米調査会社のIHS相サプライズのIHSアイサプライは16日、2011年10~112月期のタブレット端末の出荷動向をまとめました。それによると、昨年11月に競合商品よりも大幅に安い「キンドル・ファイア」を発売し、世界出荷台数は7~9月期よりも55%多い2170万台にのぼったそうです。これにより米アマゾン・ドット・コムが一気に世界シェア14%を占め、「iPad」に次ぐ2位につけたという発表しました。何といってもアップルを猛進していたと思われていたサムスン電子を、2期と言えども一気に追い抜き2位に上がったのですから、ちょっと驚きました。問題は2期だけの成績だけではなく年間にどうなるかですが、それでもこれだけ一気にランクアップするからにはそれ相応の魅力がなければできないことです。ちなみに、10~12月期の世界出荷台数は、7~9月期より55%多い2710万台だったそうです。
アマゾンは米国で発売したファイアの価格を「iPad」などの半額以下である199ドル(約1万5700円)だそうです。アップルのものと同程度違うのか分かりませんがただ安いだけでは一気にシェア2位になるほどの勢いにはならないでしょう。それ相応の魅力がなければ売れないはずで、ただ単に安いというだけではないと思います。もちろん最大の購入動機はその驚きの安さにあることは間違いないところではあります。ちなみにアップルのシェアは57%、アマゾンは14%、サムスン電子は8%です。
ただし現時点では、米国限定販売であり、米国以外で使う場合には音楽、映画、テレビ番組などを購入できないし、目玉であるクラウドサービスも使用できないそうですので、そうした欠点を承知の上で、「米国で購入してから手荷物として持ち帰る」、もしくは「米国の居住者を経由して転送してもらう」ことで入手可能だそうです。(ただし、日本国内で無線LANを使用するためには個別に総務省の技術基準適合証明を取得することが求められているので、利用する際には注意が必要だそうですので、当分、日本で使うにはちょっと無理でしょう)。
それを知った上で、キンドル・ファイアについての印象を書いたレポートがありましたので書いておきます。まずアマゾンカラーである“段ボール色”の段ボール箱を開けると、紙製の丈夫な緩衝ケースに納まっているのは、ビニール袋に入ったキンドル・ファイヤー本体、取り扱いについて記された1枚のカード、そして紙が巻かれた充電器だけで、ゴミらしいゴミがほとんど出ないというごくシンプルな内容だそうです。ただ、日本時間にも設定可能になっているそうで、米国で購入した旅行者の持ち込みを想定しているかのようになっており、将来の海外への対応もとられているのかも知れません。
詳細なマニュアルがないのは、アップルと同じで説明書がなくても簡単に使えますということでしょう。ただし電源を入れると簡単なチュートリアルが表示される上、「本棚」にはあらかじめユーザーズガイドが組み込まれており、その点は、アップルよりも親切かもしれないと言います。ちなみに、本棚にはそれ以外にも、ジェフ・ベゾスからのメッセージ、英語辞書(ニュー・オックスフォード・アメリカン・ディクショナリー)、スティーブンソンの古典「宝島」などが入っている。試しに無線LANを利用してみる。すると、使える機能と使えない機能があることが分かったそうです。
使えないのが、アンドロイドアプリ、ビデオ(映画、テレビ番組)、音楽。購入しようとしても「アマゾン・アップストアはその地域に対応をしていません」「現在の時間はダウンロードできません。もう一度お試しください」「あなたのオーダーは処理できません」などのエラー表示が出てしまう。ただし、ビデオについては予告編を見ることはできる。音楽については一部のサンプルを聴くことは可能だ。
一方で使える機能も多い。アマゾンのオリジナルサービスの中では電子書籍の購入、新聞・雑誌の定期購読などが可能だ。新聞・雑誌の定期購読については、たとえば週刊誌の場合には14日間のフリートライアル期間が設けられていることもあり、遠慮なくどんどん試し読みができる。リコメンド(推薦)機能がある点はアマゾンならでは。ミュージックストアを開いたところ、記者個人のamazon.comでの購入履歴に基づき、かなり狭い範囲のジャンルの音楽ばかりがリコメンドされていた。もちろん、ダウンロードでは購入できないものの、amazon.comでCDをオーダーすることは可能だそうです。
また普通にウェブサイトを利用することもできる。そのため、ウェブメールも活用できるし、フェイスブックやツイッターを使うこともできる。また、iPadとは異なり、アドビ「フラッシュ」に対応しているため、さまざまな動画コンテンツを楽しむことも可能だそうです。しかし、やはり域外利用のため欠点は多く、そもそもクラウドサービスが使えないうえ、有料サービス「アマゾン・プライム」の会員であればただで楽しめるコンテンツについても、日本ではカヤの外だそうです。
当然といえば当然なのだが、あらためて感じたキンドル・ファイアの利点がある。それは、液晶画面の持つ優位性だ。電子ペーパーを用いた「キンドル」や「キンドル・タッチ」とは異なり、手をタップしながらページを次々に素早くめくっていくことができるのは、やはり便利だ(電子ペーパーの場合は応答速度が遅いため1ページずつしかめくれない)。カラー印刷された雑誌を楽しむことができるのも、カラー液晶ならではだ。
日本ではいつ正式発売になるのだろうか。日本語の書籍を販売する日本版キンドル・ストアがオープンするタイミングに、同時に発売するのが自然な流れだろう。そうだとすれば、それほど遠くない時期に、日本でもキンドル・ファイアが販売されることになりそうだと結んでいます。(東洋経済の記事より)もしこれが日本でも発売になればこれならかなり買ってみたいと言う気になる内容かと思いました。売れるわけです。アップルもこれではウカウカしておれなくなったのは間違いないでしょう。
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