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2012年4月14日 (土)

クールジャパンは巻き返せるか?

日本のコンテンツを海外に売りこむ「クールジャパン」戦略に変化の兆しが出ています。と言うのも経済産業省の発表によると、現在の日本のコンテンツ産業の海外売上高は、約7000億円とここ数年横ばい状態が続いているのです。アニメや漫画、がん具などのサブカルチャーがアジアなどでブームになった時期もあったのですが、資金力の乏しい中小のコンテンツ企業が手掛けているため、単発で終わることが多かったのです。しかしこうした傾向はすでに兆候として現れていたのですが、テレビなどにより、クールジャパンが世界に広がっていると、いつまでも番組を流し続けていることで、時代遅れなりつつあるにもかかわらず、日本人に間違ったメッセージを与えているのではないでしょうか?

特に韓国などは国家戦略としてコンテンツを位置づけ、国の強力なバックアップをもとに輸出を拡大しているのに、日本では漫画ブームだからといって何をしようとしたかと言えば、お決まりの箱物の漫画館を作って終わりと言う具合で、それすら無駄遣いとばっさり切られてしまう有様(箱物が良いとは言いませんが)で、クールジャパンといった取り組みでは、日本の認識は韓国に比べると数段も取組み方が違うのですから、韓流におされても不思議はないのです。しかも、クールジャパンと世界から日本文化に人気が出ていたときでも、政府からのアプローチはなく、反対に現地、例えばフランス政府などの主催によってこうしたものが開催され日本政府はタッチしていないような状態であり、こうした状況は他の国でも同じようなもので、政府が積極的に後押しするような感じではなかったのです。

やっと重い腰を上げた頃にはすでに韓流ブームが東南アジアなどでも広がっていて、日本の文化も好きだけど韓国のドラマや歌のほうがもっと好きだと言う声が多くなってきていたのです。せっかくの日本ブームも国家戦略で取り組む韓国はもちろん、そのうちに中国にも負けてくるのではないかと心配になるほどです。中国は映画について国家戦略で取り組んでおりハリウッドを超えると意気込んでいるほどなのです。すでに映画やTVドラマなどでは韓国、中国に負けているのではないかと、最近のつまらない日本のテレビを見ているとそう感じてしまいます。

いつまでも日本が産業力が強いと思っていたのもつい最近のことでしたが、現在では製造業は韓国にぼろ負けで特に電機業界は生き残れるかどうかわからないほどです。それでもそうなるまで日本はまだ技術があるので中国や韓国に負けないと言っていいた人の多かったことか。それが今では見る影もないほど日本の存在感は薄くなっているのですから、いつまでもクールジャパンなどと浮かれていれば、あっという間に韓国や中国文化にとって代わられてしまうのは目に見えています。落ちぶれていくときは過去の栄光に縛られ、下り坂になっているのがわからないのです。

韓国は約10年前からコンテンツ産業の振興を掲げ、ドラマや音楽の海外輸出が急伸していたのです。人気ドラマに出演した女優を広告塔に使い、韓国製品のイメージ向上につなげる戦略を推し進めていたのです。コンテンツのブランド力が製品の売上げを押し上げ、それが経済効果を生みだしたのはここ数年のことではないでしょうか?中国もこうした韓国の姿を見てではないかも知れませんが政府がソフト産業の輸出に力を入れていく方針を打ち出しているのです。日本ブランドはまだ一定の人気を保てはいますが、すでにそれに陰りが出ていることは明らかで、このままでは中国にもソフト産業の座を奪われてしまう恐れがあります。

しかもコンテンツの楽しみ方も多様化してきており、特に最近のスマホの浸透により楽しみ方は大きく変わろうとしています。スマホを利用したコンテンツで主導権を取れるかどかは、今後のソフト産業では、日本が先行するためにも国家的な戦略を考えていかなければ太刀打ちできなくなっていくかもしれません。すでにスマホでは韓国の端末を日本のドコモでさえも売っているような状態で、あれだけ日本の携帯が先進的な携帯だったにもかかわらず、ガラパゴス携帯と言われてついに消えようとしているのを見ると、コンテンツとスマホが一体となって発展していく時代になると、スマホで出遅れた日本の出番がなくなっていくようで、クールジャパンが巻き返せるかと言うよりも生き残れるかと言ったほうがいいような状態です。

しかし、まだその目がまったく消えたわけではなく、新たな動きも出てきました。スマホなどで楽しむ日本独特のインターネットコンテンツを海外で売りこむ動きが広がってきたのです。例えば、ユーザーが自作した曲を仮想アイドルとして歌う「初音ミク」のような歌声合成ソフトやメールで使う絵文字などがそうです。こうしたものが新たに海外でも人気が出ているのです。中国語や英語など現地の言葉や好みに合わせ、海外を視野に入れた取り組みが出てきているのです。今までだと、日本国内だけで終わっていた傾向があったのですが、最近は、海外にも日本企業が目を向けるようになってきているのです。つまり積極的な働きかけを行うようになってきているのです。と言うかそうしないと生き残れない時代になってきているのです。

日本のコンテンツの輸出比率はクールジャパンが流行っていると言っていても5%程度で、米国の17,8%などよりもかなり低いのです。ドラマや歌などでは韓国勢に押されているし、映画では中国のような大作は作れないので日本映画での存在感は薄れています。こうした数字から見るといかに日本文化が世界で流行っていると言ってもこの程度なのです。取組みがばらばらでクールジャパンと言うのが大きなブランドになって日本製品のイメージアップに結びついていないのです。これではブームと同じでブームはすぐ飽きられてしまい、忘れられてしまいます。新たな文化も出てきているので、それをいかに上手く日本の活力に取り込むことができるかが、これからの日本の生きる道になって来ています。

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