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2012年9月10日 (月)

インド、宇宙開発を加速するが、それは軍事技術と表裏一体の怖さがある!

インド南部アンドラプラデシュ州のサティシュダワン宇宙センターからこの9日に、大阪工業大学の小型衛星などを載せたロケットをインド宇宙研究機構(ISRO)によって打ち上げられました。今回の打ち上げは、インドの宇宙ミッションとしては記念すべき100回目の打ち上げと言うことで、改めてインドのロケット打ち上げの技術の高さを証明するかたちとなり、衛星が無事、軌道に乗ったと明らかにしました。

 

大阪工大の西川出教授によると、搭載された小型衛星「プロイテレス」は、一辺約30センチの立方体で、電気エネルギーを使った「電気推進ロケットエンジン」を搭載しています。50キロ以下の人工衛星にこうしたエンジンを搭載するのは世界初の試みで、地上からの指令を受けて自力で軌道を変えながら、宇宙での動力飛行を目指すそうです。約3週間後から電気推進ロケットエンジンの実験、カメラ撮影などを行う予定だそうです。

 

なぜインドのロケットを選んだのかと言うと、日本のロケットでは、順番待ちで時間がかかるためだそうです。そう聞くと、日本の技術は高くても打ち上げ回数が少なく必要な時に必要なものが手に入らないようなもので、いくら良いものでも、その時期を逃したら得るべき機会を逃してしまうのと同じことになり、ましてや、日本のロケットを日本人が使ってくれないようでは他国でも使いづらいでしょう。これでは商業ビジネスに参入しても採算はとるのは難しいですね。西川教授は「9日深夜に衛星のビーコンが衛星の生きている証を送ってくれた。ISROのスケジュールの変更で、打ち上げは予定より約2年半遅れたが、苦労がようやく報われた」と話していました。という事はそれでもインドのほうが早いという事なのでしょうか?

 

最近のインドの宇宙開発は目覚ましいものがあります。来年にも、同国初の火星探査機の打ち上げを予定しています。インドはすでに月探査機の打ち上げにも成功しているし、軍事開発で蓄えたロケット技術と得意のITを組み合わせて宇宙開発を推進し、火星探査を成功させ宇宙大国への仲間入りを目指していまです。探査機は火星付近で重要な科学的情報を集めるのが目的ですが、これに成功すればインドでの科学技術分野での大きな一歩となると、新首相は言っています。

 

これには極軌道衛星打ち上げロケットと呼ばれるシステムの利用を検討しているそうで、開発費用は日本円で約63億円なそうです。打ち上げ時期は地球と火星の距離が近づく来年の11月頃が有力で、火星探査は世界各国が争う最先端分野です。このタイミングを逃すと次は18年まで待たざるを得なくなってしまいます。

 

インドは08年10月に、月無人探査機「チャンドラヤーン1号」の打ち上げに成功し、13年には「同2号」の発射を目指し、12年4月~17年3月の間で58の衛星などの打ち上げを計画しています。これはその前の5年間の2倍にあたる打ち上げ数です。インドでは、宇宙関連の部品やソフトウエア産業の国内集積が進んでいて、理工系の人材が多く、NASAでもインド系技術者が増えているのです。そしてこうした人材が帰国後、ISROなどで引き続き開発に携わるケースも多く、こうした仕組みがインドのロケット技術を支えていると言ってもいいでしょう。そのため独自開発と言ってもNASAで学んだ技術を自国で応用するのですから宇宙開発のスピードも、思った以上に早く進んでいるとも言えます。

 

反対に言えば、日本にはこうした仕組みがないだけに日本だけで技術を開発することになるので開発スピードを上げると言う観点から見れば、もっと日本の理工系の出身者がNASAで働いていたほうが最先端技術などを学べる機会が増え、それを日本の技術に生かせる可能性が高まり、宇宙開発競争にも有利になるのではないでしょうか?しかし理工系を目指す学生が少ない日本ではだんだん技術の低下が危ぶまれ、開発のスピードも遅くなるのではないかと言う危惧があります。

 

宇宙開発とロケット開発などの軍事技術開発とは表裏一体で、インドは4月に中国全土を射程に入れる核弾頭搭載のミサイル「アグニ5」の発射実験にも成功しており、新興国では中国も衛星探査を本格化させようとしています。そのためインドは宇宙開発の分野でも中国を意識しながら研究・開発を進めているのです。こうしたライバル同士がいてお互いが競い合うほうがスポーツでも記録が伸びるのと同じように、良いかどうかは別にして軍事技術も単独で行っている日本よりも、早く発達する可能性も高いのではと考えます。

 

どこの国もどんどん軍事技術を高めれば将来の人類がどうなってしまうのか不安も出てきます。純粋の科学技術なんて言うものはなく、それらは常に軍事技術と表裏一体となっているから恐ろしいのです。人間がますますおかしな方向に進んでいかないことを望みます。

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