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2011年9月21日 (水)

セシウムを最短15秒で99.9%除去する方法を東京慈恵医大が考案!

東京電力は6月に福島第1原発で放射性物質を高濃度に含む汚染水が大量に溜まって来たため、高濃度汚染水を浄化するシステムの一部の試運転を始め、仏・米製の装置を使いました。ところがその浄化装置はトラブル続きで、仏アレバの除去装置は稼働後、わずか5時間でダウン。米キュリオン社製は、汚染水処理能力が想定の20分の1しかないことが判明。このシステムが計画通りに浄化しなければ汚染水が溢れてしまい、その後の工程表にも影響が出てしまうほど、継ぎ接ぎだらけのひどい代物でした。それでも仏・米の浄化システムを使ったのは日本にはそうした設備がなったからです。と言うのも日本の原発は、原子力事故は絶対に起こらないという大前提のもとに進められていたため、そもそもそうした万一事故が発生した場合という対策そのものがなかったからです。「水棺」方式が失敗し、「循環注水システム」もダメということになれば、工程表は完全に破綻なのですが、専門家の多くは「もともと循環注水方式には無理がある」と指摘していたのです。

と言うのは、10万トンを超える高濃度汚染水を浄化すること自体、世界でも経験がないことであり、そのため両者の継ぎ接ぎだらけの複雑怪奇なシステムでは無理だったのです。浄化装置は東芝製が油分を除去し、米キュリオン社製がセシウムを除去、仏アレバ社のシステムが撹拌(かくはん)、沈殿させ、日立製の淡水化装置を経て仮設タンクに戻すというものでしたが、そんな間に合わせのシステムが計画通りの性能を発揮できるのか、当初より心配する声は多かったのです。案の定、10日には配管の接続部から漏水し、ポンプ制御のプログラムミスも見つかり、仏アレバの除去装置は稼働後、わずか5時間でダウン。米キュリオン社製は、汚染水処理能力が想定の20分の1しかないことが判明。それでも東電は仏アレバに約531億円を支払うと言われていました。税金をどぶに捨てたようなものだったのです。結局、浄化装置のセシウム除去力は計画の10分の1の能力しかなかったのです。

ところが今回、日本で磁性を持ったナノメートルサイズの微粒子を使って、放射性物質を効率よく除去する方法を考案したのです。それは東京慈恵会医科大学の並木禎尚講師らが考案しましたもので、海水や牛乳、血液などといった液体から最短15秒でセシウムを99.9%取り除けるという画期的なものだったのです。しかも放射性物質で汚染された水や土壌の除染などにも役立つとみられているのです。実験では、癌治療薬を患部に届ける薬剤送達システムのために開発された直径70~80ナノメートルの磁性結晶に、セシウム吸着材をくっつけた微粒子がつくられました。その微粒子をセシウム入りの海水や牛乳へ混ぜてから磁石を近づけると、磁石にセシウムを吸着した粒子が引き寄せられ15~60秒で99.9%のセシウムを回収できたというものです。

そうは言っても、これを大量の放射線汚染水をこれですぐ対処できるようになるかと言うとまだ問題はあると思いますが、それにしてもこれだけ短期間にセシウムを99,9%取り除ける方法を考え出せるのですから、政府が万が一のときの事故対策を立てていたなら、今回のような外国製を使わずにすんだように思うのです。そうすれば巨額の税金を投じて計画の10分の1などと言うものを押し付けられることもなかったかもしれません。今回の方法は微粒子化によって表面積が増え吸着効率が上がるほか、磁石で容易に回収でき維持管理も容易だとしています。

外国に頼らずとも日本にはこうした技術がまだ眠っているはずであり、これをいかに上手く引き出せるように導くのも政府の役目だと思うのですが、今の政府を見ていると不安になってしまいます。

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