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2012年11月10日 (土)

世界初!絹で作った極細1ミリの人工血管!

福井市の繊維メーカーが、ニット生地の加工技術を生かして、直径1ミリと言う極めて細い絹製の人工血管の量産に成功したそうです。現在、主流なのはポリエステルなどを使った人工血管で、それに比べ絹製の人工血管はしなやかで血栓ができにくいと言う特徴があります。実用化は2年後を目指しているそうです。患者さんの中には、こうした人工血管を待っている方もいらっしゃるわけで、今のものより優れているという事であればなおのこと、一日も早く実用化が待たれるところです。

 

これを開発したのは福井経編興業と言う会社で、5年前から絹製人工血管を東京農工大の朝倉教授と共同で研究してきたものです。今回の量産技術で国内の特許を取得したそうで、これは世界で初めての技術とみられ、国際的な特許取得も目指しているそうです。この新たな人工血管は、特殊な絹を筒状に加工したうえで、周囲を別の絹でコーティングし、血液が漏れない構造にしてあるそうです。これはニット生地製造のノウハウを応用し、糸や編み方を工夫することで実現にこぎつけたものです。

 

ポリエステルなどの人工化合物は固くて血管本来の伸縮性に乏しいため、血栓ができる恐れがありました。そのため人工血管の直径は6ミリが限度だったのです。しかし絹の人工血管は血栓ができにくいため、極細にすることが可能となったのです。またタンパク質成分が体内の組織と同化し、成長するのだそうです。このため、人工血管の交換が必要な子供への適用も期待されているそうです。

 

福井経編興業は、看護師向けの服などを製造してきたのですが、本格的な医療用素材への進出は初めて出そうです。従業員は88人で年間売り上げは47億円だそうですが、繊維業が中国製品の普及や少子化による市場の縮小で苦戦するなか、「新たな柱を作らなければならない」と参入したのです。

 

このように中小企業の中にはまだまだ知られざる優れた技術を持っているところがあると思うのですが、その技術をどのように生かしたらいいのかわからないと考えている企業も多いと思います。日本は大企業よりも中小企業のほうが圧倒的に数は多く、技術も高いものを持ったところが多くあります。こうした企業にもっと資金を提供し、既存の技術を使って新たな用途を開発できるよう力添えするのが金融機関の役目ではないでしょうか?お金はだぶついているのですから、もっと積極的に中小企業を育成することが日本の経済の足腰を強くするのではと考えます。

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