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2011年7月 8日 (金)

生殖細胞の性別決める遺伝子を発見!

自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の小林悟教授(発生学)、橋山一哉研究員(同)らのグループは、ショウジョウバエの細胞の核にある約一万六千個の遺伝子を解析した結果、その中のSxl(エスエックスエル)と呼ばれる遺伝子が雌の生殖細胞では活性化してタンパク質を作り出しているものの、雄の細胞では働いていないことを突き止めました。雄の細胞のSxlを人為的に活性化すると、本来精子になるはずの細胞が卵子に変化する「雌化」が起きたことで、性を決定する遺伝子の働きが裏付けられたことで、性別を決める遺伝子が世界で初めて発見されたのです。

小林教授によると、アニメ映画「ファインディング・ニモ」に登場するカクレクマノミなど魚類では、成長後の環境で性転換するケースが知られており、何らかの外的刺激や体の細胞の性で、生殖細胞の性も決まるという考え方が主流でした。つまり生殖細胞は、個体を構成する体細胞とは違い、卵子や精子となる細胞です。卵巣や精巣に移ってから卵子や精子に分化するため、体細胞で作られる卵巣や精巣が生殖細胞の性別を決めると、従来は考えられていたのです。しかし小林教授は「生殖細胞内部の遺伝子によって性が決定されることが分かったことで、性が決まる仕組み解明への重要な一歩で、教科書が書き換わる可能性がある」と言っています。

しかしここで問題になる事は、将来は生殖細胞の性別操作ができるかもしれないと言う事です。これは子供ができないヒトに子供が授かるケースと違って、生まれてくる子供の性別を科学の力で人間がかってに性別を決めることができると言う事です。自然界では、ヒトも同じですが、雌雄が同じバランスになるようになっているわけですが、それを人間がかってに性別を決める力を持ち、それを行使することに繋がることになるのではないでしょうか?いくら科学が進歩しても、人間には行っても良い事といけない事があると思います。科学によって知りえた知識で、仮に自然界のバランスを壊すことになるようなことをしても良いのかと思ってしまいます。

科学を良い方向に持っていくのも悪い方向へ持っていくのも人間しだいであり、科学者が全て人格者とは限りません。名誉欲に取り付かれている科学者もいれば、金銭欲に取り付かれている科学者もいるのです。科学者でなくともそれを使って当初考えもしなかった使い方をされる場合もあります。原爆のように、最初は純粋な科学的な研究から生まれたものでも、それを利用して戦争の道具にしてしまう人間も出てくるのです。得てして、これらの人は純粋な科学に関心があるのではなく、それを利用して他人や他国より優位に立ちたいという政治家やビジネスとして儲けようとする人間が出てきて利用されることも多いのです。

例えば、原爆の父と米国では言われているオッペンハイマーなどのケースもありです。仮にオッペンハイマーがしなくても他の科学者がその代わりに原爆の開発に出て来たと思いますが、当初こうしたことを想定して研究が続いてきたのではないのです。後にオッペンハイマーは核兵器の開発の反対するようになりましたが後の祭りです。原爆がどんなに悲惨な兵器かを知ればこういうものの開発をすることはできませんが、回りに利用される場合のほうが多いかもしれません。オッペンハイマーよりも水爆の父と呼ばれるエドワード・テラーのほうが性質(たち)が悪い。原爆よりもさらに恐ろしい水爆を積極的に推進したからです。テラーは絶えず核計画推進の主張者であり続け、実験と開発の継続を訴えた功績で、最後にはレーガン大統領よりアメリカ科学界最高峰の栄誉とされるアメリカ国家科学賞が贈られたのです。彼は水爆を開発したことに関しては、生涯肯定的な言動を行い、悔いることはなかったのです。水爆実験を繰り返したことでどれだけ地球を汚染させたことか、それ一つとっても罪は大きいと思う。

このように科学者といても、人格者の科学者ばかりではないと言う事です。人格者の科学者もいればそうでない科学者もいるわけで、その能力を良い方向に使うかどうかはその科学者が人格者か、そうでない科学者かでも決まるし、基礎的な成果を使って政治家が兵器に変質させたり、ビジネスとして儲け主義に走る人も出てくるでしょう。今回の研究も純粋に科学的な知的好奇心から始まっていると思いますが、将来、こうした技術も男女の産み分けに使われる可能性も十分あります。もちろんそのときには倫理委員会のようなものができ、一定の条件というものが作られるでしょうが、もうすでにその時点でなし崩し的に、この研究の成果は商業主義者の手によってビジネスとして発展?していく可能性があります。もちろん絶滅危惧種などの生物をこの技術で絶滅から守るといったことにも使われるでしょうが、どちらに使われるかは私利私欲に使われるケースのほうが多いと思います。

科学は人間の知的好奇心の探究から始まる純粋な科学から始まり、人類にも大きな恩恵を与えると同時に、原爆や水爆などの殺人兵器としても使われ開発されました。それでも人類は前に進んで?いますが、もっとずっと先の話になりますが、いつか科学の発展が人間自身を滅ぼすことも考えられます。このニュースを読みながらそんなことも頭に浮かびました。とは言えこの研究成果に水をさすような気は毛頭ないことを書いておきます。

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