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2011年11月 3日 (木)

中国、ドッキングに成功。 宇宙ステーション建設に一歩踏み出す!

中国は3日午前1時半(日本時間同2時半)ごろ、同国の上空343キロの軌道上で、9月29日に打ち上げた無人実験機「天宮1号」と1日に発射した無人宇宙船「神舟8号」のドッキングを初めて試み、成功したと伝えました。この成功で、2020年をめどに完成を目指す独自の有人宇宙ステーション建設に向けて大きな一歩を踏み出したことになります。神舟8号は2日夜、52キロ離れた天宮1号を目標として捕捉した後、自動操縦に切り替えて減速しながら接近。ドッキングの過程は8分間で完了し、その様子を中国中央テレビが生中継、宇宙開発の分野における技術力の高さを内外に示した形となりました。中国が宇宙でドッキング実験を行ない成功したのは初めてのことです。

ドッキング機構の接触から、捕獲、緩衝、結合、固定の4段階を15分以内で完了し、最終的にハードドッキングを実現して合体、1回目のドッキング実験が終了したのです。15分間の大部分は中国甘粛省と陝西省の上空で行われたそうです。今回のドッキングの成功は、宇宙での自動ドッキング技術を中国が世界で3番目に獲得したことを意味しており、中国の宇宙ステーション建設に向けた基盤固めとなる技術です。神舟8号と天宮1号がドッキングに成功したことで、次は今月中旬の12日頃、2度目のドッキング実験を実施したのちに神舟8号の一部を地球に帰還させる予定だそうです。今回の成功で中国が独自に進める宇宙ステーション建設計画に弾みがつきそうです。

今回の実験のような場合、2つの宇宙船がドッキングするには、地上の管制官による接近速度、距離、座標などの超精密な制御が必要で、接近速度が速すぎれば衝突してしまうし、遅すぎればより多くの時間を浪費してしまいます。さらに相互の位置座標を正確に把握していることも重要で、接近時には水平移動だけでなく、複合的な回転運動も必要になるのです。今回の実験の成功で、宇宙ステーション建設に必要なこうした基礎技術を手に入れたことで、2016年までに有人実験室を打ち上げ、20年までに人間が長期滞在できる独自の有人宇宙ステーションを建設する計画に一歩近づいたわけです。中国の有人宇宙飛行計画では、2012年末までに神舟9号、神舟10号と天宮1号とのドッキング実験を行い、うち1回は有人飛行を実施。天宮1号は、神舟8号と2度のドッキングを終えた後も引き続き2年間軌道上を飛行することになっています。

宇宙ステーションの建設では、共同で国際宇宙ステーションの建設を進める米ロ日欧などが先行していますが、これに対抗するため中国では、同分野に数千億円単位の巨額の資金を投資しており、同水準の技術獲得を急ぐ計画です。ただ中国の宇宙計画は人民解放軍が主導権を持っているので、先進国からは軍事利用の可能性があると懸念する声も出ています。それに対して、米ロ日欧は、リーマンショック以来の混乱と、ギリシャの債務問題などで、巨額の資金援助を必要としており、中国のように宇宙開発に巨額の資金を投資する余裕がないことから、ここで一気に宇宙ステーション技術面で米ロに追いつこうとしています。しかも、今ある国際宇宙ステーションは老朽化が著しく宇宙ステーションの寿命も短く、米国はすでに宇宙ステーション計画から手を引いていることもあり、いずれ中国が世界で唯一の宇宙ステーションの保有国になる可能性が出てきました。

これに対し、日本は米国に宇宙ステーションでの実験などを依存していたため米国に梯子を外された形になっており、日本としての宇宙ステーション計画をどうするのかまだはっきりした方向性を打ち出せずにいます。それに計画しようにも今の日本には宇宙開発に巨額の資金を投入する余裕はなく、単独で中国のように開発するのは難しい状況にあります。そんなわけで残念ながら、いずれ中国に頭を下げ宇宙ステーションを利用させてもらうようになるのかもしれません。そんなわけで日増しに中国の存在感は高まる一方です。

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