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2013年1月 2日 (水)

3Dや仮想技術が促す新産業革命こそが日本を再生する!

3D技術の活用が最も進んでいるのがゲーム業界です。スクウェア・エニックスは昨年12月、新宿の本社内に人間の動きを3Dに取り込む(モーションキャプチャー)の新スタジオを開設しました。25メートルプールを縦に3つ重ねたサイズの国内最大級の施設です。対戦ゲームでは仮想のキャラクターが人間そっくりに戦うのです。それはCG技術で動きを計算してゲームを開発するより、実際の人間のデータを使ったほうが「短時間でよりリアルな動きが表現できる」からだと責任者は指摘しています。

 

役者が着る黒いタイツには光を反射する57個の白いマークが取付けられ、68台のカメラが3点測量の原理で各マークを追うのです。そのデータをパソコンで合成し、画面上のキャラクターを人間と同じように動かすのです。3Dスタジオはゲーム企業が集うカナダにも多いそうです。カナダに多いと言うのはちょっと意外でしたね。カナダってそんなにゲームが盛んだったのでしょうか?ゲーム・オン・オーディオ社ではマーク11つが無線で位置情報を知らせる機材を採用しているそうです。「カメラと違って影がなく機敏な動きも捉えられる」と社長は言っています。

 

デジタル技術の進化はモノづくりの姿も変えようとしています。アクリル樹脂などを使い、3Dのデータを実際の形に再現する「3Dプリンター」の登場です。「ここには個人のデザイナーもデータを持ってやってくる」と言い、昨年10月、渋谷に3Dプリンターの時間貸し施設[CUBE](キューブ)を開いた上野氏は、「1か月半で200組以上が訪れた」とその人気ぶりを語っています。「3Dプリンターなら試作品を簡単に作れ、生産効率が一気に上がる」と言い、3Dプリンターの販売会社イグアスが設けたショールームで3Dプリンターを身近で体験してもらおうという試みです。

 

実際、こうした動きは世界に広がっています。米ワイアード誌のクリスアンダーソン編集長が「メイカーズ」と言う本にまとめています。「ロングテールの著作で有名な同氏は「4種の神器」が生産活動を促すと予言するのです。その4種とは「3Dプリンター、CNC(数値制御装置)、レイザーカッター、3Dスキャナーです。アンダーソン氏の祖父は街の発明家だったのですが、生産設備がなく起業化できなかったのです。しかし4種の神器があれば、ネットベンチャーと同じように製造分野でも新しい起業家が次々生まれると言います。米民間調査会社でも、3Dプリンターの市場規模は2016年までに30億ドル(1ドル85円と計算すると2550億円)に拡大する見通しだと言います。

 

クラウドや携帯端末の技術で日本は米国に遅れましたが、得意のモノづくりにITを上手に生かせば、主導権を握れる分野は十分あるに違いないと言っています。3Dや仮想技術が促す「新産業革命こそ日本再生の福音と言えるかもしれない」のです。しかし単に4種の神器が揃えば誰でも同じようにできるのなら、これもまた新興国の人件費に太刀打ちできなくなってしまうわけで、そこにプラスITとの相乗効果なるもののプラスアルファがなければ電機業界と同じことを繰り返す可能性もあります。いずれにしても日本にとってチャンスであることは間違いないでしょう。

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