最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« iPS細胞における研究の流れと「i」が小文字の意味、それと中谷教授の座右の銘! | トップページ | 村上春樹、今度こそノーベル文学賞受賞か!世界も熱狂? »

2012年10月10日 (水)

ブラックホールが「共存」 球状星団で、定説覆す!

ブラックホールとは全質量が中心に集まったとても重力の強い天体です。その強い重力であらゆる物質を底なし沼のように吸い込んでしまい光さえも逃げ出せない空間を言います。

かつては、一般相対性理論から予言されていて、その周りでは時空が大きく歪められ、光さえも飲みこんでしまうため見ることができず、当初は理論上の産物で、実在しないと考えられていました。

 

ところが観測技術の発達により、宇宙にブラックホールが存在する証拠が次々と観測されるようになってきたのです。それはX線天文衛星などで得られたX(緑色)のデータに、サブミリ波(オレンジ色)と可視光線(白色と茶色)のデータを合成することでその姿が分かるようになってきたのです。その周囲のガスはブラックホールに落ち込む際に、一部がジェットとなって吹き出すことがあります。こうしたジェットは非常に高温なのでX線で観測することができるのです。

 

 そして今回、ブラックホールが射手座にある球状星団「M22」の中心部に、2つのブラックホールが「共存」しているのが発見されたと、米ミシガン州立大などのチームが4日付の英科学誌ネイチャーに発表しました。球状星団の中心部に2つ以上のブラックホールがあると、1つを残してはじき出されると言うのが今までの定説だったのですが、今回の研究はそれを覆す成果です。

 

球状星団は、多くの恒星が球状に密集した天体のことですが、チームは今回の観測に基づき「M22の内部には5個から100個のブラックホールが存在する可能性がある」としています。チームは米ニューメキシコ州にある電波望遠鏡を使って地球から約1万光年離れたM22を観測し、ブラックホールから噴出するジェットに特有の強い電波源が中心部に2つあるのを確認したというものです。

 

M22はほかの球状星団に比べ中心部が大きいことが特徴だそうですが、その理由として複数のブラックホールを抱えているのではとチームは推定しています。M22はいて座にある球状星団で距離は1400光年の距離にあります。もともとこれは1665年以前にヨハネス・ヘヴェリウスによって発見されているとされていたのですが、エドモンド・ハレーはドイツのアブラハム・イーレが、1665年に土星の運動を研究中に発見したとされているのです。直径は約110光年。太陽に近い球状星団であり、明るさはM13に匹敵し、条件が良ければそうです。

 

医学の進歩もすごいですが、宇宙研究の進歩も早いですね。次にはどんな発見が出てくるのでしょうか?想像するだけでもワクワクしてきます。

« iPS細胞における研究の流れと「i」が小文字の意味、それと中谷教授の座右の銘! | トップページ | 村上春樹、今度こそノーベル文学賞受賞か!世界も熱狂? »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブラックホールが「共存」 球状星団で、定説覆す!:

« iPS細胞における研究の流れと「i」が小文字の意味、それと中谷教授の座右の銘! | トップページ | 村上春樹、今度こそノーベル文学賞受賞か!世界も熱狂? »