬虫類」といった意味です。約6,850万~約6,550万年前(中生代白亜紀末期マストリヒシアン)の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜で、大型獣脚類の1属です。現在知られている限りで史上最大級の肉食恐竜の一つに数えられ、 恐竜時代の最末期を生物種として約300万年生きましたが、白亜紀末の大量絶滅によって最期を迎えています。

 

T・レックスは非常に有名な恐竜で、『ジュラシック・パーク』等の恐竜をテーマにした各種の創作作品においては、脅威の象徴、また最強の恐竜として描かれることが多く高い人気を誇っています。また恐竜時代終焉の象徴として滅びの代名詞にも度々引用されます。体長は約1113m、頭骨長は約1.5mで、その体重は概ね56tと推測されています。ミニT・レックスから比べると相当大きくなっていることが分かります。

 

ティラノサウルスの上下の顎には鋭い歯が多数並んでいて、他の肉食恐竜と比べると大きい上に分厚く、最大で18cm以上にも達すると言います。また、餌食となったとみられる恐竜の骨の多くが噛み砕かれていたことから驚異的な咬合力を持っていたと考えられ、その力は少なくとも3 t、最大8 tに達したと推定されています。これらの事実から、ヴェロキラプトルのような小・中型獣脚類が爪を武器として用いていたのとは対照的に、ティラノサウルスは強大な顎と歯のみを武器として使用していたと考えられています。

 

そして今回、大型肉食恐竜ティラノサウルスの仲間とみられる新種の化石を発見したと、米ユタ自然史博物館のチームが米オンライン科学誌 プロスワンに6日発表しました。鋭い歯を持ち、有名なティラノサウルス・レックスによく似た短い鼻と幅広い頭蓋骨が特徴。ユタ州南部で見つかり、約8千万年前の 白亜紀後期に生きていた。化石は体長約8メートル、重さ約2・5トンだったと推定され、“流血王”を意味する「ライスロナクス」と命名されました。体の大きさから言うとティラノサウルスよりもちょっと小ぶりの大きさですね。

 

頭蓋骨は幅広く立体的にものを見やすい位置に目があるため、獲物を狩る際に有利に働いたと研究チームは見ています。こうした特徴は他のティラノサウルスでは約700万年前にならないと現れず、ライスロナクスが最も古い例となるそうです。当時の北米大陸は海で東西に大きく分断されていて、西側は「ララミディア大陸」と呼ばれ、一帯からはライスロナクスなどユニークな特徴を持つ恐竜が多数発掘されています。研究チームは海面上昇で沿岸に多数の島ができ、取り残された恐竜が独自の進化を遂げたとする説を提唱しています。

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