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2011年10月10日 (月)

各国の宇宙開発計画と技術力の比較。中国宇宙開発熱突出!日・米・欧は財政難!

中国が先月29日に実験用宇宙ステーション「天空1号」を打ち上げました。そしてその姿を富山市天文台が撮影に成功したというニュースがありました。ということは、やはり打ち上げは成功したことは間違いないようです。ところが「天空1号」を搭載したロケットの機体の一部が空中から落下すると予想されたことなどから、同省の一部地域、約1500平方メートルの約10万人が一時、避難したと中国国際放送などが報じており、他国の打ち上げでは考えられないようなことが、当然のように行われていることには驚いてしまいます。しかも10万人が避難するなんて、そもそも予想されていることであれば打ち上げは延期されることが普通なのですが、中国では住民を避難させて打ち上げるのですから、やはり他の国とは違いますね。

こんな中国ですが、ロケットの性能はと言うと米・ロと比べても遜色のない性能を誇ると言うのですから驚きです。それを示すように、有人飛行に成功しているのは米・ロに中国だけということを見ても、中国のロケット技術の高さを物語っています。ちなみに日本や欧州でもまだ有人飛行に成功はしていません。例え技術があったにしても、実際に打ち上げに成功するかどうかは打ち上げて経験を積まなければ本物にはならないのです。そういう点を見ても確実に中国の宇宙技術はかなりのスピードで進歩していることがわかります。

また主力ロケットの打ち上げ成功率を見ればその実力がわかりますが、中国の主力ロケット長征の打ち上げ成功率は92,6%とかなり高いのです。よくトラブルがあるように思いますがそれでも成功率がこんなに高いのには驚きです。ちなみに、成功率が一番高いのは日本のH2Aで94,7%、次が欧州の94,1%、中国の長征の92,6%、ロシアのプロトンの89,1%となっています。米国がないではと言われてしまいますが、2種類のロケットがあり、かなり成功率が違うのです。アトラスは87,9%ですが、デルタは95,3%となっています。とは言うものの打ち上げ回数が多い所と少ないところでは、本当は比較にはならないのですが敢えて書いています。というわけで有人飛行にも成功しているし、中国の成功率が私達が考えている以上に高いことから、ロケットの性能が良いということの証なのでしょう。

計画においては、いま先進国の欧州や米国、日本などは財政状況が悪いこともあり、積極的に宇宙開発につぎ込む資金的余裕がありません。その点、最近の高成長もあって中国には資金力が豊富にあるので、米・ロ・欧州・日本などを尻目に、今後の宇宙計画を積極的に進めています。各国の計画を見ると、中国は2020年までに宇宙ステーションを完成させる。月探査・火星探査も推進すると積極的な計画を立てています。それに対抗するかのように(資金的余裕がないため中国にできないことをするということで)米国は2030年半ばまでに有人宇宙船で火星到着を目指すそうです。ISSへの飛行士や物質の輸送は民間企業でするとのこと。ロシアは極東にロケット打ち上げ基地を新設し15年に稼動という計画です。さらに繰り返し利用可能な宇宙船の開発構想もあるそうです。欧州は回収型物資輸送機を開発中。日本は回収型物質輸送機を10年代半ばに打ち上げる。ただ有人宇宙開発の戦略は定まっていまないと言うのが現状です。

もし中国が目標通り20年に完成できれば、ISSに変わり中国が唯一の宇宙ステーション保有国になる可能性もあります。となると常に中国が地球の上を飛んでいることになり軍事利用されるという恐怖も出てきます。さらに月などで有用資源を探し、権利を確保することにも意欲を燃やしていると言いますから、月の領土争いにも波乱を引き起こしそうです。

日本はと言うと、宇宙開発戦略の総合調整機能を持たせる宇宙庁設置を議論することが始まったばかりだそうで、場当たり的に準天頂衛星の打ち上げ計画が決まっているそうです。しかしなんと言っても財政案が足を引っ張っており、宇宙開発どころではないのが現実です。

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