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2013年1月13日 (日)

今年注目の科学技術4つ!№2

3、ウナギの繁殖行動を観測

まだ生態系が完全に分かっていない日本うなぎですが、漁獲高も年々減少傾向にあり、ウナギの価格が高騰しているのはご存じのとおりです。ウナギの繁殖地はすでに分かっているのですが、養殖となるとなかなかできないのが現実で、稚魚が餌として長年何を食べているか分からなかったのですが、最近それも何を食べているのかわかりました。それでやっとウナギの養殖の第一歩が踏み出せたところですが、完全養殖となるとまだ解明しなければならないことは多く、まだ先の話になるのでしょう。

 

今回、養殖の時の行動を観察する装置を開発したので、東アジアに広く分布する日本うなぎの繁殖の時期に、産卵場所である太平湯の西マリアナ海嶺の水深200メートルに設置するそうです。観測装置には、飼育しているウナギの雄と雌のペアを入れる場所があり、繁殖のために集まった天然ウナギを誘います。近づいた雌は産卵しオスに精子を放出する、その瞬間を備え付けたカメラなどで捉える計画です。

 

ウナギの卵は見つかったのですが、繁殖行動が分かっていません。その解明は生態解明に迫るだけでなく、養殖に使う稚魚のシラスウナギの大量生産にも役に立つはずだと言います。これとは別に、1~3月にかけて南太平洋にオーストラリアウナギ、ニュージーランドウナギなどの調査航海にも出るそうです。熱帯のウナギは日本うなぎとは違って生態系がほとんど分かっていないそうです。そのため産卵場所を絞り込むのが目的です。

 

もし完全養殖に道が開ければ、ウナギの個体数の減少を抑えることができるし、安定的なウナギの供給ができることにより、ウナギの価格が高騰するという事にも効果があるでしょう。

 

4、バイオ技術で植物の茎や葉で燃料や化学原料を!

 今秋、植物の茎や葉などから燃料や化学原料を作る技術の実証設備が完成するそうです。地球環境産業技術研究機構から生まれたベンチャー企業のグリーン・アース・インスティテュートが実証設備を国内に建設し、今秋に稼働する予定です。植物の繊維からセルロースなどを取り出し、ベンチャー企業が開発した遺伝子組み換え菌でエタノールなどに変えるのだそうです。

 

昨年、共同研究を始めた米エネルギー省とも実証試験を進め、2014年に米国で試験生産する計画だそうです。同省は再来年には量産に移行できるよう要求していて、米国企業への技術移転も並行して進めるつもりだそうです。いずれも、まずはバイオエタノールで実証を進め、化学原料の試験生産に移るそうです。自動車用バンパーなどに使う樹脂を作るプロパノール、さまざまな化学品の原料になる芳香族の生産の研究を進める予定です。植物から作るバイオ化学品は自動車をはじめとする消費財メーカーなどからの需要があることから、経済性があれば市場は拡大するはずだと見ています。

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