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2012年5月27日 (日)

震度7にも動じない耐震マットの転倒防止技術を開発!

「便利なものではなく、世の中に必要なものを作る」。そして「一人でも多くの命を救いたい」。と考え耐震マットを作った人がいます。そのマットは厚さ5ミリメートルしかないウレタン素材で作った耐震マットです。それを作るきっかけとなったのは阪神淡路大震災でした。その人は営業マンから神戸の実家の呉服店を継いでいたとき、よく飲みに行った友人が、阪神・淡路大震災のときにダンスが飛んできて亡くなってしまったのです。それがきっかけとなって家具などが倒れないようにするものはないかと探したそうですが、良いものがなく、素人にもかかわらず自分でそうしたものを作ってしまおうと考えたのです。東日本大震災以降、こうした家具転倒防止グッズはますます注目されるようになっています。中でも、家具等の転倒防止する「耐震マット」は、手軽に取付けることができ、病院や工場など様々な場所で使われているのですが、その中でも、震度7の揺れにも耐えられるというマットを開発したのが先のプロセブンの小玉誠三さんでした。

小玉さんは家業の呉服屋を営む傍ら、図書館へ通い関係の本を読みあさり、ウレタン素材に目をつけたのです。そして協力外社を探したのですが、名刺には呉服屋と書いてあるし素人だと思われ余計「そんなものは作れるわけがない」と軽く門前払いされるのがおちでした。600社以上回ってようやく協力してくれる会社を見つけたのですが、後にその会社の社長さんが振り返って言うに、そうは言ったものの「できやしない」のでどうやって断ろうかと断るきっかけを探していたと言っていたほどでした。そのくらいかなり無謀なものだったのでしょう。そのため開発の道のりは失敗の連続で、あっという間に5年の月日が流れ、2億円もの私財をつぎ込んだほどでした。

諦めかけた小玉さんは、手持ちの7000円で、居酒屋でヤケ酒を飲んでいて、1杯の熱燗を飲もうとしたとき、手にしたコップといっしょに受け皿も持ち上がったのです。これを見た小玉さんは一瞬「これだ」と閃いたのです。これはコーヒーやお酒が少しこぼれていると、それが乾いたときにカップとお皿がくっついていたという経験はありませんか?それがこのときの出来事だったのです。なぜくっつくのかと言うとお皿の表面は拡大するとデコボコになっているのですが、そこに溜まっていた液体が乾いてよくくっつくようになるのです。そこで液体のように分子構造をより小さくすれば粘着力は高くなると考えたのです。そこでウレタンに数種類もの薬品を混ぜることで、粘着力と伸縮力の高い耐震マットがついに完成したのです。国の認証機関の厳しい審査も通過し、日本で初めて「震度7にも耐えられる」耐震マットとして評価されたのです。

ところが審査に通過したにもかかわらず、そんなものが役に立つわけはないと最初の4年間は相手にされなかったのです。こうしたケースは中小企業などではよくあることで今までのケースでもたびたびこうした壁に突き当たって資金的に続かず、断念したケースもあるのではないでしょうか?毎度言いますが、日本には米国のようにベンチャー企業に投資すると言う仕組みがないので、どうしても銀行に資金を頼らざるを得ないのです。児玉さんもそうした壁に当たっているはずですが、何とか切り抜けたのでしょう。そうした危機を脱したのは、新潟地震のときにこの耐震マットの優れた性能が実証されたことでやっと広く知られるようになったのです。何でも引越し屋さんがこのマットを使ってくれ、家具転倒防止用として引越ししたときに使ってくれていたのです。それが図らずも新潟地震が発生して耐震マットの優秀性を証明してくれ世に知られるようになったのです。

現状に満足しない小玉は、昨年、植物由来の原料を使った環境に優しい「バイオマスマットを開発。さらにその後、東日本大震災のような長周期地震動にも耐えられるようバイオマスの柔軟性を向上させているのです。これからもこうした転倒防止マットをまだ知らない方がたくさん入ると思うので、もっと広く知られた存在になってほしいですね。そしてこれからも発生するであろう地震で、転倒した家具のために死亡するという事がないようになることを祈りたいですね。

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