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2011年2月27日 (日)

自己治癒するコンクリート!!

2007年ミネソタで高速道路が突然、崩落したそうです。その高速道路は建設から40年がたっていたと言います。一見、高層ビルというのは頑丈そうに見えますが、その寿命と言うのは意外と短いもので、30年から40年程度と言われています。と言うことは40年もすれば立替をしなければ、地震などの災害あった時には、今回のニュージーランドの地震のようのそれほど大きな地震でなくとも、建物が崩壊する危険が十分あると考えられるのです。

ではニュージーランドでの日本で言う建築基準法というのが緩いかと言えばそうではなく、世界でもニュージーランドの建築基準法の水準は高く日本もお手本にしているほどなのです。それでも今回のM6,3と言うと、それほど大きな地震ではないのですが、被害はかなり大きなものになっているのは連日、報道があるとおりです。それではそんなに厳しい基準にもかかわらず被害が大きかったのかと言うと、そもそも震源地が市の中心部の浅いところで起きたからと言われています。

しかも今回、崩壊した建物の中には新しい基準法で作られる前の建物がまだ残っていたと言うことがより被害を大きくしたと言います。こうしたことは決して他人事ではなく日本も、高度成長の始まりである東京オリンピックのあった64年からとしても、コンクリートの寿命が最長40年としても、すでに寿命が来ている建物が多くあると言うことになるからです。しかも時間がたつに連れそうした建物はどんどん増えていくわけですから、急いで立替をしていかなければ大きな地震があった時には、今回のような崩壊の危険が高くなるというわけです。

ということで日本も公共の建物、特に小・中・高学校の校舎の耐震補強をしているのはそうした事情があるのです。そうした耐震補強工事がだいぶ進んでいるかのように思うかもしれませんが、実際にはまだ相当数の学校の補強工事が残っているところも多いと聞きます。日本自体の予算が少なくなって来ていると言っても、そうしたところを優先して補強工事をしていく必要があります。と言うのも四川大震災を見ても明らかのように、被害にあっているのは学校関係が多いからです。多くの生徒が同じ建物の中にいるのですから被害も大きくなったとしても不思議はありません。

コンクリートの強さと言うのは質や水分の配合の仕方で大きく変わってくるのです。なぜコンクリートの強度の劣化が進むのかと言うと、コンクリートというのはひびが入るのが当たり前なのです。するとそのひびから水分がコンクリートの中に浸透していき、その中にある鉄筋を蝕み錆びていくのです。そうなると当然強度は急激に弱くなって劣化します。古いコンクリートの建物を見れば多くのひびが入っているのが分かるように、古くなればなるほどひびは多くなるです。つまり劣化が進んでいると言うことで崩壊の危険も高いと言うわけです。

今では劣化を防ぐためにひび割れしたところに樹脂を流して劣化防止していますが、一つ一つ塗って修理していたのでは大変です。そこで考えた人がいます。それはコンクリートのひび割れをひび自信が直すと言う画期的な方法なのです。これは自己治癒コンクリートというもので、膨潤剤と言うものをコンクリートに混ぜるというものです。膨潤剤とは粘土の一種で、それを混ぜておくとひび割れしても、自動的にひびを埋めてくれると言う優れものなのです。実験では1ヶ月でひびが修復されたそうです。

こうしたこと研究していたときに研究結果を発表したのですが、研究そのものに少しも注目が集まらなかったそうで、がっかりしたと言っていました。と言うのもひび割れを自分自身で直すなんていうことを誰も考えなかったから、そんな研究をして発表しても少しも注目されなかったのです。それほどひび割れはどうしようもないもので、それが自動修復するなんて考えられなかったのでしょう。優れた研究と言うのは常識を常識として考えないで疑ってみることから始まると言う良い例だと思います。

この研究が進み出した切っ掛けは、国内からではなく韓国の異分野の研究者からの共同研究と言う形で進み出したのです。こうしたところは韓国のその人を褒めるべきか、国内の研究者の先見の明のなさを嘆くべきかは明らかでしょう。どうも日本人と言うのは日本人自身のことを小ばかにしたところがあり、反対に欧米人の研究を有難がる傾向が強いと思います。そして海外で有名になると日本でも有名になると言う感じです。その点の今の韓国の嗅覚は鋭いですよね。見込みがあると思ったらすぐ提携に向け積極的に資金を出します。これが実現すればコンクリートの寿命が延びるのですから自己治癒コンクリートの需要は膨大なものになるはずです。にもかかわらず日本人がこうしたもに気がつかないというのは情けないですね。

そんなところが韓国と日本企業の差であり、最近の日本企業の敗北の原因の一つにこうしたものもあると感じます。

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