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2011年1月25日 (火)

種を保つため人間は死ぬ!

人の寿命は120歳が限度だと聞きますが、誰もがこの年齢まで生きられるわけではなく、食べる物や水、空気、生活習慣などの環境要因によって人の寿命も変わってくるわけです。しかし、そうは言っても人間に共通の老化のメカニズムがあるわけで、大きくは個々の遺伝子により本人がどこまで生きられるかと言うことがインプットされていて、その限度が120歳と言う事です。しかしそれは病気や事故などで死ななければと言うことと、生活習慣などがよければと言う条件付です。

昨年1年間で約120万人の日本人がこの世を去っています。しかし死亡者の数は今後も増えることは確実で、団塊世代が年金受給年齢に達し高齢になって行くにしたがって増えていくわけで、そのピークは2040年で、約166万人に達するそうです。そんなわけで超高齢化社会を突き進む日本は1日に4000~5000人が死んでいくと言う未経験の多死社会に入っていきます。

では人はなぜ死ぬのでしょうか?人間の体は、脳も肝臓も皮膚も小さな細胞がたくさん集まってできているのはご存知の通りです。その数、何と約60兆個もの細胞からできているのです。そしてその細胞は毎日3000億~4000億個ずつ死滅して行っています。しかしその分また新たな細胞が生まれていて死滅した細胞分だけカバーしてくれているのです。例えば、人の顔は年齢とともに少しずつ変化していることからも分かるように、細胞が少しずつ入れ替わっているのでだんだん顔も変わっていくのです。

生物学の定説によれば、細胞には2つの死に方があるそうです。やけどや外傷で破滅的な損傷に追い込まれる壊死と、死の遺伝子によってプログラムされている自死です。人間のような多細胞生物では古くなって役目を終えた細胞が自死によって入れ替わることで、健康な体が維持されています。もし自死に異常が起きて、不必要な細胞が死なないと個体の死を脅かすことになります。その代表格がガン細胞です。ガン細胞は無限に増え続け体を蝕むことになるのです。

人間はどんなに体が丈夫でもあるいは健康に気を使っていても、120歳以上は長生きするのは難しいというのは、細胞が分裂し再生されると言ってもその回数は60回前後が限度だそうです。また心筋細胞や神経細胞のように分裂しない非再生系細胞にも寿命があるそうですが、この非再生系細胞には自死とは違った別の死の仕組みが備わっているようです。それが3つの目の死に方です。

神経細胞の死滅の様子を観察すると、DNAが大きく切断される様子が確認できたというものです。ただこのもう一つの死の遺伝子は探索中だそうです。しかし非再生系の死は再生がないにもかかわらずなぜプログラムされているのかと言うと、種としての生命の連続性を保つため、傷ついた遺伝子が次の世代に引き継がれないように、固体を丸ごと消し去るためではと考えられているようです。と言うことは、これは人間と言う種を守るためであることから、いくら科学が進んでも死は避けられないと言うわけです。

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