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2013年1月12日 (土)

世界に先駆けJAXAが「宇宙ゴミ」清掃衛星を計画!

JAXAは2014年から寿命を終えた衛星やロケットの残骸からなる「宇宙ゴミ」を取り除く実験を始めるそうです。宇宙空間を漂う宇宙ゴミに金属製のひもを取り付けて速度を速め、大気圏に突入させて消滅させると言うものです。さらに清掃衛星の開発も進め、19年頃に打ち上げるそうです。宇宙ゴミが運用中の衛星に衝突する懸念が高まる中、世界に先駆けて対策技術を確立する予定です。

 

まず14年に打ち上げ予定の無人輸送船HTVを使って基礎実験をする予定です。国際宇宙ステーションに物資を運んだ後、HTVを宇宙ゴミに見立てて、金属製のひもを垂らします。原理上は地球と宇宙空間の電子や電離ガスが影響し、ひもに電気が流れ、通電すると地球の磁場に引き寄せられるのです。HTVの飛行にブレーキをかける力が生まれるかどうか検証するとしています。と言うのは、大型衛星でも長さ数~10キロメートルのひもをつければ、大気圏に落とせると試算しているからです。

 

19年頃に打ち上げる「清掃衛星」は搭載カメラで宇宙ゴミを捉え接近し、ロボットアームを使って金属ひもを取り付けます。数本のひもを積んで複数の宇宙ゴミを取り付ける専用衛星も、23年ごろに打ち上げる計画だそうですが、宇宙ゴミ対策ではスイスのローザンヌ工科大学も宇宙ゴミを取り除く衛星の開発計画を進めているそうです。

 

宇宙開発が激しくなり今後ますます宇宙ゴミが多くなると予想されるだけにこうした地道な取り組みをする日本の姿には誇らしさを感じます。どこかの国のように衛星をロケットで爆破して宇宙ゴミをまき散らしても平気な国があれば、新興国でも人工衛星などを打ち上げる国が増えると思われるだけに、今でさえ宇宙ゴミの対策に手を焼いている時に日本の技術がこうした対策の役に立つようなことができれば素晴らしいことです。ましてや米国やロシア、中国などが本来は率先して行わなければならない問題ではないでしょうか?

 

ちなみに、宇宙ゴミとは役目を終えた衛星や、打ち上げに使ったロケットの部品などで、それらが地球の周りにたくさん漂っています。地上から認識可能な10センチメートル以上の大きなものだけでも1万6000個以上もあるのです。中でも2007年に中国が実施した衛星爆破実験や、09年の米ロの衛星衝突事故により、大量のごみが発生しています。それに新興国が衛星を打ち上げるようになるとさらに増える見通しです。宇宙ゴミは時速3万6000キロメートルで飛んでおり運用中の放送衛星や気象衛星などにぶつかると大きな被害をもたらします。しかし今のところ有効な手段はないのです。だからそこ日本の取り組みに意義があるのです。

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