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2013年3月25日 (月)

鳥の世界に激震が!ハヤブサはインコの仲間だった!?

鳥の世界に異変が起きている。日本鳥学会は、外見などからタカやコンドルに近いとしていた猛禽(もうきん)類のハヤブサを「インコ、スズメの仲間」と変更。特別天然記念物のトキも、コウノトリ目からペリカン目に変わった。DNAの研究が進み、大きさや性格が異なる鳥たちの意外な間柄が分かってきました。

 

国内の自然界で確認されている鳥は約630種類。同学会は昨年9月、「日本鳥類目録」を12年ぶりに改訂し、DNA分析の結果などを基に、分類を大幅に見直した。山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の山崎剛史研究員(分類学)によると、鳥は「飛ぶ」という特別な動作をするため、他の動物に比べ、体の形状に共通点が多い。その中でも、トキは「外見が似ている」との理由でコウノトリ目に分類されてきたが、山崎研究員は「他人の空似だった」と苦笑しています。

 

トキと同じくコウノトリ目とされていたフラミンゴは小型の水鳥カイツブリと、乾いた土地にすむミフウズラは海鳥のカモメと、それぞれ近い遺伝情報を持つことも分かりました。

 

鳥類のDNA分析はこの10年ほどで進み、膨大なデータを安価で手に入れられるようになりました。基本的にDNAが近ければ外見や生態も似るのですが、環境に応じてハヤブサのように大型化したり、大きなのど袋を持つペリカンのように独特の変化を遂げたりするものも現れてきます。そのため研究が進めば、進化の過程を解明できる可能性があるのです。

 

エンジン故障などの度重なるピンチを乗り越え、2010年に小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」ですが、ハヤブサの俊敏な勇姿にちなんで名付けられ、14年には後継機「はやぶさ2」の打ち上げも計画されていて、プロジェクトを進める宇宙航空研究開発機構は「インコに近かったとは……。鳥には詳しくないのでコメントできない」と困惑気味だそうです。確かにその困惑する理由がわかる気がします。ハヤブサのイメージにインコのイメージが被さっては従来のハヤブサのイメージが変わってしまうかもしれないのですから。

 

昨年、国内の野生では36年ぶりに繁殖したトキの野生復帰に取り組む、環境省の長田啓首席自然保護官は「分類学上の扱いが変わっただけで、保護の重要性は変わらない」と話しているそうですが、本質は変わらないのですからもっともな話です。しかしハヤブサのように、インコの仲間という事が頭にあると、イメージが多少なりとも変わってしまうかもしれず、それによっては、今後も困惑するケースも出てくるかもしれませんね。

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