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2012年8月20日 (月)

暦作成とともに発展した宇宙開発!中国、インドは争うように宇宙開発を急いでいる!

宇宙や天体のことを研究する天文学は、暦の作成に伴って発達してきました。古代オリエントのメソポタミアやエジプトでは農耕の発達とともに太陰暦や太陽暦が作られています。これに対して日本は、朝鮮から中国の暦学がもたらされてきました。日本書紀にはすでに日食や星食(惑星が月の陰に隠れること)の記述が見られます。

 

続日本書紀には数多くの日食記事が見られます。しかしこれは実際に観測されたものではなく暦の計算上求められたものなのです。そして日本で使われていた暦は中国製であり、平将門が都をまねて東国に独立政権を打ち立てた時も、暦だけは作れなかったのです。それだけ暦を作る技術は高度で難しいものだったのです。

 

しかし江戸時代に渋川春海が、平安初期以来800年ぶりに暦を改め、中国の授時歴をもとに初めて日本独自の貞享歴を作ったのです。つまり和暦です。これは貞享211日(168524日)から宝暦41230日(1755210日)までの70年間使われました。日本と中国との経度差を加味して、日本独自の暦法を完成させ、大和暦と命名されたのです。

 

当時使われていた宣明暦は、800年以上もの長きにわたって使われたため誤差が蓄積し、実際の天行よりも2日先行していたのです。また、各地で独自に宣明暦に基づいた暦(民間暦)が発行され、それらの中には日付にずれが生じているものもあり、暦の全国統一をする必要があったのです。そのために渋川春海が大和歴を考案したのです。そう考えるとエジプトやマヤ文明などの正確な暦にはびっくりですね。

 

こうして暦から発達した天文学は現在では宇宙にロケットを打ち上げるまでに発達してきました。私たちのいる太陽系で、太陽のように自ら輝いて熱を発する星が「恒星」で、その周りを回っているのが地球のような天体の「惑星」と呼ばれています。太陽系では他に水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星と計8つの惑星があります。また火星と木星の間には小惑星と呼ばれるものが無数にあり、その中の一つに「イトカワ」がありました。

 

ただ月はご存じのように惑星ではなく衛星で惑星の周りを回る小さな星と言うことになっています。地球は月と言う衛星が一つですが、木星や土星はそれぞれ60個以上の衛星を持っていると言われています。以前は冥王星も太陽系の惑星の一つだったのですが、2006年の国際的な天文学会議で惑星の定義がしっかり決められ、その結果、準惑星に分類されたのです。惑星の条件とは、1、太陽の周りを回る。2、質量が大きく球状であること。3、軌道周辺に大きな天体がないこととなっています。この結果、冥王星は近くに似たような大きさの星があるため、惑星ではなく準惑星と言うことになったのです。

 

こうした太陽系に探査機を飛ばすようになったのは1950年代からで、第2次世界大戦が終わったのち、アメリカと当時のソ連の仲が悪くなったことで「冷戦」と言う対立が続き、両国は国の力をアピールするために宇宙開発を争い始めたのです。宇宙開発と言うときれいごとに聞こえますが、実際は、宇宙ロケットと言ってもそれは大陸弾道ミサイルと同じことで、最初は、相手の国を攻撃するために弾道ミサイルとして開発されたものです。ミサイルと宇宙ロケットは表裏一体なのです。こうしてみると科学と言うのはその使い方次第で人間に役に立つ物にもなるし、人殺しの道具にもなると言う良い例です。

 

最初はソ連が人工衛星を打ち上げアメリカをリードしていたのですが、アポロ11号で人類初の月面着陸に成功するなど巻き返しに成功したのです。最近は中国やインドが月探査機を打ち上げるなど、宇宙開発に力を入れています。日本や欧米が宇宙の謎を解くことを重視しているのと違い、中国は資源を得るのが目的だと言われています。月には燃料に使える貴重な資源がたくさんあるからです。こうしたことができるようになったのも最近の目覚ましい中国やインドの発展があるからです。

 

実は宇宙開発にはたくさんのお金がかかるのです。ロケットを打ち上げるには何百億円もかかるのです。しかし日本は財政難ということもあり宇宙開発に大金を投じる余裕はなく、年に3000億円程度使っているそうです。しかし、NASA14000億円も使っているのです。太刀打ちできるわけがありません。中国は有人ドッキング技術の確立のための宇宙船打ち上げに要した費用は合計で200億元(約2541億円)と言っています。これだけで日本の予算と変わらないほど使っているので、実際はもっとたくさんの費用を宇宙開発にかけているはずです。

 

しかも中国、インドは宇宙開発を加速させています。特に中国は宇宙開発を国威発揚の道具として使い、軍事力増強の道具としても捉えており、開発のスピードには脅威すら感じます。

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