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2012年10月21日 (日)

骨と免疫との深いかかわりが明らかに!骨が「内分泌組織」の役割も担っていた!

この間、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は医学・生理学の分野ですが、最近「骨免疫学」と呼ばれる新しい医学分野が注目を集めているそうです。そもそも骨は、骨代謝細胞により、生涯をつうじ骨組織が再構築されているわけですが、骨組織はほかの組織や細胞とも複雑に制御をうけていることが分かってきたのです。なかでも、骨と免疫系は骨髄のいた微小環境、サイトカインやシグナル伝達分子など多くの制御タンパク質を共有し密接に関係していたのです。そして骨と免疫系との相互作用にフォーカスした融合領域として発展してきたのがこの「骨免疫学」なのです。

 

このように、骨には全身を制御する働きがあることが分かってきたことから注目されているのです。そして細菌などの外敵から体を守る免疫の仕組みと、骨の間には深い関係があるという事が分かってきたのです。そのため世界的に研究が活発化してきているのです。今まで「骨と免疫は独立した別のものと長らく考えられてきましたが、その見方が大きく変わりつつある」のです。骨が作りだす物質が他の臓器をコントロールしている証拠も見つかっているのです。もしかしたらこうした分野で将来「ノーベル賞」を受賞するような人が出て来るかもしれません。

 

どうも骨は体を支える「骨組み」としての役割だけではなく、様々な物質を出して身体の機能のバランスを保つ「内分泌組織」の役割も担っているらしいことが分かってきたのです。間接リュウマチは免疫の異常が手足の関節の骨に影響を及ぼし、つらい痛みを生じさせているのですが、骨髄には血中の免疫細胞のもとになる幹細胞がたくさんあるそうです。骨と免疫との間には浅からぬ縁があっても不思議ではないのです。しかし医学の世界では、同居しているが他人だと捉えるのが一般的だったのです。

 

認識が変わり始めたのは2000年以降と言うから、まだほんの10年ちょっと前の話なのです。免疫が働かないマウスで骨の異常が見つかり、骨を作る細胞(骨芽細胞)のたんぱく質が免疫細胞の働きを抑えていたことが分かったのです。さらに驚くことに、骨の細胞が出すたんぱく質が腎臓の働きを制御し、神経細胞が枝(軸索)を伸ばす働きに関わる証拠も見つかったのです。骨が肝臓など他の臓器に影響を与えているらしいのです。つまり甲状腺やすい臓のランゲルハンス島などは内分泌線と呼ばれ、多様なホルモン(タンパク質)を出して体の働きを調整しているようなのです。何と骨は知られざる内分泌器官であるかもしれないのです。骨にこんな重要な働きがあるなんて誰が想像できたでしょう。

 

陸上に住む哺乳動物などがしっかりした骨を発達させたのは体を支えるためでした。又骨は細胞に不可欠なカルシウムの「貯蔵庫」でもあるのです。それとカルシウムを含む海から離れるには体内にカルシウムを貯めておく場所が必要だったのです。そしてそのとき、「ひょっとしたら陸上に上がった動物は新たな外敵に対抗する免疫を備える役割を骨に担わせたのかもしれない」と言われているのです。骨がなぜそのような多様な機能を担うようになったのか進化的な意味合いはまだ推測の域を出ていませんが、骨が色々な意味で健康の基盤であることは間違いないことなのです。

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