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2013年9月29日 (日)

不妊治療、40代はなぜ難しいのか!それは卵子の質、加齢で低下など!

体外受精や顕微授精と言った不妊治療で生まれる子供は、国内で32.4人に一人にのぼるそうです。しかし、30代後半以降だと卵子の質が低下し出産がうまくいかないケースが増えてくるそうです。質を左右する遺伝子は特定できておらず、人工的に若返らせる方法も見つかっていません。「寿命は延びても、女性が生殖能力を維持できる期間は変わりません」と、慶應大学医学部の吉村教授は、不妊治療に頼る女性に言っています。

 

卵子は胎児の段階で約700万個に増えるのですが、その後は減り続けて再生はしないのです。出生時には約200万個、思春期には20万~30万個で、1000個以下になる50歳前後で閉経を迎えるのです。つまり年齢とともに卵子の細胞質では呼吸やエネルギー生産を担うミトコンドリアの機能や、タンパク質合成の働きが低下していくのです。そのため受精能力が下がり、不妊治療を受けても妊娠しなかったり、生まれた子供に異常が見つかったりしやすくなるのです。

 

日本産婦人科学会のまとめでは、2011年の治療総数に占める妊娠率は20代半ばの女性で20%台後半。30代後半では10%台に落ち、40代後半では3%を割ります。出生率の比率はさらに低くなります。こうした理由から、厚生労働省は不妊治療への公費助成について、対象年齢に上限を定めることを含めた制度改正の検討を始めると発表しました。現在有力視されているのは、39歳を上限とするというものであり、40歳以上では医学的な有効性や安全性が低いというデータから来ているのです。

 

年をとっても肌艶がよく若々しくて元気な「微魔女」と呼ばれるような人もいますが、「妊娠できる能力とは無関係なのです」。健康な30代前半の女性の卵子に比べ、40代前半の女性の卵子は形が整っておらず細胞質にデコボコが見えるそうです。吉村教授らはマウスを使い、卵子の質を左右する遺伝子を探っていて、ミトコンドリアの働きに関わるものなど数十種類が関係している模様だと言います。それが人間ではさらに多数あると見られ、どれが決定的なのか特定は難しいようです。

 

最近は受精卵だけでなく、受精前の卵子凍結のニーズも高く、人生設計に合わせ、最適なタイミングで使おうと考える人が増えています。しかし人間の都合で出産を人工的に制御するわけで、それが良い事なのかは議論の分かれるところではあると思いますが、自然界を見れば人間だけが特別な事をしているわけで、自然の法則と言う観点から見ると難しい問題です。日本生殖医学会は今年9月に発表したガイドライン案で、凍結・保存する未受精卵を採取する年齢として「40歳以上は推奨できない」としています。優れた技術があっても、凍結・保存による妊娠・分娩時期の先送りは勧めないとしています。

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