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2010年12月 1日 (水)

2つのブラックホールが天文学時間では明日にも衝突!

1900年ごろまで科学者でも宇宙は普遍と考えていたほど、宇宙はいつも同じように存在していると考えられていました。あのアインシュタインでさせも宇宙は永遠に普遍だと考えていたほど宇宙は広大で大きな存在だったのです。だからまさか宇宙が膨張して大きくなっていっているなんて考えることができなかったのです。ところが宇宙が膨張していることを発見したのがハッブル宇宙望遠鏡の名前になっているエドウィン・ハッブルだったのです。1929年ハッブルは「ほとんどの銀河はわれわれ(地球)から遠ざかっている」と言うことを発見したのです。

これによって始めてアインシュタインさえ信じていた「宇宙は永遠に普遍」と言う考えが覆されたことになったのです。こんな大発見をしたのもひたすら宇宙観測にその人生を捧げ、宇宙の成り立ちなどを論ずる宇宙論には関わらなかったからです。こうして見ると自然をしっかり観察することが重要だということを言っているような気がします。そうした地道で長い時間がかかる仕事と言うのは敬遠されがちなことですが、それをし続けたからこそ大発見に繋がったのでしょう。もともとは法律家だったのですが天文学者として歩み出したのは30歳のときだったそうです。法律家としての真実を追究すると言う職業が宇宙論に走らず地道な観察から真実を引き出したのだと思います。

この発見が更なる宇宙の姿を考えることに大きく影響し更なる発展へと繋がっていたのです。そして1940年代になるとガモフが宇宙はかって超高温・超高密度だったという考えへと発展していたのです。と言うのもハッブルの研究結果から宇宙は膨張していることが分かったことから、そう考えるとこの宇宙は今の宇宙よりはるかに小さくて超高温・超高密度だったと考えられたからです。これが有名なビッグバン宇宙と言う考えで今では常識的な考えとなっている考えです。

となると宇宙がかって超高温だとしたら当時の宇宙は波長の短い光で満たされていたはずだとなり、短い波長の光は宇宙の膨張とともに引き伸ばされていくわけです。1964年に宇宙のあらゆる方角からやってくる電波を発見したのです。最初はこれは宇宙のノイズだと考えられたのですが、実はこのノイズが引き伸ばされた光だったのです。これが宇宙論を書き換える大発見へと繋がっていたのです。こうしてガモフのビッグバン仮説が強く裏づけられることになったのです。こうして宇宙にはビッグバンの残光で満たされていることが分かったと言うわけです。

となると宇宙の誕生を考えると「宇宙が無から始まった」と考えるしかないと思うようになったのです。現在では今だ宇宙は膨張し続けていてその後は風船のようにはでてしまうのか、あるいは萎んで行くのかがまだよく分かっていないのですがどちらかの方向へ進んでいくと考えられています。

こうして現在の宇宙観が出来上がったのですが、私達のいる銀河系もその多くの星の集団の一つにすぎないのです。

ところが今回その銀河系の中心にある2つのブラックホールが約500年後に衝突することが分かったそうです。これはブラックホールが衝突を繰り返してだんだん大きく成長し巨大な銀河になると言う説を裏付ける有力な観測結果だとしています。これは地球から約2,8億光年の彼方にある巨大銀河「3C66B」の中心に2つのブラックホールがあることを2003年に確認していました。

今回ミリ波望遠鏡などでブラックホールから物質が噴出すジェット現象を詳細に観測したところ、ジェットの明るさが変化する周期などから2つのブラックホール間の距離が約0,2光年で、およそ500年後に衝突することが判明したそうです。両方の質量を合わせると太陽の20億倍に達することも分かったそうです。ちなみにこれまで見つかっている中で最も距離が近いものは約0,3光年で、衝突となると約70億年後とされていることから、今、分かっている中では最も早く衝突するブラックホールということになります。天文学の世界では500年後は明日と言っても良いほどの時間でしかないのです。

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