最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 専業主婦の制度から共働き世帯の制度へ変え、不公平感をなくし女性労働力をもっと活用! | トップページ | 欧州3か国で静かな独立運動が始まっている! »

2012年10月23日 (火)

レアメタル不要の新技術を開発!中国の不当な輸出制限に負けるな!

世界貿易機関(WTO)は、中国による一部のレアメタル(希少金属)の輸出規制がWTOのルールに違反するとして、米国などが訴えた通商紛争について、中国側の協定違反を認定した上級委員会の最終報告を公表しました。昨年7月の1審の紛争処理小委員会を支持した上級委の報告書は、WTO紛争処理手続きの“最終審判決”に当たり、中国のWTO協定違反が事実上確定したのです。


ロイター通信によると、中国は、マンガンやボーキサイト、マグネシウム、亜鉛、コークスなど、幅広い工業製品の原材料となる鉱物資源について、環境や資源保護などを理由に輸出枠や輸出税を導入。そのせいで国際価格が急騰する一方、国内価格を低く抑え、中国製品の競争力を不当に高めたとされています。中国のレアメタルの輸出制限は中でも日本を念頭において発動したもので、この処置により日本はレアメタルの供給に支障をきたし大打撃を受けることとなったのです。


そのためレアメタルの中国一辺倒をやめ他国からも輸入に努めるとともに、脱レアメタルを目指しレアメタルなしでもできるよう日々研究し、そうした努力の結果が出てきているのです。それが下記の記事です。


大阪大学の近藤教授と電炉などを手掛けるフルテックは、強度が高く曲げやすいチタンの製造法を開発しました。高価で将来の調達に不安を抱えるレアメタルを混ぜなくてもすむそうです。高純度チタンを産業利用する際の製造コストを現在より約3割抑えられると言い、2~3年以内の実用化を目指すそうです。純度の高いチタンは極めてさびにくくしかも軽いと言う特徴があります。この性質は錆びにくい鋼材の代表例であるステンレスより優れているという事からもチタンの優れた性質が分かります。


しかしそのままでは強度が足らないので、バナジウムやモリブデン、ニオブ、ジルコニュウムと言ったレアメタルを加え、化学プラントや発電所の配管などに使っているのです。今回の新製法は純チタンの原料となる水素化チタンの粉末に、塗料などに使われる酸化チタンを混ぜて押し固め、セ氏900度で焼いたのです。試作品は1ミリメートル四方当たり約110キログラムの力がかかっても壊れなかったそうです。これでレアメタルを使う必要がなくなったのです。


一般に金属は強度が上がると伸びにくくなり限界を超えると曲がらずに壊れてしまいます。新製法では結晶構造の中に酸素の原子が入り込んで強度が高まり、伸びる性質も保たれたと言います。伸びればそれは加工しやすいという事で利用範囲が広がるという事になるわけです。この新製法を使えば、投入するエネルギーを約35%減らせ、コストも下げられると良いことばかりです。


このほかにも東レは世界で初めてレアメタルを使わない触媒でポリエステルの開発に成功しています。ペットボトルをはじめさまざまな製品に使われているポリエステル樹脂の生産では、原料のほかに化学反応を促進するための触媒が使われます。従来、触媒にはアンチモン、ゲルマニウム、チタンなどのレアメタルを原料とするものが使われていました。それに対して、東洋紡が新たに開発した触媒は、世界初のアルミニウム系触媒です。


アルミニウムは世界中に埋蔵されているベースメタルであり、安定した供給が見込まれますが、これまでポリエステル重合触媒として活性が低いと考えられてきました。東洋紡では、アルミニウムを助触媒と組み合せることで高活性化に成功したのです。「
GS触媒」は、地球の貴重な資源であるレアメタルを使わないことで環境への負荷も軽減できます。


このように中国がレアメタルを独占しようとするため、日本はそれを使わなくてもできる製法を開発しているのです。こうしたものが増えれば中国にレアメタルの依存を減らすことができ、さらに他国から調達できるようになれば中国の嫌がらせに負けることなく、それを克服できるだけの技術力が日本にはあるという事を証明し、中国に屈することのないように頑張ってほしいですね。それに日本の海洋にはレアメタルがたくさんあると言う調査も出ているので将来的にはそうしたもので需要を賄えるようになることでしょう。

« 専業主婦の制度から共働き世帯の制度へ変え、不公平感をなくし女性労働力をもっと活用! | トップページ | 欧州3か国で静かな独立運動が始まっている! »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 専業主婦の制度から共働き世帯の制度へ変え、不公平感をなくし女性労働力をもっと活用! | トップページ | 欧州3か国で静かな独立運動が始まっている! »