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2010年11月16日 (火)

「はやぶさ」イトカワの微粒子を確認!!

小惑星探査機、「はやぶさ」が採取してきたカプセルの中に1500個の小惑星の微粒子があったことを確認できたと発表がありました。地球以外の小惑星の物質を持ち帰ったのは日本の「はやぶさ」が世界で初めてのことであり、まさに人類宇宙開発史に残る成果であります。天体の微粒子を持ち帰ったことで「はやぶさ」の任務が完全に成し遂げられたことになり、今後もこうした宇宙開発が続行されることを期待します。

今回の成功を見ると、予算を潤沢に使えば大きな成果に繋がる可能性は高くなるでしょうが、低予算の日本の宇宙開発でも人知を結集させ一点突破で、世界に先駆けて地球外天体の岩石の微粒子を持ち帰ったと言う成果を出せたことは、多くの事でも見習えるところがあるように思います。動物もある程度飢餓状態を保っていたほうが長生きすると言う実験報告がありましたが、ちょっと例えが違うかもしれませんが、そういう点は似ているところがあると思いませんか?だからと言ってもちろん低予算でいいと言っている訳ではありませんが、考えさせられるところでもあります。そういう点では民主党には政界での無駄の排除を徹底してほしいところです。

今回、「はやぶさ」が小惑星の物質を直接持ち帰ったことで、46億年前に誕生したとされる太陽系の歴史を知る大きな手掛かりを得たことになり、この点でも地球の誕生の秘密を解く鍵を日本が最初に手に入れたことは学術的に大きな成果を日本にもたらすことでしょう。学術の点からも「はやぶさ」は大きな足跡を残すことになるはずです。もちろん学術的なことだけでなく、今回の「はやぶさ」に使われた多くの技術から新たな製品などに応用できるものが出てくる可能性が大いにあるからです。こうした技術的な波及効果と言うのは金額には換えがたい大きな影響力があると思っています。

今回、会見したJAXAの分析チームによると、カプセル内にある円筒状の試料容器から、フッ素樹脂製ヘラで微粒子約1500個を回収。多くが直径0・01ミリ以下と極めて小さいため、電子線で成分を分析する走査型電子顕微鏡で観察したそうです。その結果、微粒子の多くが、地球上では玄武岩などに多く含まれる「かんらん石」で、一部が火成岩などに含まれる「輝石(きせき)」と判明したそうです。いずれも、マグネシウムと鉄の含有比率が地球上とは大きく異なり、鉄の比率が5倍以上多いことが分かったそうです。こうした特徴は、「はやぶさ」がイトカワに接近して実施した観測で推定された物質と一致しているそうです。また小惑星のかけらが地球に落下したとみられる「LLコンドライト」という種類の隕石とも同じだったことからも今回の微粒子が、地球外物質で小惑星イトカワのものだと確認されました。

小惑星探査は、惑星や月と並び太陽系の成り立ちを知るための不可欠の課題であり、欧米でもすでに小惑星探査を実施ないしは計画をしています。今まででも火星由来の隕石は地球でも発見されており、隕石ハンターを職業にしている人もいるほどです。アメリカではアポロ計画のときに月から大量の岩石を持ち帰っています。しかしこのときには莫大な資金が投じられ成し遂げられたもので、今回の日本の小惑星探査とは比べ物にならないくらいの差があるのですが、今まで小惑星からの持ち帰りと言うことには手がつけられておらずいわゆる空白地帯であったのです。そこへ目をつけたのが日本の「はやぶさ」だったのです。無人探査と言う形をとることで低予算でも岩石の回収ができることを実証した意義は大きなものがあります。ただ今回は回収量が微量なためどこまで研究に役立つかと言う問題はありますがそれでもこの成功は大変大きなものがあります。しかしこれによって宇宙開発で世界の先進国の仲間入りをしたかと言うとまだまだで、中国と比べても遅れてしまった日本の宇宙開発をどうするかと言う問題があります。隙間産業よろしくそこを進めるか、開発の王道を行くかは日本の国力と言うものも複雑に絡んでくることでありこのまま中国に追いつけるかはまだ分かりません。

今回の話をうけ、高木文科相は会見で「この素晴らしい成果を喜びたい。世界からも注目されており、我が国の科学技術の高さを改めて国民と分かち合い、必要な支援を最大限したい」と話したそうです。反対に言えばこの技術をこれでお終いにして埋もれさせるにはあまりにもったいないことであり(当然のことですが)、日本の宇宙開発を大きく活気付ける結果となり、この点でも「はやぶさ」の果たした役割は大変大きいものがあったと言えます。こうして見ると「はやぶさ」の成功がもたらしたものの価値がいかに大きかったかと言うことが証明されたことと思います。

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