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2012年10月17日 (水)

ノーベル賞国別ランキングで日本は6位!だが研究開発費では中国に抜かれている!

今年のノーベル賞は生理学・医学賞については日本の山中伸弥氏とアメリカ人でした。物理学賞ではフランスとアメリカが、化学賞はアメリカ人が二人、文学賞は中国、平和賞はEU、経済学賞はアメリカ人の二人と言う結果に終わりました。こうしてみると受賞者はほとんど欧米人ばかりで、アジアからは2か国だけでした。ただし今まではアジアでノーベル賞を受賞していたのはほとんどの場合、日本だけだったのです。優秀な人はアジアにもいると思うのですが受賞することはめったにありません。

 

選考対象である「物理学賞」、「化学賞」、「経済学賞」の3部門についてはスウェーデン王立科学アカデミーが、「医学生理学賞」はカロリンスカ研究所が、「平和賞」はノルウェー・ノーベル委員会が、「文学賞」はスウェーデン・アカデミーがそれぞれ行うようになっていて、特に自然科学部門のノーベル物理学賞、化学賞、医学生理学賞の3部門における受賞は科学分野における最大級の栄誉であるというのは誰もがご存じのとおりです。

 

中でも、ノーベル経済学賞では、米の2氏が受賞しましたが、日本人受賞者はなく、受賞者のほとんどがアメリカ人です。なぜ日本人が受賞できないのでしょうか?それには経済学の生い立ちにあるようです。実態経済のしくみ・金融基盤などはイギリス・アメリカの文化で生まれ育った関係もあって、ノーベル賞は殆どがアメリカかイギリスとなっているのです。そのため経済学賞は他のノーベル賞各賞と比較して異常とも言えるほど受賞者が英米両国に集中しているのです。だから受賞するには高いハードルがあるのです。それと学問としての経済学が欧米で構築された理論を用いて、日本国内の経済を分析する研究が中心のため、オリジナルな経済理論や国際的な視点にたった経済分析ができていないと理由があるのです。

 

経済学賞の場合には、やっぱり実体経済との関係性が重要視されるので、欧州から遠いアジアは少し割を食っているところはあるようです。日本人経済学者には理論の精緻化に多大な貢献をした人が多いのですが、新しい理論を構築した人は少ないのです。ノーベル賞は「新しい理論の構築・ブレークスルーした研究」に与えられるので、この辺で不利になっているようです。ノーベル賞の場合、どちらかというと分野を切り開くとか、便利なツールを開拓したという人が受賞する傾向があるようです。また名前が付いた定義とか法則がある人は評価されやすいようですね。

 

ノーベル賞はなるべく大陸別にノーベル賞を出すようにして選考しているという記事もありましたが、例えば、アジアの場合では、中国が文学賞を受賞したので、当分アジアから文学賞が出ることはないと言う話もありました。もしそうだとすると村上春樹氏の受賞は当面望めないという事になります。ただノーベル賞選考委員会の話を聞いた感じでは、村上氏が受賞してもおかしくないと言うような印象を受ける発言をしていたように感じたし、掛け率で一番人気だったこともあり、そのあたりを選考委員会も気にしているのかもしれません。これはあくまで個人的な意見ですのであてにはなりませんが。

 

しかし欧米人が有利という事を裏付けるかのように、今までのノーベル受賞者数ランキング(自然科学分野)を見ると、1位アメリカで241人、2位イギリスで78人、3位ドイツ68人、4位フランスの31人、5位はスウェーデンの16人、6位にやっと日本で15人となっていて、以下同位のスイスが15人、旧ソ連が8位の14人とオランダの14人です。10位はオランダの9人となっています。こうしてみると欧米以外で10位以内に入っているのは日本しかないのです。欧米勢が優位なのは一目瞭然でしょう。ただトップテン以外ではインドが一人受賞しているだけなのです。そして中国も韓国もゼロという事です。ただしノーベル賞全体でみると日本は19個で、中国は2個、韓国は1個受賞しています。

 

ただ日本もうかうかしておれません。と言うのも研究開発費の支出を見ると、2000年には日本が3兆2860億円、中国は7493億円、韓国は3573億円だったものが、2009年には中国が4兆4173億円で、日本は3兆5639億円、韓国が7790億円となっているからです。研究開発費の伸びを見ると中国が急激に伸びているのに対し、日本の伸びはほぼ横ばい状態です。これでは将来の重要な研究成果などで後れを取ることが予想されます。現に今、研究論文の引用される数は中国の論文のほうが多くなっていると言う現実があるからです。だから山中教授も国などの協力のおかげと言っているのはそういう事なのです。もっと研究開発費を増やさないと競争に負けてしまうという事です。しかし現実は反対でドンドン事業仕訳で減らされているのが実情です。果たしてこれで将来の日本は大丈夫なのかと心配になってきます。

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コメント

ふつう金型機械加工やっているところで難削材となるのはSKD11なんだけど、日立金属の工具鋼SLD-MAGICに変えると工具費が1/4~1/10になることが日刊工業新聞社の「プレス技術」に載っていた。画期的な材料だと思う。

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