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2012年5月20日 (日)

プロペラメーカーが日本人にあった人工関節を開発!

全国で膝の関節痛に悩む人は1000万人もいるそうです。今後は団塊世代が現役を引退してくることでこうした関節に問題を抱えた人が増えてくることは容易に想像できます。関節が痛む場合、次のようなケースがあります。関節軟骨がすり減ったり消失し、骨と骨がこすれ合ったり、軟骨のすぐ下にある骨で異常が起きたり、あるいは関節包が引っ張られたり、滑膜が炎症を起こして腫れたり、靭帯が引き伸ばされて切れるなどです。これらがいくつも重なって痛みを起こす場合が多くあります。しかし膝の痛みで最も多いのが変形性膝関節症です。関節の軟骨がすり減ったために痛みを生じる病気で、老化によってクッションの役目をする軟骨がもろくなって減り、さらに筋肉の衰えによって軟骨にさらに負担がかかり痛みが強くなるケースです。それ以外にも肥満やO脚の場合も膝に負担がかかり関節痛になりやすいのです。

膝関節症の人は820万人もいるそうで、年間4万4000人の人が手術を受けているそうです。酷い人は歩行困難になるほどですが、手術に使う人工関節はほとんどが外国製で、日本人の足になじむように作られておらず、87%が欧米で作られているのです。しかもこの人工関節のクッションに使われる材料、つまり軟骨にあたるものですが、これが10~15年ほどしか持たないのです。つまり20年も経ったらまた人工関節の手術を受けなければならないと言うように、患者さんにとって負担が大きいのです。それも関節の曲がる角度は欧米の人は椅子を使うので、それほど膝が曲がらなくても影響ないため、平面的に作られていたのですが、日本人は畳に座るので正座ができるほど(135度曲がる)でないと困るのです。このように日本人の体形にあっていないのですが、今までは日本人にあった人工関節がなかったので、やむを得ず使っていたと言うのが現状です。

今回、プロペラメーカーが何と人工膝関節を開発したのです。なぜプロペラメーカーが全く畑違いの医療分野である人工関節を開発したのかと言うと、プロペラは水への抵抗を減らすため羽根を極限まで平ら(0,01ミリの誤差)にするのです。その技術が人工関節に役立つのではと言う事で研究を始めたのです。膝の骨と骨が擦れるのでスムーズに動かなければならないのですが、プロペラの技術で人工関節をスムーズに動くように磨けばできると考えたのです。そこで研磨の達人が試行錯誤して歪みのまったくない人工関節を3年かけて開発したのです。達人は曲線の陰を見れば歪みがあれば経験ですぐに分かるのです。それでも3年という月日がかかったのですからいかに大変な作業だったかと言う事です。

ところがまたここで日本の閉鎖性が顔をもたげて、日本人にあった人工関節を完成させても医療関係者は外国製があるからとまったく受け入れてくれなかったのです。どうしてこう日本人と言うのは欧米のものに弱いというか、日本人の作ったものに対して排他的な傾向があるのでしょう。要は実績がないとなかなか使ってくれないのでしょうね。しかしその良さが1年経った頃にはだんだん認められるようになり、受け入れられるようになってきたのです。医療関係者が言うに人工関節の内側が外側より少し小さく作られているので自然の関節により近いとその優秀性を述べているのです。それが認められるのに1年もかかったのです。専門家が見ればその良さがすぐ分かりそうなものだと思うのですが、今までの取引関係などの事情がいろいろあるのでしょう。

さらにナカシマメディカルでは軟骨に目を付けたのです。軟骨は再生することはないので割れたりすると直ることはなく手術で軟骨を削り取るのが一般的でした。その分生活の質は下がりますが、痛くて歩けなければ手術もしかたがないのです。これまでは20年しか持たなかったのですが、今回は寿命を30年に伸ばす人工軟骨の開発にも成功しているのです。10年も寿命が延びると言うのは患者さんにとっては大変ありがたい話です。膝の故障が出た年齢によっては1度の手術ですむかも知れないからです。500万回の耐久試験をして完成させたのです。

こうしてやっと日本人にあって機能的で優れた膝の人工関節が完成したのです。次はロボットで人工関節を作ろうと新たな取り組みをしています。こうした直接人々の生活を助ける商品を作ってくれることでどれだけの人が救われることでしょう。これからも頑張って頂きたいですね。

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