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2012年6月 9日 (土)

EV充電規格争いで、日本の規格は世界標準になれずチャンスを失う!

電気自動車(EVの)急速充電の規格争いが激しくなっています。と言うのは、30年の世界のEVの普及台数は12年見込み比約200倍の1374万台に増えるとの試算があるそうです。つまり次世代エコカーの本命とされ、中国など新興国を含めて世界で需要の急拡大が見込まれているからです。現状は日産などが量産車を売り出し日本勢が先行しているのですが、米独勢も黙ってみているわけではありません。当然、EVの投入を拡大する方針で、成長市場の主導権を奪回する思惑があるわけです。だから日本勢がEVで先行しているからと言っても、「はいそうですか」と素直に日本の規格を世界標準にする考えはないのです。

どの規格が世界標準になるかはIEC(国際電気標準会議)などが決めるわけですが、どの規格が世界標準になるかでEV市場での主導権を握れるかどうか重要な問題なのです。しかしIECは13年にも複数規格を最終承認する方針だそうです。となると、両方の規格が世界標準に認められると、欧米ではコンボ方式が地域標準になり、日本ではチャデモと言うことになるとそれぞれが両規格に対応した充電方式に対応しなければならなくなり負担も大きくなります。ところが世界最大の自動車市場の中国もEVの普及を国家目標に掲げ、アジアに独自基準を広げる意向だと言うのです。

これでは日本の規格を世界標準にと目論んだ日本としては規格の並存は大きな痛手になります。それは欧米なども同じですが、欧米ではEVの量産化が日本より遅れており、それに充電器の規格まで日本方式が世界標準になったら、ポストガソリン車の時代に遅れをとってしまうという思惑があって交渉は難航し、最終的には地域ごとの規格も止むを得ないということかになったことで、先行していた日本の規格は世界標準になれなかったのです。となればせっかくEVで先行していてもそれぞれの違う規格に合わせるための費用がかさむことになり、先行投資に無駄ができてしまいます。それにEVの普及を進める上で、EV用急速充電器の果たす役割は非常に大きいものがありますが、そのチャンスを失ってしまうことになってしまうのです。どうも日本は国際標準規格のようなものを作るときの仲間作りが下手なような気がします。これも経済力が落ちてきたことで指導力発揮できなくなってきているのかもしれません。

充電方式を比較すると、チャデモとコンボがありまずチャデモから説明します。
1、 チャデモの充電方式の特徴は急速充電と普通充電の2種類のプラグが必要
2、 普及状況。国内外に約1400ヶ所に設置済み
3、 主要企業は日産自動車、トヨタ、三菱など国内メーカー
4、 プラグの形状は丸いプラグ
5、 利点は充電を抑制する通信方式の安定性などを確認済み

コンボは
1、 急速充電と普通充電のプラグが一体化
2、 普及状況。現在開発中。2013年の実用化を目指す。
3、 GM,VW、など米独の自動車目メ-カー。
4、 形状は丸と三角(米)、独は三角とひし形の一体化したプラグ
5、 プラグの差込口が一つでよく、車体設置が容易。

このように規格統一が混乱すれば、EV普及にブレーキがかかる可能性も出てきます。日本はせっかくのチャンスをものにできなかったことで、EV先行メリットが薄れる可能性が出てきました。家電業界が不振を極めているだけに、充電プラグの世界標準の機会を逃したことは、日本の製造業の力をますます貶めてしまわないか心配です。

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