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2012年4月 8日 (日)

ハンドロイドで未来を掴む!

ハンドロイドとは人間の手の形をした手のロボットのことです。ロボットの分野で進んでいるのは二足歩行などの足回りは進んでいるのですが、実は手の部分の開発は意外と遅れているのです。それだけ人間の手のように物を自由に掴んだり、回したり、持ち替えたりすることが難しいと言うことの裏返しなのかもしれません。それと日本のロボット開発が進んだのはアトムなどのアニメの影響が大きいのだと思います。今、ロボットを開発している人の中にはアトムに影響を受けたと言う人も多いのではないでしょうか?だからまず二足歩行という発想から始まっているので歩くことに対してはかなり進んでいるのですが、物を掴むと言う手の機能の部分の開発が遅れているのだと思います。

そんな手を真似た義手を開発しているのが岐阜の中小企業である岩田鉄工所と言う会社です。従業員30人ほどの小さな会社ですが、宇宙開発の関連部品や東京スカイツリーの免震パーツを受注するほど高い技術を誇る町工場なので、小さな巨人と言われているそうです。しかしリーマンショック後に厳しい経営状態に追い込まれる苦い経験をしているのです。そこで会社の危機を救おうと父親の岩田社長が開発した自社製品が大ヒット、伸縮する杖や、スイッチを入れるだけで雑草の根が根こそぎ取れる道具など、父親の奇想天外なアイデアに溢れた製品を作って危機を逃れたのです。またそれが息子の物作りに火をつけたのです。

今、息子の真太郎さんのもとで、「世界でも実用化された例は事実上ない」と言われる5本指のロボットハンドの製作が進んでいるのです。それがハンドロイドです。これはアンドロイドをもじってハンドロイドと名付けたそうです。現在の技術的な目標はハンドロイドで物をつまむ動作だそうです。物を握るより難易度はさらに高く親指の取り付け位置が鍵を握っていると言います。2008年に1通の手紙が来たそうです。軽量で人間の手のように動く手はできないかというものでした。設計図はと言うとないと言うので、技手の開発はまったく初めての経験だったのです。最初は人間の手のように5本の指を並べて作ったのですが、上手く物が掴めなかったし、関節が鉄製だったので重くて使い物にならず、いかに軽量化するかと言うことと、親指の取り付け位置が問題だったのです。中でも軽量化は一番の問題でもありました。

人間の指はどうして5本なのかと言うと、2本だと物は持てても安定性がありません。3本なら物が安定します。4本になると持ったものを回転することもできるし、持ち替えたりすることもできるようになります。しかし5本指がある理由と言うのが、どうしてついているのかよくわからないそうです。しかし個人的に考えてみると、もし親指がなかったら物は持てても力が入りません。大変不便だと言うのは理解できます。だから5本のではないかと考えるのですが、素人考えですので実際は分かりません。

ハンドロイドの親指の問題はちょっと下向きに付けることで解決できたのですが、最大の問題である軽量化には時間がかかったのです。そこで材料を樹脂で作ることにしたのです。そのヒントになったのはマヨネーズの蓋だったそうです。マヨネーズを見ると蓋を開けても外れずにまた蓋をするだけでいいようになっているのです。このキャップの仕組みを真似て樹脂で手を作り、関節部分もキャップについている樹脂のように関節同士を繋げることで解決したのです。これにより鉄のものより重量を半分以下にすることに成功したのです。

そしてハイテク義手の世界的研究者で電気通信大学の横井教授から、そのハンドロイドを義手に使ってみたと言われたのです。その試作機を持っていき、試してもらったところ意外と使い勝手が良いと言ってもらい、さっそく10年前、事故で手を切断した人に使ってもらうことになったのです。そして手袋をはめて動かすと微弱な電流にセンサーが反応しハンドロイドが動き、ボールを握ることが出来たのです。さらにマジックを持ってもらい、字を書くことができるか試してもらったところ、10年ぶりに義手で「ゆめ」という字が書けたのです。凄いことですね。

真太郎さんは、もっと困った人のためにさらに実用的な物を目指すと言っていました。こうしたもので困っている人たちの役に立つ仕事をしていると言うのは本当に素晴らしいことですね。

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