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2012年2月18日 (土)

バギーで放射線量を一気に測定!汚染地区全ての早期マップを!

福島県南相馬市の自治会が独自に始めた放射線量測定が、大学や企業など民間有志のネットワークに支えられて「進化」を続けていると言います。バギー車と最新の計測システムを使った新しい手法は市にも採用されることになり、将来は官民問わず被災地全域のデータを一元化し、復興に役立てたいと関係者も願っています。

チェルノブイリからの教訓は「とにかく細かく測定して記録を残すこと」が大切だと言われています。相馬市は南側の一部福島第1原発事故の警戒区域となっているところで、この計画の発案者は南相馬市の市議である奥村健郎さんだそうです。奥村さんは、昨年10月、50万円でオフロード用バギーを買って、GPS(全地球測位システム)付きの線量計を荷台に載せて走ると、1秒ごとに線量と緯度・経度が測定されることに目をつけて大学の先生たちの力を借りて今回のGPSつきバギーを完成させたのです。この線量計は米国製で、米軍も使っている高性能品だそうで、そのデータをパソコンに移せば、すぐに線量マップが出来上がるというのですから、こうしたものが何で専門家と呼ばれる人たちから、こう言う発想が出てこないのでしょう。

もちろん素人の人だけで今回のGPS付バギーができたわけではなく、専門家の方の知恵も借りて出来上がったものですが、こうしたことは、本来、国のほうで放射線量を測る方法を考えるべきものであり、いかに早く汚染マップを作りそれをどのように除染するかと言うのが、国の役目であり専門家たちの役割ではないかと思うのですが、本来の人たちからこうした発想が出てこないと言うのは国や専門家たちの怠慢と言ってもいいのではないでしょうか?こうしたものは早さが勝負であるにもかかわらず、人の手で一箇所ずつ放射線量を測定していたのでは時間がかかりすぎて全体像がなかなか分かりません。そういう意味では奥村さんの発想のすばらしさを称えるべきかも知れませんが、国や地方自治体の人たちにはこうした発想は出てこないのでしょうね。

しかしこの太田地区の人たちは昨年7月に「太田地区復興会議」を結成。政府が作った線量マップよりも詳細な200メートルごとのマップを作り、自主的な除染もしてきているのです。しかし、太田地区内の測定地点は470カ所に及び、住民が歩いて測って回るのは1日50カ所が限度。バギーとGPS付き線量計を使えば大幅に効率が上がるだけでなく、荒れ地も走れるため、農家にとって切実な田畑や山林の数値も分かる。データは蓄積され、除染前後の変化も一目で分かるようになるという優れものです。

線量計を提供したのは、慶応大などの研究者有志による「地球環境スキャニングプロジェクト」(STE)。福島第1原発事故後、民間で測定された線量をデータベース化する活動をしてきた民間の有志の人たちなのです。データをマップ化するソフトは、さまざまな情報を電子地図に表示する地理情報システム(GIS)の専門会社「ESRIジャパン」(東京都千代田区)が無償提供してくれたそうです。「結果がすぐに可視化されれば、放射線対策への意識が高まり、場所に合わせた効果的な対策も可能になります。復興会議の活動はスピード感がある」と、STEの古谷知之・慶応大准教授(空間統計学)は評価しています。

きっかけを作ったのは奥村さんの叔父で、花王で長く化学の研究職を務めた奥村丈夫さん(67)だったそうです。東京で故郷の窮状に胸を痛めていた丈夫さんは、正確な線量測定には正確な位置測定が必要と悟り、ESRIジャパンのセミナーに出席。同社と、講師として来ていた古谷准教授に助力を求め、昨年11月に新手法による測定が実現した。復興会議の提案を受け、市も市全域に同じ手法による線量測定を導入することを決め、補正予算に88万円を計上。近く測定が始まる。古谷准教授は「各被災地で行政と市民がばらばらに線量を測定しているが、これを、インターネットを通じてアーカイブ化し、公開すれば、大変貴重なデータになる。国にシステムの構築を働きかけたい」と話していますが、国ももっと積極的にこうした取り組みに予算をつける責任があるはずであり、すぐに行動すべきなのですが、こうした記事が出ているにもかかわらず、こちらから働きかけなければ動かないという政府にはほとほと情けなくなってしまいます。そして汚染地区すべてをこのバギーを使って早急に汚染マップを作って除染に役立つようにしてほしいものです。

追申
明日は都合で記事はお休み致します。

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