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2013年10月 9日 (水)

ノーベル賞の陰に日本の技術力の高さに脚光!

世界の大型実験施設で日本企業の技術が引っ張りだこだと言います。2013年のノーベル物理学賞に決まったヒッグス粒子研究への貢献で存在感を示したのですが、技術力が生きるのは宇宙のなぞ解明に留まりません。創薬や新素材の開発でも、海外から高度な観察技術の引き合いが強まっています。それと高い信頼性も強みになっています。日本が成長戦略に掲げるインフラ輸出の一環としても期待されています。

 

大型実験施設は加速器や放射光施設などと呼び、電子を加速したりエックス線を出したりして極微の世界を観察するのです。そのため数百億円も出して建設する国すらあるのです。最先端の科学研究だけではなく、最近は画期的な製品の開発でも欠かせたくなっています。日立金属子会社のNEOMAXエンジニアリングは地場で強力なエックス線を作る装置を手掛けています。00年から10年ごろまでは海外の受注は年1台ほどで、国内外の売上高は10億円程度だったのです。

 

それが11年以降は年6台ベースに急増したのです。装置の価格は1台当たり数千万円~数億円と見られ、売上高の大幅増を見込んでいるそうです。米国のローレンス・バークレー国立研究所やスタンフォード大学に納入し、スウェーデンのルンド大学や、台湾のシンクロトロン放射線研究センターからも声がかかっているそうです。東芝子会社の東芝電子管デバイスは、電磁波のマイクロ波で電子を加速する装置を取り扱っているなど、中国や、韓国、欧州からの注文が増え、海外の売上高は12年度の約10億円から、14年度には約17億円に達する見通しです。

 

島津製作所はエックス線を制御する特殊な鏡の引き合いが活発だそうで、海外向けの出荷が全体の半分を占めると言います。年に10枚の生産が限界だそうですが、問い合わせが相次ぎ、フランスの放射光施設の受注が13年に決まり、インドやブラジル、台湾、韓国からも引き合いがあるそうです。各社の納入先機関では、生命科学や医学研究、新素材の開発を目標に掲げています。

 

日本製装置の性能と信頼性の高さを示したのが、理化学研究所が約400億円かけ建設した世界最高性能のエックス線レーザー施設「SACRA(さくら)」です。世界に先駆け12年から兵庫県で運用を開始し、新薬候補物質と反応して刻々と変化するタンパク質まで観察できるのです。同様の施設は米国にもありますが、性能は日本が上回るそうです。

 

このように世界の最先端研究を支える日本の技術の成果として、効き目が強く副作用が少ない新薬とか、太陽電池やリチウムイオン電池の性能向上、劣化しにくい自動車用排ガス浄化触媒、人工合成技術、消費電力が低いディスプレーなどたくさんあります。さらに今後、日本企業に期待が集まる技術には、強く鋭いエックス線を発生・制御する装置、故障が少ない部品を安定供給する技術、コンパクトな施設で、建設コストや運用費を抑制する施設、エックス線レーザー施設SACRAなどです。このように日本の技術力はますます脚光を浴びているわけで、ノーベル賞の理論を検証する技術など多くの優れた技術があるのです。

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