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2011年9月18日 (日)

元大工さんだった人が8年越しに作った大発明の発電機!

安定した電力供給が求められる今、多くの問題を解決するかもしれない発電機が生まれようとしています。平松敬司さんは長年あるある疑問を持っていました。それは自転車の電気をつけるとペダルが重たくなるという経験をしたことがある人は多いと思いますが、平松さんもその一人だったのです。しかしこの平松さんはペダルが重たくなることを何とかできないかと長年考えてきたのです。8年前大工を退職したときに、その疑問を解決しようと、自転車のライトの構造がどう何っているのかと分解したのです。普通はここまでのめりこむ探究心をもつ人は少ないと思いますが、そこが他の人と違うところであり、そのことが日本の電気を救う新発電機の発明に繋がったのです。

自転車のモーター部分を分解すると中にモーターが入っているのですが、手で回すとカクカクと回転がギクシャックした動きになるのです。その原因は磁石の抵抗でコギングトルクといわれる現象で、こうしたことはすでによく知られている現象なのです。そのときその抵抗を減らせばこれは発明になるのではないかと考えたのです。普通、モーターの回転を1%以上上げると100万キロワット以上の効果があるそうですが、それをこの元大工さんだった平松さんが専門化もびっくりするほどの高効率の8%以上という発電機を作ったのですからびっくりするわけです。どうすれば良いのかと考えていたとき、あるとき閃いたのです。モーターを2つ付ければ、お互いに抵抗を打ち消しあってスムーズに動くのではないかと考えたのです。そこでモーターを並列に2つ並べて動かしてみると考えたように1つのときよりスムーズに動くように感じたのです。昔、三菱自動車にサイレンとシャフトといってモーターのプロペラを2つ付け、それぞれを反対に回転させ振動をうち消しあう方式の自動車がありましたが、それと似た発想ですよね。

そんなわけで、それならもう2つ付けて4つにすればもっとスムーズに回るのではないかと考え、知り合いの仲間の人たちの協力を得て4つ並列に繋げたモーターの試作機を作ったのです。すると抵抗が今までの七分の一になってよく回ったのです。これならいけるということで、大手の電気会社などを7社ほど回ったのですが、どこも素人の作った発電機には見向きもしてくれなかったのです。こうした話はいつもあることで、中小企業が新たな発明をして売り込みに行くと、日本の大手企業と言うのは実績のないところからは買わないし話すら聞かないところばかりなのです。そのくせ海外や権威あるところがその性能を認めると「わっ」と購入の申し込みが出てくるという、まるで官僚と同じようなところがあるほど保守的なのです。中小企業や個人でもすばらしい実績を出した所があるのですが、当初は同じようにどこも相手にしてくれていません。変なところで実績主義がはびこっているのです。新たなものにチャレンジするということが少ないのです。特に中小企業や個人の発明にはそれが顕著です。その点、外国企業は良い物は誰が作ったものでも良いと中小企業だろうが個人であろうが購入してくれる寛容さがあるのです。そういう点で日本企業と言うのは閉鎖的で自分からチャンスを逃しているのではないでしょうか?

そこで平松さんは最後ここでだめなら諦めようと京都大学に電話をかけたのです。するとちょうど学生課にかかり、取り次いでくれた人が超伝導の権威である中村教授だったのです。こう言う点は実力だけでなく幸運というものもないと良い物でもダメになってしまうことも多くあるのです。運と言うのも大切な要素でもあると思います。有名な話で松下電器の新入社員の採用のときに松下幸之助さんは必ずあなたは運が良いですかと聞いたそうです。運が良いという人は必ず?採用されたそうです。やはり人間、実力プラス運も無ければチャンスは来ないこともあるのです。そういうことで運のいい人を積極的採用したと言う話です。平松さんも運よくちょうど超伝導の権威だった人が電話に出てくれたことで運が開けたのですから。しかしあとで中村教授は、最初、変な物を持ち込まれてしまったと言っていましたが、結果的にはそう思っても実物を見たら画期的な発電機であり、特許を調べてもどこも出していない事がわかり、これはひょっとしたらひょっとするぞと思ったと言っています。やはり運があったのです。

こうして誰も注目されなかった元大工さんが作った発電機が注目の的になったのです。そしてさらに改良を加えて試作機を作ってランプが付くか、さらに電力をたくさん使うエアコンが手で回しても動くかどうかの実験をしたのです。このとき波形がきれいなほうが無駄のない証拠であり良い発電機だということですが、この試作機はきれいな波形を描いていました。つまり発電効率が良いということの証明なのです。エアコンは400ワットも使う機械であり果たして手で発電機を回すだけでエアコンが動くのかが注目されていました。結果は見事エアコンが動いたのです。

元大工さんの閃きが、そして諦めない探究心が8年越しの夢を実現させたのです。

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