最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« サルはカロリー制限しても寿命は伸びなかった(日本の食品ロスを考える)。 | トップページ | 人が未発達で誕生するのは母親の栄養不足を回避するためと言う新説が ! »

2012年9月 3日 (月)

世界初を目指す重力波観測の国家プロジェクトの施設が、何と公民館の一室とは?

明日は都合でお休みします。

 

重さがある物体が動いたときに必ず生じると考えられている「重力波」と言うのがありますが、重力波とは重さがある物体が動いた時に起き、高速で伝わる時空の歪みだと言います。それを物理学者のアインシュタインが一般相対性理論の中で存在を予言したのです。そして宇宙でブラックホールの衝突や超新星爆発などの際に大きなエネルギーが生まれ、それが地球に届くと考えられています。これを直接観測できれば、ブラックホールの生まれる瞬間や、初期の宇宙の姿を解明する手がかりになると期待されているのです。

 

この重力波の世界初の観測を目指して、東大宇宙線研究所が岐阜県の飛騨市神岡町の神岡鉱山で始める国家プロジェクトの観測拠点である「神岡分室」が、地元に設けられました。これは地下鉱山の地下200メートルに作られる観測装置を遠隔操作するための部屋なのです。ところがこんな国家プロジェクトで世界初の観測を目指すと言いながら、神岡分室が何と地元の公民館の一室に設けられていると聞いて唖然としました。世界初の観測を目指す国家プロジェクトが公民館の一室で行われると聞いただけで、そこまで日本は財政難に陥っているのかという事を改めて実感したほどです。

 

いくら財政難と言えども、まだ世界第3位の経済大国である日本が、世界初を目指す国家プロジェクトで地元の公民館の一室を借りて行うと言うのですから、情けないような気持ちになってしまいます。まるで日本が戦争中に米国のB29に無差別爆撃されていた時に竹やりで立ち向かっている時のような虚しさを感じます。こうなったのは、装置の予算は150億円なのですが、研究所は施設建設の要求が通らないと見越して、装置の性能充実に特化して予算要求したそうです。そして施設を自前で探していたところ、地元の協力を得て公民館の一室に間借りしたと言うわけです。世界最先端の研究の施設が公民館の一室とはちょっと情けなくありませんか?

 

観測には、大型低温重力波望遠鏡(愛称かぐら)を用いるのですが、鉱山の地下200メートル一辺の長さ3キロのL字形のトンネルを掘り、かぐらを設置し、交差部分から放つ両端の鏡に照射し、歪みを検出するのだそうです。

 

市から間借りしたのは2階建て公民館の1階部分。部屋には端末、計算機機器類を置き、モニターを設置して3年後に試験観測を始めるそうです。分室長の大橋准教授は「ここで初めて重力波をキャッチできるのではと期待している」と話しているそうです。

 

本当ですね。是が非でもここで重力波を検出してほしいですね。そして新たに自前の施設ができるといいですね。

« サルはカロリー制限しても寿命は伸びなかった(日本の食品ロスを考える)。 | トップページ | 人が未発達で誕生するのは母親の栄養不足を回避するためと言う新説が ! »

宇宙・サイエンス・科学技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« サルはカロリー制限しても寿命は伸びなかった(日本の食品ロスを考える)。 | トップページ | 人が未発達で誕生するのは母親の栄養不足を回避するためと言う新説が ! »